2023/03/26(日)マチネ
シアタークリエ
センターブロック後方
脚本・歌詞・音楽 ジョナサン・ラーソン
演出 マイケル・グライフ
日本版リステージ アンディ・セニョール Jr.
出演
Mark：平間壮一
Roger：古屋敬多（Lead）
Mimi：遥海
Collins：SUNHEE
Angel：百名ヒロキ
Maureen：佐竹莉奈
Joanne：塚本 直
Benny：吉田広大
チャンヘ
長谷川開
小熊綸
ロビンソン春輝
吉田華奈
Zinee
STORY
1991年、ニューヨーク・イーストヴィレッジ。映像作家のマークは、友人で元ロックバンドのボーカル、ロジャーと古いロフトで暮らしている。夢を追う彼らに金はない。家賃（レント）を滞納し、クリスマス・イヴにもかかわらず電気も暖房も止められてしまう。恋人をエイズで亡くして以来、引きこもり続けているロジャー自身もHIVに感染しており、せめて死ぬ前に１曲後世に残す曲を書きたいともがいている。ある日、彼は階下に住むSMクラブのダンサー、ミミと出会うが彼女もまたHIVポジティブだった。一方のマークはパフォーマンスアーティストのモーリーンに振られたばかり。彼女の新しい相手は女性弁護士のジョアンヌだ。仲間のコリンズは暴漢に襲われたところをストリートドラマーのエンジェルに助けられ、二人は惹かれあう。季節は巡り、彼らの関係もまた少しずつ変わってゆく。出会い、衝突、葛藤、別れ、そして二度目のクリスマス・イヴ……
観てきました～！ pic.twitter.com/V54n1qT0bp
— 明音 (@akane_akaruioto) 2023年3月26日
No Day But Today
過去も未来もなく今を精一杯生きよう。
今を精一杯生きる大切さはRENT のエイズが流行する1991年NYに限らず普遍的なメッセージだと感じます。身の回りの大切な人への感謝、愛を今一度考えてみるのはとても大切だと思います。
それは分かった上で考え直さなければならない段階にきたんじゃないか？と私は思います。それは途中の大量消費社会を経て行き着いた1991年今を精一杯生きようとしたこの時の若者は32年分の歳を取っているはずです。その結果が出ていて残念ながら今自分達が良ければいいの負債を背負う人たちがいるわけです、私ですけど。まぁそれを私は良しとはできないって話なんですが今私が精一杯生きたとして同じように未来世代に残すものが何なのか考えざるを得ない時代なんじゃないかと思います。サステナブル(持続可能な)社会なのは今までのままでは持続可能ではないからです。やはりそこを見つめずに暮らせる時代ではなくなったのだからこれからどうする？と考えるべきだと思う。と初めてちゃんと思ってることがまとまったので持続可能な社会についての作品が生まれたなら私にとってのRENT になるんだろうと思います。ただ問題は私が若者ではないと自覚しているところ。今の声は何なんだろう？？
持続可能な社会とは、「地球環境や自然環境が適切に保全され、将来の世代が必要とするものを損なうことなく、現在の世代の要求を満たすような開発が行われている社会。」と言われています。
エンジェルの姿
Contactから急に視界が開けたようにエンジェルの愛も苦しみも周りの状況も理解出来て終わってしまう。
昨日の演出、ミミが見たトンネルの先にいたエンジェルの光景がContactのラスト(白い服を着たエンジェルと黒い服を着た皆)がフラッシュバックして感じられるのグッときます。全然関係ないだろうけど黒い服を皆が着ているからコンタクト(作品)を思い出して黒は愛の色みたいだな～となんとなく重ねて思います。
イギリスミュージカル
毎回秋田犬エビータと聞くと私はエビータ好きだからなぁ～と考え出しちゃうんだけどBWで英国ミュージカルがかかってる状況は良いからこそ続くのだと知りながらも最近日本でオリジナルミュージカルが作られてる以上にもっともどかしさ、悔しさがあるのだろうなぁと分からないながら思う。
気になった点
物語
私が歌詞を聞き取るのが苦手なのが起因なんですがミュージカルは聞き取ろうと努力しなくても勝手に言葉が心に落ちてくるところ、ミュージカル歌唱じゃないと今何て言ったかを努力して聞こうとしてしまうから結局何が起こったのか分からないまま一幕終わってしまった😢切ない
これも完璧に相性なんですけど音楽矢継ぎ早に続くダイジェストぽい進み方から物語や状況読み取るのあんまり得意じゃなくて余計曲だけが滑っていくようで会場の熱気の中、取り残されて不安な幕間に反して驚くほど分かる２幕でした。それは良かったけど何でなのか謎。
かなり久しぶりにこういう作品出会いましたしオーブ来日の方が理解しやすかったのは何でなんだろう？日本語だから情報量は多いはずなのに。
クリエーション
戦争の反対は平和じゃなくクリエーション、みたいな台詞。とても気になって考えてみてるけど腑に落ちるまで至らなくて時間かかっても何か自分の中で答えが出るまで繰り返し考えていたい。
akane-akaruioto.hatenablog.com
