珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

森鴎外の翻訳作品集 朗読『冬の王』

森鴎外の翻訳作品集」十四回~十五回

ランド ハンス  『冬の王』

朗読:山口勝平

テキスト:「森鴎外全集 12」(筑摩書房ちくま文庫) 1996年)

NHKラジオ第2 朗読ページ

http://www.nhk.or.jp/r2bunka/roudoku/1410.html

http://www.nhk.or.jp/r2/

聞くならば右上の「いますぐ聞く」、このページの下の方にある“らじるらじる”から。

青空文庫 ランド ハンス  『冬の王』

http://www.aozora.gr.jp/cards/001196/card45276.html

感想(印象)とメモです。

ネタバレです。

よろしいでしょうか?

森鴎外全集 12」 冬の王 (14)

私「冬の王」好きだな~(∗ˊωˋ∗)

単純に浮かぶ光景がのんびり美しい。

北欧に行ったことはないし、TVなどで目にする知識くらいしか知らないけども

北欧のあの柔らかい、色彩の淡い感じが浮かぶなぁと思う!

鴎外は行ったことがあるのかな?

行ったことがないでもしこれ訳されたなら凄いなって思うんですけども!

あの、知らずに想像でかくというので思いだすのは日光東照宮の象なので。

デネマルク=デンマーク

苧(お)

カラムシ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%82%B7

カラムシは植物繊維を取るということなのでカラムシで作った糸や織物の色のことなのかな?

関門

→目的を達するのに突破しなければならない難所。また、突破するのが困難な所。

スカンジナヴィア

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%8A%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%82%A2

イブセン

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%B3%E3%83%AA%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%A4%E3%83%97%E3%82%BB%E3%83%B3

知らなかったけれど近代演劇の父らしいです!ほおお!

アイスフォゲル

→?

ピングィン鳥

→ピングィンはペンギンらしい。

 ああ!ペンギンだからピングーかぁ!!

 でも北半球、デンマークならペンギンはいないからパフィンかなって思った。

 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8B%E3%82%B7%E3%83%84%E3%83%8E%E3%83%A1%E3%83%89%E3%83%AA

閾(しきい)

→門の内と外をくぎる境目の木。また、境目。敷居。

ラアランド

→?

カツテガツト

→?

ハムレット太子の故郷、ヘルジンギヨヲル

ハムレットはやはりシェイクスピアハムレットであった!

ロミジュリのヴェロナの後はハムレットデンマークですか!(笑)

ヘルジンギヨヲルはヘルシンゲルのことらしいですね~

「誰か」パッと、目をさまされるように気になる声

王族と同じ名を靴磨きが持っているというお話。

CATSだったり、ロミジュリだったりを思い出します(笑)

“猫には三つの名前がある

 ~

 貴族的に こってみると

 クレオパトラ メディア エリザベス シーザー

 これも やっぱり平凡です          (CATS)”

“薔薇という名の花は

 名前を変えても

 香りは変わらない

 名前に意味はない (ミュージカルロミオ&ジュリエット)”

下宿の女主人は、上品な老処女である。

「ラアランドのものでございます。~。」

うわああああああああ(*´∩ω∩*)ってなったのが下宿の女主人でした。

もうううううう何かこうああいうの好きなのです。

ごろんばたんしたいくらい好きって思う!(笑)

人の良い温かな方?なんというの?シチューのクレアおばさん的な声がね、するなと!

女性でも驚いてたのにさらに狭めたイメージも表現されるのですね^^*

ほんと素晴らしいなと思います!

桜ん坊

サクランボという表記ばかり見るので、知ってはいたけれど不思議だなと思いました。

若い女中の「エルリングさんの内です。」

確かに若いし綺麗な声!

さっきと違うんですよねっ♪

ベエトホオフェンはベートーベン!!

この方の表現は色々な分野の情報で表されていて

今、読むから調べることはあるけれど

この例え達はよく知られていて分かりやすい文章なのではないか、

そして実際分かりやすくイメージしやすいと思います。

感覚的なのかな~と思うけれどやはり感じたことを表す単語を当てはめるセンスが素敵ですね!

違うなぁとも思うけど似てるなぁとも思うのは恩田陸さんの短編集とかにある柔らかい文章かなぁ。

コッペンハアゲン

ワぁンダフル ワぁンダフル コ~ペンハーゲン~♪

アンデルセンだな~と思って気づいたけども

だから頭の中にアナ雪、というよりクリストフが浮かぶのですね。

「溜まるまいじゃないか。~。」動揺している。

「冬は中々好うございます。」

パッと浮かんだのは枕草子です。

(2014/10/23)

森鴎外全集 12」 冬の王 (15)

末流(ばつりゅう)

→1 川の下流。2 末の世。3 血筋の末。子孫。ばつりゅう。4 芸能・技芸などの流派の末。また、末端の小さな分派。

あんまり上手くないと思ってるということですかね。

扁額(へんがく)

→門戸や室内に掲げる横に長い額。

得喪(とくそう)

→得ることと失うこと。得失。

折伏(しゃくぶく)

→ 相手の悪や誤りを打破することによって,真実の教えに帰服させる教化法。破邪。

「判決文です。」~「殺人犯で、懲役五箇年です。」

エルリングの言葉はひどく重い。

それに対して何も知らぬ己は軽く、ちょっとした好奇心で聞いた様子。

この対比が印象的に思えます。

海水浴、寒くないんかな?

デンマークの海水浴はやっぱり水は冷たいのでほぼ日光浴みたいですね。

(2014/10/24)