珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

Noism1+Noism0 森優貴/金森穣 Double Bill-2019/12/14-

2019/12/14(土)ソワレ

りゅーとぴあ

 

『Farben』
演出振付:森優貴
衣裳:堂本教子
出演:Noism1、Noism0(井関佐和子)

 

『シネマトダンス―3つの小品』
演出振付:金森穣
衣裳:堂本教子
映像:遠藤龍
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1.『クロノスカイロス1』
出演:Noism1
2.『夏の名残のバラ』
出演:Noism0(井関佐和子、山田勇気)
3.『Fratres Ⅱ』
出演:Noism0(金森穣)

 

 

アフタートーク

金森穣+井関佐和子+山田勇

 

 

書き損ねたけどここのカフェ食事用意までに渡されるのが

番号札でなくお花の写真カードで私はモッコウバラでした!

ものすごく独特でこういうの結構好き(笑)

 

物販嬉しくて!!

新潟の雑誌だと取り寄せしたり、

友達に買ってもらったり出来る範囲でしかないので

物販コーナーに月刊ウインド見つけてふらっと買っちゃいました!

情報としては載ってると知っていたけど買えると思ってなかった⸜(*ˊᗜˋ*)⸝

 

広島CATSの客席の反応で

私がびっくりしたのは電車が出来上がった時の拍手と2幕メモリー後の拍手です。

横浜CATSではない空気感だとその時強く感じられました。

 

首都圏公演は評価されている空気というようなことを聞いていて、

やっぱり私は東京にそれなり愛着があるからそれを聞いて少し寂しく思っていました。

ならNoism新潟公演はどんななんだろう?とずっと思ってました。

 

今回新潟公演を見てみて思うのは

新潟も首都圏もNoism公演の空気をリードしているのは

Noismファンであるリピーターさんなんじゃないかということです。

私の体感では土地による客席の空気感の差異はそんなに感じませんでした。

そんなファンがついているというのが素敵なことだなと思います。

 

東京と言ったって東京都でとらえれば島も入るし、

23区だってビジネス街も繁華街も住宅地も全部ごっちゃだし、

色々集まってるだけに色々な東京の側面があってどれも本当なんだと思う。

だから冷たく感じたり、温かく感じたりするんだと思う。

見て知った範囲なんじゃないかと思いたい。

 

 

 

『シネマトダンス-3つの小品』の「クロノスカイロス1」と

『Farben』が私の好みとしては好きでした。

シネマトダンスの2作目「夏の名残のバラ」で拍手起こって

途中で拍手してもいいのかぁ〜と気づいたら拍手したかったなと思いました

とても素敵だった( ^ω^ )


1.『クロノスカイロス1』

クロノスは時計が刻む客観的な時間、 カイロスは感覚で感じた主体的な時間らしい。

公演時間は90分だったとしても、

観ている人によって体感時間は長くも短くも感じられる。

また、その瞬間に出会ったというタイミングもカイロスみたい。

 

映像と目の前の舞踏が全く同じように起こってこそ、

または遅れたりシンクロしていると思わせるものがなければ

正確にクロノスと緊張感を感じないのだろうと思います。

 

Noismらしいと思うまでダンサーさんも印象がバラける印象があったんですが

ものすごく揃ってらしてNoismらしいと感じました

それが何かというと分からないですが

正確に踊るといううちに見えるものなのではないかと思います。

 

もう一回見たい!そして見られるのが嬉しいです!


2.『夏の名残のバラ』

楽屋から中継が続き、舞台でも映し出される映像と目の前で踊る姿。

生の舞台を見ているから映像という手掛かりで作品は生きているなと私は思います。

 

最後に映像で映る誰もいない客席。

 

どういう意図か知れないけれどダンサーさんの日々を感じるようでした。

公演日のため幾度となく己と作品と向かい合い作り上げていく。

この舞台が映る演出は以前にも見たことがあってあ、同じだ!と思いました。

 


3.『Fratres Ⅱ』

この作品を見る為に新潟に来ました。

米が滝のように降り注ぐ中、舞う。

 

新潟という土地。

米があるということは田んぼがあり、水がある。

水は川から海へ流れる。

水は山々の木々に受け止められ蓄えられる。

私自身はあんまり雪は詳しくないけど新潟にスキーとか雪イメージはある。

 

そういった土壌で生まれる舞踏というのを見たくて。

これは埼玉で同じ作品を見て気づけることなのかもしれない。

 

 

 

 『Farben』

パッと見て思ったのは色彩が違うでした。

私に経験値がないのですがジュリーテイモアさんの夏の世の夢を見た時のように

色彩がはっきりしていて日本ぽく無いなぁと思う。

www.youtube.com

誰が、という中心が移り変わって

出演メンバーの良さが万遍なく見えて好きです!

 

こんなことも出来るのかと思う瞬間

(主に身体の柔らかさについておもいました)

が多く見られて嬉しかったです!