珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

SOUND THEATRE GALA CONCERT「Valkyrie ~神々の調べ~」

2015/12/13(日)マチネ

日本橋三井ホール

[演奏] 土屋雄作(Vn) / 真鍋貴之(Gt) / YUJI(Dr) / 斎藤孝太郎(Vc) / 村上奈菜子(Hp)

[語り手] 諏訪部順一 / 高橋広樹

[音楽監督] 土屋雄作 | [原作・脚本] 藤沢文翁

ネタバレです。

よろしいですか?

ワルキューレ忘れてるとこあるので見直したら書きなおすぞ!

変だと思われた方、よろしければ教えて下さい。

エスカレーター上ったらクリスマスツリーあってうわあああクリスマスだよノストラぁあああ(´pωq`)と思いました!会場一緒だしね!





りんごさん(@sannkaku)が投稿した写真 -



この記事を書いている途中、音楽監督である土屋雄作さんによる演奏楽曲リストおよび曲説が公開されました。

大変嬉しいプレゼントです!!ありがとうございます!

以下のサイトに文章があります。

SOUND THEATRE GALA CONCERT 2015「お礼」より

http://galacon.soundtheatre.jp/category/news/

ワルキューレに関してはこのリストや曲説公開前に既に記述していた部分がありますので

それも一緒にとどめておきたいと思います。

セトリが発表されると知らずにスマホで地道にポチポチとパンフから曲名打っていたので

正直消すのが惜しいです...ので消さない!(笑)

言われて気がついたけど

そういえばソーとジークフリートってあんま絡みなかったよね(笑)

諏訪部さんと広樹さんを知ってしまっていることや、カテコのイメージからか気づかなかったという!w

ワルキューレ北欧神話というあまり馴染みがないもの(少なくとも私は)がベースのお話で

説明が必要ということもあってか

夜のマーズレッドよりキャラクターの絡みは薄めでした!

神はこの世からいなくなったら冥界に行くんですかね?

冥界に行った2人なので

冥界で2人夢を見ているシチュエーションだったと思う。

ソーが思い返してる時、

アース神族であった思い出を嬉しそうに懐かしんで語っていて歳を感じたのと

やはりここまで誇り高いのにもう神ではない悲しさ、さぞ寂しかろうと思う。

ガラコンは流れ通り。

語りによってざっくり全体が繋がる。

YUJIさんの厚い音によって

自然界の力がより感じられるような…とか言って私がYUJIさんのドラム好きなだけである(笑)

バイオリンって自由に動けるんだなと思いました!

ヴァルハラジグ、上手下手に走っていって超煽ってました!

艷やかというか色っぽさとどこか儚さを感じる

エレキギターの音も格好良くて好きなんだけど

アコースティックみたいなやつで演奏する時がめっちゃ好き

つまりヴァルハラジグ!!

多弦チェロの低音まじまじまじ!!

さすがチェロは進化形楽器だなと!

そして一番演奏中揺れ方動き方が派手だった!

ハープ美しい音色過ぎて女神

オープニング

M1:Archaic Whispers / Gradual Ruin

「昔々あるところに、、」と感じさせる曲の出だしを作るのに苦労しました。孝太郎さんのエピックな重低音に乗って、バイオリンとハープで北欧神話を呼び起こす曲、ラストのハープソロは実はこのお話の終わりを示唆しています。

確かにむかしむかし感ある!

始まりと終わりが一曲にある序曲なのですねー

Archaic Whispers/Gradual Ruin

Music by Yusaku Tsuchiya

繊細なシンバルの音好き♪

ギターもエレキは強いイメージあるけれど

あんなにも優しくふわりと漂う、悠久な何かを感じさせる音になるんだなぁって!

YUJIさんのドラムだと自然の力要素が際立つイメージ

それこそソーの雷、ロキの火、ライン川の流れとかそういうの。

また荒々しくも聞こえてこれから始まるラグナロクの情景とか見える感じ。

全てを繋ぎ止めるのは微かなヴェール、儚い緩く紡がれた糸みたいなハープの美しい音色

朗読劇の時より真面目そうな音のイメージがありました。

ロキとジークフリート

M2:Constellation

星空をハープで表現、夜の時間の流れというか、少し時間を長く感じてもらえるように工夫してます。

Constellation

Music by Yusaku Tsuchiya

M3:入城の曲

ドラムのリズムが硬質なお城をよく表現してくれています。

入場の曲

Music by Yusaku Tsuchiya

ヴァルハラ神殿gy

M4:ワルキューレの騎行

ワーグナーの曲のアレンジver. 歪んだギターで弾くと、さながら北欧メタルのようになります。

これほんとだって思った!北欧メタルとは正にぴったりのお言葉!

ワルキューレの騎行

Music by Richard Wagner

広樹さんが言っててあれ?やってたっけ?と思ったけれど

うち朗読劇見ながらあ!知ってる!と思ったの思い出した(笑)

ヴァイオリンが俄然生きてきてるとこだけれど

なんだろう?アンドリューロイドウェバーさんのオペラ座の怪人オペラ座の怪人みたく

上手くベースやドラムの音が混ざり合ってるように

クラシックだけどずっと格好いい音楽だと思います。

クラシック以外はロックなんでしょうか?

仮にロックだとしたら

クラシック:ロック=4:6、3:7な印象

M5:アスク・エムブラ

バイオリンの伴奏を終始半音階で当ててダークな雰囲気を演出してます。今回のライブ用に新たにハープのフレーズを加えました。

アスクエムブラ

Music by Yusaku Tsuchiya

M6:神の草原

実はアイリッシュと北欧は同じようなサウンドに見えても、少し色味というか色彩が違うんですね。この曲は北欧の民謡にヒントをもらって書きました。女性ヴォーカルに歌ってもらっても合うと思うなぁ。

神の草原

Music by Yusaku Tsuchiya

多分多弦チェロによる風がそよぐ中、ヴァイオリン、ギターが優しく流れゆくようなやつ。

朗読劇では風はきっとくるくる回す風の音つくる機械で先に録って合わせてるんだろうなと思ってたわけです。

ほんとにあの音出るんだぁ!とびっくりしました!

分からないことも多かったですがタンブラーも拝見させていただいてたので注目してました!

腐った林檎

M7:Rotten Apple

リンゴが朽ちてゆく様を短いフレーズのリフレインで表現してます。

Rotten Apple

Music by Yusaku Tsuchiya

人間界

M8:Miserable Shack

ロキの弟のための曲ですが、ただ寂しいだけではなく暖かさも感じてもらえるように作ったつもりです。

Miserable Shack

Music by Yusaku Tsuchiya

Constellation

Music by Yusaku Tsuchiya

巨人の国ヨトゥンヘイム

M9:Stone Head

石頭の巨人族を北欧のフォークメタル風に表現。チェロもバイオリンもギターも音を歪ませています。これこそ、サウンドシアター以外では余り聴けないようなサウンドかもしれません。

これ多分千秋楽カテコでああ良い低音~と思った曲かな?

チェロの音が好きだと思った記憶…

Stone Head

Music by Yusaku Tsuchiya

天界封鎖

M10:クケリのテーマ

ハープで冷たさを表現、ギターも12弦ギターの音を使っています。それにプラス、クケリの知性的で献身的な性格も表現できていれば良いのだけど・・・。

ハープが鳴っているのは聞いて知っていたのですが、ギターがああいう繊細な音奏でるの知りませんでした!

とっても素敵です^^*

クケリのテーマ

Music by Yusaku Tsuchiya

M11:天界封鎖

この曲、終始7拍子なんです。ミュージシャン泣かせの曲。じりじりとした雰囲気を出したくて、7拍子を選択しました。

私全然7拍子だとジリジリな雰囲気とか分からないけどこういうお話好き(笑)

天界封鎖

Music by Yusaku Tsuchiya

M12:Beginning of the END

冒頭はハープとギターのみ、ここで初めてラテンぽいフレーズを入れています。今までに無かった熱を感じさせる音を入れることで、炎を感じてもらえていれば本望です。

Beginning of the END

Music by Yusaku Tsuchiya

合間に土屋さんによるトーク&メンバー紹介がありました!

ドラム:YUJIさん

とっても格好良いドラムソロをして下さいました!

音がズンズンしてて重くて格好良い!

と思いきやシンバルの繊細なピアノの音もきっちり気持ち良く聞こえて

パーカッションの方の音へのこだわりは本当に凄いなと思いました!

自分でちょっと兼ねたので最高に良い音をいつも狙って出すのがとっても難しいことだと私は思っています。

チェロ:斎藤孝太郎さん

土屋さんが

「皆気になってるでしょ?お客さんの半分くらいが見てるの知ってるんですよ(笑)」

というようなこと仰っていました。

確かにその通りです!めっちゃ気になる(笑)

多弦チェロによる風を聞かせて下さいました!

土屋さんがトーク中に風吹かせてくれてもいいよ~とw

ギター:真鍋貴之さん

土屋さんの次にサウンドシアターに出演されてると言われていたと思います!

去年キャラメルボックスの「無伴奏ソナタ」を見たのでシュガーの歌を作られた方か~と思いつつ聞かせていただきました^^*

ハープ:村上奈菜子さん

土屋さんとは小学校が同じで2人とも卓球部だったとか!

そして更に真鍋さん、斎藤さんも卓球部だったとか!

さすがにYUJIさんは違う部活だったのだけど5人中4人が卓球部って凄いですね~

語り手:諏訪部順一さん / 高橋広樹さん

紹介されて出てきて

「サッカー部の諏訪部純一でーす」

ラグビー部の高橋広樹です(五郎丸ポーズをしれっとする広樹さんw)」

リア充感出しちゃってすみません~」と諏訪部さんが言われてました(笑)

もうすでにこの会話で思ったけれど

土屋さん明るくて話し上手で心地良い方だなと思っていましたが

喋りのプロはもっと凄いわ~(笑)

すらっすら言葉というものが流れ出すのね!

特に諏訪部さんが謎なくらい言葉巧み!

そんなこんなで土屋さんから「曲振りをお願いしてもいいですか?」と諏訪部さんにお願い!

諏訪部さんは土屋さんについていって曲名チェック!

なんというかあの曲振りだけ音源として欲しいですってくらいの出来であった(笑)

聞かなきゃ損ソンとか言ってたけど超断片的にしか記憶がない…残念~

オープニング

M13:Valhöll Jig

これは少しアイリッシュ寄りのサウンドになったかな。みんなで輪になってダンス! そんな光景を描いてもらえたら嬉しいです。

まさにそれ!!

ただ皆で輪になってダンスの光景というより

昔はロキ、ジークフリートブリュンヒルデ達が大人たちと輪になって踊っていた(平和だった)のにと

今現在のロキが物思いにふけっている図の方が浮かびます。

だからダンサーさんがいるなら一人だなって感じ!

一人で喜怒哀楽見えるような踊りが見たいです!!

というわけで無限さん、永野さんに踊って欲しい!!

永野さんなら黒い衣装でアスクエムブラ風でもありである!

ヴァルハラジグ聞くと毎度思うけど、あの曲踊って欲しいなぁ!

私が一番しっくりきてるのは無限さんが白か黄緑っぽい衣装まとって踊ってる姿なんだけど、

永野さんなら黒い衣装でアスクエムブラちっくにというのもアリかと!!

無限さん https://youtu.be/PX7b2hG6AL4?t=2m36s

永野さん(最上手の男性) https://youtu.be/OSZO9RMOa_U?t=1m6s

Valhӧll Jig

Music by Yusaku Tsuchiya

神々の葛藤

M14:ノルンの歌

女神をハープに見立てて、会話をするこの曲。饒舌になり過ぎず、且つ説得力がある、と考えるのは楽しいのだけど難しい曲です。最初に女神を出現させるワンフレーズがこの作品の中で僕個人的には一番お気に入りかもしれない。

ここ広樹さんがハープと会話してた曲だよね?

これ熱い!!大変熱い!

乙女たちへの問はオーディンなのか、ソーなのか

オーディンでも熱いし、ソーでも熱い!

本編では乙女達への問はオーディンがしてたと思うんです。

それを広樹さんが問うというのはアース神族であるソーが問うということなんだろうなぁと思いつつ、

一瞬オーディンなのか(兼ねるのか)!とテンション上がらずにはいられませんでした(*´ω`*)

なんかこういう広樹さんの朗読が見られて幸せだと思いました!

M15:God Bless Me

バンド5人でファンタジー映画のサントラを! Valkyrieのテーマに掲げていたことが実現したような曲。

God Bless Me

Music by Yusaku Tsuchiya

クケリの消滅

M16:Faithful Ice

クケリのテーマと同じような構成ですが、こっちは少し人間的というか暖かさを出しています。でもそれ自体がクケリを溶かしてしまうわけで、何とも複雑な気持ちになる曲です。

Faithful Ice

Music by Yusaku Tsuchiya

ラインの黄金を求めて

M17:ドワーフ

リハーサルの時に、孝太郎さんが出してくれた音がカッコ良かったのですが、ちょっとカッコ良過ぎたので「ドワーフはもう少し弱そうな感じにして下さい」という、ドワーフには何とも失礼なリクエストを出しました(笑) ドワーフさんごめんなさい。

ドワーフ

Music by Yusaku Tsuchiya

父と子

M18:into the sea

ハープで波を、バイオリンとチェロで迫り来る敵を、ギターはそれを掻い潜って突き進むロキでしょうか。YUJIさんのドラムソロから帰ってきた時のメインテーマが何とも快感なこの曲です。曲の終わりは静かな海底に辿り着いたことを示すハープの低音を配置。

into the sea

Music by Yusaku Tsuchiya

冥界の門

Negotiations with the Hell

Music by Yusaku Tsuchiya

M19:クケリのテーマ2

クケリのテーマ

Music by Yusaku Tsuchiya

ジークフリート

M20 : Lost Love

ひとつのメロディーがだんだん発展して最後は崩壊する、ラグナロクの序曲のような曲。

Lost Love 

Music by Yusaku Tsuchiya

神々の黄昏

M21:Ragnarök Suite

本編ではなんと総尺15分もあった大曲。今回のライブ用に9分まで縮めましたが、それでも大曲。ロックオペラみたいな表現が当てはまる曲でしょうか、バンドメンバーに感謝!

あれ?この曲長いなぁ?と思った曲かな?

Ragnarӧk Suite

Music by Yusaku Tsuchiya

M22:神の草原 2

神の草原

Music by Yusaku Tsuchiya

神話なきあとで

M23:Archaic Whispers / Gradual Ruin 2

あの朗読台詞があって、この曲の出だしを弾いていると、あたかも最初に戻ったかの様な感覚になるんです。そういう風に、世界もグルグルしているんだろうなと、不思議と希望を感じられる瞬間です。

Archaic Whispers/Gradual Ruin

Music by Yusaku Tsuchiya

ヴァルハラジグ2度してくださって私が湧いたww

やっぱり演奏見てると、広樹さんの語り聞いていると

ヴィオール属、最強の楽器コントラバス!!と思わずにはいられない~(笑)

コントラバス弾きたい気持ちむくむく!

アップライトベースいいなぁ欲しいなぁと見ていて思ってしまう…

語り、

ソーへの返事でジークフリートが「そうですね」という度に「ソーですね」と思ってしまって自己嫌悪w

改めて思った!

私はこのくらいの規模で広樹さんの朗読劇見たいです!ぜひともぉ!!

広樹さんによる公演DVD推しww

こういうの好きだわ~w

ドワーフでのいじりは

ソーにとってとっても忘れたい記憶なのが分かって好き(笑)

ソーは愛あるからぁ!

衣装展示が物販脇にありました。

ひときわ輝くソー様、というように私には見える(笑)





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…私、最後列座ってたから自信ないけど

広樹さん昼公演は白と黒の混ざったふわふわシャツを第三ボタンまで開けて黒ジャケット、黒ズボンだったと思う~