珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

CATS-2019/05/28-

2019年5月28日(夜)公演  

キャッツ・シアター(東京 大井町

 

C席

 

キャストさん

グリザベラ 織笠里佳子
ジェリーロラム=グリドルボーン 小野実咲季
ジェニエニドッツ 安宅小百合
ランペルティーザ 山中由貴
ディミータ 円野つくし
ボンバルリーナ 山崎遥香
シラバブ 三代川柚姫
タントミール 杉野早季
ジェミマ 加島 茜
ヴィクトリア 引木 愛
カッサンドラ 片岡英子
オールドデュトロノミー 橋元聖地
アスパラガス=グロールタイガー/
バストファージョーンズ 藤田光之
マンカストラップ 加藤 迪
ラム・タム・タガー 大森瑞樹
ミストフェリーズ 草場有輝
マンゴジェリー 斎藤洋一郎
スキンブルシャンクス カイサータティク
コリコパット 横井 漱
ランパスキャット 分部惇平
カーバケッティ 大山五十和
ギルバート 肥田晃哉
マキャヴィティ 文永 傑
タンブルブルータス 岩崎晋也

 

 

 

以下ネタバレです。

 

 

 

…こんな何度も書いていて思うけどキャッツのネタバレってなんなんだろう?(笑)

勿論未見の方は先入観なしで見ることをお勧めしたいので

見ることをお控えいただいた方がよろしいかと思います。

 

 

youtu.be

キャッツの楽屋が見たくて四季の会入ったなぁと特集されるたび思い出します(笑)

町さんが取り上げてくださってる猫好きだし、一匹は貴重な姿で有難い…🙏

 

と、それはさておき…

 

 

 

 

猫そわれっ!

開幕近辺以来くらいのひさっしぶりの下手なんだけど下手もいいなぁ!!

今度座ってみたい席出来た(*´ω`*)

ってこないだ夜&お酒飲んだ日(別に飲んだことは関係ないんですが)に

よっしゃ!チケット取っちゃうか~ってこの座りたいと思った席取ったんですけど

同じ月に元々持ってた席と同じ席取ってしまった(笑)

こんなことある??

と思えども実は初めてじゃないとこがポンコツ極めてる(笑)

一度あることは二度ある。

 

 

何度もCATS見て知ってるのにまたうわああああ耐えられないほど高ぶるるるる(:3冫 )ニ

ってなるの本当に凄いことだし、なんてことだろう…

あの気持ちに見合う言葉が今までも今日も見当たらない。

好きだな〜(´ฅωฅ`)

CATS見て感動して少しでも言葉にして残したい…と思いはするんだけど

いざ言葉にするといやいや全然表せてないなぁと、ぬかくぎ。でも言いたい(笑)

五反田猫が初見なんですが全国回ってまた東京で出会って何度か思ってたこと。

キャッツはあの猫かわいい格好いいと感想が学生ノリなんじゃないかということ。

他の演目よりは感情的な感想な気もする。

でもそこで思い出すのは初見CATSでタガーナンバー見てからタガーから目が離せなくなったあの感覚。

なんで見てたかといえば何か格好良かったし目を引きつけられたから。

舞台というものに飛び込むきっかけがそれなんだから

これはいつまで経っても変わらないものなのかもしれない(笑)

 

 

キャッツシアター内装めちゃくちゃ素敵なの、すごく分かる!

扉から一歩中へ踏み入れれば猫目線の都会のゴミ捨て場が広がってるんだから

感動するの、すごく分かる!

だから素敵すぎる=スマホで撮るなんだと思うんだけど残念ながらそれはマナー違反。

注意を受けたその後の反応を必然的に見ることが多いですが

悪いと思ってらっしゃらない方結構多いように思えます。

ルール、マナーだと言われて理解しても

何故そう言われるのか理解されていないのかも?とは私が思うだけですが

いけないことをしているという感覚の差異が注意する側とされる側とでありすぎるんでしょうか?

撮ってしまった方はきっとそれをSNSに上げるかと思います。

例え知らなかったとしても上げてしまったらもう守りようもないんじゃないかなと思ってる。

ルール、マナーには理由があるはずだから守って自分も守ってほしいです。

知らずにしている方が多いことくらい一応分かってるつもりなので。

https://www.shiki.jp/firstguide/report/

 

 

 

オーヴァチュア


ジェリクルソング

C席はやっぱ団体が入りやすいのかな?学生団体さんがこの日も座ってました!

だから開演前やオーヴァチュアの新鮮味溢れるざわざわが

ソングに入って次第に収まり静けさが訪れるの、

あれだけ多くの人間が猫の世界にスッと入り込んでいってるわけで楽しいなぁって思う(*´꒳`*)੭⁾⁾

 

横リコが下手でスッと立って右足を曲げ垂直に上げてキープしてるその瞬間が

美しくて静止画で頭に残っています。

美しいという感想は言葉少なになってしまうけど美しいこと以上に付け足すことがない。

 

ソングからというかレンジ上という足場でもパワフルに踊る大森タガーがとても好きです!

後半素早く到達点に行きついて長めに溜めるような勢いと余韻、

力強く飲み込まれる踊り方凄い格好いい〜ほんと好き!

これがソングからだからどれだけこんなトキメキが待ってるのかとわくわくしちゃうよね(*´ω`*)

 

もうこれは正直に言ってしまおうと思う。

草場ミストのタイミングや仕草、ふと思い出してしまうくらいには永野ミストに似ているんです。

「ジェリクル すべてできる」の「ジェリクル」で振り返るのとか見ていただけたら分かると思うけど似ている。

永野ミストみたいだと思う心はどうしてもある、それは本当。

でも似ていることがあっても草場ミストは当然ながら草場ミスト。

印象的な部分で言うと「天国にも」という第一声の低めの格好良いお声素敵だなぁと思う。

前回、似てると思ったことで素直に言葉に出来なかったので言ってしまいます。


ネーミング・オブ・キャッツ〜猫の名

そうだったと途中で思い出したんですが下手C席はタガーがネーミングでしたよね…

大森タガー格好良すぎるワイルドですよね_(:3」∠)_ひええええ

いや格好良いの知ってたけどそれを超えて格好良いんだよね…

後ろに学生いたせいもあると思うけれど

結構な時間近くに留まって猫が求めるその名を説明してくれて嬉しい!

(いや正直言葉を受け止めるどころか頭パーンしてるんですが)

あんな近くに存在があって喜べるのは人間ではない猫だからなので

ノミの心臓が唯一なけなしのグイグイ欲張って喜び楽しめるネーミング(笑)

冷静に考えてあんなに格好良い猫がじっと見てきたりすることもあるわけで

そうじゃなくても距離が近いわけで単純にまじかーーーってなる!

もし後ろの高校生の中に私がいたらいち早くタガーにおちていたことでしょう(笑)

いやぁーーーー正直めっちゃ羨ましいんですけど!!

大井町猫C席で演劇鑑賞会とか私だってしたすぎる!!

五反田猫であの格好良い猫(タガー)握手に来ないかな…ときょろきょろしてた私からすれば夢のような大井町猫ネーミング!

いやぁーーーーーーーほんと羨ましい!!

この日の観劇で少しでも観劇いいかも~と思った方いたら

今度は自分でチケット買って見てみてほしいなぁ!

楽しくて仕方ないし、好きな猫ざっくざく増えるから(笑)

そのタイミングがいつか分からないからその時までキャッツが巡りますよう…!

 

猫初見の人の感想は好きなので積極的に聞くんですが

こないだマンカスのことを“あのよく喋る猫”と言ってたと聞いて( ^ω^ )

確かにそのとおりなので今日見ながら思い出してました!
ジェニエニドッツ〜おばさん猫

旧演出ジェニエニナンバー、

普段クールな印象のタンブルがにこにこ不真面目で可愛いから好きでした!

新演出、

十字行進で真ん中の岩崎タンブルが両隣の猫ににこにこ笑いかけてるのもめちゃくちゃカワイイ!!

タンブルゴキはかわいい。


ラム・タム・タガー〜つっぱり猫

下手だとタガーよく見えたから思ったんだけどあれ一緒に踊るのなんてされたら記憶吹っ飛んでしまうだろうね(笑)

ただの抜け殻にしかなりえないよね〜

猫だから人より緊張しないとはいえタガーはなぁ〜緊張してしまうよね〜

私、タガー好きだけど前演出も新演出も連れ去りやダンス席座らないからしたことない。

一公演で一人だからされたことない人のが多いんかな?どうなんだろう? 

 

レンジ横で(私はセクシーで格好良いなぁと思った雰囲気でもって)ジェリロを誘う岩崎タンブル。

ごめんなさいね、とジェリロは振っていくわけだけどあの格好良さよりタガーってタガー凄いや…!

 

タガーナンバー終わり、格子をするっと抜けて歩いていくグリザ。

グリザはずっと他の猫達に嘲笑われて威嚇され続ける。

それでも伸ばされた手を触ってくれるかもしれないと相手を信じて手を伸ばし近づこうとする。

純粋に前を見ていると今更ながら思うと同時に、その分傷ついているかと思うと苦しい。
グリザベラ〜娼婦猫


バストファジョーンズ〜大人物

肥田ギルは大山カーバが注意しがいのある元気の良さや素直さを持っていて楽しい(笑)

悪意なく笑顔で「凄いな!」とお腹周りを表現してるギル、

「そんなことを言ってはいけないよ」と紳士にたしなめるカーバ

関係性が面白い( *´꒳`* )好き


マンゴージェリーとランペルティーザ〜小泥棒

マンゴジェリーとランペルティーザ見てると

ええええあんなに踊ってるのにこんな綺麗に歌ってるの?!凄すぎるーーーー!!

人間業じゃないな…と思ったけど猫だったわ!となるわけですが

猫だからといって納得出来る話ではないねぇ。

毎度新鮮にびっくりし直すからこのナンバー凄い!

これソンダン65で聞いたやつだ!と閃く「マンゴ〜ジェリ〜?」の言い方の洋一郎マンゴ( ^ω^ )

 

オールドュトロノミー〜長老猫


ジェリクル舞踏会(ジェリクルボール)

この日のミスボンもめちゃくちゃ熱くてときめきが凄かったんです!!!

ボンはキャス変あったことも考えると草場ミストのミスボン好きなんじゃ?と思う

格好良い〜

力任せじゃないのに素早く上がる足好き(*´ω`*)

飛び出てくるの、ボンと対等にぶつかりあって空気がガラッと変わって気持ち上がる!

 

デュト様が星空つくり音楽が変わって

デュト様へ手を伸ばし手の甲を当てたミストが音楽の高まりと共にフッと息を吹きかけて空間へ広げるの!

草場ミストのタイミング、音楽と一緒でこれも素敵だなぁと思いますฅ´ω`ฅ


モリー

 

幸福の姿


アスパラガス〜劇場猫

 岩崎タンブルは胸をトンとぶつけたり頭撫でたりカッサに構いたいように見える(かわいい)

片岡ッサは凛としてるけれど顔寄せてすり寄る一面もあってかわいい。

タンブルカッサはついつい見てしまう。

 

下手からだと上手上のマキャとレンジ上のボンが一度に見えるんですが、

文永マキャと山崎ボン同じタイミングで同じ動きされてて

ええええめっちゃシンクロしてると思いました。

いつもなのかな??


グロールタイガー〜海賊猫の最期(劇中劇)

「やろうか?グロールタイガーお望みならば」

人間へ問いかける藤田ガスの声の枯れ方が好きです( ^ω^ )

自分が観客だから思うけど自分が好きな作品や役を演じていた方が

作品や役をずっと大切にし続けて下さるのはとても嬉しいことだろうなぁと思います!

 

「くらべものにはならないね」とは思わない。

でも「今の芝居もいいけれど」という歌詞から

変わり続けるからこそもう見られない公演も大切にしたい気持ちを改め直します。

見られないと見たくなる、けれど見られない。

だからこそ生まれ消えていく“今”を大切にするしかない舞台はいいのかもしれない。


スキンブルシャンクス〜鉄道猫

倒れると思いきや起き上がりこぼしのようにくるんと回って

イタズラの成果を心待ちにした表情でランパス見やる洋一郎マンゴ(´>ω<`)

格好良いのにかわいいことしてて好き〜

後ろ姿しか見えなかったんで分部ランパスがスキンブル見ろよというように

促してるのは知ってるけど表情気になる…

 

カイサースキンボはどこで見てもそうなんですが

ナンバーは特にシュッとしてて爽やかに格好良い!

何というのかな…こう瞬間的にふっと引き寄せられるものがあるといいますか!

ハッとする良さがある〜

 

地味に気になってんだけど

スキンブルナンバーの「おい スキンブルはどこだ」の「おい」は

メモリアルみたく台詞っぽく呼びかけるのがスタンダードなんだろか?

ロングランみたく全て歌うのがスタンダードなんだろか?

どっちでもいいんだろか?


マキャビティ〜犯罪王

(いきなり現れてすごくびっくりしたんですが)

とても不安そうな表情を加島ジェミマがしてて

猫達が神出鬼没の犯罪王マキャヴィティを恐れているのを感じました。


ミストフェリーズ〜マジック猫


モリー

www.cinra.net

を受けて。

めちゃくちゃ感動していても後々時間をかけて噛み砕いていって

やっと共感する一部分を見つけるってよくある。

グリザベラやメモリーに関しては未だに驚異から共感を探せていないなぁと思うんです。

よく分からないまま。

よく分からないんだけれど手を取り合って許し合うことで訪れる幸せは見て感じるんです。

ずっと考えてる。

どういうことなんだろう?

多様性を尊重しようとかいうように色々な人がいてそれぞれ大切にしてることがある。

またそれとは違ってどんなに歩み寄ろうとしても拒絶されることもある。

もっとも簡単なことで言えば何しても私を嫌いな人は確実にいる、とか。

まだ少ない年数かもですが世の中思いもよらぬ人たちがいるわけで

お互い手を取り合ったり、取り合わずとも生きてる。

実際は複雑だとしてもグリザベラの手を取る猫たちは

すごくシンプルに個人を尊重している姿に見えて純粋に美しかったです。


天上へ


猫からのごあいさつ

大山カーバが気になり始めてから見たかったごあいさつやっとです…!

見られたことが嬉しいというだけなのでごあいさつはいいなぁくらいしか言葉に出来ない。

 

カーテンコール

分部ランパスというより分部さんに格好良いイメージがあったんですが

ランパスだと仕草の柔らかさからか可愛らしさも見える気がして

青年というより少年ぽさもある気がする。

ジェミマと笑い合ってるのかわいいジェミマもかわいい二匹がかわいい。

 

加島ジェミマ握手だったのでわーい🙌ってほくほくゆるりしてたら

横に分部ランパスがサッと現れてええええと思ってる間にぎゅっと握手出来て

相変わらずC席はお値段以上すぎると思いました!

ありがとうございます嬉しかったです!!

 

そういえば握手終わり、最後のジェリクルキャッツ集まる時、

岩崎タンブルが下手を見ていて音にあわせて顔を中央へ向けるの、

なんてことないっちゃないんでしょうけどあれいいですよね好き。

 

「どうぞ?」とうやうやしく手を差し出したり、

尻尾わざと回して繋げなくしたり、

手を背中に隠してしれっとしていたり、

わざと届かないくらい高く手を上げたり…

でも最後にはオードリーのようにお互いえへへと笑いあって楽しそうに手をつなぎ合う

山中ランペと岩崎タンブルのカテコやりとりかわいい(´ฅωฅ`)

 

 

 

 

 

 

大森タガーがかわいいというのからふと思ったんだけど

大森さんの優しい青年役みたいの見てみたい。

 

猫終わりにスタバ行って何にしようかな?とメニュー見るんだけど

いざ注文しようと思うと「カフェミスト」と口がペラペラってしてる。

なんかよく頼んじゃうよね、気持ちの盛り上がりと単純さゆえ(笑)

 

 

 

 

役者さんへの見当違いの褒め言葉は何をしても褒められると感じてしまい成長へ繋がらない。

役者さんは冷静な意見を求めているかもしれない。

また、大好きな役者さんを見る時、大好きという気持ちと共に

今日の舞台はどうだったかの視点を持ったほうがいいのではないかという意見に対して。

役者さんを見に行ってるならそうかもだけど作品を見てることもあるし、

役者さんではなく役として見ていたい時もあるし…こういうのは曖昧だなぁと思う。

知ってても悪戦苦闘や変化だと思いたくないものというのも個人的にはある。

特にキャッツは誰々さんの何役というふうに捉えたいと私は思っています。

(役のフォルダに俳優さん名ファイルがあるイメージ)

年月が経って、経験を積まれて同じ役でもすることが変わったとなった時に

それを変化ではなくて今まで気づかなかったけどこういう側面も元々持っていて

今日そのことに気づけたと思いたいんです、私は。

だから頭では分かってるんだけど役寄りで見ていたいというこだわりがあります。

見方が良くないと簡単に言える部分でもあるけど捉え方は自由では?とも思える部分です。

四季以外の作品だと観る作品を選ぶのは役者さんきっかけが比較的多いけど

観てる時は作品自体が気になるし作品が好きになるなぁと思う。

好きは見つけた部分、言葉にした部分しか表せていない。

でも実際もっともっと色んなことが集まっての好きだよね。

これも私が思うことだけど観劇は趣味にしたいから

“今日の舞台がどうだったか”

の側面を強く持ちすぎることは好ましくないと思ってる。

冷静な意見を言うべきは観客なのか?

それは然るべき職業の方がするべきことだと思う。

趣味は純粋に楽しいが味わえなくなったら趣味ではないんじゃないかなと思える。 

趣味にするためしてること、人それぞれ違うと思いますがあると思うなぁ。

趣味が趣味であれるのは当たり前ではないんだよね、知ってる。