珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

宝塚BOYS-2013/07/31-

2013/07/31(水)ソワレ

シアタークリエ

座席 上手

キャストさん

上原金蔵:吉沢悠

竹内重雄:良知真次

星野丈治:中河内雅貴

長谷川好弥:入野自由

竹田幹夫:上山竜司

山田浩二:小林大介

太田川剛:板倉チヒロ

君原佳枝:初風諄

池田和也:山路和弘

ネタバレです。

よろしいですか?

初シアタークリエ☆

順番などは気にしない。

伝わらないネタも強気で推す。

…そんな文章です、どうぞ。

宝塚BOYS凄く凄く良かったです...!あらゆる意味で!

なんで私はタオル持ってくんの忘れたんだろう?泣けました。

自由さんの親近感を持てるというか、近くにいるような演技はやはり素敵だと思います^^

中河内さんが中河内さんらしい踊りで今日は満たされた!

前見た時、らしさを抑えた役だったので。

トークショーベジャールって言葉が出た時の動揺がね、凄くて(笑)

小林さんが十市さんの弟と聞いて(;OдO)となったのは当然のことだと思う。

全然知らなかったからひたすらぽかーんでしたwびっくり~

良知さん最初気づかなかったや!

顔見分けつかないくらいの遠さの席だけど言葉と雰囲気で太田川さんは分かった。

「2度目の終戦記念日」や「片肺だから兵士にもなれず役に立てない、という考え方」が悲しいと思う。

喪失感をリアルに感じさせてくれる。

「お国のために」という教育は戦争が終わっても心に残り、戦後の生活と共に生きていったのですね。

戦争は簡単には終わらない。

希望を持ち生きていた人の元に、ある日突然戦死通知が届く。

紙っきれ1枚で納得しろだなんてなかなか出来ないでしょうけど結局紙しか確かなものはないだなんて恐ろしい。

最初の戦争を表すシーン、

あの爆撃って例え防空壕に入っていたとしても音が聞こえているわけでしょ?

いつ死んでもおかしくないそんな中で誰が安心して寝られるか?寝られないだろうな。

そんな時を何年も過す、それだけで耐えられないと思いました。

平和な今でさえ色々なことで平穏でいられないこともあるのに、自分ではどうにもならない戦争という恐怖を抱え生きる。

なんてことだろう。

この戦争のシーン、今は横向いてる。

初演では正面を向いていたそう。

照明は赤い光が上手に立つ上原にピンスポットのようにあたる。

ただ円形ではなく細かい四角がまばらに散るような感じ。

周りは暗い。

戦争が終わり、宝塚の練習場に舞台が変わるのは赤い照明が徐々に白い木漏れ日のような優しい照明に変わっていくことから。

上原金蔵のぴしっとを通り越す手を直線に伸ばし緊張した様子はこっちも見てて緊張する。疲れそう。

竹内は正直過ぎてよく戦時中に生きて帰って来れたな~と思える人物。

まっすぐ過ぎる印象がある。

間違ってはいないけどマイナスにはたらくこともあるだろう人。

本質は温かくて歌の力を誰よりも信じてる。

星野出てきた時、このダンス出来る役が中河内さんか~これは面白いwと思いました。

相変わらず飛んだり回ったりが空間を支配していいな~!

動きがちょろちょろイリュージョンぽいと思いました私は。

あそこまで癖はないけれど回転すると特に。

あと中河内さんだと思う仕草やちょっとした特徴が堪能できて凄く良かった!

自分は出来る、周りは素人と思ってるからちょっとしたところでバレエぽくして優越感見せてるのが子供っぽい。

上から見ているもの言い。

池田に何か質問した時の身のかがめ方がバレエ風。

ほかの人が真似するのが可笑しい(笑)

で、実際その行動は星野は嫌味なんだけどそうされる理由も分かってしまうくらいに実力を認めてしまう他の生徒達、だから何も言えない。

星野の出演者に選ばれなかった時のプライドが傷つけられた感じね~

寮のおばちゃんに話しかける星野の柔らかさは思いやりに溢れていた。

母に何かあったんだっけ?

お父さんはダンサーで手を出しては行けない公演元の女性がお母さんだっけ?

その後お父さんは仕事をなくしお酒に溺れ亡くなった。

お父さんが職を失ったことで喜んだ人は沢山いた。

準備稿が気になる星野さ~、興味ないふりして鏡のカーテン掴んだままどうにか見ようとしたり、後ろでふざけたり、超可愛い!!

で結局居心地がいいここにいてしまうってわけです。

男子部からとされた手紙ウケるw

読んでいる方が恥ずかしいとかww

私は大好きだからもっと読んでっ!て思いました。

ちょっとチョコレートコスモス思い出す。

太田川は唯一顔見ずに誰やってるのか分かった何でだろう?

直感でわかるってなんか凄い。

関西弁直らない。

稽古も恥ずかしくてちゃんとやらない。

結核になっちゃって最後病院抜け出してでも来たい稽古場。

夢に溢れた空間、希望だったんだろうなぁって思う。

なのに久しぶりに来たら状況は変わり皆も変わっていた。

「まだ出来るやろ?」って言葉から痛いほど気持ちが伝わって辛かった。

山田は実は誰よりも優しい。

宝塚男子部は生徒7人の夢でもあったわけだが、

演出家を目指していたけれど諦めたはずの池田が上原の手紙により再度抱いた夢でもあった。

生徒だけでなく支えてくれた池田の夢も同時に消えた。

それにもう号泣。

池田の謝る気無い謝り方すごい可愛くて...(〃艸〃)

私のお気に入りBoyは池田です(笑)

だってなにより可愛いですもんね。

素直に応援しないのね!

そしてバレてるあたりがまた可愛い。だから愛されるんでしょうね^^?

裏側を描くわけだからACLぽいわけです。

辛い部分も嬉しい部分もある世界、辛さの中を生き抜き最後に華々しいショーがあるという。

美しさの裏にあるもの。

そういうのやっぱり面白いです。

初風さんの温もりある話し方というか邪魔せず寄り添う感が凄い!

存在感あるのに、聞いてるのに押してこないのが凄くて本当わぁお!ってなったわ~

この人半端ないって思いました。

準備稿読んでる時思ったんだけど初風さんも凄いけど自由さんの凄さ際立つ。

言葉の強さがある気がして。

強さというとガツガツしてるイメージあるけどそうじゃない。

役としてあんまり上手いのは駄目、下手ではないけど上手くない感じの声。

女子じゃないから気落ちしてたところ、おばちゃんの読んだ声にハッとして変わる声な感じ。

と私は思ったんだけどどうだろか?

あんまり自由さんに注目してたわけじゃないから自信ないけど。

そういえば劇場入ったらずっと昭和の曲かかってた。

幕間は美空ひばりの曲。

改めて聞いて思ったけど美空ひばり凄い!

エッフェル塔の再現はメトロノーム持ってAの形になることで表してたけど

それ広樹さんの東京タワーと同じw

エッフェル塔からのへんとつくり!(言いたいだけ)」