2018/03/04(日)12:30
TheGlee
二段目
キャストさん
女 竹内順子
今まで広樹さんの出演された朗読劇観たものが
舞浜アンフィシアターで上演されたもので
劇場が大きかったからマイクを通した声だったんです。
TheGleeは密な空間だからマイクを通した声だけでなく素の声が聞こえてきて、
ん〜なんだろう?声の響きなのかなぁ?
スッと馴染んで聞こえてくるのが広樹さんの声とても素敵だなと思いました!
声自体を包み込む響きというのかなぁ?
なんとなく舞台(ストプレ)で聞いたことがある種の響きな気がするんですけど
言葉を聞いたときの残りが心地良いなと感じる気がするんですよね。
舞台発声の響きなんかな?と思ってたんだけど
TheGleeには音響の魔法箱があるとお聞きして。
これ関係あったりするのかな?と思い始めましたよく分からない;;
アンフィシアターでの朗読劇は大きい箱に見合うだけ出演者も多くお話も壮大。
クリスマスノストラ(日本橋三井ホール)で
4人の演者さんと小編成の奏者さん方がお話とじっくり関わり合う姿が素敵で、
それを見てから密な空間で広樹さんの朗読を見てみたかったので
今回拝見出来たことが大変嬉しいです!
センターに円形回転舞台(手動)、
取り囲むように客席があり、全体的に暗いので黒いイメージがある。
舞台床は白、
舞台上には背を合わせた椅子が2脚あり赤い太さがまちまちの糸が舞台・椅子に絡みついている。
舞台中央天井から赤い糸が張り巡られ、所々に鈴がついている。
夏の蝉の音。
竹内さんの白いお着物に黒か灰色で多角形のような線の重なりあった柄が入っていて、
女性らしくも感じられ、
弟弟子の年不相応に年老いた白髪の風体が想像出来る一助になってる気がする〜。
女の快活な懐に入る気持ちの良い話し方と
弟弟子の優しく人当たりよさそうなのに隠す逃げるような話し方。
開場からいる3人の童子さん(広樹さん曰く童子隊)は
諸注意の紙を持って立っているんです。
そのうち歩きだしてふいにジーーっと見つめたり、
ドリンクホルダーのカップを入れ替えたり、
眼鏡を取ってひっくり返したまま戻したり自由なんだけど
近くても緊張しないから人じゃない存在なんだなぁと思う。
お話自体がテレビに映るテレビに映るテレビに…みたいに同時間で多重といいますか、
嘘か真かの道標があやふやなので何が本当か結局よく分からないなぁ〜
モヤモヤだね!ってところがいいですよね!
これを基準にして見つめていこうと定めていたのに
揺らいでしまうと確かなものが消えてしまうんですよね。
何もかもが曖昧で信じられるものは何だろう?と迷っている中、
確実にこれから何かが起こることが予想される…というか
今見た展開が繰り返されるのでは?
未来から過去に戻っただけでは?という不安のまま
幕は下りてしまうんですよね、迷宮入りです。
いつまでも考えられますね^^
一公演しか観ていないから
泉鏡花は広樹さんくらいの年齢で見た目のイメージで頭にあるんだけれど
別日の泉鏡花はどんななんだろう?
女の方が役者さんによって変わる感じなのかなとは漠然と思う、
気になっちゃうよね^^
声による印象と言うのはあるけれど
年齢と言うより存在感としてはPVの泉鏡花さんとそんな変わらない印象!
私もしかしたら広樹さんのちょっと位や年齢が上めの役をされるの見るの好きなのかもと思っただけ。
文翁さんの朗読劇はナレーションのような説明はなく会話で説明されていくから
広樹さんの泉鏡花にしても兄弟子にしても会話の間による印象も大きいんだろうなと感じます。
そしてその間が絶妙なテンポだったり、絶妙に待ち遠しかったりして好き。
泉鏡花さんの作品をラジオ朗読で聞いたことがあって
それも怪談だったんだけどその感覚と比べてしまうとこはあるよね。
akane-akaruioto.hatenablog.com
普段あんまり広樹さんファンの方とお会いする機会というのがないのですけど
ご縁あってお会い出来たのが嬉しいなぁとしみじみ思います( *´꒳`* )
ありがとうございました!