珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

2月文楽公演 第二部-2013/02/09-

2013/02/09(土)第二部
国立劇場 小劇場

<第二部>2時30分開演

小鍛冶(こかじ)

曲輪文章(くるわぶんしょう)※文章で一文字
    吉田屋の段

関取千両幟(せきとりせんりょうのぼり)
    猪名川内より相撲場の段







文楽初めてなので無知です。
ネタバレというほどのこと言える気がしませんがネタバレです。



よろしいですか?














































現代語でないので両脇に字幕出るんですが
それですら予想と違う読み方だったりするので字幕を見ることを諦めつつみました。
つまり意味がよく分かりませんでした。
パンフ売ってるんですけどそこに床本ついてたので読めばいいのでしょうね。
(パンフ600円で内容充実していてとても安いと私は感じる!しかも床本ついて!劇で台本付きパンフが600円だったら嬉しすぎるそんな感じ^^)

 小鍛冶(こかじ)
上手に舞台側から大夫さん五人、三味線五人が並ぶ。
三味線さんチューニング。

三味線がひたすら面白い。
弾くのは上から降ろす弾き方も下からすくう弾き方もある。
あれにはこの時は上。この時は下。ってあるんだろうなと勝手に思う。
理由は上来たら下来るのが弾きやすいはずなのに上上と連続で弾いていたりしたから。
わざわざそうするのは音にこだわっているからかなと思った。
オケの弦楽器で言うアップダウンかと。
スラッピングっぽい音がしたりする(パチーンってやつ)
大夫さんと三味線さんの境から順番にペアになっている。

【大夫さん】○○○○(○△)△△△△【三味線さん】
       5432(11)2345

基本は真ん中の2ペア
他は五つの三味線が一つになる時は音楽としての時?
凄くマメにチューニングしてた
温度変化あるしバチンバチン弾くしチューニングしないとずれちゃいそう。

小鍛冶の音楽性。
太鼓と三味線、鉄を打つ音のリズムが気持ちいい!

おじいさんの足の動きは小さく狭い
白いふっさふさの頭のやつは人っぽくない。

 曲輪ぶんしょう(くるわぶんしょう)
    吉田屋の段

太夫さんが中心で三味線は添えてある感じ
だから音ない時もある

餅つきしてる男の人ふらふらして頼りなさすぎるので絶対そのうち手打たれるぞ!って思ったら
打ったよあの男!
女性の手を打つなんていけないです!
打った後、打たれた女性に叩かれ、それを見ていた女性にはたかれる(笑)
でも餅つき難しいのは分かる^^;

夕鶴が近寄ってもガンとして寝る!枕に突っぷすという(笑)
夕鶴が近寄ってもこたつ移動させるし(笑)
病人に対して酷いよね?

町人は小さい人形で一人や二人で操っている。
夕霧は着ているものがきらびやかで美しい。これは三人で操っていた。

夕霧は下手の幕がシャッと開き登場する。
上手にも同じように幕があってその上に御簾?があってその中には三味線がいて音楽として演奏する時弾いているんだと思う。

 関取千両幟(せきとりせんりょうのぼり)
    猪名川内より相撲場の段

途中から胡弓登場!
凄く凄く緩い毛(に見えたのでひたすら驚き!何故あれで弾けるのでしょう?謎!)
弓でも身体でもなく楽器の方をひねって音変える
弓は平行に動かして弾く(平行に動かしても若干不安定に聞こえたので凄く弾くのは難しいのではないかと思います。緩い毛のせい?楽器をひねるせい?)
跳ね弓もある(ちゃんと跳ねるんですよ!ますます謎!)

合間の三味線2人並んで弾く(舞台転換の為みたい)
糸倉(押さえている手、左手、の上にある部分)の上に撥おいて投げてキャッチする。
撥をキャッチするのは自分だったり相手だったり。
その間右手で弦弾いて音を途切れさせない。
撥を指板と弦の間に挟んで移動させ音を変える。
天神(糸倉)を下にして弾く
その際、弦を一度取って張り替えねばならないらしく、張り替えた後のチューニングするんだけどそれがめっちゃ早い!!
弾いてる中ちょこちょこチューニングしてるから相当耳いいんだろうな
弾いてる途中チューニングしないといけないのはそれで調を変えるかららしい。
指板を抑えるだけで音が聞こえるだけの指筋(なのか楽器が押さえやすいのか)。
鶴澤藤蔵さんの音が本物、とか言うなんてなんだ私偉そうにw
でも藤蔵さんの音は音が落ちないんです。
私のところまで本物だからこそ届いて響くのだと思う。

相撲する時、ちゃんと塩撒くんですけどおおおっと驚いたのは私だけではなかったので安心。
奥さんの手の動きが滑らかで美しい。
何て言うの?控え目な感じが仕草に現れていて美しいのです。
関取だから余計かもしれないけど男性より女性の動きの方が私は好きです。
手の動きに惹かれる。








これめっちゃいいんだけど音がずれているので最高に気持ち悪く見ていられません(笑)


手元隠れちゃうのが惜しいところもある

多分弾く系の楽器ってみんな指の皮堅くなるまでは摩擦で皮はがれるよね
痛いけど止めるわけにもいかなかったらまたやって皮はがれるよね
一度乗り越えちゃえば平気だし頑張って堅くするしかないよね

うれい=ポジション
同じフレットなし楽器だから多分感覚は共通だよね
場所は全然違うだろうけど。
弾く前にうれい押さえるだけで音がする。

左手で弾けるというのは三味線だからこそかな。でも痛そう。
そしてもしコントラバスでやったら泣きそう(笑)というか鳴らないかw

音にゾワゾワする!!格好良い!!

普通にベーンという音の奏法の次の奏法スラップと同じかなって思う。
適当に取ってきたんだけどこれスラップ↓

三番目の若干高く聞こえるのあれなんだろう?
例えられないか私が知らないかだな、ということは知らないんでしょう。
今思い出したけどこのシーンより以前に既にグリッサンドしてた。

この動画やってること早くて優しくないけど要は押さえながら滑らせてるだけ。
滑り台滑った時に肌がくっついてズズズズッて引っかかって痛いなって思うけどあんな感じのことを手でする奏法。

押さえる時の指は指板に対して直角に押さえる感じだと思う。やっぱり手の位置に余裕があると思う。




これは民謡系の胡弓の弓。

胡弓
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%83%A1%E5%BC%93
弦は絹。
毛は馬。
三曲系なので弓は長い。毛の量は非常に多い。緩く張る。

聞いたところによると…
Q,胡弓は何であんなに毛緩くて音鳴るのか?
A,弦を動かすのではなく、楽器を動かして音出す。

Q,あと何で摩擦させてるんだろう...松ヤニ?
A,松脂結構つける。松脂の付け方はおそらくヴァイオリンと変わらない。




(対して楽器のこと知らないので間違っているとは思いますが思ったことを書かせていただきました…というかやっぱり無知すぎるのにこんなもう……恥ずかしい、そしてすいません><)