珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

パリのアメリカ人-2019/04/13-

2019年4月13日(昼)公演  

KAAT 神奈川芸術劇場<ホール>

 

上手

 

キャストさん

ジェリー・マリガン 松島勇気
リズ・ダッサン 近藤合歓
アダム・ホックバーグ 俵 和也
アンリ・ボーレル 小林 唯
マイロ・ダヴェンポート 宮田 愛
マダム・ボーレル 佐和由梨
ムッシュー・ボーレル 味方隆司
オルガ 木村智秋
ミスターZ 荒木啓佑

 

【男性アンサンブル】
吉岡慈夢
ツェザリモゼレフスキー
照沼大樹
田中勇人
吉田 蓮
高橋伊久磨
渡邉寿宏


【女性アンサンブル】
篠原真梨子
東 沙綾
後藤いずみ
武田恵実
塩住珠希
藤本典子
野田彩恵子
山崎遥香

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天才ソングライターの野望

1.ヒット曲を次々に生んだ天才ガーシュウィン

2.大スターの野望とパリ弟子入りの旅

3.タクシーホーンとジャズで斬新オーケストレーション

アメリカ最大のヒット・メーカーとして活躍した作曲家ガーシュウィン

ミュージカルのヒット曲を連発し、富と名声を得た大スターだ。

しかしそんな彼が憧れたのがクラシックの都・パリだった。

パリで活躍するラヴェルストラヴィンスキーのように本格的なオーケストラ曲を作曲したいという大きな野望を持ったガーシュウィンは巨匠直談判で弟子入りを申し込む。

ガーシュウィンがパリに追い求めた夢と、名曲誕生の秘密に迫る。

ららら♪クラシック - NHK

 

「パリ(巴里)のアメリカ人」の作曲者は「ラプソディ・イン・ブルー」の作曲者と同じガーシュウィン

調べたラヴェル(ボレロの作曲者)との関係もやるらしい(*´ω`*)熱いね!!

ラプソディインブルー(ガーシュウィン)とボレロ(ラヴェル)の関係とは?と思いまして。

理由か知らないけどガーシュウィンがクラシックの管弦楽法の師事をラヴェルに頼んだ際

「君は既に一流のガーシュウィンなのだから、今さら二流のラヴェルになる必要はない」と断ったの格好良いと思う!

パリのアメリカ人作るにあたってそんなにラヴェルに影響されるとこあったんだろか??
そもそもガーシュウィンでもコンプレックスに思うことあるんだなぁと思って考える度に不思議な気持ちになる〜

パリのアメリカ人 ガーシュウィン 解説と試聴

蛇足ですが映画巴里アメはフランス絵画の中(の世界)ダンスと踊りの魅力でぶん殴る力技が良いです!(え?瞬きの間に見逃したかな?ってなるよね)
ミュのパリアメは戦後という時代背景と踊る舞台セット、繊細なプロジェクションマッピング、これでもかのバレエが良いです!

というのを前日に考えてました♪

 

 

手軽なので江戸清で中華まん買って山下公園で食べて劇場へコースが好きです。

でも江戸清の「メイメイ」という真っ黒の中華まんがなくなってから何を食べるか迷走しております…

甘い系はね、桃饅というのが好きです、かわいいしね。

ふかひれスープおいしい。

山下公園のオウゴンマサキ?という葉っぱが黄色い植物が綺麗で不思議。

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ああ…夢が叶ったような気分になってしまう(´>ω<`)スワンダホ〜すばらし〜♪

巴里のアメリカ人がアメリカミュージカル映画、ジーン・ケリーが出てる作品だと元々知ってる。

今までの舞台で松島さんの踊りが気持ちが明るくなるものだと知ってるから前々からジーン・ケリーの役で見てみたいなと思ってたんです!

やっぱりとてもお似合いですよね!!今日私見られてとても嬉しい!

いやほんっと似合うだろうなとキャスティング前から思ってたし、

むしろパリのアメリカ人を四季がやると聞いてめちゃくちゃ期待した松島ジェリーだったので

見たいけどなぁ〜運だよなぁ~と思ってたんだけど今回見られて本当に幸運だと思う!

オープニングで伸ばした左足を軸に右足を垂直に伸ばして折る、かな?

その振りを見て今日の舞台を見られたことの喜びを感じました( ^ω^ )かなり嬉しい!

松島さんの振りは引き出しが多彩そうで

松島さんのイメージはジーンケリーなんだけれど

松島さんの振りのイメージはアステアさんぽい

発想力とさりげなくしてしまう格好良さとお茶目さがあるんかなぁとかとか。

http://akane-akaruioto.hatenablog.com/entry/2017/09/13/195324

 以前に絶対言ってると思ってたんだけどなんでか残ってない、もしくは探せてない;;

 

松島ジェリーは元軍人で命を奪い合うその場で戦争とはどういうことか目の当たりにしてきたこと、

戦争によって解放されたパリの街でも心が晴やかではないことを感じる台詞の間や言い方、踊りなのをとても感じました。

「(軍人として共にいた人)の脳みそをどうして膝で受けなければならないのか。絶対に理解できない。」

※()は意味はあってると思うけど言い方が多分違ったと思う。

このセリフがとても重かったです。

言葉だけ聞いても意味は分かる、

でもジェリーが体験したこと・体験しなければならない状況であったことの辛さ悲しみ無情さを端的に表す、

むしろ言葉にもしたくない悲惨さによっての心の傷が開いてしまった一瞬なのかもしれない。

喧嘩でさえ嫌いな私はそんな体験をしてしまったら最後一生傷が癒えることなどないのだろうなと思ってしまう。

ジェリーだけでなくあの場にいる皆一人一人が目に見えない心の傷を負っていることを悟らせる一言、そして空気ですよね。

 

アンリが言うように戦争が続いた時代だったからこそ底抜けに明るいアメリカミュージカル映画だったのかもしれない。

もしそうだったならばアダムの言うように明るいだけではなく現実を見る時が来たのかもしれないです。

そういう意味でこれが今だから出来る舞台なのかもしれないとも思える。

 

戦後という時代背景があるから良い予感感じるオーディション後に暗い顔のリズに

新しいあだ名“ライザ”を付けて君を幸せにするよと明るく呼びかけ踊り合う“与える愛”を体現するジェリーに

リズは惹かれ“ライザ”として楽しみ心動かされる情熱を感じるんだろうなぁとストンと落ちました^^*

個人的にめちゃくちゃ刺さったのがリズのためのバレエ小作品で

リズが思い浮かべていたジェリーがずっと笑顔で、とてもとても楽しそうで嬉しそうで自然に笑顔になちゃうそんな晴れやかさがあったの(´ฅωฅ`)

リズだけじゃなくて私も求めてた見るだけでハッピーになれるそんな光景でしためちゃくちゃ好き〜

そう。パリのアメリカ人と聞いて期待するのは私的にこの空想の世界の幸せです。

ここを味わいたくて観に行きたいと思う気がする、映画を知っている人は。

時代背景もだけど場面転換が曖昧な気がして私めちゃくちゃ映画との違いを感じるんだけど

そういうのは物語の唐突さを映画で知ってるから変わったんだなぁと思える。

でもこの場面の圧倒的幸せはハズせないですよね、絶対ここの幸せは見たい!!

前回もですが今回も気持ちふわっと浮くような自由な心地になって素敵でした!

余韻続いたカテコでもその笑顔で笑ってくださるからそれだけで幸せっ♪

そして見逃せないのが俵アダムの控えめな両手お手振りです~(笑)

身体の前で控えめに両手広げて小さく動かしてるの、すごくかわいい^^

 

偶々昨日思い出してたから浮かんだんだけど

時代的にもオープニングのパリが解放されて再会という喜びの反面、

戦争という影が色濃く残るというのが愛と哀しみのボレロと似てるのかなぁと思いました。

www.youtube.com

↑物語が分かる動画

youtu.be

↑踊り多め動画

今見ると最後それまでに出てきた人が集まったりしてボレロになると思うと

パリのアメリカ人のエンドも似てるかもしれないよね^^?

 

元々映画でもアダムはかわいいけど、

アンリや初対面のジェリーにも冗談言っておどける俵アンリが

リズの前だと食事にも上手く誘えなくなっちゃって

カルメンのホセのように貰ったお花を大切に持ちほわわと幸せ噛みしめてるの、

かわいいとも可哀想だとも良い人だなとも思うわけです。

終始猫背なのアダムって感じ!

 

香水店店長もボーレル氏も台詞は多くないのに一言による情報量とそれが発されるまでの間がめちゃくちゃ好きでした!

店長は見た目声ですぐ分かるの個人的にはいいことだと思うんですけど嬉しい!

お父さん…とその場にいる人がみんな注目する、そしてアンリを庇う心の準備が出来たとこで

真反対に息子にこんな才能があったなんて~!!とべた褒めしだすの控えめに言って大好き(笑)

いやなんか言ってることは授業参観で感動したお父さんの台詞なんだけどもうあの場面だと息子好き好き具合も愛しくなってきますよね。

ずっとアンリを愛してください!

やっぱなんだかんだジャズだって好きだなぁと心の淵で思ってたんかなぁ~

なんか緩やかな性格っぽいもんね?

繊維業の社長さんなんだよね?

ビジネスでも頭の回る切り替え上手なのかもしれないし、

トップはちょっと隙があるくらいがいいとも聞いたことあるので愛嬌がある人なのかもしれない。

いずれにせよアンリはお父さんがお父さんで良かったねと思えるそんな味方ボーレル素敵ですよね~

味方ボーレルの温もりある声で話されたら夫人も戸惑いながらもそうね?って言っちゃうの分かる~(´>ω<`)

 

ボーレル夫人のおかれてた我慢を強いられる状況・環境はさぞ辛かったろうと分からないながらも思い浮かべます。

「自分の好きなものが分からない」そう戸惑いながら吐露した夫人。

気持ちを押さえつけて世間体に気を配り、

ナチスの脅威から自分や大切な人々を守る呪縛の根深さたるや…

いきなり戦争は終わりました、パリは解放されましたと言われたところで恐怖は消えないですよね。

皆戸惑っているのでしょうから温かいご主人や周囲の方々、環境によって緩やかに変化や自由に馴染んでいけたらいいよねと願います。

夫人が好きなことを話せる未来、息子のショーを自慢出来る未来があるといいなぁ。

 

https://www.youtube.com/watch?v=A0PDVXdp8r0

ジェリー、アダム、アンリが歌い合う曲(ス・ワンダフル?)で上手席だったのもあるとは思いますけど小林アンリの歌声の圧や良さめちゃくちゃ素敵( ˟꒳˟ )

小林さんのイメージがスキンブルやアラジンだったのでプリンスな格好良さは浮かぶんですが

小林さんがアンリと聞いても種類違う格好良さすぎてあまり繋がってなかったんです。

見てみるとお坊ちゃんで、愛伝え下手で、マイロとは同じ目線で語り合えて、ショーマンを夢見るアンリそのものでした!!

どっちかというと迪アンリのがキャスティング聞いてイメージ浮かんだんですが

小林アンリ今まで見たことのない小林さんの魅力があって個人的には低めの声で歌うところが好きです~!

小林アンリもめちゃくちゃ良い〜やっぱパリアメはアンリが好きかもしれない( ^ω^ )

 

見てて近藤リズなんか好きだなと思いました!

多分そう思ったのは台詞かな?何がという明確なものは見えてないんだけど好きだなぁと思う。

 

私元々宮田さん好きでいつも見る前期待しちゃうんですが宮田マイロめちゃくちゃ素敵(´ฅωฅ`)

踊りはほぼほぼないけど立つ、歩くそういった動作にダンサーさんというのが生きていたりするんだろうなぁ!

歌声のハンサムさに圧倒されました!

宮田マイロの前だとちょこんと大人しくリードされてかわいい松島ジェリーは

近藤リズの前だと自ら手を差し伸べて自信たっぷり誘い出す。

松島ジェリーのギャップは魅力だけどマイロからすれば予期せぬ恋によって知る愛との差って感じで切なさもある〜

(舞台ジェリーは映画ジェリーよりビジネスが出来そうだよね)
…それで翌朝の電話どうなったか知りたいんですが。

 

ジェリーが香水店で働くリズへ会いに行き、

オーディションに受かり舞台に立てることと共に店員として働かなくていい辞めるんだと伝える場面、

リズからしたらいきなり飛び込んできて迷惑だし円満にお店辞めたかったよね?と同情しつつ見てたんだけど、

意外と引きずってもいなくて悩んでるのは恋についてだったから

ちょっとリズ謎めいてるというより読めない人だなという印象ある。

映画はリズが応対してる先客のマダムにジェリーはニコニコと微笑み、

貴方にはこの香水が似合ってる!と気持ちよくセールスしてリズとの会話時間作るという営業の才能バリバリ見せて

良い方向への歯車ばかりグルグル回す会話で効率的に時間を生み出すなんて素晴らしいなぁと思ってあらゆる意味で好印象(笑)

(店先に留まっていたマダムをダメ押しで褒めて双方幸せの循環だったのだけど今考えるとあれ凄いね?)

舞台の香水店場面は人がいっぱいいて迷惑に見えるからか空気読めない感あるのかな?

でもジェリーはちょっと強引なくらいアピールし続けて黙っていても好きが伝わるようでいてほしさある~

バランスなんですよねきっと。

見ながら考えたのは別れも気持ちよくあれたらとは思うけれど

現実は自分も相手も気持ちよく別れられるとは限らないことを思い出すなぁと思ったりして。

良い選択が気持ちのいい後味の先にあるとは限らないのかも。

自分を思い返して双方気持ちいい別れって難しいよね、苦しい悲しい辛いこともあるよね。

 

『つくってあそぼ』を弾いてみました - YouTube

どうしてもミスターZがジェリーの舞台美術案の絵破く時はワクワクさんみを感じてしまう~

額縁の重なりあってるのが星乃珈琲店やルミネエスト新宿のレストラン街にある額縁みたいだなと思いました( ^ω^ )

 

マイロの部屋でのマイロとジェリー、

アンリの部屋でのアンリとリズ、

ボタンをかけ違えてしまったようにチグハグなのが同時進行で進むことで見えてくる。

吹奏楽部で借り衣装のタキシードを選んだ時、

1年生では合うズボンが見つからずルパン丈で無理やり着てたのに

2年生になってズボン長すぎて困ってた友達と交換したら

お互いぴったりだったの思い出します。

案外近くにあっても気づかないものだよね。

高橋留美子先生の作品みたいな感じあるなぁと思える。

 

比較じゃなくてそれぞれの良さを述べようとTwitterめっちゃ頑張ったんだけど

ここはブログなので比較の前に言っておくと私はオーブが好きじゃないのとKAATが好きです。

どちらかを下げて片方を上げたいわけではないけれど個人的な好みはやっぱ文に出ちゃうと思うので先に。

単純にオーブは舞台の横幅広かったけどKAATは狭くなってる。

言われてみればだったけど冒頭の三色旗の横幅がKAATは劇場にぴったりサイズでこれが旗の向こうから出てくるジェリーの登場を印象づけるように思えました。

逆にオーブだと旗以上に舞台が広いので余白があって爽快感と開放感があると思えました。

ピアノの位置なのか、ステージ空間の違いなのか…全てが感覚的に近く感じられる気がします。

大きい劇場だけど近く感じられるというのはとても嬉しい気がする。

これも言われて見ればなんだけれどオーブは舞台が大きいからプロジェクションマッピングを投影する幕も大きくて背景は見やすかったかもしれない。

かもしれないというのはオーブがセンターブロックだったのに対してKAATが上手寄りだったからだけど恐らく間違ってない。

 

 

 

この日はちょうど大さん橋に船が停泊中でした!ラッキー♪

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春 #イチョウ

喉乾いたな〜とKAAT売店で売ってたあんずジュース飲んだけどこれ美味しいね!あんず珍しい!

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あんずじゅーす

 

中華街が近いのでお茶しに行きたいなと思うとここへ行ってしまいます(笑)

ポットで美味しい中国茶飲めて結構空いてることが多い気がします。

一本道入るんだけど烏龍茶タピオカのお店でも美味しいとこある~

というか他あんま知らないです教えてほしい(笑)

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