珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

アナと雪の女王-2021/09/18-

2021/09/18(土)ソワレ

JR東日本四季劇場[春]

 

キャストさん
エルサ 岡本 瑞恵
アナ 三平 果歩
クリストフ 神永 東吾
オラフ 山田 充人
ハンス 杉浦 洸
ウェーゼルトン 山本 道
スヴェン 川野 翔 
パビー 渡久山 慶
バルダ 松本 菜緒
オーケン 阿部 よしつぐ
アグナル王 田川 雄理
イドゥーナ妃 髙岡 育衣
ヤングエルサ 鈴木 麗衣 
ヤングアナ 福田 果音 

【男性アンサンブル】
姜 大舜 黒田 大夢 小林 清孝

中田 雄太 土井 夏以 山口 優太

【女性アンサンブル】
榊山 玲子 小林 由希子 塩住 珠希
志賀 ひかる 海沼 千明 岡本 直子 大森 真理

 

あらすじ

アレンデール王国の幼い王女、エルサとアナはとても仲の良い姉妹。
雪や氷を操る魔法の力をもつ姉のエルサは、ある夜、誤って妹のアナの頭に魔法を当ててしまう。
氷のように冷たくなったアナを助けるため、王妃は「隠れびと」を呼び寄せると、彼らの長パビーにより、アナにかけられた魔法とその記憶は取り除かれた。
自分の力に怯えるエルサは、魔法の力を消してほしいと懸命にパビーに頼むが、その力もエルサの一部であり、消すことはできないと告げられる。

王と王妃は、エルサが力をコントロールできるようになるまで城の門を閉ざし、すべての人々から魔力を隠すことを決意する。
その日からエルサは自分の部屋に閉じこもり、年を経るごとに強くなる魔力と孤独に、追い詰められていく。
一方、いくら呼んでも姿を見せない姉に、アナは寂しさを募らせる。
そんなある日、王と王妃は帰らぬ人となる。

やがて訪れた戴冠式の日。長い間閉ざされていた城の門が開く。
生まれて初めて訪れる自由に高揚していたアナは、飛び出した城の外で 、サザンアイルズのハンス王子、そして山男のクリストフに出会う。
一方、エルサは何とか無事に戴冠の儀式をやり遂げ、アレンデールの女王となった。

戴冠を祝うパーティの場で、久しぶりの姉妹の会話を楽しむ二人。
そのなかで、アナとハンスはすっかり意気投合し、結婚の約束をする。
アナはエルサに結婚の許しを得ようとするが、理解されず言い争いになり、感情を抑えきれなくなったエルサは城の広間中に氷の魔法を放ってしまう。
貿易相手国からやってきたウェーゼルトン公爵が怪物だと騒ぐのを後に、城を逃げ出すエルサ。

逃げ出した姉を追うアナは、クリストフと協力してエルサの行方を追うことに。
道中では、しゃべる雪だるま・オラフと出会う。それは、かつて姉妹で心を合わせて作った雪だるまだった。
夏だったはずのアレンデールの町がすっかり雪で覆われているのを目撃したアナは、姉の力の底知れなさを実感するが、話し合えば元に戻せると信じて進んでいく。

その頃、一人きりで自由に生きることを決意したエルサが、長年抑えていた魔法の力をすべて解き放つと、美しい氷の宮殿ができ上がるのだった。

氷の宮殿にたどり着いたアナたち。エルサの魔法の真実を知ったアナは、ようやくわかりあえた姉と離れたくないと懇願するが、エルサもまた妹を大事に想うあまり、ともにアレンデールに戻ることができない。
さらに、雪で国中が凍っていることを知った彼女は、絶望し再び感情を制御できなくなってしまう。
エルサの魔法が四方八方に放たれ、アナの心臓を直撃する。
エルサはクリストフにアナを託し、力をコントロールできない自分から遠ざけるため、 魔法で全員を宮殿の外に吹き飛ばす。

幼い頃に「隠れびと」に助けられ家族同様に育てられたクリストフは、彼らに助けを求める。
しかし魔法を受けたのが心臓であったことから、パビーには助けることができない。凍りついた心を溶かすことができるのは“真実の愛”だけと教えられたクリストフは、アナをハンスの元に送り届けることを決意する。

一方、アナの身を案じて、町の人々とともに山に向かったハンスもエルサの宮殿にたどり着く。
その一行の中には、エルサを捕らえようとするウェーゼルトンらの姿もあった。

はたしてアナは真実の愛によって、助かることが出来るのか。
そして、エルサの運命は――?

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ミュージカル『アナと雪の女王』作品紹介 | 劇団四季【公式サイト】 (shiki.jp)

 

音楽

Vuelie/Let the Sun Shine On

1幕幕開け「Vuelie/Let the Sun Shine On」、ヤングアナとヤングエルサがDo You Want to Build a Snowman?のメロディで少し歌った後に扉の開かれたお城へアレンデールの民が足を踏み入れる日常。あの民が入ってくる様子と音楽に心が大きく広く開くような心地があって感動してしまう😢

Hans of the Southern Isles (Reprise)

「Hans of the Southern Isles (Reprise)」を聞くと自然とついていこうという気持ちになる音楽だなぁと思います!BB暴徒の歌のガストンとはまた違った求心力で信頼出来ると感じる。一番最後の「サザンアイルズのハ〜〜ンス🗡」の気持ちよさと頼もしさ凄い!

あとここの低音、スターウォーズのメインテーマの低音を思い出します。これって何かお決まりの形なの??頼りになると感じやすい低音です、とか言われたらそうかぁ〜ってなるけども。

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Let It Go

「Let It Go」後半で音の質が増して全体を支えてるバスドラ?打楽器の刻みははやる気持ちを抑えつけようとするような冷静さがあってエルサの開放がより印象強くなるように感じられて気持ちいいなぁ〜と思う❄
振り返りつつマントをふわりと上げるエルサの後ろ姿でパッと暗転するの余韻が好きすぎる!

 

キャラクター

ウェーゼルトン

なんだかんだアナ雪はウェーゼルトンが好きかもしれない(笑) 山本さんのウェーゼルトン、アニメーションのような物凄いキレと考えも言葉も仕草もなぜそれを内から出してしまったのだろうか?と思うことしかなくてとっても心が引いてしまうところが好き!タンゴは自信あるだけあって得意度が違う✨

エルサ

アナのために自分がどうしたらよいか考えているエルサは自身の行動が周りの人に影響すると分かっている良い女王様だろうなと思う。 題名のない音楽会でセカンドについてやってたんだけどファーストに尽くすということは理想的なファーストが思い描けるということでもあると思うから。

ダンスだと男女で役割分かれちゃうけどリフトされる側が上手いとリフトしやすいって聞いたと思う。ああいうのってリフトされる側はリフトしやすい体勢を知ってるのかなぁと女性がバレエっぽい体勢(アラベスク?)を保ったリフトが多いから思ったり。

オラフ

山田オラフ、前回もこのオラフ見たことある〜〜と思ってたけども目を半分閉じる表情が特に感じましたがより知っている表情と感じるものが増えてて凄すぎる〜と思って!

 

北欧の夏

t.co

オラフではないけれど私の知らない北欧の夏を想像してみる時に思い出す作品。

ヤングアナの「お空も起きてる!」に白夜を感じてきっともう夜も遅いからの感覚が違うんだろうなと考えます。

 

ハーネス

登山用ハーネスって腰下しかないの怖くないのかな?🤔ジェットコースターは上からガシャンと身体全部止められたら飛び出さない気がするけど足元だけだと不安になるのよぎる。あと落ちた時に足だけに衝撃くるのとても痛そうで勝手に心配になっちゃう。でもクリストフのフック見てると安心するけど。

 

全体的な感想

私はどうも一公演見終わってのアナ雪感想が見つけられずにいます💦これは映画も同じだったりする。具体的にはハンスが裏切った後の展開に対する感想がいまだ見つけられていないです。これに関しては詳細が自分の中でクリアになっていないからだと思う。久しぶりにああ見つけられないなと思った気もします。全然感覚が違いますがエビータの途方にくれる分からないくらい分かっていないのかもしれない。惑ってしまうね。

人種や性別という括りを意識的に意図してキャスティングしている演目なのだろうし、音楽を聞いても映画より更に様々なジャンルが1曲間に混ざり合っていると感じます。その混ざり具合は挑戦の割合が多い気がするのは私の好みの問題なのかもしれません。

 

レ・ミゼラブル「誰かを愛するということは神様のおそばにいるということ」

前回はレミゼの影響を強く受けていて真実の愛の行動を誰かのためにとる、これは神様のおそばに行けるなと安易に思ってしまって逃れられませんでした💦とらわれてしまうのはよくない気もする。

 

Kawaii festival

ディズニーは勧善懲悪が多くて悪い人は悪いと描かれがち。ヴィランズのように悪は魅力にもなりえるわけですけども。ハンスは舞台になってみると必死にどうしたらよいか考えて行動した人なんだなと思います。行動を間違えてはいるんですけどあの時誰かが周りにいたら…そう思わずにはいられません。あの公爵でさえお付きの人がいるのにハンスは王子でも独りぼっち。バットばつ丸がいたら「分かるぜ…」と悪役の気持ちに同調してくれただろうになぁ(Kawaii歌舞伎参照)と思いました。そしてそもそも女王を倒そうという時にキティちゃんが争いを止めてくれただろうと思うわけです。しかしそう思うのは先にステアラサンリオを見る予定があるからです(笑)影響されやすい。