珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

紅の月に導かれシは千年の-2018/09/01-

2018/09/01(土)マチネ

王子ベースメントモンスター
 

 

 (NEXT STAGE | 進戯団 夢命クラシックスより)

進戯団 夢命クラシックス#21.5

紅の月に導かれシは千年の―

 

introduction

それは霧深い森の中。人知れず、紅い月に張り付いたホテル「コギト・エルゴ・スム」

そこスム奇妙な従業員たち。

鴉の支配人。

死人のドアマン。

吸血のハウスキーピング。

人形師のコンシェルジュ

水槽の歌姫

ああ大丈夫。みんな、とってもいい子たちさ。

さぁ、怖がらずに…どうぞ、中エ。

藍より深く、死よりも青く。

ココが常闇。

堕ちてゆきましょう。エントランスはそう、きっと、もっと、シタの方。

 

あなたのご宿泊、従業員一同、心よりお待ちシておりまス。

「コギト・エルゴ・スム」支配人/ノイシュバンシュタイン

 

 

スタッフ

脚本・演出 伊藤マサミ(進戯団 夢命クラシックス/bpm)

演出助手 小島麻奈未(進戯団 夢命クラシックスsmc BRAVE 3rd Accel)

舞台監督 森貴裕(M.T.Lab)

       上田美菜

音響 志水れいこ

照明 島田雄峰(LST)

美術 加古若菜

音楽 今泉翔

衣裳 かおりかりん(進戯団 夢命クラシックス)

衣装製作 江原彩乃

小道具 進戯団 夢命クラシックス

ヘアメイク 青山亜耶

写真撮影・デザイン 横山隆人

キャスティング協力 西初恵

運営協力 加瀬茂世

制作協力 小野智美

制作補佐 山口由希(進戯団 夢命クラシックス)

制作統括 舞原鈴(進戯団 夢命クラシックス)

企画・製作 Office smc

 

キャストさん   Team Castle ☆

姫路 舞原鈴(進戯団 夢命クラシックスcrew)

ノイシュバンシュタイン 伊藤マサミ(進戯団 夢命クラシックスcrew)

 

アルカサル かおりかりん(進戯団 夢命クラシックスcrew)

アイリーンドナン 窪田ゆうり(進戯団 夢命クラシックスcrew)

カステル・デル・モンテ 山田せいら(進戯団 夢命クラシックスcrew)

タージ 雨宮光(Smc BRAVE 3rd Accel)

マハル 瑠香(Smc BRAVE 3rd Accel)

シャンボール 菅野勇城

紫禁 村上健斗

ブラン 石川翔

万里 青木愛

 

シヨン 松岡侑李

www.shingidan.com

 

 

 

 

 

ネタバレです。

 

よろしいですか?

 

https://www.instagram.com/p/BnLZLUoFW9L/

Instagram post by @akane_akaruiphoto • Sep 1, 2018 at 9:12am UTC

my楽前に 麹料理 花恵 (@hanae83328173) | Twitterさんでお昼でした!

これは薬膳カレーセットです!

紅シのお話しながらのご飯はとても美味しかったです!

帰りがけに美味しいチョコレートいただいた上、

Aimerさんの「カタオモイ」をご好意で流してくださいました!

でも朝にうっかり聞いて涙していた私はまた泣きそうになったので必死に耐えましたけれど(笑)

観劇前に楽しい時間過ごさせていただきました!

急遽のお誘いだったのに快くOKして下さったくみさんにも

心よりありがとうございます!

https://www.instagram.com/p/BnLZM_KFOTq/

Instagram post by @akane_akaruiphoto • Sep 1, 2018 at 9:12am UTC


 

「紅の月に導かれシは千年のー」my楽、くみさんと一緒に🏰

どこに座るか問題は初日後からずっと話し合ってきたのですが

初日が上手席(ランウェイ観たいなとこの先)、

二度目が正面二列(オープニングを正面で見たくて)、

三度目は勇者席がいいなぁと私は漠然と思っていました。

くみさんが座った感想と見え方を考慮して第三希望まで席の場所考えつつ

入ったら座ってみたかった勇者席空いていて座れたのです!

私の希望を考慮してくださったくみさんの優しさに感謝が尽きません!

ありがとうございます!

勇者席は物語をルーペで拡大したような光景にただただ圧倒されました!

 

 

 

natalie.mu

↑本当は前回観劇時には公開されてたけど載せるの忘れてしまったのでここに。 

 

 

 

以下文章は↓の答え合わせ(ネタバレ)に影響を受けての感想です。

ameblo.jp

今回はタイミングよく観劇が出来ていて

初日に事前情報・自分でかき集めた情報を持っての観劇、

「紅の月に導かれシは千年の―」情報まとめ - 珈琲とmilkのパーセンテージ

二度目にサントラをある程度聞きこんでの観劇、

三度目にブログでのネタバレを読んでの観劇、にすることができました。

二度目に見た時、やっぱり何も知らずに見る初見観劇もしたかったなぁと思いました。

ものすごく感覚で見たかったと観たからこそ思う。

 

 

鈴さんが亡くなった歳、私と同じ歳だったんだなぁ…と思って。

全然生き方が違うけど今、死が訪れるとはやはり考えて生きてないなと思う。

 

主人公の名前は山川鈴(やまかわりん)

前回観劇を一緒にした友達が

主人公の名前ってりんちゃん?と言ってて

ものすごーーくびっくりしたし、きっとそれだ!と思いました!

ブログ読んだら正解だったからすぐさまURL送り付けてしまったよね(笑)

正解おめでと〜う🎉

 

ノイシュバンシュタインと姫路が交差する場面=姫路がホテルへ入ってくる場面、

ノイシュバンシュタインの自身がドアになるような動き方めちゃくちゃときめく!!

凄い好きあの動き!

 

抑鬱

抗がん剤の副作用として

身体不自由(紫禁の操り)、聴覚の不具合(アイリーンのハサミ)、骨が折れそうなほどの身体の痛み(万里が腕を捻る)と全身が引き裂かれるような節々の痛み(タージ・マハルの噛みつき)

ここら辺が見てるだけじゃ気づけなかったのでブログを見て気づけた点でした。

ブランと姫路が踊ったり、紫禁に操られたりは意味を知ったから気づけました。

 

「お前より先に死にたい」

男の震える堪える声でも思ってたけれど

何より姫路の明るいけれど今にも消えてしまうんじゃないかと思ってしまう柔い声、

病院のベットでもう動けないくらいの状況なんだろうなと感じられる声。

そんな鈴さんを見て男は「お前より先に死にたい」と言う。

鈴さんもそんな彼の気持ちが温かくも苦しかったろうし、

辛いだろう鈴さんを見ている彼もまたさぞ苦しかったのだろうなと思う。

その二人のやりとりから双方、お互いを愛していると強く感じて

大切に思うからこそやりきれない思いだなぁと思う。

私はこの見ている2時間だけしか実際に目の当たりにはしていないわけだけど

実生活だったら24時間なわけですよね?

きっといつだって何かと思い出してしまうよね。

 

儚き・墓無き死

鈴さんだって絶対彼が先に死ぬことはない、無理だと思っていたのに突然の彼の死。

強い子だ、とは鈴さんに私は言えないけれど

彼が亡くなる前にも人を助けようとしていたことを「彼らしいよね」と言える方なんだよね。

彼だけでも逃げてくれたらと思ってもおかしくないと思うし、もしかしたら思ったかもしれないけれど

やはり「彼らしいよね」に帰結するところが鈴さんなのだなぁと思う。

心から尊敬する。

愛していることをまっすぐ言葉に出来る鈴さんが眩しい。

心から尊敬する。

 

娘の象徴として→アイリーンドナン

施設に於ける絶対的な支配者→紫禁

施設での人形として→万里

アイリーンドナンがどうしても掴めなくて。

娘というのがよく分からなくて最後まで納得は出来てない~

 

カステル・デル・モンテ八角形建造物だから8回出演シーンがあるのか~

カステルは山川の親友の精神を模している為、希望の象徴として登場している。

CATSのミストフェリーズも“光”の役割があって、道化師を含んでいる。

希望や光にはそんなイメージがあるのかなぁ。

 

第一章の電話について

初日にあそこで出られないのは繋がらないからなんだ…と気づいて。

つい先日、震災の時、電話繋がらなかったよねという話をしたんです。

携帯、本当に繋がらなかったよね。

 

参考にしたものについて 

作品中の鈴さんの言っていること、思考に似ていると感じる方を知っているから本当にリアルを感じました。

 

 

 

最初の一行が印象深い本はその一行を読むだけでグッと惹き付けられて残りの頁を読んでしまう。

鮮やかなビジュアル、音楽、マッチの光と火薬の匂い、圧倒的で神秘的かつ妖しげな誘い。

オープニング(コギトエルゴスム)本当に好き(´ฅωฅ`)

 

ワンピース歌舞伎でも見たバナロ島のエースvs黒ひげは附け打ちの音と共に素早く照明が付いて消えてが繰り返されるやつ、

紅シのオープニング中に赤い照明(附け打ちなし)verみたいなのがあって単純に格好良いなぁ〜と思う!

 

紅シ公演内で視覚に訴えるマッチの炎。

Noismのマッチ売りの話(原案:アンデルセン別役実のマッチ売りの少女)のマッチだけを思い出す。

冒頭の場面はNoismの金森さんがいつか言ってた‘’暗闇を共有する‘’というのが正に!と思います。

ずっと思ってたけど鈴の音は神楽坂怪奇譚「棲」で聞いたのと同じ音。

 

「変だと思うことは口に出したほうがいい」というのは病気のことなのかなぁと思える。

些細な変化だと気づかずにいると取り返しのつかないところで発覚するんじゃないかと。

 

好きな俳優さんの役はちょっと同列には並べられず比べられないんだけど

うち紅シの中で好きだなぁと思うキャラクターはノイシュバンシュタインかな〜

(白黒メイクと動き方・歩き方が好き)とヘドバンしてるノイシュさん見てて思いました。

身体ごとぐいぐい攻めて破壊してる感じ。

ロックだなぁと思って、格好良い。

菅野さんのシャンボール、初日にいい役すぎませんか?!とずっと言ってたくらい

二側面あるお役とかオフィーリアくらい凄い!見られて嬉しい!と思ってたんですけど

ノイシュバンシュタインされてるのも見てみたいなぁ~って思ったりはした^^*

 

「取引」の歌詞に“ねぇ チェ・ゲバラ”というの今気づいてわあああああってなってる(´ฅωฅ`)

チェに問いかけるというのがエビータを思い出してしまいます。

エビータとチェのワルツと共に「俺は知らない」

エビータは30代で癌により亡くなっている方だから無関係には思えないと思えちゃう。

エビータとチェのワルツはエビータ自身が「病魔が忍び寄る」と歌うし、

チェとエビータの質疑応答が行われるナンバーでデュエットだから

似てるとは思わないけど「取引」のナンバーもデュエットなので思い出せる。

 

何かのきっかけで公演を知って、事前にチケットを取り、

観劇日に予定が入らず時間を空けることが出来て、

自分自身も何も問題ない状態で観劇出来たというのは

少し何かが変わるだけでもう巡り会えないから今この時このタイミングで出会えた奇跡と感謝ってあるよね、

といつも思ってるんだけど城田優さんのロミジュリやりたい呟きで思い出して。

これはどうしようもないけれど

例えばシェイクスピアが作品を生み出した初演を見たいと思っても

生きている時が違いすぎるから叶わない願いです。

だから何事もタイミングだと私は思っています。

出会うべきタイミングも、ハマるタイミングも人それぞれあるんだよね。

 

愛するということはちょっと依存するところあると思う。

相手の中に自分を受け入れてもらって、自分の中に相手を受け入れる感じ。

だから愛するというのはちょっと恐れもあるし、愛されるのはあたたかいと感じるのだと思う。

そこまで入り込んでいいよ、と心を開いた相手を亡くすというのは

お互いでお互いを補っていたところの支えをなくしてしまうんだと感じました。

家族愛でも、友愛でも、恋愛でも言えることだと思う。

 

“実際にあったこと”の舞台(エビータとか)は元々好きなんですけれど

今までは自分がその時に生きていない・知らない“実際にあったらしいこと(歴史の出来事)”の舞台だったので

#紅シ で初めて生きた“実際にあったこと”についての舞台を観たなぁと思いました!

 

勇者席で思ったんだけどチョコレートなのかシャンボールが動くと甘く香るんですよね

シーツをブランと紫禁がふわあっとかけた時、甘い匂い…と思ったら

シーツの奥にシャンボールいて…という場面、初めて見たんじゃないのにめっちゃ驚いた!

 

黒は見えないもの、とはいえ…なお話。

シヨンさんが水槽に入って出てくるシーンの黒衣さん、菅野さんだなぁと思っていました。

見えていないものとされるから主張はされないんですけれど

水槽をおいてはける時、腕を漂うように曲線描きながら波と共に流れるようにされているの。

今こう書いていると意味を勘ぐっちゃうけどもっとシンプルに漂ってるなと思いました。

 

山田さんのカステルの笑顔はこちらもつい笑顔になってしまう笑顔でした。

優しく寄り添う明るい笑顔。

 

雨宮さんのタージと瑠香さんのマハルもめっちゃ近くてビビりな私はずっとびくびくしてました;;

目が見えていないから他の感覚を頼りに探る姿。

 

松岡さんのシヨンがとても近いことがあったんだけど目がとても綺麗だったなぁ。

 

 

 

そういえば物販に支配人のおじのさとしさん(だっけ?オーマイキ―に出てきそうな大きめ上半身フィギュア)がいたんだけど

竜の鉤爪、指をピンと伸ばしましたverみたいな特徴的なお手振りポーズで静止してて

家族構成もキャラも濃いなぁって思っていました。

支配人が退出してから何か思い出を持って帰りたいな~と思ってボールペン買ってきました!

ボールペン書きやすいんですよ~って教えていただいたから使うの楽しみだし、

インクがなくなってもこれは公演グッズBOXにしまっておく^^

 

 

 

 

 

 

観劇した3公演ともお話させていただき深まる楽しい時間にさせていただいたくみさん、

観ることが出来なかったmoonのお話もくみさんを通して雰囲気きかせていただけたのが嬉しかったです!

勿論菅野さんが素敵だ~というお話を沢山出来るのも楽しくて仕方ないです! 

ありがとうございました!

 

 

 

この舞台に出会えて良かったです!

ありがとうございました! 

https://www.instagram.com/p/BnLcnN4Fhcf/

Instagram post by @akane_akaruiphoto • Sep 1, 2018 at 9:42am UTC