珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

お湯がござれば話もござる 朗読

NHKラジオ第2 朗読ページ

http://www.nhk.or.jp/r2bunka/roudoku/1411.html

http://www.nhk.or.jp/r2/

聞くならば右上の「いますぐ聞く」、このページの下の方にある“らじるらじる”から。

ゆるい感想です。

そしてネタバレです。

よろしいでしょうか?

確かに朗読聞くの面白いし、聞かないのは損かも!と思って聞いてみました!

今までのは15分づつ毎日でしたけど、1週間分まとめて、

そしてこのシリーズは5話で1作品だからスッキリして良いですね!

「お湯がござれば話もござる」6回~10回

若山牧水 『みなかみ紀行』

朗読:金子由之

テキスト:「みなかみ紀行」(中公文庫 1993年)

「みなかみ紀行」 (1)牧水さんは20日間旅したそうな!長い!

沢渡温泉草津温泉

「全てが濡れたように鮮やかであった」という表現が秋らしいなと思う。

と、メモしたけど秋のお話でした(笑)

一里半ってめっちゃ下ってない?

一里は400メートルらしい。

一里半は600メートルくらいですね。

そんなでもないかなぁ?でも下るから…?

つづら折り 険しき坂を下り来れば 足ありてかかる かいをふかみに

学校にもの読める声の懐かしさ 身にしみとおる 山里過ぎて

いきなり歌出てきた!!こういうパターンか!

行くまでの経緯、読む場所の風景や自身の体験を書いた上で歌が出来ている。

「とろりとろり」素敵ですね

香りまでもが浮かぶ文章で五感をフルに使って季節を感じている、

と共に愛している人なのだなぁと思う。

切り株から生える木を見ると生きてるなぁと思いますよね。

あと石の上に生える木も思います。

キツツキ。

澄んで伸びやかな鷹の声。

この時代は歩くの?

そんなことないですよね?

歩いて旅したい派?

へええ花敷温泉シャレオツ!

草津と違って湯が澄んでいるからツツジなどの花が映って花が敷いてあるように見えるから花敷温泉らしい!

私も二人みたいに惹かれちゃう!

「みなかみ紀行」 (2)

栗好きなんですねぇ。

栗自体も食べる栗も。

紅葉の渦!!

すっごい惹かれる表現!

思わるる、せらるるの「るる」は聞いた時、気持ち良いですね

「谷まで温かそうに見えますね」

若いし親しい間柄だとすぐ分かる声。

そして言っていることも分かる(笑)

樫鳥(かしどり)

カケス http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%82%B1%E3%82%B9

分かりやすい、イメージしやすいとはパッと思わないんですけどね?

さっき五感フルにと言いましたが、特別どこかが特化して伝わるわけではないと思うんです。

でも聞いていると体験や経験が思い出されるので自然そのものを伝えるのが上手い方なのかなぁと。

温泉宿の滞在日数によって待遇の違いがあることへの不満もキチンと言える。

牧水さんが嫌だったのは分かるけれど読んでいる人まで気持ち悪くなるものではないと思う。

「みなかみ紀行」 (3)

なんで分かりやすいとぱっと思わないのかなぁ?

簡潔な文章なのに…とずっと考えていたけれど頭が良い方だからかも知れない。

語るべきことしか語っていないのかもしれない。

必要以上を書かないから気持ちよく読めるのでしょう。

そうかぁと思います。

エッセイっぽいなぁと思ったら紀行文だった(笑)

どうりで森絵都さんの「屋久島ジュウソウ」を思い出すわけで。

「読者よ」はドキリとする。

そうかぁ読んでもらうこと前提に書いているのか~凄いなぁ。

「みなかみ紀行」 (4)

「湯量の豊富さ」

ここの文章はたっぷりのお湯につかる感覚思い出していいなぁと思いました。

詠む場所を聞く、そういうの気になるものかな。

沢山訪ねてくる人がいるんだなぁ。

訪ねられる方も人気で凄いですが、訪ねてくる人も勇気が凄いですね。

「みなかみ紀行」 (5)

めっちゃ詠んでる!!

凄いなぁ。

楽しいんでしょうね~

詠むのってパズル感とかあるんかなぁ?

温泉好きなの?

温泉の例えってあんまりピンとこない。

飲料水もよく分からんです。

言わんとすることは分かっていると思うんですけど柔らかい湯とかよく分からん。

お湯は柔らかいし。

炭酸泉というのがあるらしいですよね。

あれくらい違えば分かるけど。

想像ではなく行った人の書いた感想と思う。

マスの養殖?

マスってなんだろう?なんの魚だろう?

「お湯がござれば話もござる」

太宰治「姥捨」

朗読:杉村理加

テキスト:「姥捨(うばすて)」(新潮文庫「きりぎりす」 2008年)

女性の朗読初めて!

女性のキリッとした強さが素晴らしいなぁ。

こういうのは女性だからこそに思える。

男性が優さ男な声。

男がかしち、女がかずえ。

荒城の月という映画で泣いた

映画を見ていて幸福になれる女。

死ぬと思ってるから楽しめるのかな?

「一人で死ぬつもりなんですから」

男ははっきりしないなぁ

女は第一声からはっきりと死ぬ気ですよね

男が死なせなくとも女は死ぬと思う。

世の中の人が“しだん”する。

みなかみの谷川温泉

老妻はかしちを眺めていた

上野は故郷の匂いがする

新潟行きってどのくらいかかって行くんでしょうね?

こないだ新潟行ったけど新幹線ですからね~

男は“普通以下、愚か”と甘えているようですねぇ。

“苦しみに負けて死ぬのだ”

私が弱いのではなく、苦しみが重い

「なんにも分かっていないんだなぁ~」

男は色々とらわれて、すがって面倒ですね。

とっても面倒だな(笑)

かずえは芯の通った人だとかしちの語りを聞くと思う。

ただ死ぬというので芯が通っているのが寂しいです。

老妻とかずえの関係性が気になる。

未練。

理屈ばっかり言ってるから嫌われるのよ

これ奥さん嫌ってる?違うんじゃ?

おお~っ聞けば聞くほどかしちめんどいww

かずえ超偉いわ~(笑)

かずえに言わせて、

「真綿だよ」

「何か二人ホッとしていた」

勘違いじゃ?

「お湯がござれば話もござる」

泉鏡花「湯女(ゆな)の魂」 

朗読:瀬川菊之丞

テキスト:「湯女(ゆな)の魂」(岩波書店「鏡花全集第5巻」 1940年)

落語のような感じのリズム感でスラスラと進む。

どこか人間らしい飾らなさを持って。

会話も落語で見るような、ちょっと立ち位置を変えているような見た目まで浮かぶ。

怪談だという説明を読んでしまった~

全てがそう見えてくる~誘われてるように見えてくる~(笑)

読まずに知らずに聞いてもみたかったと思えてきますね。

お雪と"こみやま"

東京は広い?

確かに近くの人のこと知らないよね

女性版ジーニー的な。

瓶の魔女神かな?

こみやま、ちゃんとお話聞くの凄いですね!

大コウモリ2匹に引き出されるお雪と追うこみやま

泉鏡花さんにびっくり男性だったああああ!!

結構聞きながら色んなことしてるんだけど

話中、こみやまがびっくりしたとかまぁちょっと違うけど出てくるけど

こっちのがびっくりしたなぁ!

この作品普通に怪談だった!!

でも怖くなかったな~実際起きたらたまらんけどもね~

特に東京来てからのやつとかは嫌だなぁ

メリーさんぽくて嫌です。

(2014/12/03)