珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

万お仕事承ります~若さのヒケツお捜しします~ー2013/05/20ー

2013/05/20(月)ソワレ

俳優座劇場

座席 三列センター

キャストさん

万屋こへいじ(漢字が分かりません)  岸野 幸正

お夏/お糸             椎名 へきる

与三郎               高橋 広樹

お花                有島 モユ

すっぽんの紋次           大倉 正章

マムシの古橋            志賀 克也

お鹿                山路 清子

お政                奥戸 裕子

屋台の親父             桝中 玲

瓦版屋               上岡 昌雄

お蝶                中村 美緒

おみね               村田 絵美

お猪                今澤 慧美

越前屋の亭主            岡田有紀

侍姉                馬渕 茜

町人                北條 真

侍弟                坂井 隆朗

ネタバレです

よろしいですか?

順番はバラバラです。

行ってきました^^*

パンフレットがチラシと一緒について来て優しいですね!

俳優座も初めてだったのでワクワクしてました~

パブ(かな?)がロビーの向こうにあるという形は初めて見ました!

300席くらいと聞いていましたが一番後ろ立って見た感じ、最後列でもある程度近いです。

イメージとしては自由劇場の二階なし。

ただ途中まで斜度なしに席が並んでいるのと後方列斜度が付いているのに前の人が背高い方だと見えなくなります。

何故なら座席配置がズレていないから前の方の頭と自分の目線が被るから。

本当になんでこんなに広樹さんについては甘いんだろう...我慢ということも覚えた方がいい、

と観劇後にチケ足しながら思いました^^;

でもついつい見たくなる演技されるからしょうがないと思う←

欲目ってことは百も承知で格好いいわ~

与三郎さん凄い男よ(笑)

メリケン国でも女たぶらかすってまぁ凄い!ちょんまげ似合ってる!!

着物も似合うし!

着物の色、赤と青が混ざっているんだけどチェックのような感じの模様

オープニング、

スッポンは芯の通った綺麗な踊りをしていたから

キャラもしっかり者かと思いきや思ったより天然バカというかコバンザメ系。

虎の威を借る狐っぽいけど大した虎じゃないというw

その虎であるマムシも優しさというより人情を持ち合わせているから憎めない人。

そういえば広樹さん変身シーン、

頭抱えるとこまでがやりようによっては不自然に見えそうなところ上手い具合に自然だったなぁ、と...

そうです贔屓目です。でも自然だった!

その後暗転して鬼の仮面被った人は影与三郎(広樹さんじゃない)。

影の方見て思う、広樹さんでかっ!!

体のサイズで分かります。

で雷鳴りつつ暗転。

からのお爺さんになった与三郎登場。

前方席だから思うのかもだけど凄い体曲げてて大変そうというのは現実目線。

体格から考えてお爺さんになるの辛いだろうなと思っていたので結構普通にお爺さんで驚く。

顔はそのままでは若者なのでオペラ座の怪人のファントムマスク(黄土色で表面にシワがあり白髪の眉付いてるver)を付けてる。

あ、勿論声は存分に生かされてました。

おじいちゃんというかシワがれてる様子から歳ではなく人間というものに逆らい生きた為に力尽きた声になった風にも思える。

でスモークと共に消えるので浦島太郎のようだと思いました。

個人的にはこの公演の声の生かし方が上手いなぁと。

へきるさんのオープニングの曲は力強くて良かった~

あの赤い着物着ている時は美しいお夏、かな^^?

オープニング、

広樹さん基本下手寄りなんでセンター前方だとちょい見づらい。

広樹さんは声大きいの知ってるけど他の方の声は後ろで聞こえるんだろうか?

マイク使っているので聞こえるとは思いますが。

志賀さんのマムシの顔が好きなのです(笑)

舞台転換凄く工夫してるな~って印象。

薄い黒幕で舞台を半分づつに分け、奥で舞台転換、手前で演技。

手前で時代屋の旗振って仮面の行列。

岸野さんの見た目上手いんですけどやはり声が役をかなり引き立てている。

若い時のギャップは見た目すごい。ありゃ面白いや(笑)

順調に歳を重ねおじいちゃんになった万屋と対となるように昔のまま姿美しい与三郎。

少しづつでも心の成長した万屋と気持ちも変わらず子供っぽい思想から抜け出せない与三郎の対比。

物語は読むより見た方が入るというのはシェイクスピア然り。

お婆ちゃんずの存在感。

人情系の話だからかおじいちゃんおばあちゃんが強い。

メッセージはシンプルだけど終盤思いを詰め込んでいる印象。

結構設定が壮大だからええっ??と思う部分沢山あるのだろうけど突っ込まない方が楽しい

下駄じゃなく草履だからペタペタ音鳴って可愛い

広樹さんのメイクは濃くはっきりだと思うのでそれが和服に凄く合ってた。

着物というのは体の線見えちゃって怖いなぁっと広樹さん見て。

広樹さんよく動くからかそう思う。

女性はむしろ気にならない。

人でないものって悪魔との契約みたいなものか?

与三郎の役のイメージでは20代半ば~後半なのかなぁと推測。

でも心はお爺さんなのだからいくら成長していないとはいえ20代でこの役は難しいのかと思ったり。

今だからな役なのかもしれない。

若くも老けてる役が出来るギリギリだったり?

お夏に気があってかまって欲しいみたいに見えたのでガキ大将かよwと思った~

本当に子供のまま、間引きされかけたところで止まっているんだろな。

若く生きていようとも生きているように見えなかった。

スッポンの方は王子様やったら似合いそうだなと。

予想通りの予想外って感じの与三郎。

もっと自分に酔ってる色男だと思ったのでさらっと格好良くて驚きました!