珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

リトル・ダンサー

リトル・ダンサー、画面の美しさというのかな?リアルを感じさせる話でもあると思うんだけど一瞬の輝きを収めた写真の連なりと感じるくらい綺麗と言ったらまた違うんだけどあくまでふんわりとフィクションの中で物語に触れられる感覚が好きだなと思いました!

 

こう映画を見てみると舞台はだいぶ掘り下げて背景や人物を感じさせてくれているんだなと思いました!だから好みだと思うけど双方に良さがある! 舞台だとものすごくトニーが気になったけど映画だとお父さんかな〜とにかくかわいい(と思えるのは舞台観てるからです完璧に)

 

Angry danceになる場面以外にも気持ちの発露・言葉にならない思いを踊りにこめる、根源的なものと全力投球具合に惹かれるものがあります。

 

そしてこれは舞台以上にテンポよく進むからより感じるのだけどビリーのお父さん・ジャックがビリーの踊りを見てすぐさまウィルキンソン先生のお宅へ向かうの、ミュージカル映画に触れていたとかもあると思うけどなによりお父さん自身が心の中で踊れる方であったのが大きいのだろうなと思いました。

 

未来がないと感じている炭鉱の街で他の道があるのは本当に光なのだろうなぁ!だからこそスト破りをしてお母さんの形見であるアクセサリーを売ってお金を用意しロンドンへオーディションを受けさせに行く。 行動力を見ると冒頭の生活はお父さん自身も辛かったのだろうなぁ、駄目なものはだめだけど。

 

この映画ぜんっぜん知らずに見てたから最後のオールダービリーがアダムクーパーさんだって知って大層驚きました!あんなん誰だって好きになるじゃん〜〜〜〜〜めちゃくちゃ格好良いし美しい!これがよく聞くマシューボーンのスワンレイク…なんで何かしらで見なかったの?!とすぐさま後悔の嵐(笑)

 

アダムクーパーさん、雨に唄えばとかオーブに来てたので見たけどもあのスワンレイクの衣装はより美しさを際立たせる…と感じるのに充分でした_(:3 」∠ )_あれは撮り方もあるのかな? 踊りって思い返すと美しい瞬間の連なりになるけどその凌駕される感覚が再現されてる気がする。

 

オーディションでの踊るとどんな気持ち?という質問、歌・Electricityになって広げられていると知っているから電気というのより「いい気分です」という最初の言葉が素直に刺さりました。 言葉にならないけれど心が凪いで溶け込むような気持ち、人それぞれ体験や感覚は違うんだろうけどある気はする。それだけ没頭するというか無にして集中出来るものに出会えるのは素敵なことだなと思ったということ。コーラスラインのアット・ザ・バレエも過ぎるけども。

 

クリスマスの音楽、舞台は楽しく皮肉ってたけど映画はサッカーの応援歌で聞いたことあるやつだったからなんか分かる馴染むなぁと感じる。なんとなくノリがリアルなんじゃないかと思って。

 

踊りで歌う・踊りが音楽の可視化というのはよく思っていても、歌で踊っているんだなぁと思ったのは安蘭さんのウィルキンソン先生が印象深いです!目の前で踊っている光景以上に感覚的に踊っていると感じるの、あれ不思議〜〜!