珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

劇団四季のアンドリュー・ロイド=ウェバー コンサート~アンマスクド~-2021/12/18-

2021/12/18(土)マチネ

東京建物 Brillia HALL
 

スタッフさん
作曲 アンドリュー・ロイド=ウェバー
共同台本・構成 リチャード・カーティス
作詞 アラン・エイクボーン
   ドン・ブラック
   リチャード・カーティス
   T・S・エリオット
   クリストファー・ハンプトン
   チャールズ・ハート
   ティム・ライス
   グレン・スレイター
   ジム・スタインマン
   リチャード・スティルゴー
   デイヴィット・ジッペル
日本語台本 南 圭一朗
訳詞 浅利慶太
   市川洋二郎
   岩谷時子
   片島亜希子
   高橋亜子
   中島淳彦
   松田宏
   竜 真知子
演出 クリストファー・キー
音楽スーパーバイザー マイケル・パトリック・ウォーカー
音楽監督 清水恵介
振付 加藤久美子
装置デザイン サイモン・ウェルズ
照明デザイン 福島由希子
       前川美里
衣裳デザイン 渡邉里花
       射場茅乃
レジデント・ディレクター 荒木美保
             山下純輝
             西尾健治
技術監督 柳澤 学
 
キャストさん
笠松 哲朗
山下 泰明
飯田 洋輔
飯田 達郎
白瀬 英典
真瀬 はるか
吉田 絢香
平田 愛咲
谷原 志音
江畑 晶慧

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『劇団四季のアンドリュー・ロイド=ウェバー コンサート~アンマスクド~』作品紹介 | 劇団四季【公式サイト】 (shiki.jp)

 

 

キャッツの下、何かあるんだよな~と調べてスクールオブロックまでは分かったんだけどシンデレラは劇場で下の方が見えてからやっと気づきました🙌こういうセット好き~~

ところでこのツイートすると答えが出てくる仕掛けどうなってるの??

 

1幕

#1 「序曲」

ジーザス・クライスト=スーパースター』より(インストゥルメンタル

 

#2 「スーパースター」

ジーザス・クライスト=スーパースター』より 作詞/ティム・ライス 訳詞/岩谷時子

公演は最後の方で問いかけるけど、この曲のキャッチーな格好良さでグッと掴む感じ✊惹きこまれて素直に心待ちにしちゃう(笑)

いやほんとスーパースターを頭にもって心も思考もぐいっと掴まれていくの最高でかない😭遠慮なくて大好き(笑)

#3 「ヨセフのコート」

#4 「クローズ・エヴリ・ドア」

#5 「エニー・ドリーム・ウィル・ドゥ」

『ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート』より 作詞/ティム・ライス 訳詞/片島亜希子

この一連の流れ、割と鬼じゃない?ヨセフのコートでぽわぽわお父さんからコート貰ったとはしゃいでたのに、いきなり全ての道は閉ざされたと凹んで、顔あげて歩き出す。情緒不安定がすごいんじゃあ…。この後何度も思いますけどなんで四季でやらないのかなぁと思っちゃう。四季ヨセフ見たい。

 

#6 「私はイエスがわからない」

ジーザス・クライスト=スーパースター』より 作詞/ティム・ライス 訳詞/岩谷時子

ヨセフで作った「カンザスの夜明け」(音楽は私はイエスがわからないと同じ)のメロディが気に入っていたので別の作品・JCSで使用したとのこと。この例えにリチャード・ロジャース王様と私で作ったナンバーを南太平洋で使ったエピソードを出されてました。ロイドウェバーからリチャード・ロジャースの名を聞くと安倍さんとの対談も思い出すけどサウンド・オブ・ミュージックも思い出します。

誰もが知るこの不朽の名作に、人一倍深い愛情を注いでいた人物がいます。それは、『キャッツ』『オペラ座の怪人』などの作曲家である“ミュージカルの神様”アンドリュー・ロイド=ウェバー。まだ子どもだった彼は、この舞台に感動するあまり作曲家リチャード・ロジャースにファンレターを送り、ロンドン公演のリハーサルに招待されたほど熱烈なファンでした。
以来、「いつか自分の手でプロデュースしたい」と夢を抱き続け、自身が“ミュージカルの神様”と呼ばれるようになった2006年、ついにその夢が叶ったのです。

世界が愛した『サウンド・オブ・ミュージック』を観に行こう!|『サウンド・オブ・ミュージック』作品紹介|劇団四季

 

#7 「今宵安らかに」

ジーザス・クライスト=スーパースター』より 作詞/ティム・ライス 訳詞/岩谷時子

遠くから近づいてくるユダをキッときつく見やるマリア。甘い言葉と安らぎを与えてくれるマリア。応える身はひとつだからこそ求められたものに応えられず苦しむジーザス。

 

#8 「ゲッセマネの園」

ジーザス・クライスト=スーパースター』より 作詞/ティム・ライス 訳詞/岩谷時子

ロイドウェバー曰く 彼がこの瞬間でしか歌えないアリア。

 

#9 「ブエノスアイレス

『エビータ』より 作詞/ティム・ライス 訳詞/浅利慶太

ラジオシリーズのジェームスボンド回を聞いていたティムライスが「次回はエバペロンです」という案内を聞いてロイドウェバーにミュージカルに良い題材が見つかったと電話してきた。ロイドウェバーはエバペロン?ファシズム独裁者の妻で学生時代に集めていた切手になった人だろう?と乗り気ではなかった。ジーヴスで落ち込んではいけないとハロルド・プリンスにサヴォイホテルで励まされていた時「次は何を作るんだ?」と聞かれて何だか分からないけれどティムライスはエビータを題材にしてミュージカルを作ろうと言ってる、と話すと出来上がったらだったかな?持ってきてくれと言ってきた。

アンマスクド、踊りはがっつりあるわけじゃないんだけれど象徴的に出てくる小道具のように演目を感じる要素として踊りがあって。何が言いたいかといえばエビータのダンサー好きだなぁという!
男性ダンサー2人はエバに惹かれて近寄って翻弄されてバイバイ👋なの分かる~~
エバは目映いほどに魅力に溢れてるんだけど近寄ってくる男性も自信があるだけ魅力的な身のこなしだから恋でも愛でもない駆け引きが目に見えるの好き!
後のペロンの駆け引きを考えるとエバの若さを感じるのも好き。

 

#10 「スーツケースを抱いて」

『エビータ』より 作詞/ティム・ライス 訳詞/岩谷時子

それにしてもスーツケースを抱いては聞くたびに(しかも今回はいないにも関わらず)怒りが泉のように涌き出てくる(笑)ミストレスを守らなくては!という気持ちになると同時に多分この人は変わらないのだろうなとも過る。

 

曲調は落ち着いていてもお金、権力、名声全てを手にしてなおエバは落ち着くどころか上を見上げている。ロイドウェバーが言う側面も分かるけど嫌いになるには魅力的すぎる。 達郎チェ、本当に好きなので公演でも見たいです(再演あったらいいなぁ!)

 

#12 「ニュー・アルゼンチーナ」

『エビータ』より 作詞/ティム・ライス 訳詞/浅利慶太

ニューアルゼンチーナ、民衆を率いるエバとペロン(アンマスクドはペロンいないけど)熱狂的に支持する民衆、その光景を見て呆れた表情や仕草のチェ。公演のエビータもアンマスクドも相変わらず思惑がバラバラでとても好き。

熱狂的な国民とそれを端から見て訝しげなチェ…この対比がとても好き🙈 ペロンがいなくても成り立ってしまう光景を見るとエバを利用しているようでエバがペロンを踏み台にしているんだとよく分かる気がする✨

 

#13 「共にいてアルゼンチーナ」

『エビータ』より 作詞/ティム・ライス 訳詞/浅利慶太

ジュディ・ガーランドのショーに行った時、薬物依存もしくはアルコール依存またはその両方だったジュディ・ガーランドオーバー・ザ・レインボーを歌いきれなかった。これは彼女の代表曲なのに…。同じことをエバペロンでも出来ないか?曲をタンゴ調にしたら面白いんじゃないか?

アルゼンチンタンゴとは? | Kaz Blog(かずぶろぐ) (kaz4649.com)

見てみましたがよく分からないです💦アンマスクドのエビータを見ているとファシズム独裁者の妻だろ?(だっけ?)の側面が強く出る選曲や演出なのかな?もしくは四季エビータが"聖女エビータ"の面をサンタエビータなどから感じやすくなってるのかな?とJCSのマリアも思い出して思うわけですが。

 

#14 「ヴァリエーション23」

『ソング・アンド・ダンス』より(インストゥルメンタル

楽家は数学者に例えられます。パガニーニの主題を移調して反対から弾くとラフマニノフのになる。

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#16 「ラブ・チェンジズ・エブリシング」

『アスペクツ オブ ラブ』より 作詞/ドン・ブラック、チャールズ・ハート 訳詞/浅利慶太

愛はすべてを変えてしまう、この曲は確かに物語をまとめると共に普遍的なことを歌ってると思います。思いますがあの昼ドラみたいなお話を考えるとそれでいいのか?と思うのは変わらない(笑)でも本当に良い曲すぎてまぁいいかと思っちゃう。

何度聞いてもこの曲は本当に素敵だと思う。 音楽は好きだけどお話を考えると毎回それでいいのか?となる、ただやっぱり「ラブ・チェンジズ・エブリシング」は間違いなく良い曲!

#17 「放っておいてよ」

『Tell Me on a Sunday~サヨナラは日曜日に~』より 作詞/ドン・ブラック 訳詞/市川洋二郎

初めて聞きましたがとても気になる曲でした!全て通しで見てみたい!

 

 

#19 「オーヴァーチュア」

『キャッツ』より(インストゥルメンタル

知ってたけどキャッツは猫でしかなくてロイドウェバーの音楽を集めて聞いていてもキャッツはキャッツという唯一無二さを感じる。混ざり合わないとも言うかもですが。

 

 

 

2幕

#25 「アントラクト スターライト・エクスプレス・メドレー」

『スターライト・エクスプレス』より(インストゥルメンタル

スターライトエクスプレスはどうにか見られないものかと願ってしまうね。

 

#26 「バッド・シンデレラ」

『シンデレラ』より 作詞/デイヴィット・ジッペル 訳詞/片島亜希子

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繰り返し聞くうちに気になりますが有名なお話を題材にしてるだけに1公演通しで見たい!

平田さんの歌う雰囲気がバッドシンデレラのものなんだろうか?

 

#27 「ウィズ・ワン・ルック」

サンセット大通り』より 作詞/ドン・ブラック、クリストファー・ハンプトン 訳詞/中島淳彦

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#28 「カー・チェイス

サンセット大通り』より(インストゥルメンタル

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#29 「サンセット・ブールバード」

サンセット大通り』より 作詞/ドン・ブラック、クリストファー・ハンプトン 訳詞/中島淳彦

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#30 「アズ・イフ・ウィ・ネヴァー・セッド・グッドバイ」

サンセット大通り』より 作詞/ドン・ブラック、クリストファー・ハンプトン 訳詞/中島淳彦

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こう、正直に話してしまうとサンセット大通り気になって観に行ったけれども納得しなくて長年ずるずる感想・印象を引きずったままでいました。明確に何とはいえないんですがアンマスクドのサンセット大通り、曲しか聞いてないにしろ私が求めてたサンセット大通りがありました。だから嬉しい反面、公演をまるごと見ることは叶わないのかという寂しさがあります、仕方がないことだけれど。

 

#31 「ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド」

『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド~汚れなき瞳~』より(1998年長野オリンピック開会式テーマソング)
作詞/ジム・スタインマン 訳詞/浅利慶太

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#32 「ヴォルツ・オブ・ヘブン」

『ホイッスル・ダウン・ザ・ウィンド~汚れなき瞳~』より

作詞/ジム・スタインマン 訳詞/松田宏

これは思い出がないから憧れる曲たち。四季が大切にしてるの分かるけれど私はあまりそれを知らないから。知りたかったなぁと思ってしまいます💦

「tire tracks and broken hearts」も聞いてみたかったです。

 

#33 「君の歌をもう一度」

『ラブ・ネバー・ダイ』より 作詞/グレン・スレイター、チャールズ・ハート(補作)訳詞/竜 真知子

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#34 「ピエ・イエズ」

『レクイエム』より

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#35 「オペラ座の怪人

オペラ座の怪人』より 作詞/チャールズ・ハート 訳詞/浅利慶太

#36 「オール・アイ・アスク・オブ・ユー」

オペラ座の怪人』より 作詞/チャールズ・ハート 訳詞/浅利慶太

#37 「プリマ・ドンナ」

オペラ座の怪人』より 作詞/チャールズ・ハート 訳詞/浅利慶太

#38 「ザ・ミュージック・オブ・ザ・ナイト」

オペラ座の怪人』より 作詞/チャールズ・ハート 訳詞/浅利慶太

 

#39 「支配者に立ち向かえ」

スクール・オブ・ロック』より 作詞/グレン・スレイター 訳詞/高橋亜子

これほんと楽しかった!!「立ち上がれーーーーーーー!」に最初本当に立ち上がっていいの??と思ったけど会場中で支配者に立ち向かえるのよい🙌劇場だからこそ味わえる一体感!
リチャードロジャースで安倍さんの対談を思い出したからだけどロイドウェバーに影響した"ロック"のお話に時の流れを感じます。

 

#40 「プレイアウト スターライト・エクスプレス・メドレー」

『スターライト・エクスプレス』より(インストゥルメンタル

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この曲なわけじゃないけど見たいなと思って。

 

 


ロイドウェバー作品好きな人の中でもどの作品が好きかは分かれるところだとは思うけど今回深掘りしてくださる演目をしてくださってありがとうございます🙏
どんな演目だって深掘りしてしまう観客は深掘りします。首都圏公演されてるディズニー演目と比べて一般・初見受けよりマニア向けのアンマスクド。ロイドウェバーって誰よ?でもおかしくないわけだからここまでお話も曲も密度がある、そして皆心惹かれる曲ばかりなの嬉しい😂ありがとうございました!