珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

シュレック・ザ・ミュージカル-2022/08/15-

2022/08/15(月)ソワレ プレビュー公演

東京建物 Brillia HALL

 

スタッフ

原作:ドリームワークスアニメーション『シュレック』/ ウィリアム・スタイグ『みにくいシュレック

脚本・作詞:デヴィッド・リンゼイ=アベアー

作曲:ジニーン・テソーリ

翻訳・訳詞・音楽監督:小島良太

演出:岸本功喜

振付:岸本功喜・中塚皓平

美術:松生紘子 照明:日下靖順(ASG)

音響:遠藤宏志(アコルト)

映像:O-beron inc.

衣裳:永橋康朗(はせがわ工房)

ヘアメイク:小竹珠代

特殊造型:林屋陽二

歌唱指導:小島良太

稽古ピアノ:森本夏生

演出助手:坂本聖子・加藤由紀子

舞台監督:辻 泰平(DDR)

技術監督:堀 吉行(DDR)

制作:S-SIZE

 

キャスト

シュレック spi
フィオナ 福田えり
ドンキー 吉田純也
ジンジャーブレッドマン、魔女、ママオーガ 岡村さやか
ドラゴン、母熊、デュロックパフォーマー 須藤香菜
ピノキオ 新里宏太
オオカミ、デュロックパフォーマー、騎士 鎌田誠樹
セロニアス、パパオーガ、騎士、ドワーフ 鈴木たけゆき
みにくいアヒルの子、デュロックパフォーマー、青い鳥、盲目ねずみ 熊澤沙穂
3匹のこぶた、デュロックパフォーマー、騎士 岩﨑巧馬
3匹のこぶた、デュロックパフォーマー 大井新生
3匹のこぶた、デュロックパフォーマー、盲目ねずみ 澤田真里愛
ピーターパンティーンフィオナ、デュロックパフォーマー、盲目ねずみ 石田彩夏
デュロックの兵士、デュロックパフォーマー、司教 大村真佑
ヤングフィオナ、ヤングシュレック、子熊 小金花奈
ファークアード 泉見洋平

youtu.be

シュレック・ザ・ミュージカル <オフィシャルHP> (shrek-musical.jp)

theatergirl.jp

25news.jp

www.astage-ent.com

spice.eplus.jp

コメディ、ハッピーエンドだと思っていたからこんなに考えると思ってなかったなぁ。

確かに面白いんだけど単純に楽しかったでもないように私は映画から感じてます。

観た方々そうでもないんだろか?あんまり見かけないよね。

心が定まらないので感想なかなかまとまりません💦

今の段階の私の感想だと前置いて。

 

単独独演会もピアノライブも楽しそうだなって思うくらいには気になってる🤔笑

本音を言えばお二人のステージが見たいです🎙️✨お二人ならお好きなことをしているのを眺めるでもたぶん楽しそうだなと思えちゃう。

 

シュレック

今までここまで詰んでる状況なら開演には間に合ったことがないです。正直先週から2幕からでももし観られたとしたらラッキーだと覚悟していました。奇跡のよう😭 その忙しさを言い訳にしてはいけないけれど最近は思ったとしても留めるべき強めの言葉や言わなくていいことをポロっと溢してしまっていてきっと傷つけてしまっただろうなんで堪えられなかったんだと凹んでました。だからこれ以上傷つかないように相手を遠ざける言葉選びをしたシュレックの気持ちこんななんじゃないか?と思ったり。言葉を発する時は自分に目が向いて自分のことで精一杯なんだけど言い終わってから視野を広げると大後悔。言葉にすることで例え相手が傷ついていなかったとしても自傷だから。自分を大切にしないのは良くないと考え改めました。

ひまわりっシュレック自身も好きかもしれないけれどフィオナが好きかな?とか、似合うなとか、一緒に笑って楽しんでひまわりみたいな人だなとか理由明確に分からないにしてもフィオナのことを思ってのひまわりなんだろうなと思うととてもかわいい🌻笑

「好かれるのはどうもむずがゆい」インタビューでお見かけしてから気になってしまう!きっとかわいいと思うだろうな!とわくわくしていました。夢見るのを諦める切ない歌詞だったなんて予想外です🩹諦めの言葉・理由を探すシュレックに悲しくなっちゃう…

個人的にシュレックかわいい🙈の感情に貫かれたのはドンキーはそうじゃないって知ってるけどさ…みたくポソッと何気なく本音をこぼすやつ。な、なんて素直~~~~こういうのさらっと溢しちゃうの好き…本質はここか🙈かわいいいいいという感情の高ぶり熱さに反して舞台は穏やかなの温度差がすごい。みんなどんな気持ちで観てるの…このかわいさを平然と受け取れるドンキーだから親友なんだなと満場一致の納得です✨

一人立ちする前にこてんと首傾げるヤングシュレックめちゃくちゃ愛らしくて刺さった💘かわいいいい。プレビューは初見だからかわいいいいだけども2度目は先が見えるだけに感想変わりそう。

ファークアード

やり方は良くないかもしれないけれどファークアード卿は"王様になりたい"に真正面から向き合って行動していると思うとわりと眩しい存在なんじゃないか?とか。とはいえやり方、考え方がやっぱり良くないのだけど。定まったお話に生きる登場人物が決められた範疇を越えるのは大変なことなんだろうとファークアード卿が運命を変えようとして及ぼす影響の大きさを考えて思います。行動の後、元に戻らず新しい環境の中でおとぎ話のキャラクターたちは楽しく暮らしましたとさ。

ドラゴンが想像によって空を羽ばたくのだからファークアードの馬も立体的というより生きた馬だと想像してました。映画の影響もあります「我が愛しき木馬だ!」的な台詞でえ?!これは見たまんまなんだ??と驚き笑えるw

めちゃくちゃ“さっちゃん”好きです(笑)歌詞を読み上げるのってなんであんなに面白いんだろう?男梅くらい渋めの顔で「さっちゃん」決めてくるファークアード卿めちゃくちゃ笑ってしまう(笑)歌詞一部引用かな?と思ったから最後まで歌うんだwという笑いもある。

勧善懲悪だといつも悪はやっつけました。めでたしめでたしでいいの?とそこはかとなく切ない気持ちになる。もう既にチャンスはあって掴めなかったとも言えるのだとしても学び直す、自分自身を変えるチャンスあって欲しい。ファークアードもなりたいものにまっすぐだけど方法はもっとあるんじゃないか、とかね。オーガのお決まりを超えてシュレックが変わっていける世界ならファークアードが望む"背の高い王様になる"が実現するかもしれない!恐怖政治なのか分かんないけど従わせるんじゃない統治の仕方で愛される王様になれますように お茶目なファークアード卿ならきっとなれる!シュレックの映画、一作目しか見てないからもうすでにやってたらすみませんですが。

ドンキー

ビジュアル写真でも思ってたけどドンキーのひづめ可愛すぎる~~ドンキーを見ていても、場面の感情に浸っていてもあのひづめ見ると一瞬\カワイイッ/が入り込んでくる(笑)めっちゃかわいい。

ドンキーみたいになりたい✨あと良いのか分からないけどドンキー全然ウザくなくてあのくらいグイッと来てくれるのとても好き😂

Make A Move

事前に聞いて好きだった「Make A Move」歌うドンキーも、もどかしいシュレックフィオナも見たくて目の限界に挑まなくてはならなかった!あれだけ態度に出てしまっているのに言葉にはなかなか出来ないシュレックの可愛さ、背中押しちゃうドンキーの気持ち分かる~~”愛を感じて”のティモン、プンバァのポジションだけどやってるのはルミエール、コッグスワースって感じ。

ドンキーのお喋りに音程がついているような始まり方をする曲どれだか思い出せない~~話すように歌うと歌うように話すとも違う感じ好きだったから気になる😂

フィオナ

フィオナ、グリンダより断然強くて笑う(笑)

日本語だと一人称「わらわ」なんだなぁと。結構古風なお姫様、今時そんなお姫様いないよね?とか、アンバランスで違和感あるお姫様って感じなのかな?

誰かになれたら Who i'd be

今日観てみて一番刺さってしまったの一幕ラストソング「誰かになれたら Who i'd be」"なりたい"じゃなくて"なれないけれどもしなれたら"だよね?シュレック、ドンキー、フィオナそれぞれ歌いつつ混ざり合う三重奏。聞き取れないけど心地良くて気持ちが気になる😂めっちゃ好き~~観客一人一人が歌声から自然になだらかにシュレックの心に触れる。物語の主人公として客観視していたのにいつの間にかその境が曖昧になる。心を合わせる導入とても好き🙌こうなれたらいいなを素直になりたいと思えるかわいい7歳の頃。追いかけられ追われて成長した姿で素直さに触れるからこそこれが心根かと納得する心地。怖いだろと脅しておいて戦く反応で自らを傷つけてるんだろうな。聞いてる途中、扉絵でミスGWにヒーロー、海賊王にされたダズとクロコダイル思い出したり。

ドラゴン

ドラゴン、片腕のモサ思い出した。あれも補いをゆだねる形だったけどもっと要素が簡素だったのに見てすぐ片腕のモサだと分かったから。個人的には観客を信頼してくださっているように感じて要素で示す方法好き。ドラゴンこそもう少し全体的に見渡せる席でもう一度見たい。

舞台セット

舞台セット、絵本を開いた形が固定。盆のセンターが舞台の一番奥。回転することでページをめくるようにお話が動いていく。
ここからは記憶あいまいだから違うかもと日に日に思っています。日本だったら時計回りな気がするけど確か一番初め反時計回りじゃなかったっけ?漫画は確かめくっていく方向が逆だった気がするけどもしそうだったら絵本めくる方向が違って面白い!ここまでめくってると感じるのは見たことないかも?絶対抜けあるし幕に隠されている間は分からないけれど
塔←たぶん森←デュロック←ドンキー←沼地で反時計回り
塔→森→沼地で時計回りに戻る
デュロック←沼地で反時計回り
こんな感じかな?回転によって世界観と地理が分かるの面白いなと思ったけど幕で遮られての移動もあるから定かでないです。信じないでください(笑)

本の中を表した2D平面演出はリトルマーメイド、ジョセフでも見たけれどシュレックは平面の世界じゃなくて立体の世界だからずっと3Dだったはず。

デュロックの騎士

キャスト発表された時にペッパーの??と思ってたけどデュロックの騎士見たら大村さんとても覚えててびっくりした(笑)台詞の発し方に馴染みを感じるし聞き取りやすい。適当なこと言うけど母音法されてるのかな?

7歳

7歳で一人立ちするオーガと7歳で塔に閉じ込められ助けてくれる騎士を待つフィオナ、と幕間でメモしたらナンバーでたっぷり紹介&馴れ初めエピソードだったよね(笑)喧嘩してたと思ったら仲良くなっちゃうの可愛らしすぎるw最初から全力でぶつかりあえる相手なの素晴らしい!

Freak Flag

FreakFlagの内容大切なのに個人的な思い入れと私の心で屈折して素直に受け入れられない…もう少し時間がかかりそうです。

シュレックは物語の枠にはめられていたキャラクターが意思を持ち暮らす世界。自分自身が思っていたこと、踏み出せていなかったことにありのままの自分を解放して受け入れてもらう!シュレックはオーガだからと一方的に攻撃されて追い出されて心を出す前に閉ざしてしまった。傷ついて嫌われるのは十分だと思っているから何か新しい一歩を踏み出すのは恐れになってるのかな?イメージ・定まりからの一歩を踏み出す=オーガ・シュレックが姫・フィオナに好意を伝える=ありのままの俺を受け入れろ!これはとても分かる。

ありのままの自分を受け入れてもらう。それはたぶん相互で必要なことなんじゃないか。受け入れてもらうならありのままの相手も受け入れてこそ受け入れてもらえるような気がする。一人一人大切にしている主義、主張、考え方があるからどうしても分かりあえない部分もあるだろうし、分かりあえないからといって人が大切にしているものをないがしろにしていいなんてことは絶対にないはず。
やっぱり個人的には多様性は"ある・存在している"が大切なんじゃないかと思う。自分の見知っている世界は狭いかもしれませんが存在している世界はとても知りきれない広いもの。だから気がつかない存在、知らない存在がそれこそ沢山あると思う。当たり前だけど気がつかなくても、知らなくてももう既に存在している・多様性はある、それが大切なんじゃないかと今は思う。

ハッピーエンド

統治者ファークアードに追い出されたおとぎ話の世界の住人たち。もしお父さんのことがあったとしても強制的に追い出すこと自体が良くない。おとぎ話の住人たちはどう解決したかといえばシュレックに乗じてファークアードをドラゴンの炎で追い出す(そうじゃないんじゃない?という結末もありそうですがこの感想では追い出された、で!)。目には目を?歯には歯を?これやっつけてしまっていいのかな?もう既に先に書きましたがファークアードにもう一度チャンスがあってもいいんじゃない?と感じるのがひとつ。追い出されて同情していたはずのおとぎ話の住人たちがドラゴンの炎に焼かれるファークアード見て喜んでいる姿がとても怖いのがひとつ。あれ印象めちゃくちゃ悪いよね?さっきまで一緒にシュレックのこと応援してたのに急に心理的距離が1㎞くらい離れましたけど?みたくなる。求めよさらば与えられんはあったとしてもそれが力での解決なのはいかがなものか。このくらい大きなことをしないと変わらないとか、お話が終わらないとかあるだろうけど物語の中でくらい夢見てたい、総合的なハッピーエンドってやつを。とか言ったらピューロランドに行けばいいじゃん?ってなりそうですが。

お父さんが白雪姫の小人ならファークアードもおとぎ話2世、自分自身がおとぎ話の住人ではないのに枠にはめられるって悩みあったかも。シュレックをファークアードから遠ざけてしまったのが残念だよね分かり合えたかもしれないのに。悩みを分かりあえる、分からなくても側にいてくれる人・立場関係なく側にいてもいいと思える人に出会えなかったんだね。背の悩みもシュレックの世界なら実際に背を高くすることも出来るかもしれない。実際に求めて変わるのもありだと思うし、背が低いからってバカにするのがおかしいと旗掲げるのもありなんじゃないかと思うよね。とはいえ立派な大人であるファークアードの考えを変えるのは難しいとも感じる。だからジャンコクトー美女と野獣でアヴナンが野獣にされてしまったようにチャンスがあってもと考えたけど調べてみたらアヴナンが人間に戻れる保証はなかったんだなぁと知って行き詰まりを感じます。難しいね。

繋ぐこと

超新星爆発と藤原定家 その1:達人に訊け!:中日新聞Web (chunichi.co.jp)

超新星爆発と藤原定家 その2:達人に訊け!:中日新聞Web (chunichi.co.jp)

「明月記」の超新星記録を世界に紹介した射場保昭 - アストロアーツ (astroarts.co.jp)

私、この藤原定家の日記で超新星爆発がいつ頃起こったか分かるお話とても好き👏
どうやってこの二つが組合わさったのか知らないけど日記を読める方と超新星爆発について調べている方とを繋ぐ方がいたから結び付いたのだろうなと思ってる。間を繋ぐのはとても大切だってお話。

スッキリ見ました!春菜さんのおかげでCMまたいで話題になってるの凄いな~と思って😂お子さんに限らず舞台の魅力に気づいていない、知らない、今まで興味を持っていなかった方が舞台を知るきっかけの作品=シュレックになるのかもしれないと思うと凄い瞬間見てると思いました!

少し気になること 思うこと

個性

シュレックを見ていて思うのはシュレックの存在自体が個性に溢れているということです。既に個性を持っている人。隠していた個性を出そう!の考え自体は普遍的な悩みだと思うし、多くの人に刺さると思う。ただ今は出していく私の個性はどこにあるの?に移ってきてるんじゃないかなという印象も受けます。私自身がオタクになりたい当事者じゃないから信憑性も薄いですが皆がハマるものがあまりないゆえに好きなものや得意なものがないと没個性と思いがちなのかなと思います。もしかしたらSNSなどでの他人とは違う、自分だけの特性に対する承認欲求も作用してるのかもしれません。価値観変わりつつあるなんてことないんだろうか?とは映画もミュージカルも変わらず残る感想です。でも多くの人が気にならないなら私が気にしすぎなだけなのかも。

ビジュアル

応援サポーターが発表された時から私は微妙な気持ちになったのは確かです。ネタなのは分かってるけど容姿いじりが面白いと思わないというより思えない側面があります。芸人さんからしたら辛いことかもしれないけど感覚として気になる部分。

作品内で背が高い王様になりたいという夢を知ってしまった今、ファークアードの容姿いじりを笑えなくなったとしてもそれは感想のうちなのかなと思いますけど。

「容姿いじりの"タブー"って何?」 | charmmy (line.me)

 

 

アフタートーク
①8/15(月)18:00
テーマ:演出・音楽監督と主演による見どころ/聴きどころ、プレビュー公演後の感想
出演:spi、岸本功喜、小島良太(司会:吉田純也)
 そういえばアフタートークだけでもしっかりお話聞けて嬉しいくらいだったけどあれ吉田さん何も見ずに質問されてたの?何か見てされてたんだろうか?何にもないように見えたから凄いな~って思ってた!

貴重なお話をありがとうございました🙇

 

 

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