珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

ロックミュージカル MARS RED 配信

ニコニコ動画-2021/07/06-

 

脚本・演出 西田大輔

音楽 YOSHIZUMI

振付 良知真次

 

キャストさん

栗栖秀太郎 役:太田基裕

前田義信 役:中村誠治郎

スワ 役:糸川耀士郎

山上徳一 役:柳瀬大輔

ナンバ 役:山本一慶

白瀬葵 役:七木奏音

天満屋慎之助 役:松井勇歩

デフロット 役: KIMERU

中島宗之助 役:萩野崇

タケウチ 役:平野良

平沼 役:泉見洋平

 

夢月せら、大塚杏奈、櫻井太郎、 島田連矢、

伊坂光由、鈴木遼太、本間健大、書川勇輝

 

バンドメンバー

Drums:佐小田亘

Bass:池尻晴乃介

Guitar:イトウ・マサキ

Keyboard:ハナブサユウキ、おかじま沙予

あらすじ

時は大正十二年。第一次世界大戦後、近代化する日本。
政府陸軍・栗栖秀太郎は、出征先のシベリアでヴァンパイアに噛まれ、
自らも”感染”しヴァンパイアとなってしまう。
帰国後、ヴァンパイアを中心に創設された「第十六特務隊」(通称:零機関)に所属することになった栗栖は、
前田義信、スワ、山上徳一、タケウチと共に、彷徨えるヴァンパイア達を勧誘または捕縛する任務にあたるのだった。

新しく仲間となったナンバの計画により、零機関の運命は思わぬ方向に動き始める。
一方、栗栖の帰りを待つ幼馴染の白瀬葵は、突然届いた死亡通知を信じられず自ら軍部を調べ始める。

もう人としては生きられない。
ヴァンパイアと人間の間で葛藤する栗栖がたどり着いた答えとは―――。

朗読劇から始まりアニメ、コミックと展開する「MARS RED」をベースに、
オリジナルエピソードとキャラクターを加えた大迫力の生バンドで送るロックミュージカル!

ロックミュージカル『MARS RED 』公式サイト

 

 

ロックミュージカル「MARS RED」楽配信見ました〜〜🙌

でもこれは舞台で見たかったなぁ。よっしゃ先行申し込もうと思ったら行ける日程なかった時の悲しさよ😭本当に配信有難うございます!!

 

初見で見たMARS REDが良かったからこうして朗読劇再演、漫画やアニメ、舞台と見たくなっているわけなので面影を追ってしまう部分は何にせよあります。

 

YOSHIZUMIさんの音楽、作品を感じられて好きだなぁ😂私の中でMARS REDのイメージはギターがゴリゴリ押し出されてくる感じの中に弦楽器が混ざり合うそれです。だから久しぶりにイメージの音楽を聞いたなと感じました。それには色々あるんだと思うけどあくまで私の感想なので。

 

全然関係ない感想。

「私一人だよ。(だいたいそんな感じのセリフだったと思う)」とすべてを知りながら栗栖を探す葵に声をかける山上を見たらポンっと柳瀬さんのペロン見たい…と思いました。服とか台詞のニュアンスとか色々あるんだと思うけど見てみたさある。

 

アニメでタケウチも情報増えたけど、マズミュのオリジナルキャラクターのナンバ(タケウチと同じ研究機関で働いていた父を“事故”で亡くした息子でありAクラスヴァンパイア)がいるからあまり見えないタケウチの抱いている思いを見たような気になっているとこある(笑)長く生きてるだけあって乗り越えてきているものを感じます。

 

今呟いていて思ったけどこれ今まで見てきた作品から足りないと思えるところ補ってるから楽しいというのはある気がしてきました。舞台初見だとどうなんだろう?そういえば金剛鉄兵きちんと触れてないかな?ナンバと共に平沼を揺らして政治的に詰めていく狡猾さがある中島中将でしたよね。これは演出の西川さんらしいところなのかと思うのは昨年『知り難き こと陰の如く、動くこと雷霆の如し。』見たからかな?あと冒頭の山上を打ってみせるアドリブ。私はあまりアドリブは好きではないんだけどこの舞台安定感ありすぎてアドリブに不安がないという手厚さを感じました。

akane-akaruioto.hatenablog.com

 

柳瀬さんの山上さんめちゃくちゃいい😭素敵
自覚と事実にズレがあるとこ、なんだかんだ他の零機関メンバーが雑に扱っても前田が高圧的に言い負かしてきても包み込んでしまうとこ、面倒みがよく適度な距離感でそっと言葉をかけるとこ、あたたかく優しくて甘えさせるのが上手い人だなと思いました!

 

振りで一番好きなのは天満屋さんソロのアンサンブルさんたちが身体を斜めにして静止するあたり!スタイリッシュかつ存在や職・店のアンバランスさが感じられる気がして光景も美しかったなぁと思います!

 

光景といえば一番後ろにあるアニメ零機関の部屋にある大きな時計を彷彿とさせるセット、朗読劇の歯車も感じられるようで嬉しかったです😂

 

栗栖はアニメ以外舞台俳優さんが演じられているからその身振り手振りによって他の役より身体の動きのイメージがあらかじめありました。特に朗読劇再演の古川雄大さんの栗栖は声だけでなく身体全体で台詞を発していた姿が印象深く心に残っています。

 

太田さんが栗栖とキャスティングを聞いてそれは似合うだろうなぁと感じたそのまま似合ってらして素敵すぎる…!
舞台はずっといなければならない、それが朗読劇とアニメより制限になるなと刀で戦う場面と夢枕作戦で思いました。刀で斬りつけることさえ悩むのが栗栖だと思うけれど流石に舞台で向かってこられて逃げなかったら死んでしまいますからね。夢枕作戦もそうなんだけど尋常ではない速さでの移動、映像などで再現するのではなく役の芯を捉えて演じることによって印象を変えない。それがとても好きでした。

 

2.5を見ると実際に原作などで見ていなかったとしてもこの場面を見たことがある・この役が存在していると感じるからそこが凄いなといつも思います!マズミュは朗読劇初演再演、漫画、アニメ、ゲームを経ての舞台化だから私はゲームの内容を知らないけれどその他の要素を感じます。スワ、タケウチはそのまま朗読劇に引き続きアニメも同じ声優さんだったからその印象がまんまなの感動しました!

 

萩野さんの中島中将、家中さん(アニメ)のお声の冷静さがあるのに前田に心内の激高を隠さない(賢雄さんの冷たさも感じるよね)あたりが娘の岬さんが父の異変を感じたというの分かりやすかったなぁと思います!

 

KIMERUさんのデフロットはKIMERUさんだからデフロットというような感じでもうただただデフロットなのだよね。お人柄が見えてるところなのかもしれないけれど沢城さんより少し寄り添ってくれる感じが優しく見えはします。

 

note.com

この記事の影響もあるんだけど漫画やアニメを見るうちに朗読劇からイメージした各キャラのビジュアルとだいぶ違うのになんだかんだらしいと感じるようになるんだなぁと思います。結構不思議。

 

マズミュでわぁ嬉しい👏となったのは山上さんの夢枕作戦が山上さんが建てた煉瓦造りの家で行われていること!
マズミュの富子さんは山上さんへ素直に気持ちをぶつけるタイプだったから新鮮に思える!

 

そういえばMARS REDは朗読劇だから沢城さんがデフロット、富子さん、明里をされるのへええ声優さんって凄いなぁ!と思えましたが、マズミュで葵、岬さん、富子さん、明里を兼ねるって凄すぎてびっくりしました!しかも役だと感じるものが芯にあって気になってしまうのは当然かなと!