珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

JAMPANプロデュース公演Vol.1金魚花火-2018/09/12-

2018/09/12(水)ソワレ

シアターKASSAI

 

JAMPANプロデュース公演Vol.1「金魚花火」より

JAMPANプロデュース公演Vol.1「金魚花火

作・演出:鷲尾直人
プロデューサー:窪田ゆうり

主催:Rebel Group

 

キャストさん

工藤真夜as山﨑玲央

村田誠吾as一之瀬嘉仁

工藤真隆as神谷未来紘

夏目慶子as石川美樹

金井力也as齋藤伸明

松永定晴as菅野英樹

田崎翔多as角田拓真

金太郎as窪田ゆうり

 

*金魚部

夏目空as浜田美優

亀沢智之as橋本直

若林源太as松岡洋佑

小島沙奈as福田沙織

 

スタッフさん

舞台監督:丸山直己
舞台美術:宮坂貴司
音響プラン:志水れいこ
音響オペレーター:吉田望(ORANGE COYOTE)
照明:仲光和樹(E-FLAT)
楽曲製作:今泉翔
歌:澤田真里愛
制作協力:小野智美
映像製作:ぷにぷに研究所
スチール撮影・デザイン:圓岡淳(Atelier caprice orchestra)
ヘアメイク:又吉桃花(superbly)
企画・制作:JAMPAN

 

あらすじ

金魚の寿命は
ちゃんと飼育すると想像以上に長い
平均8年から15年
40年以上生きた金魚もいるそうだ
そう
人間より長く生きる事もある
花火の様に短命な人だっている
それぞれの寿命を終えるまで
いったい幾つもの「約束」をするのだろう
そしてそれを
いったい幾つ守れるのだろう

夏の夜
大切な人達と交わした
三つの約束

守りたい約束
守れなかった約束
守りたくなかった約束

人生に当たり前なんてない。
必ずも絶対も。
今その瞬間に掴み損ねたモノは、もう二度と戻らない。
いつまでもそこにあると思うな。
だからなりふり構わず、全力で生きろ。
一歩一歩、確実に。
今を踏みしめろ。

これは
約束にもがき苦しむ人達と
金魚と花火のお話

― 後悔、先に立たず ―

JAMPANプロデュース公演Vol.1「金魚花火」

 

 

 

 

ネタバレです。

 

 

 

金魚花火は一之瀬さん出演されるのを知る前に

どこかの方面の方がRTされてたのを先に見ていて

夏らしい名前の舞台だなぁってチェックした覚えがあったから

一之瀬さん出演されると知って結構びっくりしてました!

そのRTがどの舞台界隈からか覚えてないけど

今まで見てきた舞台と今が繋がった感覚あってなんとなく嬉しい( ^ω^ )楽しみだなぁ

akane-akaruioto.hatenablog.com

 

#JAMPAN金魚花火 初日おめでとうございます!

何でもそうだけれどみんな同じじゃない、

だからこそ良かったり、逆に理解出来なかったりする( ^ω^ )

変わっていく中、変わらないことの有難さを感じました!

 

 

紅シ終演後の面会時間、

私自身は俳優さんを目の前にして喋るなどめちゃくちゃ難易度高いので

基本心地的には硬直して後ろにいたんですけれども

窪田さんを目の前にしたら「金魚花火観に行きます!」と口から出てきて自分でも驚いた(笑)

そうしたら窪田さんお優しいから

「いっちー?いっちー?すごいいいよ〜稽古で泣いちゃいけないんだけど泣いちゃった^^*」と

高まるお話お聞きしてたので期待値うなぎのぼりでした!!

 

 

一之瀬さんの誠吾、予想外が第一声でした!

一声で熱いと分かる力強い声!

ほんとに予想してなくてびっくり!

一之瀬さんの仕草が熱い誠吾にぴったりなのもびっくり!

 

観劇したこの日、朝起きたら寒っ!と思って長袖ひっぱり出して着たんですけど

長袖は流石にはちゃめちゃ暑かったよねホント失敗した(笑)

けど長袖で暑かったからこそ夏の歌や蝉の鳴き声を聞くとさながら夏だった、

辻褄合わせのように服の選択最高だと思いました( ´ω` )自画自賛w

 

 

大塚愛さんのは知ってる!

 

 

舞台セット

上手にマヤの家、金魚鉢で金魚飼う

下手奥に空の家

下手横に金井鉄工

これは上手側に寄った後方席が全体把握には向いてますね

 

 

金太郎、帯のふわり具合から琉金かな?ピンポンパールぽくもある?とかね( ^ω^ )

金魚は横から見て愛でるんでなくて上から見て愛でていたって奈良でバスガイドさんが言ってた記憶。

アートアクアリウムの写真映えする派手な水槽じゃない平たく薄い円柱水槽で見るふわりとした尾びれや出目金の華、綺麗だよね。

https://photohito.com/imageaid/?url=http%3A//photohito.k-img.com/uploads/photo72/user71985/3/2/32e928d268a320c09a0b1d29a183d7a0/32e928d268a320c09a0b1d29a183d7a0_m.jpg

 

誠吾が花火を上げて、その花火を真夜が撮る。

写真が好き。

写真で撮れた光景を信じる。

目で見たものを信じる。

 

金魚を大切に育てる。


遺影は俺が撮る。しわくちゃになるまで一緒にいよう。

 

マヤの名前、探偵みあるよね。

 

金魚花火の中でうち好きだった役は力也さんだなぁと思った( *´꒳`* )

好物すあまについては分かるって思うし、なにしろ優しく穏やかに皆を見ているのが好き。

力也さん慕われるの分かる〜

先輩との上下関係を大切にしているのもあるけれど

お母さんが気を抜きたい時に気を抜かせてくれて欲しい言葉を投げかける。

どう思うか感じ取ることに長けてらっしゃるんだろうなぁ!

だからきっと弟子たちを育てるにも良いところを活かして

(力也さんご自身の気質も弟子たちの前の姿が近いのかもだけど)

距離感絶妙で適度に話しやすそうなの素敵だと思う〜

すあまーじゃん(笑)

麻雀は知らないけどうちもすあまは好き。

でも多分羊羹が好きだから一本齧りついてみた的なことになる気がする〜

すあまは本当にお好きなんだろうけど仕事に関係ないからそこでキレても支障無いもんね^^*

 

やっぱ見に行くきっかけの人を中心に話を掴みがち。

叫ぶような直接的にバリバリ真っすぐ言葉を伝える誠吾、

真夜はただ悲しみに至るまでが、また抜け出すまで遠かったんだろうなぁ。

どうしようもないことほど思い出して囚われたりしない?

そもそも思い出したとしても過去は変わらないから反省を活かすしかないんですけど

すごい嫌だなって気持ちはそう合理的に抜け出せない。

嫌だなって自分が認められるまで長いかもだけど当事者が認めるしかないよね、嫌だって。

他人の尺度と自分の尺度はきっと全然違う。

アドバイスってしたり、していただいたりするけど

自分を通して一番良かったことを紹介するわけで

他人にピタリとハマるかといったら必ずしもそうとは言えないとこある。

でも真夜にとって幸運だったのか…誠吾の真っすぐな気持ちが響いたのです。

傍から見たら荒々しく絡んでるように見えるけどそれは誠吾のデフォルトだから

わざわざ荒げてるわけじゃないんだなぁと思いました。

何にせよ生きてればそれなりに辛い時もあると思う。

自分に精一杯な時って周りを見る余裕持てないと思う。

余裕ない時、余裕ない自覚があっても余裕持てない時、

変わらずに会ってくれる人や側にいてくれる人

どれだけ貴重な人だろう?

写真部の人はひどいんじゃなくて

やっぱり行動したらどこか見返りを求めてしまうとこあると思う。

全然見返りを考えていない善意だったとしても返事がなく一方通行だったら

〜してるのに!と思ってしまう気がするよね。

そう思ってしまってもおかしくないのに諦めない誠吾だから有難いんだよね。

 

 

観劇中、ちょっと話の内容を思い出してしまったから思ったんだけど

趣味が人間観察という人いるけれども(趣味だという人はいいのよ趣味だから)

私は人間観察苦手なんですよね、

自分が一人の時間も大切だと思ってるからかもですが

電車の中で目が合っちゃうとか

カフェで大声で話してる内容が耳に入ってくるとか

仕方なくとも悪いことをしている気分になって苦手です。

 

 

TVでイタリアと日本の花火職人さんが花火の美しさ勝負してたの見たことある。

イタリアは空一面に一斉にバッと華開く爽快感ある美しさ、

日本はイタリアにはない高くまで上げる技術(筒が特殊だった気がする)で大きな華咲く美しさ。

どちらも美しいと思うけれど浮世絵にもなるような日本美ってあるよね。

金魚花火調べてみました。

歌詞だけのものだと思ってたのに実在するんですね!

水と炎という対極にあるものが共存する不思議な美しさと可愛らしさ。

 

 

最近秋はどこか行かないの?と言われたので

どこ行きたいかなぁ〜?とつられて考えてみたんだけど

観光以外に何かをしに行くという目的無く行ってみたい場所でいつもパッと思い浮かぶのはアイスランドです。

ギャオという地球の割れ目、大陸のプレートとプレートがぶつかってる場所に行きたい!

でも駿河湾も似たような場所らしい、案外近いとこにもあるけど海底は行けないからやっぱギャオ行きたいよね。

ギャオに行きたいなと思ったのは新聞か何かに載ってた写真の美しさに心惹かれたからです。

もう中学生の頃からずっと思っている気持ちなんですけど

それだけの期間、惹きつける光景と憧れを抱かせる写真は確かに少しだけ広く世界を見られるようになるのかもしれない。

 

 

【現代文】作品紹介
「舞踏会」作:芥川龍之介
初出は1920年大正9年)、雑誌『新潮』1月号。舞踏会に招かれた娘が、フランス人海軍将校に踊りを申し込まれ、二人で花火を眺める淡い恋物語。後に老夫人となった彼女がその一夜を思い出すという構成で、一生を花火に重ねて描いてる。

うちが読んでないので分かんないんだけど感想の会話の中で気になったのはこれかな?と思える。

読んでみたい〜

 

 

写真上げたくてアカウントも作ってるのんだけど私は写真撮ることに苦手意識ある。

でも苦手というのは本当に苦手なの?と思えるほど自分より上手い人だからといって

その人に苦手意識がないとは限らないというのを思い出しました。

弾いてるうちに入るのか?程度なんですがベース弾いたことあります。

一番最初に弾いた曲「HILL WHERE THE LORD HIDES」が難しくてもう駄目だ~ってなった時に聞いた話。

俺は初見合奏が苦手で吹きながら5小節先しか見れないけど得意な人は2段先を見てる、

と聞いて本当か嘘か知らんけど何言ってるのか分かんないなと思いました。

このお話は誰と比べるかじゃなくて自分が得意や苦手の判別をしてるということなんだと思います。

好きという気持ちはいいよね、好きだということでしかない。

そしてなぜこれを呟いたか思い出せない…

 

 

パンフレットは開演前にある程度ざっと目を通しちゃうんですが、

自慢の息子になるという約束とはリアルにアラジン(ミュージカルの)では?と思ってわくわくしました(笑)

 

 

月が綺麗だね、よりロミオとジュリエットのバルコニー

「月に誓おう」
「誓うのはやめて 月は姿を変える 貴方の愛も変わる」

 

 

しとやかな夏、私も大好きな夏、精一杯生きていることを感じる季節名残惜しませていただきました!

ありがとうございました!