2013/05/31(金)ソワレ
KAAT 神奈川芸術劇場
座席 7列センター
キャストさん
Noism1=井関佐和子、宮河愛一郎、藤井泉、
中川賢、真下恵、青木枝美、藤澤拓也、宮原由紀夫、
亀井彩加、角田レオナルド仁、石原悠子(準メンバー)
ネタバレです。
よろしいですか?
Noism1 ZAZA digest
アンダンテの短く凝縮したの動画で見てもうわあああってなる。
今見るからこそリンゴが気になる。
順番も適当だし
全く正確でない絵付いているし
思ったこと自分の考えがサラッと入っているし…
それでも良ければ見ていただけると嬉しいです!
幕を区切るからショートフィルムを見ているかのような感覚。
けれど今、私の目の前で事は起きているというライブ感。
ダンス公演ではあるけれどそれ以上のものを感じる。
第1部〈A・N・D・A・N・T・E〉
音楽:J.S. Bach《ヴァイオリン協奏曲 第1番 第2楽章 Andante》
ゆ~っくり流れてたのも、私が怖がってたバァアンって音も同じ曲。
短いのは5分の曲を一瞬に凝縮したものだと知って許せない!
どんだけ怖かったと思ってるんだ…(ノω;`)
でも美しいのに怖いって普段あまり思わないですよね。
和音が、なのか音の波なのか、ぼやぼやした緩い波が伸びる。
幕があく時にバァンという大きな音。
めっちゃびっくりする。
ベッドで踊ってるのが観たいと話していたので、すぐ後の観劇で羽毛出てきてびっくり!
羽毛が大きな円形に敷き詰められている。
ライトが猫のオーバチュアみたく降りてきていて上がっていく。
最初は一人が円の外をただ歩く、進む。
そこにまたバァンと音がして人数が増える。
音が鳴ってびっくりしちゃうから注意しようと思うのにその緊張がとけた頃音がなる。
怖い。
そうするとその恐怖で段々曲までもが不安定に感じて怖くなる。
羽毛がはらはら散る様子ははかない美しさ。
進んでいる時はゆっくり、それこそアンダンテ。
なのに急に反応が起こる。
心が休まらない。
途中下手から上手へ進む。
引き止められたりついていけなかったりする。
なんとなく細胞のようなミクロの世界のイメージ。
人間の目には直接見えないけどそこにある世界。
時の流れ方の違う世界。
幕が開く前になにか文章読んでた。
第2部〈囚われの女王〉
音楽:J.シベリウスによるバラッド〈囚われの女王〉
幕に題名が出てあらすじがエンドロールのように流れる。
これがへロスタ見たいで(笑)
流れ途中に深い緑に青足したような色のドレス着た井関さんが幕の手前歩いてくる。
幕があいてドレス脱いで黒いぴっちりした衣装。
左右非対称に切り取られているというか露出しているというか。
セットは後ろに赤い壁、壁の上手側に黄色い椅子、壁の前の椅子が四角い黄緑色に照らされる。
それだけ見ると積み木を重ねたよう。
踊っている時初めてチラシが浮かんだ。
足開いて座って厳つい番人かと思ったら、
女性らしく足揃えて女性らしく伸びて踊る。女王。
キラキラの笑顔振りまく青年。
を感じたけど力入れて筋肉見せつけてたのは勇者らしい。
ストーリーが分かる音楽も凄いし、振り付けも凄いし、演者も凄い。
二幕終わり、幕が倒れて光の中に拳あげた勇者が進んでいく
第3部〈ZAZA〉
音楽:soundtrack by The The《Moonbug》 & 《Tony》より抜粋
椅子&机:須長檀
0:49あたりの音楽の群舞格好良い!
幕の前にりんご。
りんごの歌。
聞きつつ「大きなリンゴの木の下で」浮かんだりしたのだけど(笑)
幕前にひとり立つ井関さん。
スーツ(パンツ)の下に下着のような衣装。
通っていく不思議な歩き方する人々に服を脱がされたりリンゴくわえさせられたりする。
あと叫ばれたり。
奥に一列に椅子が並ぶ。
テレビの入った椅子、椅子の下にりんごがピラミッドのように積まれたもの。
幕が開いたら他の人は全員座ってて真ん中の井関さんが座りに行くため歩くと女性が二人歩みでる。
その女性が動いてると男性が来る。
下手は男性が女性に踏まれたりして、上手は女性にキスしまくってる、女性嫌がってるけど。
両極端な感じ。
そのうちキスしてる方がエスカレートして女性三人に止められる。
で4人に踏まれる。
金のりんごが積み重なった椅子の上。
りんごの歌歌い出す女性。
横から歌うぜ!って入ってくる宮河さん。
でも下手奥で宮原さんが拡声器で喋りだしたから
「うるさい!うるさい!イケメンだからって許されるとおもうなよ」的な言葉ウケるww
「あなたが死にそうな時あなたのことを考えなくてもいいですか?」
それは程度によるなぁと思ったり。
男性五人が一列に並び同じダンス。
井関さんはその前にそびえ立つ。
女性が歩み寄ってくる。
上スーツで下着着てそのまま踊るって艶めかしい。
エロい振りでもあった。
でも女性一人多いからひとり余るのね。
金のりんご食べて女性突き飛ばして場所横取りしてた。
幕が閉まる前一列に並んでそれぞれがポーズ。
アフタートーク
金森譲、宮前義之(ISSEY MIYAKEデザイナー)
会ったのは去年の公演で知り合いのダンサーさんから紹介を受けて。
金森さんは情熱大陸で見て知ってたみたい。
最近見たことあるぞ?みたいな(笑)
自分たちの出していきたい方向と売れる商品のはなし。
ファッションはその割合は永遠の課題。
ファッションはデザインだけど現代舞踏はアートな気がする。
初心者を集団に入れることについて。
ファッションでも色んな人がいて動物園みたいらしい。
みんな同等な立場で仕事する。
舞踏においては時間のかかるものだからやるなら子供のうちからやった方がいい。
二十歳からでも出来るけれどそれだけスタートが遅れているということを自覚しなければいけない。
舞台は直前まで変わるって言ってた。
だから続けて見に来ても変更されているから違うという感覚になるのかも。
専門家はよく知らないけど素人が言ったことに影響されてっていうのは弛緩してるんだろか?
うちの感覚としては自分の信頼する人というのは専門家という遠い人でなくネットでもリアルでもいいけど身近な人だと思う。
よく知らない人より触れ合って多少知っている人の言葉の方がどういうものかイメージしやすいじゃん単純に。
多分ブレが少ないと思う。
その人と近づきたいとか楽しそうに話してるその輪に入ってみたいとか欲あってもおかしくない 。
専門家って壁を感じるからかな?
ダンス良く知らない分かんないって時、私もよく分かんないんだけどこうだからいいんですよ~って言葉紡いでくれる方が響く。
やっぱりうちが舞台好きだから興味を持ってくれることが凄く嬉しいし、
そういう人に舞台勧める時は見終わった時に舞台はつまらないものだったとは思って欲しくないなぁ~と思う。
だから自分は凄く好きだし良いと知っていてもそれを勧めるかと言ったらそれは別かな?って。これ私の欲。
と思ったけど大雑把に良かったよっていうのは言った方がいいよね!
前から思ってたけど最近立て続けに聞いたので改めて...
自分の身の回りのひとつひとつに思いや愛があるんだろうなぁと思います。
そう思ってても知らないことのが多くて気づける事の方が少ないはず。
いただきますを言うように「ありがとう」と感謝しつつ生きたい。