2015/03/18(水)
舞台監督:平賀政彦さん
オフステージについて書きます。
よろしければどうぞ。
『クレイジー・フォー・ユー』バックステージツアーが開催されました!
http://www.shiki.jp/navi/news/renewinfo/026156.html
五グループに分かれ、一グループ七分、舞台装置を見学。
待っているグループは質疑応答タイム。
「Slap That Bass」でテスが切るロープはマジックテープで繋がっている。
ピンクの女の子たちが出てくる車、出てくる人物はしゃがんで向こう側から出てきてるだけ。
車の扉は横に開く扉と上方向に跳ね上がる窓、二つついていました。
ザングラー劇場の電球は球体じゃなくて円柱。
積みあげる六脚の椅子だけ、下にフラット(椅子の足と足をつなぐ板)が2本付いている。
並べてある時は後ろの方に置かれている。
組み立てる時はムースとカスタスが椅子を支える。
ピートは階段途中の四角いスペースに梯子を置き、
ポスターが貼ってあるトタン側に立てかけて上っている。
ウイスキーはジャワティー(麦茶では薄い)
ホットドックはパンにソーセージ挟んだだけのものでマーガリンはなし。
公演ではパンをちょぴっとしか食べない。
食べたものは後でスタッフが美味しく頂いています、とのこと^^
スタッフさんが履いている雪駄は歌舞伎由来。
けど今は靴を履くよう指導している。
銃は陸上で使う一発一発詰めるやつじゃなくて6発くらい弾つめられるやつ。
いきなり歌い出すところはポーンとピッチカートで基本の音は鳴っている。
衣装は一週間に一度クリーニング。
中に着ている汗取りは毎日洗濯している。
石鹸の看板が上手トタン屋根のとこに。
酒場のピアノ?の上のとこに「I Got Rhythm」の楽譜。
ホテルの通路は北斗星の通路並か気持ち広いくらい。
ホテルの扉は引き戸だったと思う。
開けるとすぐ階段。
客席に座って質問コーナー中、聞きつつ舞台をぼーっと見ていたらいきなり時計が崩れて心底驚いた!w
あと銃発砲にもビビりました(笑)
ベースは途中までは本当に弾いてる。
ギターのように音の目印になる弦に対して垂直に伸びた凸っとしている横棒(=フレット)が
コントラバスにはなく指板はつるりとしている。
フレットの無いフレットレスだからズルして印が付けてある、と仰っていましたがズルくないと思います~
ムースは弾いていないとこも弾き真似をするので弾けるようにならなきゃいけない…
これ格好いいですよね!ムースいいなぁ!!!
うちムースの弦バス見たかったなぁ~!!(とか言って実はあって見てないだけとかある??w)
クレイジー・フォー・ユーの世界は1930年代。
だからアステア、ロジャースなどの1930年代のダンスが取り入れられていて俳優さんは日々学んでいる。
客席にパエリアパンが回ってきたのですけど
私は思ったより軽くて案外軽いんだなぁ~と思っていたんです。
でも周りの人重い重い言われているからあれ?私がおかしいのかな?と思いましたけど
私普段もっと重い鍋持ってるからかなぁ??
でも普通に中華鍋の方が重いくらいですよね。
パエリアパン軽いと思う(笑)
やっぱりタップで踏み込んでいるから表面がへこんでいて懐かしさがありました。
舞台セット、自分がそこへ行ってみるとあまりにも普通すぎて
あそこであんなに激しく動いているのがよく分からないです。
凄いなんて言葉で足りぬ驚きです!
だってあまりにも普通なんです。
何か特別な仕掛けがあるわけではない、あれであんな世界観…全く不思議なものですね!
ビリーが落ちていくとこなんて結構な高さでしたし、
え?ここから落ちていくの?と当たり前に恐くない?と思いました。
そういえば今回公演は初演での演出に戻した部分がある、というようなことを言われていました。
勿論初演は観ていないので何が変わっているのかというのは分かりませんが
その変更によってこの楽しさなのかなぁとは思いました。
CFYやWSSは機械でセットを移動させるのではなく、人間が動かす本来の形。
稽古場では本番セットは使わず、ツアーのセットで感覚を掴んでもらう。
ツアーがない時はそれらしいセットを使ってやる。
大したことないですが多少隠しておきました。