珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

碧のヴォヤージュ-2019/03/20-

2019/03/20(水)ソワレ 初日

新宿村LIVE

 

www.shingidan.com

進戯団 夢命クラシックス結成15周年記念公演vol.1

#22「碧のヴォヤージュ」

 

   海は全てを知っている

  何処を目指すか

  何を成すのか

  誰と行くのか

  君が触れた

  その手の感触は

  深海に消えて

  もう

  ない

 

進戯団 夢命クラシックス結成15周年記念公演第一弾は、

ラシックス史上最も再演希望の声が高かった「碧のヴォヤージュ」を上演!

 

「ロスト・アンサンブル」辿り着いた者は何でも願いが叶うとされている幻の島。

彼の島を目指し、人々は海へ出た。

目指すは、入れば二度と出ることはできない魔海「碧の海」

願いを叶える為、死を与える海に出る。

人も、国も、そして・・・海賊も。

新しいキャストも迎えパワーアップした「碧旅」を、是非ご覧ください。

ラシックス15周年year開幕です!!

 

◆キャスト

ハル 石渡真修

アイネ 船岡咲

シキ 芹澤良

 

ダイク 岩切チャボ

ヒソウ 吉野哲平

マテキ 望月雅友

 

ジーグ 藤田幸士

カノン 矢澤梨央

 

フィガロ 織田俊輝

ハレルヤ 窪田ゆうり 

 

サロメ 豊田幸樹

ジムノペティ 菊地創

メサイア 山田せいら

オラトリオ かおりかりん

 

ブルー 伊藤マサミ

ボレロ 鵜飼主水

チューニング 雨宮光

 

ゲッコウ SUMIO

セカイ 白取漣盛

シンフォニア 野田怜奈

 

コッペリア 菅野勇城

ルサルカ 松木わかは

 

望月祐治

林田寛之

山田知弘

松田智晃

富田ヒカル

松井翔司

倭香

高野美幸

増本祥子

 

◆スタッフ

脚本・演出 伊藤マサミ(進戯団 夢命クラシックス

演出助手 小島麻奈未(進戯団 夢命クラシックス

舞台監督 森貴裕(M.T.Lab)

音響 志水れいこ

照明 島田雄峰(LST)

ムービングデザイン 紺野浩史

美術 宮坂貴司

映像製作 常光博武

音楽 今泉翔

殺陣振付 芹澤良(進戯団 夢命クラシックス/PUMP×EARTH)

ダンス振付 伊藤マサミ(進戯団 夢命クラシックス

      山田せいら(進戯団 夢命クラシックス

衣裳 かおりかりん(進戯団 夢命クラシックス

衣裳デザイン・製作 小泉美都

スチール撮影・デザイン 圓岡淳(Atelier caprice orchestra)

フライヤーデザイン 横山隆人

制作協力 小野智美

制作補佐 山口由希(進戯団 夢命クラシックス

制作統括 舞原鈴(進戯団 夢命クラシックス

企画・製作 Office smc

(https://www.shingidan.com/pages/1691613/page_201802242220より)

 

https://www.instagram.com/p/BvPBpRnAVby/

碧旅

 

 

これ以降は未見の方は全くお勧めいたしません。

ネタバレ平気派の方にもお勧めはしません。

 

書くことは大したことないけどたぶんがっつりネタバレです。

よろしいですか?

 

 

 

まずこの名前を調べるという行為がそもそもネタバレなんですよね。

ただ私は調べてて良かったなと思ってます。

akane-akaruioto.hatenablog.com

あらすじ読んだけど面白いฅ´ω`ฅ

呪いが気になるというかかわいいなと思う!

こう名前でわくわくしてたんだけど、繋がりがあるが気になってたのであらすじでわくわく深まる!!

ヴィオラってよく分かんない楽器だなと思う。

チェロが幅広く出るからそう思うのかな?吹奏楽でいう何の役割なんだろう??

碧旅の役名から調べていて夜の女王のアリアがとても聞きたくなってベスト盤など色々借りてきました( ^ω^ )

モーツァルト聞いてみると明るく楽しくなる曲、楽器ごとの音色の組み合わせ(ホルン協奏曲第4番でそう思った)が素敵だなと思います。

さすが「僕こそミュージック♪」

『モーツァルト!』♪僕こそ音楽/井上 芳雄&山崎 育三郎 - YouTube

夜の女王のアリアのバイオリンの後続いて同じメロディー歌うの、

すごい高い音だなぁ〜って思うけどああやって音が動いて行き着くのと

The Magic Flute - Queen of the Night aria (Mozart; Diana Damrau, The Royal Opera) - YouTube

オペラ座の怪人のクリスティーヌみたく徐々に音上がっていく伸ばしなのとどっちが難しいんだろ?

The Phantom of the Opera - 2004 Film | The Phantom of the Opera - YouTube

想像も何もつきませんけど(笑)

…とここまでが未見で呟いてたものです。 

 

 

 呟きやそれ以外メモまとめてるので何度も同じこと言いますが許してほしい…

 

 

紅シに続いて碧旅とは色が真反対のようで面白いなと思っていました(  ^ω^  )

と思ったんだけど紅の月がロストアンサンブルへ誘うところを見ると

ドキッとしてしまう心があります(笑)


紅シ、存在の祝祭、碧旅…
3作品しか知らないけど遊戯団夢命クラシックスの役名は調べるところからめちゃくちゃ楽しいです!

役名からの世界観の広がりが凄い!!

 

コッペリアコッペリアが人形だった!

ゲッコウの失敗作、コッペリア

人形のコッペリアに恋するルサルカは声を発さない。

声を発さないのはルサルカの物語がアンデルセン「人魚姫」の水の精バージョンみたく

魔女に声を奪われる代わりに人間になり、恋した王子様に会いに行くところもきちんと使われてて

お互いがお互いを回収しあってるのが好きです!!

 

 

ボレロ好きすぎるな〜(笑)

海賊は髪長くて縛ってる人多くていいよねうち好き(ノω`〃)

ヒソウも好きだなぁ〜

でも別に銀魂で土方さんが特に好きってわけじゃないですけどw

 

メサイア好きすぎる〜

立ってるだけで美しい、動いても美しい…!

基本シーグレイブ好きだなぁ!

ジムノペディも、サロメも好き!

船の名前フェルマータなんですね~

 

シーグレイブがフェルマータなら

青の海賊団が乗る船、ダカーポ…ブルーは最初に戻っただけならいいよね。

 

街の名前ヴィオラがめちゃくちゃ気になる。

 

シキのハル。

というかシキは元々の名をコンツェルト=協奏曲

ハルという主役とシキが説き伏せて集う海賊や海軍たちが管弦楽のようで

独奏楽器と管弦楽=協奏曲=コンツェルトと思いました。

 

自分のことながら多分なんだけど結構前から音楽ジャンルのクラシック好きだなと思います( *´꒳`* )

だから音楽の名前簡単にときめく〜
私自身はロシアの作曲家の曲あたり(バレエ音楽とか)が好きになりやすいので

(ピアノとか特に)普段聞かないな〜と思うものも多くて知るのが楽しくて仕方ないです(笑)
自分の興味の範囲でしか気づきってないから今回あれなんでこれとこれ?みたいなのが調べてみて

何このエピソード胸熱すぎでは…?と知ったことで荒れ狂う帰路でしたもううううううううう_(:3」∠)_

というのが以下↓

ボレロが好きなのでなんでブルーとボレロなんだ?というのが分からなくて。

ブルーはどういう意味なのか分かりかねていたんですが

呪いが「ラプソディ」ということでラプソディーインブルーなのだと分かりましたたぶん。

ラプソディーインブルーのガーシュウィンボレロラヴェル、何か関係あるの?と思って調べました。

あったよ!

diamond.jp

ガーシュウィン自身は、クラシック音楽管弦楽法をきちんと習得していないことにコンプレックスを感じていたようです。作曲家としての技量を伸ばすためにも学びたいとの気持ちを持っていました。そこで、ヨーロッパに赴いた時に、ストラビンスキーはじめ欧州楽壇の偉人たちに、弟子入りを志願したりしています。

 ひとつの興味深いエピソードがあります。それは、オーケストラの魔術師と言われたラヴェルに、ガーシュウィンが教えを乞うた時のことです。ラヴェルは、「君は既に一流のガーシュウィンなのだから、今さら二流のラヴェルになる必要はない」と、述べました。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

要するに、伝統的なヨーロッパ的な音楽技法を真似るよりも、自分の血と肉の中にある自分らしい音楽を極めることが大切だ、と助言したのです。ヨーロッパの作曲家にはなくて、アメリカの作曲家には極自然に備わっているものこそジャズだ、とも言える訳です。自分らしくあり続けることが大切だ、というのは、当たり前過ぎるかもしれませんが、音楽だけではなく他の芸術分野でもそうでしょう

 

ラヴェルめっちゃかっこいい…!やさしい!

「ラプソディーインブルー」や「パリのアメリカ人」、「I Got Rhythm」

劇団四季:パリのアメリカ人:稽古場取材会の様子 - YouTube

頭にぽんぽん浮かぶガーシュウィンの曲達はパッと聞いて楽しくなるものばかり!

こんなに才能の溢れた方でもコンプレックスに思うものなんだなぁと思いもします。

ブルーもボレロも過去はあまり描かれていないけど絆があるのはよく分かります。

お名前の元である曲を作曲されたガーシュウィンボレロのように

お互いを認め合う物語もあるのかなぁなんて気になります。



ビジュアル写真も二度見の格好良さでしたが、

舞台上のコッペリアもうわーーーーとフリーズするくらいの登場で大歓喜⸜(*ˊᗜˋ*)⸝

あの棒格好良いですね!

マジシャンみたいだし分かれるし!

海軍のヒソウさん、え、これはみんな好きになっちゃうやつでは?ってくらい格好いい〜
でもも何もないけどボレロです…好きすぎる…
(海も何でも知ってるようだけど友達も私の好きなキャラ知っている・よく当てられるから絶対バレるんだろうなと思わずにはいられない)

海賊って男性でも髪の長い人多いから格好いいよね(  ^ω^  )

個人的に結んでる人格好良いなぁとよく思うんだけどまとめ髪の海賊いいよね!

シキもめちゃくちゃ海賊だなぁ~「おわかり?」って言いそうな、って感じで髪長くて格好良い~!!

声もいい~寄せてるのかなぁと思うんだけどうち平田さん好きです^^*


ボレロというとモーリス・ベジャールさんのボレロが浮かびます、好きなので。

あの舞台は黒い背景に赤い円卓だからボレロ=赤とするとブルーと対比だななんて勝手に思ったり。

灼熱の戦士はそこからだったりはするのかな?流石に深読みかな;;


ヒソウさん、魅力がやばいからこそ今日は初見だぞと律してるつもりでした(笑)

とはいえ海軍体操では全体を見たいけれどどうもヒソウさんが近いと目が引き寄せられてしまうところがありましたが…(心が正直w)
海軍体操についてはなんだかんだ言いつつも自ら選んでしてるマテキが一番面白いし可愛いし気になります( *´꒳`* )

 
あ、そう私アナログな演出が好きなんで

よくマンマ・ミーア!のセットが好きだって言うんですけど

碧旅のセットはその好きな部分が似ているとも、もっと効果的だとも感じてとても好きです!

シーグレイブ海賊団の登場、光景として惹かれるほど美しい…

マンマのセット、シンプルなのに色々なものに変わるんですよね~

映画は本物で録れるけど舞台はそうはいかないからこそいいよね好き。

碧旅は真ん中にある船首が回転するんですが逆側は横浜のドックヤードガーデンみたくくぼんだ形。

ドックヤードガーデン | はまこれ横浜

その中央の床はなく直接舞台を踏めるようになっている、

セットは回っても中央に立つ人物は静止して登場することが出来る。

これがシーグレイブ海賊団のメサイア登場で印象的に使われていて好きでした!


一晩寝て醒めても思うから事実なんじゃ?と思うのですが

菅野さん好きだからコッペリア楽しみにしてたけど思った以上にこういうところ好きだなぁと感じる点が沢山詰まってる役なんじゃないかと思える!

立場としても特異でいいですよねฅ´ω`ฅああいう役目見たいって一度は思うやつ!

狂言回しと言いますか、ちょっとお話からはそれている、客観視してるところがあって

それでいて観客をハルの「物語」に誘う橋渡しもする不思議で身近な存在。


アイマスクやふわふわパーマとかわいい見た目と、大切なポイント逃さず格好良く温かい行動思考…

両方を持ってるマテキいいですね(ˊ˘ˋ*)

 

私はCATSが好きなんですが

先日CATS初見の方の感想わくわく聞いたらストーリーがよく分からなかったと言われて_(:3」∠)_

CATSの原作は詩だから繋がりはないけどキリスト教文化圏の作品という点と音楽が全体を繋いでるくらいしか言えることないし…と

セルフ凹んでたとこだったので昨日の“物語”が響く…

物語は自分で気づいてこそなんじゃないかなと思います、きっかけはいろいろだと思いますが。

 

 

 

 カテコ、挨拶はハル役石渡さんと急遽挨拶されたシキ役芹沢さんからでした。

芹沢さん急にの挨拶とは思えないほどの言葉だったからとっさの言葉ではないんだろうなと思いました。

19:00開演で2時間半幕間なしでも21:30だから碧旅作られてる方々が気にして下さったらしく

当初二度カテコにこたえて終わりのつもりだったところ

カテコで拍手を私たち観客が止めなかったのでもう一度出てきてくださいました!

(ダイク役の岩切さんはもう衣装脱いでたのに慌てて出てきてくださいました^^*)

初日でこれから船旅は続くところ、もう一度皆様の姿を拝見することが出来て嬉しかったです。

 

ありがとうございました!