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珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

森鴎外の翻訳作品集 朗読『顔』

森鴎外の翻訳作品集」十七回~十九回

リヒャルト・デーメル  『顔』

朗読:山口勝平

テキスト:「鴎外全集 第四巻」(岩波書店 1972年)

NHKラジオ第2 朗読ページ

http://www.nhk.or.jp/r2bunka/roudoku/1410.html

http://www.nhk.or.jp/r2/

聞くならば右上の「いますぐ聞く」、このページの下の方にある“らじるらじる”から。

青空文庫にこの小説はありませんでした。

その為、聞き取ったことから以下を書いています。

間違いや聞き違いがあるかと思います。

なにか思われましたら教えていただけると助かります。

感想(印象)とメモです。

ネタバレです。

よろしいでしょうか?

「鴎外全集 第四巻」 顔(17)

ゆったり静かで、冷静に話す。

これを語っているのは画家(夫)かと思ったけど“主人”と画家を呼んでいるので第三者だろうか?

それとも自分で自分を主人と呼んでいるんだろうか?

あまりストーリー覚えていないのに言うのいけないと思うのですが

あらすじ聞いて頭に浮かんだのはノートルダムの鐘。

顔の謎が解けない・解けなくなってしまった、主人の為に解けなくなってしまった、

と言っている時はミロのヴィーナスとエビータの人生が浮かびました。

(2014/10/28)

「鴎外全集 第四巻」 顔(18)

とさまこうさま

→あれこれ。あれやこれや。

「自然であった。」

なにか印象的な言葉でした。

“醜い”というのは西洋の作品でよくあるテーマのように思えます。

今まで出会った作品で何度か考えたことあるのですけど醜いと思うのがよく分からなくていまいちピンとこないです。

醜いと思わない気がするんですけども…個人差?

画家だから見た目の美というのは大切であり、惹かれる部分なのでしょうけども

ん~個人的にはあんまり好きじゃないです。

語りから見た目以上に愛しているように思えるのにやはり見た目も大切?

妻が夫の気持ちの一部を感じ取って行動してるのが悲しいというか寂しいというか…

もっと温かく包まれて欲しいと願ってしまう。

他の媒体に収められているものでも同じですけど

特に舞台は頭から消えたら終わりなので

あの瞬間の美しさをどうにか残しておきたいと思うことってありますよね。

それを絵にしたり、文章にしたり、どうにかこうにかするわけです。

「別れるか」

これはやばい。印象的すぎる。

ふとこぼれた言葉過ぎて恐い。

はっと、狂っている。

死んでしまったらと考えている時より恐い。

こういう狂いを聞くと聞いていて良かったと思います^^*

「うぅ~」という声が狂っている。

この男の不完全さ?不安定さが見えるような。

(2014/10/29)

「鴎外全集 第四巻」 顔(19)

“形は魂”

「あそこにかかっているあの画像が、わが芸術で、わが命で、わが意志で、同時に女の意志である。この全てのものを含む唯一物である。われを責めさいなみ、われに脅迫をくわうるものである。自分の命とも言い、自分の芸術とも言い、自分の形とも言うが、その自分はあの女に助けてもらった自分である。」

やはり画家なのか…。

「私を、お呼びなさいましたか?」

ああこの声はちょっと心にツンとくる。

これまでの夫の言葉から妻の状況と心持を想像してしまって

さぞ不安であろうと思うと心配してしまうのです。

だからこそこの一言を夫に、夫に一言聞くだけ、

それがこんなにも恐る恐る聞くような妻の様子に夫の変化を痛いほど感じているのが分かって辛いです。

だってきっと画家だということを理解してくれている妻な気がするんです、この方。

もうどうしよう…私も不安!!

(これは聞きながら書いています、一時停止中!)

身を震わせて立っている

身を震わせて!!!!

もうほんともう(´□`。)どうすればいいのだよ~

めっちゃオロオロするんですけど!

布団潜りたい…

「あの、私は出て行ってしまいましょう。」

こんなに画家である夫を分かってくれている女の人を…!

天恵(てんけい)

→天の恵み。また,天子の恩恵。天恩。

これのことでしょうか?

「わが求めるものは目にもない、口元にもない、そういう離れ離れのものにはない。例え厚い絹に包まれてあっても、拝まねばならぬものはこの気高さである!この、何物にも打ち勝つ、謙遜である。」

わああああああああああああ画家分かったああああああああ( p_q)

良かった…ほんと良かったですよ!

この“気高さである”“気高さである。”だと思うのですが、

聞いた様子は“気高さである!”でしたし、誇るべきだと思うのです!

だってじわりじわりと期待が高まっていって“気高さである”

ぱあっと光り輝くように世界が開けましたもんね!!

“謙遜である。”はもう完璧に受け入れて確固たる言葉ですもんね!

もう画家本当は知ってるくせに気づくの遅いんだからっ(ノДT)

でもギリギリでも、辛い一言を言わせてしまったとしても

妻が離れていく前にちゃんと気づいて良かったですね!

この今の気持ちを表す言葉は何でしょう?

聞いてるだけなのに救われて、実際泣いてはいないけど

何も考えられなくなるような、あの感覚に近いです。

「おまえを愛する。」

言わなくてもいいことなわけあるか!!何言ってるんだ!

どんどん言ってあげてくださいっ!どうぞお願いします~・°・(ノД`)・°・

もうほんと沢山伝えてあげて欲しい…。

「今度、己がお前をどう描くか知っているか。闇と風、松明の火、ただ目と運動と、マグダレナがヤスを喜んで抱きおろすところを描く。」

確かな声。確実な声。

この声の魅力的なこと…。

力強さや男らしさを感じるのです。

そして内容ね?

画家である夫が口にする言葉として最高の言葉のような気がしました!

※ヤスと聞こえるような気がしてるのですが別の発音な気もしています。どういう言葉なのかよく分かりませんでした、と思ったのだけどイエスのことでしょうか?

「十字架から…」

今日の朗読なんか刺さった(´□`。)色々刺さった~!

自分で選ぶなら選ばないような作品だからこそ、

こうしてこの作品に出会えたことに感謝したいです!

時々こういうことがあるからやめられないです(笑)

求め続けてしまいます^^

もう感情があっちこっち引きづられてしまう感じでした!

ありがとうございますっ!

(2014/10/30)