珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

パリのアメリカ人-2019/08/03-

2019/08/03(土)マチネ

KAAT

 

キャストさん
ジェリー・マリガン 松島勇気
リズ・ダッサン 石橋杏実
アダム・ホックバーグ 斎藤洋一郎
アンリ・ボーレル 小林 唯
マイロ・ダヴェンポート 宮田 愛
マダム・ボーレル 秋本みな子
ムッシュー・ボーレル 味方隆司
オルガ 大岡 紋
ミスターZ 荒木啓佑

【男性アンサンブル】
河上知輝
市田繕章
照沼大樹
田中勇人
吉田 蓮
鈴木伶央
桒原 駿


【女性アンサンブル】
加瀬愛実
吉村菜奈子
森田美穂
小島絵里衣
関野ひとみ
藤本典子
野田彩恵子
山崎遥香

 

 

アルプ見て今日しかチャンスないなと思って来ました!

https://www.instagram.com/p/B0r_XXxAQpl/

Instagram post by @akane_akaruiphoto • Aug 3, 2019 at 3:49am UTC

 

以下ネタバレです。

 

 

 

 

 

許されなかった恋愛 許されなかった絵の中で

戦争中はユダヤ人とアメリカ人の恋愛できなかったでしょうし、

退廃芸術と呼ばれる種類にジェリーの舞台案は入ると思う。

https://www.artpedia.jp/degenerate-art/

ジャズも退廃芸術らしいので音楽もなのかな?

戦後でしか上演できない舞台なんだなぁと今更ながら。

 

仮面舞踏会(さっき見たばっかなのにもう名前とんだ)見てると

なんかロートレック?って思うけどあってるとかそういうのは分かんない。

でも印象は似てる気がする。

 

仮面舞踏会でマイロに迫っててジェリーに剥がされる

上には何も着てなくて黒いタイツの人、気になる〜

迫る前にポーンと奥から手前に跳んでくる、

気持ちよく心軽く浮き上がるようなジャンプ素敵〜!

 

洋一郎さんのアダム、

リズに寄り添うというのも優しさが見えて

アダムと一緒の未来もなんとなく想像出来ちゃうのが…ねえ。

 

リズのための小作品、青タイツの男性、

途中上手袖から横移動してくる時にこの方のダンス好きかも!!

と思ったけどどなたなのだろう??

タイツ各色、複数人いるしなかなか分かんない…

 

アダムが彼女は僕のものになった(であってる?)と言った時に

パガニーニが浮かんだんだけど関係あったりする??

パガニーニは知らなかったけどパガニーニの主題による狂詩曲を弾く時に

パガニーニを知りました、曲と共にリズは永遠に思い出されるのかもしれない。

パガニーニの主題による狂詩曲 Op.43 イ短調/Rapsodie sur un theme de Paganini a-moll Op.43 - ラフマニノフ - ピティナ・ピアノ曲事典

 

足がムズムズする曲のちょくちょくあるポーズは

ロダンの考える人かな?関係ない?なんか似てるなって思うんだけど。

 

松島ジェリーを見て思う気持ちは

映画巴里アメの(ジェリーがタップ、リズがバレエ)異なるジャンルが融合したダンスのように

ジェリーリズで同じバレエでも違いを感じたり、

そもそも松島さんが演じるジーン・ケリー作品を見てみてみたかったりが

混ざっていてもうとにかくめちゃくちゃ嬉しい…!!

 

小林アンリの踊り方の印象が違うなって思う。

シンプルな動きになって芯が通ってるのかな?

深い響きで格好良い声の通り、

紳士として余裕ある振る舞いといった踊り方な気がして格好良いで統一されてる…!

手を広げるという動きだけでもかなり違う

(手や上体が反っているイメージあってそれが可愛い印象に繋がってたんだけど反ってない)

と思ったんだけど自分は今日含めて2度しか見てないから信用出来ない〜

 

香水店でリズに降りて!かな?言われて、

それまでの勢い潜めて素直にはい…とこぼして従うの、めちゃくちゃかわいい(笑)

しかも従うけど反省とは無縁なところがすごく好きですww

めっちゃ笑顔で店から引きずり出されるの陽気すぎていい〜!

とんでもないけど明るくならざるをえないw

 

マイロはリズへジェリーの描いた絵を届けるけれど、

マイロの手にリズが手を重ねるとそっと手を外す。

複雑な心が見えるようでこの仕草見てしまいます。

しかもあくまでそっと外すのであって払うようなことはしないあたり

マイロは本当に優しく素晴らしい人なのだと思う。格好良い。

 

味方ボーレルがしれっと混じってしまうくらい、

シャープなんだけど愛嬌あるような踊られてるの好き〜格好良い〜!!

展開を知って見ててもよくよく聞いてみれば結果に繋がるじゃん〜と思うような言い方でなく、

なんてことをしているんだ!にも息子凄いにも繋がりうる台詞の言い方なのが半端なく凄いなと思う。

 

洋一郎さんのアダム、

今日初見だったんですけどめちゃくちゃ観たくてたまらなかったのがアンリの想像のショー。

華やかな雰囲気の中、アクセントのごとく軽やかにタップが踏まれて盛り上がっていくの(´ฅωฅ`)

格好良い〜

 

足がムズムズの曲、

椅子使って踊るの既視感だなぁ〜

ソンダンで見た朝のご報告ぽい?と思っていつ見たんだろうと調べたら

ソンダンようこそらしいそんな前なの?!

 

なんとなくですけど今日のリズに恋する三人は

どの人をリズが選ぶか分からないような均衡があった気がして私好きだったなぁ〜

皆それぞれリズを愛していて愛する選択をする。

 

区切りというのはある、

としても区切ったからといってそれまでと決別するかといえばしない。

今までを引きずって今を生きていかなければならない、

これからを変えなければならない。パリアメの冒頭はそんなことを思います。

 

階段作るショー、
幕からシルクハット上手袖からステッキというのが美女と野獣のルミエールぽくて、

その後のホールの背景もビーアワゲストに似てるように思える。

あれは美女と野獣が真似ているのかな?パリアメはたまたま??

 

パリのアメリカ人ナンバーで背景の円の色や大きさが変化していく光景は

ルソー(私は眠れるジプシー女)が浮かんできます。

 

映画のパリのアメリカ人では絵の中に投入して踊っているから

ナンバーに出てくる画家らしい光景を見ると映画の光景も思い出して二重に思えます!

 

オグリが人生の歓喜がテーマと聞いて

アンリが言ってたやつでは…?と思ったのを思い出す。

 

自分ではよく思っていることなんだけれど

松島さんをジーン・ケリーさんがされた役で見たいと思うのと同じくらい

丹下さんがアメリカミュージカルにいるの見てみたい

(雨に唄えばのコズモで見てみたいと前から思ってたけどパリアメならアダムかなぁ?)

 

アンリの部屋や窓になる額縁は左右非対称なのに、

額縁の間にある剪定された木は左右対称なのがアンバランスな感じがして好きです。

自然の方が整えられるのが不思議な感覚ある。

 

パリのアメリカ人ナンバーのCDで言うと08:28のとこから好きすぎる〜!
ジェリーを中心に回るダンサーを見てフッと笑ってたような気が…

それが“変わる”“来る”と思える前フリ。

次の瞬間には腰を下手寄りに重心がある体勢で、

さり気なく完璧に手を腰辺りで開いて、幸せになる笑顔…ジェリーだ〜(´ฅωฅ`)

 

リズが色々なナンバーで繰り返されていた振りを

群舞の中心、ピラミッドの頂点で踊り進んでくる。

音楽とそれまでの振りからの気持ちの高まりをギュッとまとめて歩んで、

最後まで徹底的に盛り上げられるの、楽しくって仕方ない!!

 

 

 

パリアメ開演前に呟いてみた結果、

フォロワーさんとお会いすることが出来たのだけど

めちゃくちゃ優しく楽しい方で舞台の楽しさがお話で更に増しました( *´꒳`* )

ありがとうございました〜!