珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

CATS-2021/04/22-

2021/04/22(木)ソワレ 

キャッツ・シアター(東京 大井町

 

キャストさん

グリザベラ 金原 美喜
ジェリーロラム=グリドルボーン 真瀬 はるか
ジェニエニドッツ 花田 菜美子
ランペルティーザ 片岡 英子
ディミータ 小野 日歌里
ボンバルリーナ 佐藤 友里江
シラバブ 柴本 優澄美
タントミール 間辺 朋美
ジェミマ 加島 茜
ヴィクトリア 小島 絵里衣
カッサンドラ 山田 祐里子
オールドデュトロノミー 飯村 泰志
アスパラガス=グロールタイガー/
バストファージョーンズ 藤田 光之
マンカストラップ 金本 泰潤
ラム・タム・タガー 上川 一哉
ミストフェリーズ 押田 柊
マンゴジェリー 玉井 晴章
スキンブルシャンクス 田邊 祐真
コリコパット 田中 勇人
ランパスキャット 政所 和行
カーバケッティ 櫻木 数馬
ギルバート 高野 佳基
マキャヴィティ 中村 智志
タンブルブルータス 松永 隆志

  

あらすじ
満月が青白く輝く夜、街の片隅のゴミ捨て場。
たくさんのジェリクルキャッツたちが、年に一度開かれる"ジェリクル舞踏会"に参加するため集まってきます。

人間に飼い馴らされることを拒否して、逆境に負けずしたたかに生き抜き、自らの人生を謳歌する強靭な思想と無限の個性、行動力を持つ猫、それがジェリクルキャッツ。

そして今宵は、長老猫が最も純粋なジェリクルキャッツを選ぶ特別な舞踏会。
再生を許され、新しいジェリクルの命を得るのは誰か。
夜を徹して歌い踊る猫たち。
やがて夜明けが近づき、ナイフで切ってしまえそうな静寂に向かって、天上に上り、
新しい人生を生きることを許されるただ一匹の猫の名前が、宣言されます。

その猫とは‥。

www.shiki.jp

 

akane-akaruioto.hatenablog.com

 

いやいや本当に電車の遅延は重なりますよね💦

複数遅延していたから焦りに焦りました~

しかも途中まで開演18:00だと思っていたから

メサイアまで見られないな…と思いながら向かっていました。

開演18:30だったの良かったですが心臓に悪かったです😭


りんかい線大井町駅の発車メロディ「スキンブルナンバー(もしくはメモリー)」なのも、

階段を上がっていく道のりに公演写真が掲示されてるのも

大井町に着いたと感じさせてくれて大変安心いたしました!

都区内パスでキャッツスタンプラリーしたお陰で

最短距離で乗り換えられた気がする(笑)

 

近くに座ってらした方がキャッツとてもとてもお好きな上に誘い上手だったから

好きな演目を冷静に説明出来るような人になりたいなと思いました。

憧れるけど全くなれる気がしない(笑)

 

 

可憐さと芯の強さ ヴィクトリア

小島ヴィク可愛らしすぎる〜〜

バレエのチュチュやトゥシューズでより非現実さ増すような可愛らしさ🙈と思ってたら

タガーナンバーはマンマかな?というくらいバリバリ踊っているし、

ボール▽集う時に煽るような顔されてるしギャップも魅力もありすぎる!!

とても気になりました!!

 

記憶曖昧だけどボールにマンカスがヴィクをリフトするとこある??

リフトされてるヴィクがあまりにも安定していて軽そうに見えるから、

あれ?これ私でもリフト出来るんでは🤔と思ってしまうほどでした(笑)

 

ミストナンバー、ミストがヴィクを指名して…のあたりにマキャがいたら

何かしら思うことはあるだろうになと思ったりして。

いないから存在の謎をぬかくぎなのに考えるわけですけど。

 

 

美しいは無駄がない ランペルティー

片岡ランペの足先まで自然にピンと伸びた美しさは印象的だから記憶に残ります!

ボール、マンカスが片腕を掴んで不安定な体勢であるのに

身体も右足も相変わらずスッと伸ばされた片岡ランペの美しさ、

そしてペアとしての光景の美しさ素敵でした💡

 

 

印象を自ら打ち破る タントミール

ボール、ランパスに肩の上ぐるんと回されるタントのアグレッシブさ格好良い〜〜!

タガーナンバー、

一列に並ぶ前のタントがスタイルの良さを全面に押し出してくるのも然り、

間辺タントのおかげでオーヴァチュアの神秘さだけではない

タントの魅力に沢山気づける気がします。

 

 

カーバコリコギルテリア

GRC、胸張りまくるカーバを筆頭に

フィンクスよろしく腕回しまくるコリコ

そしてギルのブルテリア三犬組。

(ギル、目が足りなくて何をしていたか見られなかったの書いてると悔しくなってくる)

数と勢いでいけば勝てるでしょ?と挑む姿見てるとめちゃくちゃ弱そう。

 

 


一幕メモリー「思い出よ 還れ」

この一年で思い出は還らないとより感じています。

例え思い出が還ったとしても自分自身が変わっているのだから

同じ幸福を味わえないんじゃないかと思う。

何事も常に“初見は一度”なんだろな。

思い出を思い返すことによって感覚や感情がよみがえるのはある気がしてて、

再び味わうことで潤って明日へと歩みをすすめられるのは分かるかなと思います。

「思い出を売る男」観たいなぁ。

 

二幕メモリー「思い出は去る」手を伸ばした先に「わかるわ 幸せの姿が ほら見て 明日が」

思い出を糧にして手を伸ばす、

幸せは今だからこそ感じられるものなのかもしれないなぁと

現実に重ね合わせて思いました。

幸福の姿
「永遠の幸せ望むなら 心に深く求めるのだ
 そしてついに、思い出を巡って甦り
 新しい形で生まれ変わった命こそ
 本当の幸せの姿なのだ
 もう永遠に変わらず 永遠に消えない」

 

 

CATS好きな台詞ベスト3

こないだふと「恨みつらみ 晴らすぞ今こそ」

猫で好きな台詞ベスト3に入るな🤔と思ったり。

他は

「ジェリクルお掃除 爪の間」

「その目はらんらんと 燃える火の玉
 大あくびひとつ あごは耳までさける
 髪の毛をさか立て 大見得を切る
 ひとにらみで
 ふるえあがらぬ者はない」かも?

「うまいぞダンス ガヴォットやジグ」じゃないの?と言われたけどそれも正解💮笑

 

 

力の差ゆえ マキャヴィティ

連れ去りマキャ(犯罪王)の赤ライト消し、

連れ去りついでに右足ふわんと軽く上げて、軽やかに闇に紛れ込んでいて

ええええ怪盗とかそういう類の茶目っ気といいますか…かわいいい!

これから恐ろしいよ怖いよと紹介されるのに

あまりにかわいすぎるのでは??と思いましたかわいい。

 

 

ルージュをひく ボンバルリーナ

「悪魔のマキャヴィティ」だと思うけど

右小指を口元のあたりをスッとルージュをひくような仕草される振り、

妖しさと赤いライト、ボンの赤黒白の毛並みや魅力的な歌声など

全てがピタッとハマって毎度ときめきます。

 

「気が向く時しか気が向かぬ」

上川タガーを佐藤ボンが誘うのに気分じゃないと振るタガー。

この後のボンの反応はそれぞれですが

佐藤ボンは指差して簡単になびかないことを楽しんでいそう。

美男美女の戯れ。

 

 

ディミータは感性の猫というイメージ

二幕のはじまり、近寄ってくるタントを見つめ威嚇する。

色々考えようのある場面ですが

私はこの威嚇が鋭く少し怖いと感じるくらいなのが好きです…

つまり小野ディミの威嚇とても好き〜〜!

前回なんとなく佐藤ボンとのペア合いそうだなと思っていました!

小野ディミは柔らかい印象を含みながらも踊りは直線シャープで鋭い。

佐藤ボンはゆったりと時間を後ろに送らせる余韻と

佐藤さんご自身の柔らかさが相まっている。

お二人のマキャナンバー好きです〜〜🐍🐾

 

 

コミカルの活き方 マンカストラップ

金本マンカスはクリューやヤクザ演じるとはっちゃけが凄くてびっくりするw

カテコ、最後の最後レンジ横へはける際に

空間に爪を立てて裂くような野性味が見えてとても好きでした*´ㅅ`)"

 

 

大井町猫=振付変更

そう!大井町猫になってからの振付変更で好きなのは

ボール終盤も終盤、

(以前は右足でタンタンとリズム取っていたとこかな?)右足をふわっと浮かせて、

それまでの音楽と熱と共にガツガツ攻めていた気持ちを弛緩させ、

時間を歪ませるようなあの一瞬の心の掴まれ方…!半端じゃなく好きです!

 

 

大井町猫=カーバケッティにハマる

ファイナルカウントダウンが始まったから大井町猫って何があったろう🤔?

と考えていたけどもカーバにハマったのがあるかもしれない。

ミスト、ランパスは大体どの場面でどこにいるかなんとなく分かってる。

今回の公演中にカーバも少しだけ覚えたりしました(笑)

猫好きな人はカーバふわふわと好きな気がしてる。

 

櫻木カーバがデュト様へ手を伸ばす理由は何なんだろう?

手を伸ばしすぎて転がってしまったのではなさそうなのがとても気になっています。

 

 

自動速記ペンGRC

ランパスは大体どの場面でどこにいるか分かってるとはいえ!

ランパス自体好きなんだろうとなんとなく分かってるとはいえ!

気づくとどこパスを見ているのは気になっちゃうんだろうと思ってる_(:3」∠)_

「金と力がね」ヘドバンくらいの頷きようで同意さえも強い。

 

 

自然にふるまうだけさ ミストフェリーズ

押田ミスト自ナンバー、アラセゴンターン後の収束が美しかったのと、

一人カテコでのジャンプの高さが半端じゃなくて頭に残っています。

でも何度もときめいたのは足を床に対して垂直に上げるその体制の美しさ

(ボール▽前、雄猫たちがミスト中心に周る場面でのミスト足上げとか)です!

 

 

黄色い猫たちの遊び

バストファさんナンバー、

上手田邊スキンブル櫻木カーバの後ろを通ろうとした柴本バブ。

田邊スキンブルが何気なく後ろへ体重預けてバブが通れないようにするの、

戯れか止めたのか分からないけどやり取りがほのぼのしてて好き!

 

タガーベッド前くらいの柴本バブ「ぽっぽー」の弾けようがかわいくて

楽しそうで気になってみてしまうなぁと思いました🌻

上川タガーはなんだかんだ比較的早めにベッドになってあげるから

天邪鬼猫の素の優しさが見えちゃってるようで光景がかわいい。

 

 

やさしさと陶酔

真瀬ジェリロ、結構久しぶりに見たんだとは思うんですが印象が違って驚きました!

ジェリロは優しさで沢山の猫たちを包み込んでいる反面、

グリドルボーンの名の通り骨抜きなってしまうのは

グロタイと同じくキエーラ、ソノクイでよく分かります。

 

 

意識を引き寄せる

一公演に一人、考えるたびに馬鹿だなと思いはすれど

連れ去り、ペアダンスにビビって取れなかったセンターブロック5列や通路側。

コロナ対策で猫が降りてこない今、

座るたびに舞台は正面に向けて作られていることと

あまり見てこなかった光景に大変上がります(笑)

 

ネーミング冒頭のカンッと音がなり、猫たちが一斉に正面を向く。

ジェリクルキャッツにとっての“その名”を教えてくれる最初の引き込み方、

あれは今思ったけど見得(クローズアップ)みたいなものなんだろうなぁ。

PV映像が過るのもある気もするけどグッと近づく感覚あります。

 

 

相乗効果 マンゴジェリー

玉井マンゴの合わせ方の妙✨

ペアになる猫は必ず魅力的に見える気がする!

片岡ランぺというよりカッサとランぺ兼ねてる方のランぺは

比較的格好いいから元気いっぱいランぺとはまた違うと思うのに

玉井マンゴはどんな相棒とも泥棒をしているペア感があって凄いです!

幸福の姿でのマンゴとボンのペア。

高嶺の花であるボンと踊るのではなく

大人同士のひと時を楽しむ相手としてお互い選びあっているような雰囲気に

見えるの格好良いなと思いました!