見たので書いておこうかなと。。
吉本さん、炭鉱でリストラ発表の時はアロハシャツ見えないよう隠して
ダンサー集めるときはアロハシャツ誇ってどうだ?って呼びかける。
やはり吉本さんは炭鉱のあるこの町を愛していて
だからこそ炭鉱の町の未来への希望をこのハワイアンセンターに感じていて力を注げるんだと思いました。
えへん!とアロハ誇る姿が可愛いです~
東京から来たフラの先生
声が聞こえづらかったのもきっとあるけど
過去がよくわからなくて・・・もっと知りたいと思ってしまうような人ですね
踊り格好いい!!
先生の踊りを初めて見た時踊っていたものと全く同じか、その要素をかなり多く含んだものが
最後ハワイアンセンターで主人公が白い衣装で踊るダンスの振りに見えて
色々な思いの詰まったダンスで素敵だと思いました!
あとフラの動きには一つ一つ意味があるようですね!
背景。
100年続いてきた炭鉱の町だけれど
世の中は石炭から石油に変わっていっている、
その為雇用も減っていっていた
そんな炭鉱の町にハワイアンセンターを炭鉱を掘ると出る温泉を利用し作る計画があった。
しかし町の人々はこの計画に反対であった。
主人公の家は母が婦人会の会長であり
兄は炭鉱夫
父も炭鉱夫だったが落盤事故にあってしまい既に亡くなっている。
母はそれが炭鉱夫の生き方だと思っている。
そして炭鉱夫を支えるのが女の役目であると思っている。
主人公は友達の早苗に誘われフラを始める。
それを知った母は当然許さないわけで
主人公反発し家を出ていってしまう。
でも最後の方では早苗から届いた小包を届けに行ったとき、娘の踊りの練習(この時の振りが白い衣装着た時の印象的な振り)を見て
今まで仕事は山の仕事のように死と隣り合わせなものだと思っていたけど
笑顔で踊れるような仕事があってもいいのではないかと心を変える。
プロは笑顔で。
ヤシの木を守る人々の思い。
私今回すごく気になったのが主人公の兄、洋二郎さんです。
自身は炭鉱夫で炭鉱で働いているので山の状況に不安を持っている仲間側の気持ちも持っている、
けれど妹(主人公)がフラをするのに反対はしない。
それにハワイアンセンターについてどう思う?的なことを妹が質問した時
言おうとしたら母がもちろん反対だと代わりに答えてしまっていた。
なので洋二郎の気持ちは分からなかったけれど結構あいまいな気持ちだったのかな、と。
妹を頼むと言う為に洋二郎は先生に会いに行く。
この町が好きで妹が好きなんだなとちゃんと思いました。
相反するものがそれぞれ大事である洋二郎。
仲間が炭鉱夫やめてハワイアンセンターの椰子の木運んでるのを見つけたとき
何でこんなことしているんだと詰め寄る。
仲間は現実的に考えて山はダメだと思いセンターの仕事をする事にしたと打ち明けた。
でも洋二郎は分かんねぇと何度も言う。
実際知っている分かっていても
山を捨てきれない気持ちもあって
仲間は真剣に仕事してるから普通なら洋二郎はそれを邪魔するようなことは絶対しないと思える人なのに
それをしてしまう心境はかりしれない。
何かに怒って先生の家行ったら借金取立てが来ていて・・・な展開の時の洋二郎格好いいよね
まぁこれは普通に格好いいでしょう。
最後の取り立てに来た借金取りに向かってここは通らせねえって採掘の工具ぶん回して守っちゃうあたり!
見えないところで守っているあたり!
これめっちゃ格好いいなぁ~半端ない。
そういえば長いこと複雑な状況だったので
母が考えを変えたとき嬉しそうだった。
洋二郎が出てくる最後は炭鉱夫の交代でトロッコが出て行くシーンなんだけど
あれちょっと怖いよね
何か予感させるものがあったよ
何もなくて良かったですが。。
でもやっぱり未来では山は閉じられたようです。
その予感だったのかも。
洋二郎めっちゃ気になる!
あの人どうなったんでしょう?
結局洋二郎の二つに分かれている両方に気持ちを持っていて愛するものがあってという複雑で優しい姿がとても魅力的な登場人物だと思いました。