珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

RENT-2022/05/21-

2022/05/21(土)ソワレ

東急シアターオーブ

 

 

もしこれがスタンダードな上演なのだとしたら映画レントは繋がりよく深まって物語が分かりやすくなっていたんだな~と気づきました!視界の中で同時に複数の物語が進行するのは舞台空間だからこその省略、まとめ方だと感じます。

 

私が好きだったのは「Contact」
病気の苦しみ、痛みをWSSのような柵越え、激しい踊りで表現している場面。実際にはエンジェルはだんだんと弱っていくけれど懸命に生き抜く燃える命が白いシーツのはためきとして目に見えるようで鮮やかさが素敵でした✨

作中、名前が出てくるからエビータの最期をContact見ながら思い出した。エビータは権利的に演出それぞれ。ただ同じ演出でなくともアンマスクドで全盛期と病に伏して輝き失せてからで同じ曲を歌ったら…と発想したのだからContactの最後まで燃える命演出はしないはず。病に苦しむでも印象が違う。

朝起きて夜眠るまで、そして人生を表しているような『Ballet for Life』、セットが乳母車にもベッドにもなり生死の境界を感じた『Endless Opening』「Contact」前のベッドに横たわるエンジェル、白いシーツから思い出しました。

 

t.co

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ジョセフとRENT、初期感が似てる。形式にとらわれず沸き立って心震える感覚が。エヴィータ、tick, tick...BOOM!のCATS、パンフレットでもALWに触れるのはソンドハイムさんとはまた違った気持ちなのだろうなと思って舞台セットCATSみたいと思った感想が良いのか迷う。ALW作品に対してのジョナサンラーソンの思いはALWがライオネルバートを現代英国ミュージカルの父と呼ぶのと似てる気がしてる。完全に第三者なので切磋琢磨だななどと思えるわけですが。

 

冒頭「RENT」音楽好きでよく聞くんだけれど舞台いっぱいに人がいてそれぞれ違うことしていて目が追い付かない!あれもこれも見たいと思う場面でした☺️何度も観たくなる場面って舞台だな~~と感じて好き。二度見たとしてもその公演は一度きりという矛盾儚さ切なさ楽しさがいい。

 

ジョアンが格好良く賢いけれどモーリーンに振り回されつつ好きで堪らないのかわいい。「Tango Maureen」気まずい2人が踊るの、表情や手の取り方にも感情が現れててなんとも言えないし曲が好き。

 

tick, tick...BOOM! が被る場面、結構あって実体験をかなり含めているんだろうなと思う、と思ってたけどミランダさんがRENT被せて作ったのかな🤔

ジェイミー(アマプラ)、映画ロケットマンなどもAIDSで周りの友達が亡くなっていく描写がある。マークの孤独な気持ちを聞きながら青春がより早く奪われていく悲しさったらないだろうなと。

 

映画ベニーは気持ち分かるよ~と思っていたとこあるんだけど、ベニーあまりにもミミへの態度があからさま、更にはミミの気持ち考えず1人アプローチし続けるってなんなの?!どういうことなの??

 

今日の公演観るきっかけは昨年コットンクラブで聞いた「One Song Glory」を知りたかったから。感謝です🙏✨

 

ギター、ゴミ箱、カウベル、ピアノなど実際に演奏する必要があるの、ただただ凄いなぁと思う!

 

「Today 4 U」エンジェルこんなに踊っているのに歌えるの凄すぎでは?と考えてたら「Out Tonight」落ちないのが不思議なくらいの体勢が続いて驚き。ミミって凄いなとシンプルに思う。

 

座席位置によるかもしれませんが「Rent」ナンバー終わっての拍手の密度・熱さから会場に集う方々がいかにRENTを待ちわびていたか感じ取れて(物販からも分かるけど)パワースポット感強かった。

 

マークのお母さんが新年の挨拶で西の悪い魔女と引用してるのを聞いて、tick, tick...BOOM!でもドロシーが出てきてオズの魔法使いは引用されてたと話しました。誰もが知っている「オズの魔法使い」という感覚なのでしょうか🤔その感覚知りたい。

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レストラン内で男性4人が椅子上に立ち上がって手を取り合うところ、上手から2番目の方がイメージする完璧な磔刑ポーズなの当たり前のものとして育ちました感あって気になる。

作品を知らないから分からないけれどtick, tick...BOOM!で最後まで売らなかったGod spellも影響あるのかな?