2017/05/25(木)ソワレ
座席 4列下手らへん
これもネタバレはないほうがいいかな〜と思ってお話について呟く気はないんだけれど、山路さんのお人柄もあってか怪談といえどもホラーというわけではないので全然大丈夫!
— 明音 (@akane_akaruioto) 2017年5月25日
呟き検索したらこの公演3500円安いと言われてる方が複数いらっしゃって
全くその通りなんですがU25だと2500円だから尚更対価として安いのでは?と思ってしまいます。
有難いことです!!
以下ネタバレです。
よろしいですか?
いやぁーー終演後、縁あって出会えた方とお話も出来て楽しい観劇でした!
終演後はテンション上がってるってのもあるけれど共通の好きなことがあると
話の止めどころが分からないし、いつまでもご一緒したくなっちゃうよね(笑)
朗読劇にしても、文翁さん作品にしても、声優さんにしても
あんまりお話しできる方が周囲にいないもので嬉しかったです!
ありがとうございました^^*
と、時間の流れへの逆らいを正しく戻しまして…
青年座自体初めて行く劇場だったのでわくわくでした!
ふと思ったけどこの青年座でどのくらいの劇場行ったことになるのだろう?
2年前に50ちょっとだったんだけど60は越えたんだろうか。
いや、だから初めてだったので(少し)時間余裕持って夜ご飯食べる分の時間も見積もって行ったわけです。
まぁここでいいやと入ったお店でゆるゆる食べてて。
そんな普段店内の人とか気にしないんですけど
如何せんお声が大きめであった上、気になるワード繰り返し発されてたので
無意識に何だって?と耳傾けてしまったら
明らか何かしらで舞台上にいらっしゃる立場の方であることに気づきまして。
舞台上の人は別次元に生ける人と思えるただの観客の私からすれば
何たる…!とソワソワが半端ないのでお店出るよね(笑)
劇場で席に着いてから気づいたけど初日だからか、そういう観客の方も元々多いのか、感情が開放的な方々が多くって。
私はあんまり出会ったことがない劇場の空気感と観客といいますか、
観客に圧されるってこともあるんだなぁと思った次第。
人間、耳というのは塞ぎづらいのが難点です。
背後に座ってらした方とかも通常ではない良い声だったから
開演前オイオイオイ絶対この空間可笑しいィイイという思考の連なりでした(笑)
青年座自体行くの初めてだったのでビルの地下にある劇場だと思ってないからちょっと右往左往したり(*´ω`*)そんなに大きい劇場ではないから最後列でも近いし、傾斜がちゃんとついてるので見やすくて良い劇場だなぁと思いました!
— 明音 (@akane_akaruioto) 2017年5月25日
席自体はパイプ椅子だったから公演毎に座席違うのかもですが
距離感はスペースゼロとかより近いもんね。
距離感があのくらいだった公演はあんまり多くないけど見たことある、でもこの「ムカサリ」くらい観客と演者が対話しているようなリラックスした関係性な空間は初めてでとても新鮮でした!笑いのツボってひとりひとり違うと思うんだけど思い思いのツボで笑えるって自由だなぁと。
— 明音 (@akane_akaruioto) 2017年5月25日
そう!
私は慣れてないから緊張したけど空間は温くみに溢れています^^
私は山路さんを最近知ったわけですが、長くご存じなのであろうの方も多い空間なので温かいのです。
自分が劇場内では笑ってもサイレントに笑う癖がついてるんで
あの面白いことに素な感じで笑えるってのはいいなぁと思ったりしました。
鈴の音は鮮明な印象があるから、。歌舞伎でこないだ聞いた気がする(シーンとシーンの間で叩くやつかも)ぼんぼんぼんという太鼓の音。雨や雷の音。どれもシンプルに鮮やかに盛り上がる中、カカッと目立ち引き付けるつけ打ち。つけ打ちの音ってあんなに見てしまうものなんだなぁと改めて。
— 明音 (@akane_akaruioto) 2017年5月25日
歌舞伎のこないだというのは「弥生の花浅草祭」のことです。
雨や雷は録音でスピーカーから出てる。
つけ打ちが本当に印象的に使われていて見得もきられていました!
鈴の音は鮮明な印象があるから鳴ることへの恐怖が生まれます。
繰り返し鳴ることで鳴ることへの疑似恐怖を得られます。
舞台上の様子。
d倉庫みたいな総黒の舞台に、中央にある赤い座布団ののった畳一畳ほどのせり出しスペース。
せり出した先は一段段差が付いていて、せり出しスペースを中央に、上手側と下手側共にスロープ。
背景として大きな白い和紙が吊られている。
この和紙に照明がぼんやりと当たることで鮮血の海や落雷、行列(この世でないもの)、命の終わりが表されていました!
内容に入る前に言うけれど自慢じゃないけど私は名前を覚えられない。
申し訳ないけれど帰り道でさえもうほぼ名前が思い出せなかった…
登場人物たちには大変申し訳ない気持ち、ごめんなさい!
観劇の諸注意アナウンスが真横から生声で聞こえてきた時には正直めちゃくちゃびっくりしました!!山路さんの着物姿(羽織も付けてる)めちゃくちゃ粋ですし、舞台ぼーっと眺めてただけの私にはいきなりのアクセル過ぎて、ひゃあああってなるからあれほんと…ありがとうございましたm(_ _)m
— 明音 (@akane_akaruioto) 2017年5月25日
びっくり嬉しいけどあまりにも気を抜いていたので(笑)
「女王がいた客室」の山路マイカがとっても好きだったので山路さんが一人芝居をされると聞いて「ムカサリ」行ってきました!そこに山路さんはいて進んでいくのかと思ってたら舞台駆け回ってらして表現の大きさにびっくりしました!そして舞台全体に広がる光景のクリアさにも驚ける!
— 明音 (@akane_akaruioto) 2017年5月25日
中央にあった赤座布団に座って話しっぱなのかと思ってたけど
よく考えなくてもこの公演は一人芝居です。
朗読劇ではないのを失念していました(笑)
それにしても走って動き回って、とされるので驚きます凄いなぁ!
一人芝居なのだから山路さんの沢山の役柄見られておいしいんだろうなと見にいくわけです。そのとおりおいしかったわけだけど誰か見たことない人が出てくるたび、仕草や口調を見てどんな人かなと期待するのが楽しい!登場人物総じて愛しい感じあって素敵ですよね!
— 明音 (@akane_akaruioto) 2017年5月25日
個人的に好きだったな〜と思うのが飲む仕草とへの字の口、、。
— 明音 (@akane_akaruioto) 2017年5月25日
お酒を飲む仕草がものすっごくリアルだから目の前で飲んでいないのは見ているんだけど
これで飲んでないとは…?となる飲み込む音がしてるんです。
ヘタリラで甲斐田さんがカップラーメン食べてなかった(食べる演技だった)時くらいの驚きと謎さ。
大切に大切に育ててきた娘が白無垢を着ているのを見たお父さん…
ロミジュリのキャピュレット卿と同じく娘を持つ父親の気持ちは
頑張ってこんなかなと一生懸命考えるんだけど心情に近づける気がしないです。
寂しさや今までの思い出やらが喉元までこみ上げてくるのを必死に口を噛み締めて堪える。
娘が望んだ相手と結ばれて幸せになる未来のために口を噛み締め、への字にして堪える。
「ん。」と頷くのが精一杯になってる姿、胸いっぱいになる。
お父さんだから娘的には何も思わないんだろうけど武骨で厳つい強面なんでしょう?
そんな人が娘のためにそんな表情してるって相当愛しい。
あとお父さんそんな表情してるのにふふふって笑えるの、本当に幸せなんだろうなぁ。
泣けるような状況であるような気もするんだ、私なら絶対泣いてる。
誰かのお付の人の役は好きでした^^
あと大黒屋の場所を聞いた町人、あの人も好き。
関係性がすぐ分かって憎めない様子が好き。
あれだけ近い客席だと目が合うって感覚がある度に( ゚д゚)ハッ!となるわけで。加えて山路さんの目が合う感覚は目が合ってる気分になるやつで適度なトキメキと緊張が味わえます(笑)寄席みたく登場人物変わると身体の向きが変わるんで、物語には私はいないんだけど取り込まれる感がありました。
— 明音 (@akane_akaruioto) 2017年5月25日
スタンスの違いなのかなぁと思うところ。
目が合ってもそれが普通とされてる雰囲気というの?
私は落語そんなに見に行ったことがないんだけど
もしかしたら落語に近いのかもしれないし、
文翁さんが新劇と言われていたから新劇らしいのかもしれない。
今回初めて味わった感覚だったので印象的でした。
シャンソンとかの歌をお店で聞く時とかともまた違う感覚です。
一度先に載せておいた
〟山路さんのお人柄もあってか怪談といえどもホラーというわけではないので全然大丈夫!〝
山路さんご自身がそのままあれたらと書かれてる姿を目指されてるからか、
お芝居じゃなくトーク(世間話)からぬるりぬるりと心掴まれたまま物語へ引き込まれるからか、
つい笑みがこぼれてしまう人物が出てくるからか、
理由はいくらでもあるかと思いますが面白さ楽しさが濃いです!
怖い内容ではあるけれども想像されたり、今まで聞いた怪談とは何か違う。
人間が際立ってるからなのかなぁ…帰り道帰れぬという怖さにはならないです。
人を誘いやすい舞台だ〜と思いました!
材木問屋ということで木場が浮かぶ。
浅草という地名から光景が浮かんで江戸は少し想像がつくのですが、
山形のことがあまりイメージできないところがあったので新しく知りたいと思うことが出来た舞台でした!
山形は山寺くらいしか浮かばないかもしれない…。
そこにしか行った覚えがないもので;;
山形のパワースポット巡り!人気で有名な寺おすすめ7選 | RETRIP[リトリップ]
二股に分かれる道というのもトトロ的風景しか浮かばないもの。
あんな感じかなぁ?
最初のうちはもしかしたら親が破談しただけで好きあってたのでは?
と思ってたけど、そうではなくて利を選ぶような人で大変残念でした。
結婚した時がピークで行列やお吸い物を見たお嫁さんは狂ってしまうし、
自分は山形へ向かうのに関所を通らないことで選んだ幸せであった状況を捨て
罪人になった時点でだいぶ不幸になっていると思っていました。
これでこの世に残れても幸せとは言えないのでは?と思いながら
この世で永らえたことは嬉しいだろうけどなぁと最後の方見てましたが。
あの最後の表情見ると永らえたと思い違いしてたことへの表情だとは分かっても
今後その憎むべき相手と結ばれる未来があることの絶望がありますね。
んーでも今思うけどそれでお父さんは良かったんだろうか。
娘の意に反して自分の憎しみを晴らす道具に娘を利用してしまってるんじゃないのかなぁ。
どのくらい愛してたか分からないけれど意識があったとすれば
好きだった人を苦しめてる姿見るのは辛いのでは。
しかも心底憎んで再会とか悲しみ。
https://mainichi.jp/articles/20170525/dde/012/200/002000c
10年も前に落語用に書いた台本を使っていただいてありがとうございます。ってか、山路さんは本当に凄い。なんだあの演技力・・・あれ、どうやって勉強するとあんなになるんだろう。名人がそこにいました・・・・・。 https://t.co/MRsURvyZcA
— 藤沢文翁(Bun-O FUJISAWA) (@FujisawaBunoh) 2017年5月25日