珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

紅の月に導かれシは千年のー-2018/08/25-

2018/08/25(土)ソワレ

王子ベースメントモンスター
 

 

 (NEXT STAGE | 進戯団 夢命クラシックスより)

進戯団 夢命クラシックス#21.5

紅の月に導かれシは千年の―

 

introduction

それは霧深い森の中。人知れず、紅い月に張り付いたホテル「コギト・エルゴ・スム」

そこスム奇妙な従業員たち。

鴉の支配人。

死人のドアマン。

吸血のハウスキーピング。

人形師のコンシェルジュ

水槽の歌姫

ああ大丈夫。みんな、とってもいい子たちさ。

さぁ、怖がらずに…どうぞ、中エ。

藍より深く、死よりも青く。

ココが常闇。

堕ちてゆきましょう。エントランスはそう、きっと、もっと、シタの方。

 

あなたのご宿泊、従業員一同、心よりお待ちシておりまス。

「コギト・エルゴ・スム」支配人/ノイシュバンシュタイン

 

 

スタッフ

脚本・演出 伊藤マサミ(進戯団 夢命クラシックス/bpm)

演出助手 小島麻奈未(進戯団 夢命クラシックスsmc BRAVE 3rd Accel)

舞台監督 森貴裕(M.T.Lab)

       上田美菜

音響 志水れいこ

照明 島田雄峰(LST)

美術 加古若菜

音楽 今泉翔

衣裳 かおりかりん(進戯団 夢命クラシックス)

衣装製作 江原彩乃

小道具 進戯団 夢命クラシックス

ヘアメイク 青山亜耶

写真撮影・デザイン 横山隆人

キャスティング協力 西初恵

運営協力 加瀬茂世

制作協力 小野智美

制作補佐 山口由希(進戯団 夢命クラシックス)

制作統括 舞原鈴(進戯団 夢命クラシックス)

企画・製作 Office smc

 

キャストさん   Team Castle ☆

姫路 舞原鈴(進戯団 夢命クラシックスcrew)

ノイシュバンシュタイン 伊藤マサミ(進戯団 夢命クラシックスcrew)

 

アルカサル かおりかりん(進戯団 夢命クラシックスcrew)

アイリーンドナン 窪田ゆうり(進戯団 夢命クラシックスcrew)

カステル・デル・モンテ 山田せいら(進戯団 夢命クラシックスcrew)

タージ 雨宮光(Smc BRAVE 3rd Accel)

マハル 瑠香(Smc BRAVE 3rd Accel)

シャンボール 菅野勇城

紫禁 村上健斗

ブラン 石川翔

万里 青木愛

 

シヨン 松岡侑李

www.shingidan.com

 

幕間なし

 

 

ネタバレ気にしない私が言うのもなんですが

知らないというのは知らない状態の特権みたいなところがあるとも思えます。

知っていての景色は知った後なら見られるけれども

知らないでの景色はもう見られないという良さがあります。

もし観る予定があってまだ未見ならば

他人の視点からだとしても以下読まずに

知らないことを大切にされてもいいのではないかな〜と前置きます。

以下に書き残すのも大した内容ではないですけど。

 

 

 

 

ネタバレです。

 

 

よろしいですか?

 

akane-akaruioto.hatenablog.com

楽しみにしてると調べることもあるけど

見当違いだなぁと思うよね、楽しいからいいけど(笑)

 

「紅の月に導かれシは千年のー」観てきました!

https://www.instagram.com/p/Bm5xy0hFZKg/

#紅シ

 

座席配置は基本はコの字配置

扉入って右側が舞台正面、

扉入ってまっすぐ一番近い座席辺りが正面見える席、

扉から舞台越えて通路席は近いけれど足元が見えづらいかな〜

扉入って右に曲がった席あたりは近くて舞台見やすいけど逆側奥で隠れてしまう死角はあると思われ。

あと舞台に囲まれる席があります。

そこは後ろが見づらいとかはあると思うけれどガンガン絡まれてる印象があります(笑)

世界観取り込まれ席かなぁ〜

基本どこ座っても近いので視点変える楽しさとても感じます!

私今回は紫禁とブランとカステル・デル・モンテがよく見える席だったかなぁ♪

 

舞台セット、

舞台上の上部分がドームのようになっていて

線対称にトルソー、シャンデリア、ライトがぶら下がっています。

トルソーは黒と白だったりで全く同じものではなかったです。

アシンメトリーなのかなぁ。

 

 

 

姫路を中心に物語を見ていく。

選択を繰り返しホテルへと入っていく姫路。

変だと気づきながらも部屋へたどり着こうと歩む。

沢山の従業員たちに会いながら進む。

自身が夢だと思う世界と現実を思い出し、全てを受け入れる。

 

私には人生の終わりに見ると言われる一種の走馬灯なのかもと思えました。

自分自身そんなに言葉に表さない方だとは思わないけれど

ん~姫路さんの心のまままっすぐ表せるところ尊敬する。

愛せる人に会えたって凄いよね、ほんと眩しい。

周囲の方々に恩返しをするという発想、

元々お二人の夢として児童施設を作るというところから

人を大切にされる方なのだなと思いましたが改めて思い直すって真似して出来ることではないと思う。

見返りがなく無償の行為が「愛する」という言葉に含まれていると私は思っているんだけど正にそういう印象。

 

 


“あること”の舞台は元々好きなんですけれど

今までは“らしいこと”だったので

今日初めて生きた“あること”についての舞台を観たなぁと思いました!

巡り廻る見つめる機会だったのでまだ混沌の中ではありますが、

と呟いたんだけどSNS検索してこれから見る方々の目に入る可能性を考えると

言わずにいた方がいいのでは?要素が多すぎて多すぎて言葉にできない。

まぁ私が検索しちゃうし、ネタバレ気にしない私にはどこが言われたら嫌か分からないから気にしちゃうんですけど。

“あること”は実際にあった出来事(終演直後はあったこととも表現したくなかったので代打)

“らしいこと”は歴史の出来事って感覚。

パッと浮かんだエビータのように実際にあったことがベースとして切り口が鋭利な作品だったり、

歴史自体がベース・基礎知識の作品ってあるし、

リアルタイムだったらしいところでは歌舞伎も江戸時代のことを鎌倉時代に置き換えて上演するとかあるし。

でも今までの舞台で見た出来事は私からすれば過去のことで歴史の授業で習うことと一緒なんですよね。

今回の舞台でも地下鉄の事件は私は幼すぎて身に覚えはないです。

3.11は私自身もあり得ないほど地面が波打っていたのも津波の報道に怯えもした経験があります。

私の好きな演目CATSの感想をSNSで見ていて

仙台公演での感想は3.11の影響を色濃く含んだものだなぁという印象があります。

同じ光景でも受け取り方がやはり違うんですよね。

そういう意味で分かった時に心かなり身構えました。

攻めている、と感じたのだけれど心に留めるべき出来事だとも次第に思いました。

私は仙台中心に住む観劇ファンの3.11への考えを目にする機会が多々あるから

心に刺さるものがあるけれど状況や人との関わり合いによっては感じ方や受け止め方も変わるのかなと思いました。

 

身の回りの観劇友達はなんとなくこのお仕事をされてる方が多いという印象の職種があります。

だからうちお話を聞いた限りではあるけど色々思うことがあるなぁ。

 

転じて他にも思う人がいるのかなぁ?って感じだけど

コロッケとメンチカツ間違いはうわああああやっちゃったかーーーーっていう感覚が思い出されるねぇ。

仕方ないよねぇだって揚げたらもう姿じゃ分かんないもんねぇ辛い。

この間違いは大きいんだよねぇもう大変。

 

「過去とは痛いものだ。

 道は2つしかない。

 過去から逃げるか、過去から学ぶか。

 分かるね?お前はどうするね?」   byラフィキ

 

私、趣味が観劇なので観劇を通じて年の差もあったり、

住む場所も全国各地、様々なことをしている方にあったりするんですが

今まで会ってきた方々とその話が凄く思い出されました。

私自身経験していなくて知らずとも断片を知っている事柄のピースがハマっていく、

だけど未完成のままって感じ。

 

 

 

姿を見ての声、姿を見ずの声、

視覚の有無に関わらず声で姿が分かるのは不思議かつとても好きって思う!

私が初めて自分でチケットを買って観に行った舞台での声が生きてるという感覚とはまた違うけれど

あっちこっちで生きている感覚がある〜。

 

 

 

オープニング曲(コギトエルゴスム)での

ノイシュヴァンシュタインが首をクイッとズレてしまうかのように曲げる仕草、

ああいうの凄い格好いいと思うし人間離れした存在というのも感じられてうち好き〜

全体の光景が好きだったんですが私はこういうのは足先まで全部視界に入れたいから

この場面の正面席に座りたい欲!!

 

#1 コギトエルゴスムの始まり、

トレモロ(低い音)にトレモロ(旋律)が重なって始まるから何か起きるというのを高まりながら今か今かと待ってしまう( =´ω`= )

この曲好きすぎるなぁ光景も込みで好き!最初の曲だからかめちゃくちゃ掴まれる!

怪しげな曲は先にあるワクワクがいいですよね~

毎度同じこと言っちゃうんだけどムソルグスキー展覧会の絵』の「鶏の足の上に立つ小屋」が好きなんです。

海上自衛隊東京音楽隊 Tokyo Band 組曲「展覧会の絵」その2 - YouTube

最後に待ち受ける「キエフの大門」へたどり着いた時の気持ち良さのための「鶏の足の上に立つ小屋」とは思っても

最高に待たされて解決までの階段駆け上るの、焦らされ曲で面白いなって思う。

そういう感覚が(キエフの大門ほどスパンと開けないけれど)あります。

行進曲(マーチ)ではないんだろうけどリズムがいいからかなぁ?

最初の曲なんだけど最後に舞台をぐるりと回っていく光景が思い出されるのです。

 

 

 

事前に上げられている作品以外に観ていて思い出す作品2つあるんだけど

劇団四季:『夢から醒めた夢』::ナンバー集 - YouTube

パッと思い出したのは夢から醒めた夢の

夢の配達人に「私は誰になればいいの?」と問いかけてピコだと分かった返しの台詞

「私、ピコっていうの〜」が姫路が自分の存在や今までの行動を怪しんだ時に浮かびました。

姫路はずっと姫路ではいたように私には思われたけれども。

直感では恩田陸さんが中盤思い出されて終演後振り返ってたらライオンハートが浮かびました。

ライオンハートというのは姫路さんとシャンボールの関係性から思い出されたのです。

 

コギトエルゴスムは夢なのか私は曖昧に思えるのだけれど

画家のダリ(チーズみたいに溶けた時計描いた人)が

スプーンを持って椅子に座り眠る、力が抜けて床にスプーンが落ちた音で起きた時に見ていた夢を描く

ということをしていたと前に調べたことがあったけど確実にしようと思って検索したら正しい情報が分かりませんでした。

だから誤りかもしれないけれどダリの描く非現実な世界、シュールレアリスムを思うと

夢ってそんなものかなぁなんて思います。

私、夢見ないか、もしくは覚えていないのでなんとなくの概念。

 

紅の月から、はやみねかおるさんが浮かぶんだけどなんでなのかよく分からない。

 

XXXHOLiCの「この世に偶然なんてないわ。あるのは必然だけ。」も時々思い出すけど

姫路の選択は自分自身の人生の中でした選択であり、コギトエルゴスムでもまた選択している。

ただ全体を見た後では必然の選択なのではと思えてしまうところはある、けどそれは後ろから遡ってるからね。

 

 

 

色々偏りがあるから無知なので最後の曲がエメさんとお聞きしました!

エメって聞いても浮かんでくるのミュージカルロミジュリくらいなので有難や〜

www.youtube.com

本当に教えて下さりありがとうございました!

 

 

 

まだ分からないなぁという感想ばかりですが… 

姫路 舞原鈴さん

最初は近しく感じていたのに最後を思うと大きすぎる存在でした。

純粋と言う言葉は適当ではないと思うのは幼い頃の過ちの先を生きているからかなぁ。

イギリスの作品はキリスト教のモチーフやお話が根付いているイメージがあります。

でもそれを私が見ても根底に根付いていないから“物語”です。

紅シは自分自身の体験を思い出すあたり、分りやすいとは違うけどお話が遠くない印象を受けます。

その印象のもとがやはり姫路さんかなぁと思います。

黒が反射してしまって写真撮れなかったのですがブロマイドくじ当たりました!嬉しいです!!

 

ノイシュバンシュタイン 伊藤マサミさん

ビジュアル見てCATSのランパスキャット(Notグレート)みたいで格好良い~!!と思ってました。

声が老けてるともいえないけど若くもない古畑さんみある感じ。

ノイシュバンシュタインは支配人としても姫路の人生の中でも掴み切れてないなぁと思います。

お父さんとお医者さんだっけ?くらい曖昧。

 

アルカサル かおりかりんさん

言ってる意味はあんまり分からない。

絵画で騙していた過去(ログ)だから怖いのかなぁ。

ペットを飼ってるってどういうことなんだろう? 

 

アイリーンドナン 窪田ゆうりさん

電話ってちょっと重要な時にかける。かかってほしい時。

現実からの示唆、二度目の見え方が全然変わるよね。

あとシャルナーク思い出しました。

アイリーンドナンは本当に可愛らしい、でもまだちょっと追い切れてないです。 

そういえばツイキャスのシャンボール♪の替え歌が気になります、マグダラっぽい~

 

カステル・デル・モンテ 山田せいらさん

目の前にいらっしゃることが多々あってもうほんっとかわいい

語尾が「にゃ」なのもかわいい

心配して味方でいてくれる親友。

辛い時に寄り添ってくれる人の有難み。 

https://www.instagram.com/p/Bm7UJj9FqAJ/

Instagram post by @akane_akaruiphoto • Aug 26, 2018 at 3:20am UTC

台詞くじがカステルの山田さんのカードでした~嬉しいほくほくしてしまう^^

 

タージ 雨宮光さん

マハル 瑠香さん

タージマハルはお城じゃないから役割とか違うのかな?と漠然と思っていて。

ん~でもまだ飲み込めない。

シンメトリー? 

 

シャンボール 菅野勇城さん

菅野さんのシャンボールに関しては呟くのがすごく難しくてずっと悩んでるんですけど

迷ってるなら見た方が絶対に良いと勧めたい感じです(´ฅωฅ`)

 

紅シもうちょっと見られるのだけれども

何も知らずに見る体験は昨日の観劇だけのものと思うと初見の貴重さを感じます。

複数回観劇したとしても複数回行く何かを感じた初見の観劇っていつまでも思い出されるよね。

初めて見てるのだから気にできることは少ないけれどものすごく大切といつも思います。

これを思うのは姫路さんとシャンボールの現実での関係を知っているかいないか

それにより見えてくるもの全然違うと思う。

見てるだけなはずなんだけど、こそばゆく感じてしまうほどまっすぐあたたかい。

Aimerさんのカタオモイのように思い合う美しささえ感じてしまう。

全体(現実)と断片(夢の中の彼の要素)では180度変わってしまうこともある。

ドアマンってホテル来ると最初に会うって読んだ。

荷物持ってるということは既に会っているのかなぁ?よく分かんない。

 

夢のコロッケとメンチカツ間違い、ちょっとしたことで見える怒り・短気さと気だるさ。

おやじに木切れって言われたから切ってる。

この時に姫路は気になる木が人だと知っても切りきるわけじゃん?

私絶対無理だと思った、のこぎりで切るという行為で絶対に痛いと連想してしまう。

でも姫路さんは切りきる。

だからこそ周囲の人を助けて亡くなってしまった彼の見た光景が見られるのだなぁと思った。

こういうとこに必然を感じる。

 

正直菅野さんがきっかけで見に行ったけど全く予想してなかった。

たった今これ書きながら気づいたけどシャンボール城は実写美女と野獣のお城だって聞いた。

「いつの世も変わらぬは 恋心」なのかもしれないと今閃きたて。

 

ここまで姫路さんにとって特別な人だからこそ言葉の意味合いとしては

一緒に長生きしようなニュアンスだったとしても

夢が波と共に消え、彼の夢は叶ってしまう、ああ無情。

 

チョコレートはハリーポッターでルーピン先生が元気出るって言ってた。

物から思い出す記憶ってあるもんね。

 

紫禁 村上健斗さん

容赦なく攻めていくし、グイグイ笑わせてくる印象(笑)

万里は腹話術と聞いたらなんかかわいいw

そう、まだよく分かってないです。

モンスターボールにめちゃくちゃツボりました、全然思ってなかったのに言われたら見えてくる不思議(笑) 

 

万里 青木愛美さん

早口で情報量凄いのだけどとっても聞き取りやすくて嬉しい^^*

コンシェルジュ

ん~やっぱ分からない。

中国の不思議な役人みはある。

 

ブラン 石川翔さん

目の前に立っていることが多かったんだけど

登場シーンが人被ってしまって見えない席なのでちゃんとその場面を観たいなぁと思います。

見えてないとこあるのでやっぱわからない。

 

シヨン 松岡侑李さん

アースラ的な感じの登場、イカだけど。

だから契約があるのかな~

 

多分シヨンと姫路の曲終わりに私結構拍手したかったんだけど率先してまでは出来なかった;;

お二人の歌声が本当に素敵だったなぁ~

 

ウォークマン地井武男さんって何?

と思ったけどちい散歩のことかな?

ピンとこなくて調べちゃった(笑)

 

 

 

Castle初日カテコ、菅野さんがご挨拶でした^^

仰っていた通り、舞台に関わる方々怪我等なく楽まで駆け抜けられますよう願っています!

 

また宿泊出来る日が楽しみです!

 

 

 

 

最後に当日お会いしてくださったお二人ありがとうございました!

おかげ様でより充実した観劇・ひと時となりました^^

また何かの機会によろしくお願いします!