2014/12/06(土)マチネ
センター
ネタバレです。
よろしいですか?
Part 1 SWINGING
ブランコに乗る女 相馬杏奈
貴族 ツェザリモゼレフスキー
召使い 松島勇気
ブランコに乗る女(以下ピンク)は過去2回井上ピンクでした。
今回初めての相馬ピンクです!
相馬ピンクは顔立ちのせいもあり、お嬢様らしかったです。
どこか清楚で綺麗な印象があるので、Part1の設定を知っても生まれは庶民ではないのだろうなと思えます。
そしてそんな相馬ピンクを見たからこそ、ピンクの生まれはそんなに良くなくてもおかしくないと思えました。
お嬢様のふりをしているでもいいのですよね。
結構ブランコが横にグラグラと揺れているのを見て真っすぐ揺れるのも難しいのだなぁと思いました。
Part 2 DID YOU MOVE?
妻 坂田加奈子
夫 牧野公昭
ウェイター長 金久 烈
幸せな夫婦 岩崎晋也
ビニーおじさん 松島勇気
婚約カップル 西尾健治
皿洗い 水原 俊
雑用係 新庄真一
優秀なウェイター ツェザリモゼレフスキー
幸せな夫婦 加藤久美子
たばこ売り 宮田 愛
カメラウーマン 村上今日子
婚約カップル 加島 茜
ファランドール
西尾さんは椅子の上に乗ってパンは振っても腰は振らずです(笑)
かなり浅く椅子に腰掛ける西尾さん。
ついつい前のめりになってしまうんでしょうか^^?
実は結構可愛いところあるんだなぁと見ていて気づけるくらいの可愛さ。
可愛いけれどちゃんと頑張って彼女を危険から守ろうとする気のある感じ。
抱き合う時も大丈夫だよとぎゅっと抱きしめて伝えてあげてるように見えました。
撃たれた夫は「リンカーーーーーン」と叫びながら消えて行きました。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%B3%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E6%9A%97%E6%AE%BA%E4%BA%8B%E4%BB%B6
気になったのはリンカーンを撃ったジョン・ウィルクス・ブースが観客に向かって「シク・センペル・ティラニス(ラテン語:暴君はかくのごとし)」と叫んだというところです。
「Gettysburg Address (ゲティスバーグ演説)」
http://iyashitour.com/archives/19952/5#page5
やはりいちばん有名な箇所のあたりでしょうか?
ブルーは束縛する夫がいなければ自由が手に入ると思っているのですよね多分。
マフィアの夫、特に牧野夫は想像するのですが、
妻と同じような行動をもし部下がしたらその時点でTHE ENDな気するのです。
でもそんなマフィアな夫は相手が妻だと手こずっているのです。
命令でしか縛っておけない、上手く思いを伝えられない…そう考えると頑張れ~!と思います。
めちゃくちゃ夫を応援したい!
妻、今は怒ってはいるけれども夫を好きでなかったらそもそも一緒になっていないはずです。
夫が言葉や態度でもう少し分かりやすく愛を伝えられたら、絶対違う結果になると思うんです。
ルミエール、コッグスワース、ポット夫人を付けてあげたい(笑)
妻がトイレ行く時、カバン忘れてるよ!とカバンを渡してあげる岩崎さん。
見送った後、タバコ売りがきて、タバコを一つ購入し、受け取る。
そしてタバコ売りの女の子の胸に代金のお札をねじ込む。
受け取ったタバコにキスしたりとヘラヘラっとしているけれど
妻がトイレから戻ってくると慌ててタバコしまうのです。
まったく!ですね~w
この間パン=愛を表しているのではないかという感想を見ました。
2組のカップルのテーブルにはパン(愛)がある。
夫はパン(愛)を持ってくるが、受け皿を忘れている(受け止めてもらえない)。
夫が撃たれて飛んでくるパン(愛)、それを蹴る妻。
パン屑(愛)を取ろうとした手を払われた妻はキレる。
やっと来たパンが焼きたてでない(冷めている)。
確かにパン=愛だと分かるような気がします。
Part 3 CONTACT
マイケル・ワイリー 田邊真也
バーテンダー 牧野公昭
黄色いドレスの女 井上佳奈
ブルックリンのカップル 岩崎晋也
ジョニー 松島勇気
ジャック ザ マン 大森瑞樹
ジョー 西尾健治
ひとりぼっちの男 水原 俊
ソーホーのカップル 新庄真一
コネチカット夫婦 ツェザリモゼレフスキー
クラブの客 加藤久美子
クラブの客 宮田 愛
コネチカット夫婦 相馬杏奈
ソーホーのカップル 村上今日子
クラブの女客 森 佐和子
ブルックリンのカップル 加島 茜
Simply Irresistible
大森ジャック ザ マン(以下ジャック)が井上さんの黄色いドレスの女(以下イエロー)とセンターで踊ってる時、
近づこうとするワイリーに対してガッと蹴って
“近づくな!お前が近寄っていいような女じゃねぇんだよ!”と威嚇しつつ、
そのまま足を上げて自分の実力アピールも同時にこなすガツガツ具合凄いですよね!
ガツガツしてるから振り上げた足も荒々しいのかと思えば
実に美しく柔らかくシャープに足上げられるので
静止画のようにその瞬間が頭から離れないほどです(笑)
確かに“美しいです文句ありません”と素直に言ってしまってもおかしくない感じでした!
もう1つとても印象的なのが皆同じ振りで上手側、下手側と足先伸ばして蹴るような素早い振りです!
皆さん揃って綺麗なんですけど私はあの振りをする大森ジャックが大変ツボです^^*
シャープでキレがあって素早く、でも綺麗に というのは皆さんと揃っているのですけれど
大森ジャックはそこに荒々しさがプラスされているようです!
表情、蹴った後の頭の振ったり反らしたりするちょっとした仕草、大きな身体ゆえの迫力などでしょうか?
これは大変素敵だなと思って見ていて楽しくなりました~♪
Do You Wanna Dance?
ツェザリさんの清潔感は消えないなぁと思うのにあの空間に馴染んでいないわけではないのが面白いです。
新庄さんのダンスのフレッシュさはキラキラピカピカしてますね!
ジャックはイエローを誘う時、手を真っ直ぐ伸ばし無言の誘いです。
「来いよ!」じゃなくて「来い!」な感じね~いいよね~
挑発してるのだけどそれが嫌でないのは何故でしょうか?
挑発だけでなく何かが混ざったものであるからでしょうね。
wannaと聞くと「Eじゃん Do You Feel Like I Feel?」を思い出します。
Topsy
ワイリーがイエローと拙くも踊る曲。
ワイリーの足を前に出す動きを振りにしてしまうイエロー。
高倉イエローは「私があなたのどんな踊りも素敵にしてあげる」とでも無言で言っているようだと思いました。
井上イエローは「やっと踊ってくれる気になったのね。」という印象。
だからワイリーとこんがらがっちゃった時に2人とも困るけれど
井上イエローの方が素直に困っていそう。
Sing, Sing, Sing
身体がTの真ん中の棒だとして、腕を横に垂直に伸ばして
肘から先の腕部分は為すがままに揺れているような振りが印象的です。
DON'T WALKとオレンジ色に光って大きく書かれている背景と
真っ黒な舞台の中、着の身着のままのワイリーが円を描くように
カウントの一定のテンポを刻む音に合わせて歩く。
その後ろにいつの間にか黒いガウンを着た人々が付いて一列になり歩いて行くのです。
これはワイリーが部屋で自殺をしようと躍起になった後、つまり初めの方です。
そしてお店から離れ、階下のミネッティさんが部屋を訪れて
「ワイリーさん?」「ミネッティさん!」「ワイリーさん?」「ミネッティさん!」と
問答が繰り返される時、ベッドの周りをグルグルと回ります。
ミネッティさんの服装はグレースウェットの上に黄色ガウンです。
このシーンは後半の方です。
真っ黒な外⇔明るい部屋の中
円を描いて歩きまわる
黒いガウン⇔黄色いガウン
ワイリーは自殺しようとして失敗、イエロードレスとコンタクトを取ろうとする妄想を見て、
妄想から覚めてミネッティさんとコンタクトを取る、2人でグルグルと回り合っている中、幕が下りて終わり。
ハッピーエンドなのかと思ったら実は自殺は成功していたエンドだという文章を読みました、まじか!
その上で前回教えてもらった動画を基にして考えたことです。
まぁ贔屓目とも言える(笑)
イエロードレスは死へ誘う人であるなら
ジャック ザ マンは生を象徴する人なのかな?と。
さっき触れたDON'T WALKのシーンで一番初めにワイリー追いかけるのはジャックです。
イエロー(死)に近づこうとすると邪魔をするジャック(生)
イエロー(死)と踊る人々を見つめているジャック(生)
一列になってイエローの手を引っ張ってリレーしていくとこかな?
ジャックの合図で何かが行われるとこありましたよね?
ワイリーの腰を引っ張ってイエローから引き離すジャック。
ワイリーの首に紐をかけるジャック(生)とその後ワイリーを見つめつつドアから出ていくイエロー(死)
ジャックは死に近づくのを留めてくれているんじゃないかな?と思うんですがどうでしょう…。
西尾ジョーは哀愁漂う気がする。
イエローに誘われる岩崎さん、その気になるけど彼女に引き止められる。
調子乗って「ヘイ!」と若さあふれる魅力で踊りに誘う新庄さんも彼女に引き止められる。
宮田さん、ビジュアルはとても女性らしいのに踊りはただただ格好良いというギャップ。
ダンスが格好いいのはようこそから思っていましたが
こう格好良いのを見ているともう少し甘めな姿が見たいなぁと思ってしまうというね(笑)
欲深いなと自分でも思います。
表彰式の肌色キラキラドレス時、綺麗です。
ツェザリさん(貴族)とペア組んでるのが相馬さん(ピンク)だと知ってびっくり!
相馬さん素敵だなって思いました!
電話、つまりマイクを通して聞けるのは「エージェント・ドクターカーフマン・投資に誘う人」
エージェントは仕事仲間とはいえ親しい間柄だから明るく、ほろ酔いで楽しげに、高めの声。
ドクターはずっしり重量を持って、心に言葉をソフトに残していくように話す、
何故か自分が悪いことをしたかのような気分にもなる声、低音。
投資に誘う人は底なしに明るく上辺だけの軽さを持って気持ち良く話していく、
エージェントと同じくらいの高さ、ニュアンス的にもう少し高めに聞こえる気がする。
井上イエローはミネッティさんも含めコンタクトという作品に合っていると思う。
ピンクの時から思っていましたが、イエローもミネッティさんも表情豊かで魅力的。
高倉ミネッティはこんな人現実にいないよ…と思うのですが、井上ミネッティは現実にいます。
ジョーと黒髪おかっぱの女性が踊っている時、
黒髪おかっぱの女性は近づいてくるひとりぼっちの男を蹴っている(当たってはいない)のですね。
あれ今までスッと足上がっているだけだと思っていましたが蹴っているんだと気づけました。
この振りジャックとイエローが踊っている時、
ジャックがワイリーを蹴る(当たっていない)のと似てるなぁと思いました。
こういうのが他の部分、ペアの踊りでもあるんですかね?
→稽古動画見てみたら似てませんでした(笑)
黒と黄は合わせると一番目立つ組み合わせらしい。
警戒色。
DON'T WALKの時、「MINNIE'S」というお店の看板の「M」のところが
チカチカと光って「M」になったり「V」になったりする。
二度目に看板を見る時は「VINNIE'S」になっている。
意味あるんでしょうか?
大森ジャックはがっしり硬めで直線的なダンスするイメージなのに身体柔らかいのです。
それなのに印象は柔らかくない、それが魅力的すぎて目が離せません!
正直いつまででも見ていたいです^^*
パート3終わり名残惜しかったですし、大森ジャック観にもう一度来たかったなと思いました!
大森ジャックは基本的に鋭い目で鋭く見つめるのです。
力づくにでも奪うみたいなところが良い!
大森ジャック笑わないことはないんだけど、
片口角をぐいっと上げて自信ありげにニヤッとしてみせる大変男らしい笑み…動揺する格好良さです(笑)
大森ジャックの「フゥッ」と勢いよく吐く息は大森さんらしいですね。
大森ジャックは怪盗クイーンのジョーカーみたいだなと思います(*´ω`*)
めぐりめぐるものですね~
考えてみたら久しぶりにこういうキャラ好きになりました!
カーテンコール
パート3のガツガツした男らしいジャックでなくなったカテコで
大森さんはふわっとした笑顔をブルー(パート2の妻)に見せるのですズルいですね(笑)
ブルーはきっとあのほんわか笑顔に癒やされてることでしょう!
でもそれでいてダンスは変わらずだからこれもズルいってなるw
そしてセンターで格好良くグルグル回転してあの手を伸ばすポーズでキメです!
今回はキメの伸ばす手の延長線上の席だったのでね、幸せでしたね(笑)
ランパスキャット然り、あの手を伸ばすという仕草が多分好きだからグッときちゃう。
あれはズルいですね~
さっきふわりと笑ってギャップ見たところで
もう一度男らしい仕草見せてもらえるとかおおう…ってなる(笑)
西尾さん見るとパート2、パート3で差はあれどあまり大きくない。
永野さんはかなり差が大きいですよね。
長らく演じ分けがはっきりしている、なんなら本当に同じ人がやってるの?くらいの演じ分けが好みだったのですが
ああちゃんと違うんだな~と思える演じ分けも最近いいなと思っていたのです。
と言ってもこれは声の演技のお話なのですけども。
声だと同じ人の演じ分けを見る聞くことしやすいですけど、舞台はなかなかそうはいきませんよね。
だからコンタクトは違う側面が見られるというのが有難い舞台です。
いやぁ~ほんとに大森さんのジャック ザ マンが素敵過ぎて困りますね(笑)
3本の指入るくらいのハマり役具合だと思います。
かなり好きでした!
一回目観た時はsingsingsingを聞いていて、
二回目はSimply Irresistibleとファランドールを聞いていて、
三回目はdo you wanna dance?を聞いています。
分っかりやすい選曲ですが回数と出演者によって気になるシーンが違うということです。
回数見ても違う部分が気になるのだから奥深いというのも分かります。
今回も劇場で疑問に思ったことは調べたし、感情や思いに言葉をあてがう時に考えてはいるけど
帰ってきてからコンタクトについては全然考えない…なんでだろう?
音楽を聞いて印象的なシーンをただ思い出すのが好きです。
けどこれから探しに行こうかな~
劇団四季:『コンタクト』劇団内オーディション
大森さん映っているのは永野さんと一緒のシーンなんですね~
劇団四季:『コンタクト』-PartⅢ contact- 稽古場より
0:35は格好良さ分かるかも!
1:07のあたりはコンタクトらしいからいいですね
http://www.shiki.jp/navi/news/renewinfo/025695.html#2