珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

VOICARION~女王がいた客室~ー2016/09/01ー

2016/09/01(木)

シアタークリエ

 

座席 真ん中の真ん中らへん

 

 

りんごさん(@sannkaku)が投稿した写真 -

 

りんごさん(@sannkaku)が投稿した写真 -

 

 

 

原作・脚本・演出 =藤沢文翁
作曲・音楽監督 =小杉紗代

 

バンドマスター・ピアノ:斎藤龍

ヴァイオリニスト:鷲見 恵理子

チェロ:Eru Matsumoto

フルート:久保順

クラリネット:西崎智子

ヴァイオリン:古館 由佳子

 

キャストさん

アレクサンドル・パーレン(アレックス):平田 広明

イカ・デミドフ(マイカ:山路 和弘

エレオノーラ:水 夏希

女王:竹下 景子

 

2016公演公式サイト

http://www.tohostage.com/voicarion2016/index.html

 

みどころ!「女王がいた客室」1

http://ameblo.jp/daisuke-fujisawa/entry-12188344332.html

 

VOICARIONの魅力〜その1〜

http://ameblo.jp/daisuke-fujisawa/entry-12172498328.html

 

吹替王国#5声優:山路和弘 SPインタビュー

 



新しい朗読劇です〜クリエでやります〜と発表時、

いぇーーー待ってました!!

というテンションのままスルーしてたけど
しばらく作品名が読めませんでした(笑)
ヴォイサリオンと知ったのはだいぶ後ですw
ヴォイサリオンの中に2作品あるのは知ってましたが

女王がいた教室だとしばらく思ってました。
ドラマっぽいですよね。

ヴォイサリオンずっと観たかったけど
予想されたとおりにはならず

状況が何転もして予定など分からなさすぎてなかなかチケットが取れなくて
やっと取れたと思ったら予定が変わり、
チケットを手放し、取り直してといった末の観劇だったので
クリエ前に着いた時の観られるという安心感が今までにないものでした(笑)
ちなみに最初キャスト発表時はかっぺいさん回と平田さん回観る気で
一度チケ手に入れたのは甲斐田さん回で
たまたまチケ残ってたのが平田さん回だったのです!
巡り合わせですね〜観られた喜びです\( *´ω`* )/

ただやはり思う、どの回も観たかった!!

蛇足。
それにしてもクリエで観劇する時、
あんまり早い段階でチケ取れないんだけど真ん中らへんで観られることが多い。
ツイてるなって毎度思う、ありがたや。
でも何でか近くに私は存じ上げないけれど普通でない感を持つ方々が座ってらっしゃることも多いから
開演前無心にならざるを得ない(笑)

 

 

 

調べて見つけたサイト

http://uramayu.com/blog/2011/09/pushkin-peterhof.html

もうとにかくふぁあああああってなるから!

サンクトペテルブルク!!!



開演前に聞こえてくるのは
雨と馬が駆けるような蹄の音、雷の鳴る嵐の様相。

舞台には4本のろうそく建て、4脚の椅子、

4枚の白い柔らかそうな布カーテン?、一つの時計、6つの額縁。

「カメラが入っています」という張り紙がありました。
何故?映像になるの?
来年のPVとかかな?
DVD出してくださったら買うのに〜(音源でも買う!)

一幕終わり、幕間で書き残したメモより
「この部屋には赤いカーテンが合うわ。」
女王のセンスがめちゃくちゃ良さそう。
エレオノーラ引いてたけどどう考えても趣味いい感じ。
シャンデリアもきっと大きいのだろうけど部屋に不釣り合いではないバランスで存在感あるんだろうなぁ!
夢の叶うホテルすげい!

ロシアの街見て思うけれどパリよりずっとカラフルですもんね。

パリは洗練された美、サンクトペテルブルクは豪華さと暗い空と冬を彩る絶妙な色彩美。

パリはモノトーン+ワンポイント、サンクトペテルブルクは白と様々な色と色を縁取る金。

美が違う。

アレックスやばい〜
いいおじさますぎる(><。)
存在が可愛いし敬語だし優しい。
丁寧な口調から身なりもきちんと整え、きりりとした姿勢でお仕事をする姿が浮かびます。
ただその想像はフランスの方らしくないなぁと最初から思ってました^^

かと言ってロシアを感じたわけでもないですが。

(平田さんからピロシキの差し入れですという呟きは見ていたのにw)
平田アレックスはクリスマスノストラのドン・ヴァザーリ(マフィアのドン役)とは全然違うけど愛嬌があるってとこは一緒!
平田さんの声の良さ?魅力?は愛嬌な気がする^^大好き〜!
人を惹きつけてしまう魅力をお持ちですよね!
今回は漂う上品さの響きと心地よさを感じる声でしたが
最初はコンシェルジュだからこそ、日常を離れるお客様の為の声なのだと思っていました。
でも〝ロマノフ王朝〟と説明がついた途端、

理解するコンシェルジュという役ゆえではない染みついた抜けない高貴さと物腰。
幼い頃から当たり前に生きていた世界を感じました。

こう、抜けないものをうまく溶け込ます世界に身を置いていますよね。頭がいい。

イカは器用なんだなぁと涙とともに感じてしまいます。
ロシアから逃れイギリスへ行くも苦しい生活、その中で土地、人、生活に適応するマイカ
元々仕えるという感覚はマイカの方が強いのでしょう。
仕えるご主人の為の威厳、上からの態度と
心開いたものへの砕け方等々ギャップの宝庫って感じね(笑)
嫌味な風なんだけどあんまり嫌な人だなと感じないのは正直なところだったり、人懐っこさだったり
イカの好かれる人柄がどこかに感じられてしまうからだと思う。
アレックスが旧知の仲だと気づいても初対面時は表情崩さない頑なさ。
ワイン倉庫でのえ?どうしたの??っていうくらいの心の開きよう!
イカは自分に閉じこもって守っていた部分があるのかなぁ。
ワイン倉庫での開放されたように幼くなる瞬間は話を全て見た今、
もう一度見たら良かったねぇと感動し、

今まで辛かったよねと苦しい気持ちになってしてしまうシーンだと思われる。
アレックスは喜びつつもアレックスのままどっしりとそこにいてくれるから
‟ロマノフのマイカ”でいられなかったマイカも時を取り戻したかのように出てこれるんだろうなぁ!
似たようなこと繰り返し言ってるだけなのだけどニュアンスでもいいから残したい。
ワイン倉庫で急に高校生男子みたいなじゃれあいが始まったの、

ほんと衝撃で可愛かった。゚(っω`c)゚。

ロマノフ王朝
ロシア革命
回転木馬
ウォッカ
・バレエの世界が浮かぶ
・楽団の演奏はロシア作曲家のものなんだろうか?

↑は多分部屋に楽団呼んじゃった女王に対するものかな?

動くから目立つピアニスト斎藤龍さん。
弾きながら振るの目立つ。

小杉紗代さんの音楽は繊細な音楽だけど現代みという印象。

「女王がいた客室」のピッチカートが鳴る感じのとこはGQやDeliciousのようなダンスイメージ。

その後のゆったりした部分は夕暮れや優雅な一時、晩餐会のような。

またその後のピアノがポロンポロンしてるとこはバレエ教室の基礎練習が繰り返し行われる姿が浮かぶ。

苦しくも愛おしい今昔、ACLじゃないですが愛した日々に悔いはない。

これがVOICEパンフレットに入ってた劇中音楽の印象。

朗読劇にすごく合ってる音楽だと思いました!

土屋さんは朗読と音楽ぶつかり合っていて主張が強かったけれど

小杉さんは状況説明、感情表現とか如何様にもとれる含みが多くて

寄り添うと見せかけてリードしている音楽かなぁと思います。
ピッチカートやトレモロトレモロの不安感。
チェロの低音と高音の一瞬の移弦によるバッハのやつなんだっけ?

↑のメモ内容が思い出せません(笑)

水エレオノーラの場合、「女じゃないなら男か?」で笑えるから経歴強いな〜(笑)
「ミニーおばあさま」がエレオノーラと違い、可愛いのは生きる。
エレオノーラの給料分働くという感じ凄い!
お金の為にあそこまで頑張れない自信があるなぁと思うのでエレオノーラは凄い。

つまりはマイカとアレックスの友情の円熟味よね。
一緒にいる場所もそうですけど、ワインですかね?
寝かせたほど美味しいみたく、

然るべき管理下ではないがお互いが精一杯生きてきたことが伺える。

セットやパリという雰囲気からジャン・コクトー美女と野獣を思い出すからやっパリ!なんて〜(はい、ごめんなさい)
 

こまでくらいが幕間メモかなぁ?

 

 

 

 

 



椅子の高さは最初現実世界の位を表していて
お客様であるマダム

マダムのお付の人マイカ

ホテル支配人アレックス

メイドエレオノーラ

の順で低くなっていく。
2幕ではロマノフ王朝での位順
皇后陛下

アレックス伯爵

イカ子爵

エレオノーラ

の順で低くなっていく。
身分というのは無いようであるのに大きな影響力を持つことが見える。

アレックスにとってはロマノフ王朝に焦がれていたが

10年の歳月が経ち、夢消えた頃になって現れる夢。
彼が求めていたのは夢ではなく現実世界での貴族復興であるから
今は貴族であるかのように振る舞う、ただの夢でしかありえないことは残酷ですよね。
女王そしてアレックスの臣下であったマイカも同じく。

イカは女王と共に一時でも楽しもうとしてしまったがために

アレックスより余計に傷ついているのではないかと思える。

アレックスは結構最初から戸惑いといった嬉しさと虚しさと悲しみ等々の入り混じったような物言いだったと思う。

 

イカは特別アレックスに懐いていたというよりは多くの人に好かれやすい人物な気がする。
女王というトップに仕える伯爵、に仕えるということ自体に喜びを感じるような人物には思えない自由さだったけれど
貴族に属するということを登場人物の誰よりも楽しんでいそうな人物に思えた。
イカは貴族であると自負していても、
現実でのマイカはお付の人として認められていて
貴族だとは誰も認めてくれていない。
自覚する所属と世間から周知されるものが違うことでいつまでも溝が消えない苦しみ悲しみ。

ダンスシーンは勿論誰も動かないのに
ピンクとミラーボールのキラキラした照明とゆったりとかかる音楽によって表現されるダンス。
見えないものが見えるのです。
貴族たちが着飾り、踊り合う中の一組の踊りが。
フッと絢爛豪華な部屋で踊る姿が浮かんだけど
検索してみたら頭に浮かんだイメージまんまだった凄い!
そしてこのシーンは踊ることで時代とのそぐわなさを感じてしまう悲しい場面です。
山路マイカは自分の自覚する貴族のまま、エレオノーラと踊りあっているだけなのに
エレオノーラには普段の発言にいちいちつかかってくる親しみやすいマイカが感じられず、怖さを抱いてしまう。
これめちゃくちゃ悲しいだろうなと思った。

 

 

 

 

ロマノフ王朝については勉強します。

Voiceパンフレットは追記か新しく書く。


 

 

 

 


どういうファンの割合なのか分からないんですけれど
声優さんが出演している舞台にしては
年齢層が高めだと感じました。
平日だというのもあるかと思いますが^^
このツイートでそうか〜!
竹下さんのファンは声優さんにここで触れる、意識するということもあるのかというのに気づきました。
私もちゃんと「男はつらいよ」を見たことがないので
竹下さんの凄さは今回公演でじっくり感じさせていただきました。
竹下さんあっての女王がいた客室だと強く感じます。
竹下さんは朗読だけど本当に台本を見られない。
そこで女王を演じてらっしゃる。
動かなくても読んでいることを感じさせない。
女王が話している、拝聴しなければという気持ちになりました。

 

 


これね、ずっと思ってたんだけどね。
水エレオノーラの存在感ほんと半端ないから!
ただいるだけ、が出来るのはあそこまで目立つ存在だからですよね〜
そしてあそこまで強い存在を軽々しく扱えるのは
平田、山路ペアだよね〜と言った感じ。
水エレオノーラに食われないのはこれくらい渋み増さねばなるまいです^^
素晴らしいキャスティングですよね!
で、そんな水エレオノーラをコロコロしてるようで案外コロコロされちゃう姿に、
単純にふぁあああ格好いいいいいと手で顔覆いたくなる姿に、
メロメロするだけ、されるがままでいればいい観客であった私は幸せ者です(笑)
最高ですね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

りんごさん(@sannkaku)が投稿した写真 -

明音 @akane_akaruioto   https://t.co/cYHONGDm7G 2016年09月01日 18:20

 

りんごさん(@sannkaku)が投稿した写真 -

呟き載せられるエディタ初めて使ってみたので削除方法が分かりません(笑)

ので写真も付けとく。