珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

solo for 2/中国の不思議な役人-2012/12/26-

2012/12/26(水)ソワレ

KAAT神奈川芸術劇場

座席 七列上手

Noism1&2『solo for 2『中国の不思議な役人』神奈川公演

Noism1『soro for 2』20分

J.S.バッハ無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ>より

第1番 Sarabande

亀井彩加、角田レオナルド仁

第2番 Allemande

井関佐和子、小尻健太(尻は九でなく丸)

第1番 Corrente

櫛田祥光、藤澤拓也

第2番 Corrente

藤井泉、中川賢

第1番 Allemande

宮河愛一郎、青木枝美 真下恵、宮原由紀夫

第2番 Sarabande

井関佐和子

Noism1&Noism2『中国の不思議な役人』30分

B.バルトーク

養子の娼婦(ミミ) 井関佐和子

役人形(役人) 中川賢

役人形の黒衣 宮原由紀夫

ミミの養父(悪党3) 宮河愛一郎

ミミの養祖母(悪党2) 藤井泉

ミミの義妹(悪党1) 真下恵

金粉の老人(老人の放蕩者) 藤澤拓也

虚弱な少年(若い学生) 小尻健太

黒衣 Noism1&Noism2

ネタバレです。

それでもよろしければスクロールお願いします!

スクロールありがとうございます。

お手数おかけしました。

25日は初日のメモを尊重して余計なこと書かなかったので

25日の感想も26日を見た私で書こうと思います。

大したこと思ってないですがどうぞ。

25日にえらく感動して

わぁ!もう一回見たい!!と思ったので

当日券求めてKAATへ(笑)

で実際KAAT行ったら他にも当日券のためにいらしてる方いたんですが

ん~

ほらなんとなーくその演目や団体を好きな人、観る人って雰囲気似てるじゃないですか。

昨日観にきていた方々、当日券待たれてる方々・・・雰囲気が優しいんですがおしゃれでね・・・(笑)

ちょっと緊張します~

ちょっぴり背伸び感w

そして私観に来たけれどこんなおしゃれ感ないぞ大丈夫かって思いましたね。

あとチケ買った後、なにか飲めるもの求めて歩いたら

すぐそこに中華街あった~

近いね。

あ、そういえば一階とM2階では篠山紀信さんの写真がいくつか飾られていました。

私は役人が手を前に出している、役人と役人の黒衣だけの写真が一番舞台を思い出します。

25日の見ながら・・・

コンテンポラリーというダンスの形?としてはなんか似てるような気がしないでもないんだけど

(といってもコンテンポラリーダンスってなんなの?よく分からないんで言っていいのかな?なんて思いつつ・・・)

やっぱり永野さんは永野さんであって永野さんでしかないのだなと思いました。

つまりNoismに永野さんが見えるかと思ってたけど

影響はあるのでしょうがやはり永野さんだと感じる仕草や踊りは本人からでしか感じませんね。

そしてNoismで言えばなんにも関係なく

踊りなのか演目なのかなんなのか惹かれるものがあり単純に私は好きです。

めちゃくちゃ好きみたい・・・。

現実的に舞台を観るということを考えたとき、

時間もお金も無限にあるわけではないですから

観たいとは思ってもそこは慎重に考えて選択しなければならないです。

その時やはりきっかけというのは大切だと思うんです。

形として残るわけではなく

いろんな状況によって感じ方の変わってしまう生ものですから

それにお金を出すというのは舞台好きな私でも躊躇します。

でもこの公演見てコンテンポラリーダンスなんて理解できるんだろうか?という理由で観るのを躊躇う必要はなかったなと思いました。

全てがそうなわけではないと思うので多分Noismが優しい。

優しく何かを伝えてくれる。

なんでも好みというのはあるものなのでオススメするのは悩みますが。

アフタートーク

いくら写真が思い出させるものでも

私たちは写真撮れないんで

この感動どう残せるかな?って考えたとき私が思いついたのが文章です。

だから今書いてるんですけど。

舞台は非日常。

椅子は日常。

私25日の公演見て26日ずっと考えていたんですけど

Noismは非日常のなかに日常を感じるなって。

忘れていただけで既出だったようです。

東京は緊張した空気があるってなんなの?

新潟は確かに人が優しかったし

そんな人たちなら空間がもっと優しい空気なのかとも思いますが

東京だって別にそんなことないと思うんですよね。

一側面そういうのもあるかもですが全部じゃないのにと思ってしまいます。

なんだろう?分かんないですけど東京に勝手に負のイメージついちゃってるのかなぁってちょっと悲しい。

Noism1『soro for 2』20分

J.S.バッハ無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ>より

この曲名だとなんか別のもあって優しくないですよ~

ニ短調二番の方みたいです。

今回の公演はバイオリニストさんと都合がつかなかったのでクレーメルさんの録音を使ったようです。

今は天満敦子さんのパルティータ借りてきて聴いてるんですが違いますね~やっぱり。

クレーメルさんのCDも欲しいです。

そういえば天満さんのCDにはパルティータ第五番まであって

Corrente、Allemande、Sarabandeの順で並んでいます。

だからなんでsolo for 2はこの順番なのかなって。

第1番 Sarabande

亀井彩加、角田レオナルド仁

出だしがクレーメルさんの演奏は衝撃的。

決めをしっかりきっちり決める演奏だと思います。

あまり流れている印象がないです。

絶対に止まっている印象はないのですが。

そういえば下手になにか機器を操作している人がいたけど何してたんだろ。

音楽?

音楽とともに下手から男性が立ち上がり、立っている女性も動き出す。

CATSのヴィクがする下手側に頭、右足は床に沿って伸ばし

左足は斜めに上がった状態でまっすぐ伸ばし細かくふるふる揺らすのが上品で美しい。

その時後ろに男性がいた。

下手に女性からゆったりと進みはけていく。男性も女性に続いて。

第2番 Allemande

井関佐和子、小尻健太(尻は九でなく丸)

響いているけど分量的にそんなに多めではなかった。

あと関係ないけどバイオリンって二弦弾くんだなぁ音聞いてる限り、、そうですよね?

小さいからか?すごい楽器だわ~

いくら押さえやすいからって指筋ないと辛いんでしょうね。

バイオリニストすごいなぁ。

井関さん、に限らずNoismが、かな?

あ、でも井関さんのこの踊り見て強く思ったんですが

踊り見て言葉が浮かぶんですけど

その通りだと納得してすぐ否定したくなります。

だから言葉にならないんでしょうねNoismが。

これなんて井関さん見た目がボーイッシュだから踊りに女性らしさが見えて意外に思い、

踊りは女性的な方なんだなと思った矢先、

いや違う、男性的なんだと思った矢先、

いや違う、中性的なんだと思った矢先、

いややっぱ女性的・・・全部含んでる?

いや違う。。

こんな感じにぐるっぐるです(笑)

基本的にずっとこんなんですね。

踊られている時笑顔なんですがそれがどうとでもとれる笑顔ですね。

含みすぎです(笑)

自由だといいですけど自由すぎてw

とっても魅力的。

小尻さんパッと見て

ランパスキャットの高城さんに似ていると思いまして(笑)

でも踊ったら当然ですが全然違いました。

大きく見えます。

井関さんを支えていてもただ支えているだけではない存在感。

まず舞台の奥にセンターを進んでいき

直角に曲がり上手に退場。

第1番 Corrente

櫛田祥光、藤澤拓也

私が今聴いてるの本当にここの音楽かな?

これ違う気がする。

小尻さんがはけている途中から椅子から急に立ち上がり踊りだします。

びっくり。

曲にもびっくりしますよ、圧が高いから。

第2番 Corrente

藤井泉、中川賢

藤井さん座っている最初からなぜか気になってました。

下手にはけてきますよね多分。

第1番 Allemande

宮河愛一郎、青木枝美 真下恵、宮原由紀夫

先に宮河さんたちが踊っていて

後に真下さんたちが出てきて踊る。

同時に2組が踊っているんですが

宮河さんたちが踊っていた振りを真下さんたちが繰り返していて面白いです。

ちなみに宮河さん黒、青木さん肌色。真下さん黒、宮原さん肌色の衣装です。

あ~だからか25日では宮原さんレオタードだったし女性だと思ってたんですよね(笑)

女性同士でリフトすんのか~大変だねとか思ってたw

26日になっても最初は女性だと思ってましたが途中でこの人男性?とか淡く思ったので・・・

淡く思って良かったよ本当に。

宮原さん見てて思ったんですが普通にモデルとかされていそうですよね。

さっきも言ったし繰り返しですが

踊りに男性女性関係ないようなところも多いと思ったので

こういう風に思うのかなと。

逆にがっつり男女っていうのが分かれてたりもしてましたが。

第2番 Sarabande

井関佐和子

悲しいんだか

寂しいんだか

何もないのか

そんな表情して腕を顔に巻き付けてるの未だに気になる。

さっきから井関さんの表情について言ってますが

井関さんに対して表情が素敵だと思いましたとかいう感想は合っていない気がします。

Noism1&Noism2『中国の不思議な役人』30分

B.バルトーク

25日は純粋に何も見ずに感じた感想なんですが

26日は始まる前にパンフレット読んだんですよ。

そしたら音楽に対してのこと書いてあって衝撃受けまして。

その状態で観たら昨日は金森さんの振り・演出がこんなに分かりやすいのだと思いましたが違いますね。

いや違いはしないんですがそれだけじゃないんだなと。

音楽が既に分かりやすいのですね!優しいんだなと。

素晴らしい音楽!!

「音楽を伴うパントマイム」なんだそうです^^

ちょっとここの解説読むと変わると思います是非!!

http://www.shinkyo.com/concerts/p181-3.html

ちなみにウィキ

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%81%AE%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%AA%E5%BD%B9%E4%BA%BA

養子の娼婦(ミミ) 井関佐和子

役人形(役人) 中川賢

頭に赤毛で編み込み

役人形の黒衣 宮原由紀夫

右腕に黒で炎みたいな模様がある

ミミの養父(悪党3) 宮河愛一郎

宮河さんだからこそだと思うんですよね色々と。

あの衣装も宮河さんだから衣装ですけど

他の方やったら役人みたく衣装に負けますよね

あの存在・安定感あってこそ。

ミミの養祖母(悪党2) 藤井泉

思い出せば白髪交じりのグレーの髪してた。

ミミの義妹(悪党1) 真下恵

ほーって顔が印象的。

金粉の老人(老人の放蕩者) 藤澤拓也

カテコでは奪われた足のやつ着けてきてた。

虚弱な少年(若い学生) 小尻健太

なにか印象に残る学生です。

黒衣 Noism1&Noism2

音楽に、でなく音楽

“音楽の可視化”“同調”そんなこと言われると考えますよね

個人的にはNoismと音楽の関係は同調であったと思う。

その時はその時でしかない

そうそう!

solo for 2の井関さんの踊りが25、26日では印象が違ったんです。

モノ的な印象だった25日、動物的だった26日。

今が1番出会うべき時なのだろうなと思います。

多分今だから響いた。

パプリカってなにか不思議な形してますよね。

色合いのためにお弁当に入ってますけど

あれ私がこうしたいと思っても

パプリカの形は均等じゃないんですよね。

いろんな形があって自然なかたちで美しい。

パプリカの美はNoismと似てる気がする。

アフタートーク

金森穣×Noism1

ソロフォーツーはバイオリンが弓と本体、左手と右手で音楽が生み出されることからもイメージされている。

どんなもの食べているんですか?

普通に三食きっちり食べてますという答えが多かったです。

葛藤はありますか?

金森さんは俺も気になる的なこと言ってた。

自分の中のカウントと演出家のカウントとのズレ、

自分では良かったと思っても客観的に見ている(演出家が)とダメだったり、

逆に自分ではあんまり良くなかったと思うものが演出家からよいふうに言われたり、

そういう感覚のズレが多いみたいです。

あと自分ができないことに対しても言われてる方何人かいらっしゃった。

どうして踊るんですか?

宮河さんが依存性があると言われてましたが

それはする側の話かなと思いますけど

観る側も依存性あって困りますよね全く。

金森さん新潟と言われてた。

金森さん結構しゃべられるので金森さんのしか聞けていないだけなんですが

新潟のカンパニーという意識がすごい!

東京には新潟に来てもらうために来ているというのも

新潟市民の税金でやらせてもらっているとか

そういう意識持って活動されているというのは

新潟の人だったら納得出来ることかなと思います。

しっかり考えのあるところはいいところですよね。

頑張っていただきたいなと思いました。

なんかのインタビュー

http://www.chacott-jp.com/magazine/interview-report/interview/c-noism.html