「森鴎外の翻訳作品集」十九回~二十回
マルセル・ベルジェー 『一匹の犬が二匹になる話』
朗読:山口勝平
テキスト:「鴎外全集 第七巻」(岩波書店 1972年)
http://www.nhk.or.jp/r2bunka/roudoku/1410.html
聞くならば右上の「いますぐ聞く」、このページの下の方にある“らじるらじる”から。
青空文庫にこの小説はありませんでした。
その為、聞き取ったことから以下を書いています。
間違いや聞き違いがあるかと思います。
なにか思われましたら教えていただけると助かります。
感想(印象)とメモです。
ネタバレです。
よろしいでしょうか?
「鴎外全集 第七巻」 一匹の犬が二匹になる話(19)
いつのまにかまた更新されてた~(笑)
凄い丁寧なんですけども!!!
残すは二回というタイミングで更新されるというw
でも有難いです、ありがとうございますm(__)m
①
「リップ~」
頼むような優しい声いいなぁ^^*
「リップ」と叱った綺麗な女性の声。
②
「今、帰ったよ。」
先生の声、イケメンですね?
「先生ぎょっとした。」
この表現とかっぺいさんの声が可愛い(笑)
控え目になっちゃうリップ可愛い~(^人^)
「どう決心したんだい?」
え…ここで切るの?めっちゃ気になるww
(2014/10/30)
「鴎外全集 第七巻」 一匹の犬が二匹になる話(20)
へええええ恐いんですけども!!!
売ってしまうか、殺すか、風来犬(野良犬)にするかという選択肢をさらっと言ってしまうなんて*1
しかもこんな綺麗で優しそうな女性が!
あ~先生が拾って来た犬だったのですね…
でも飼うならちゃんと飼う覚悟しなけりゃと思うのだけども…
③
“先生はがっかりして出かけた”
がっかりしている。
“どぶどろだらけにする”
この言われている感じ可愛らしい^^
実際無邪気で元気なリップは可愛くて、泥だらけは困るけれど駄目だぞ!と思うと同時に仕方ないなと思ってしまう、
というのはリップに寄り過ぎかな?
↓
やっぱり先生も同じこと思ってる(笑)
ブールワ―サンミシェル
どこだろう?
サンチマンタル
→センチメンタル。悲哀や憂愁などに浸るさま。ちょっとしたことにも感じやすく涙もろいさま。そういう感情に浸らせるさま。感傷的。
先生案外お年を召してらっしゃるらしい…。
だとしても可愛らしい光景?組み合わせなことには変わりないですが。
「つなもはずされる。くびわもはずされる。どうしたのだろう?」
わぁ!!リップかわいいっ(*´Д`)
そしてリップの声可愛いっ!
~る。のあたりのまるっとした口調がとても可愛らしいのです♪
ん~よくわかんないな?っと先生の顔見てるリップかわっ!!
「これが自由というものかしらん。おれはもう、“しゅじん”もちではない。この、天国じし自由の犬になったらしい。先生は新聞ばかり見ていて小言ひとつ言わない。」
※ちょっとこの辺りピンと来ていない言葉があります。ごめんなさい。
この犬にしては大きな物言いがまた可愛いですよ。
“先生は新聞ばかり見ていて小言ひとつ言わない。”の“言わない。”の部分もやはりまるっとしていて可愛い。
別に今知ったわけではないのですが、かっぺいさんのこういうところ好きです!
「こら!などとは呼びかけない!やれやれ、ありがたいことだ♪」
“ありがたいことだ”は超嬉しそうだけども
リップ、先生好きでしょ?それじゃあ困るでしょ??
“尻尾を軸にしてくるくる回りをしたりする”
え、これ凄くない?
くるくる回り出来るの?普通出来ないでしょう?
“何だか物足りない、いや、犬足りない”
可愛い!表現が可愛い!
これ作者のマルセルさんの発想が可愛いじゃないですか!
鴎外さんも訳したのだから可愛いってことになりますね!
可愛いが集まって出来た作品なのか~、なら可愛いよね^^*
番人があらわれた!
「立ち止まって交通の邪魔をしちゃいかん。」
低い粗めの声でこの場合の強者というのは分かる。
けども優しげにも思えるような気がするのは気のせいでしょうか。
せいかくじょ
製革所?
むくいぬ
→毛のふさふさと垂れた犬。
むく犬の描写、これは愛しいと感じてしまうな~という感じですね。
先生耐えられないだろなと思える。
ここで題名聞いてハッとするっていうね(笑)
えーでも先生大丈夫でしょうか~?ちょっと心配;;
この作品は絵本になりそうな世界観ですね^^*
もしかしたらかっぺいさんの朗読の印象が絵本のように温かかったからかもしれませんけれど。
(2014/10/31)
…20回もあると習慣になるものです。
寂しいなぁとさえ思います^^;
鴎外作品に初めて触れましたし、
普段読まないような作品にも出会えて嬉しいです♪
きっかけを下さったかっぺいさんに感謝です!
楽しい15分でした~ありがとうございますヽ(゚◇゚ )ノ
*1:>д<