珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

CATS-2020/10/24-

2020/10/24(土)ソワレ

キャッツシアター

 

キャストさん
グリザベラ 松本菜緒
ジェリーロラム=グリドルボーン 奥平光紀
ジェニエニドッツ 花田菜美子
ランペルティーザ 山中由貴
ディミータ 松山育恵
ボンバルリーナ 山崎遥香
シラバブ 黒柳安奈
タントミール 間辺朋美
ジェミマ 加島 茜
ヴィクトリア 関野ひとみ
カッサンドラ 藤岡あや
オールドデュトロノミー 橋元聖地
アスパラガス=グロールタイガー/
バストファージョーンズ 藤田光之
マンカストラップ 北村 優
ラム・タム・タガー 佐久間 仁
ミストフェリーズ 押田 柊
マンゴジェリー 玉井晴章
スキンブルシャンクス 小林 唯
コリコパット 横井 漱
ランパスキャット 分部惇平
カーバケッティ 照沼大樹
ギルバート 高野佳基
マキャヴィティ 中村智志
タンブルブルータス 松永隆志

 

あらすじ

満月が青白く輝く夜、街の片隅のゴミ捨て場。

たくさんのジェリクルキャッツが、年に一度開かれる"ジェリクル舞踏会"に参加するため集まってきます。

人間に飼い馴らされることを拒否して、逆境に負けずしたたかに生き抜き、

自らの人生を謳歌する強い心と無限の個性、行動力を持つ猫、それがジェリクルキャッツ。

そして今宵は、長老猫が最も純粋なジェリクルキャッツを選ぶ特別な舞踏会。

再生を許され、新しいジェリクルの命を得るのは誰か。

夜を徹して歌い踊る猫たち。

やがて夜明けが近づき、ナイフで切ってしまえそうな静寂に向かって、

天上に上り、新しい人生を生きることを許されるただ一匹の猫の名前が、宣言されます。

その猫とは・・・。

www.shiki.jp

 


SHIKI THEATRE COMPANY:CATS:2020

 

 

CATS〜〜〜〜!!

今回はボンバルリーナ好きと共に!

ボンの見たい場面見るぞ!と意気込んで取った席で見てきました🙌 

 

 

akane-akaruioto.hatenablog.com

参考になるかどうか分からないけれど。

 

 

ボンバルリーナ

現在、新型コロナウイルスの影響で猫と観客の間に距離をとる演出になっています。

その為、後方席に座るとキャッツの導線を視界に収めることが可能です!

なんど見ても見逃してしまうのがキャッツだというのに!!

というわけで今、後方席に座るのオススメなんだけど

そう言ってしまったばかりに後悔と欲を生み出してしまいまして(笑)

前方席!あわよくばオーブン上のタガーとボンの見やすい席!

という要望を叶えるべくの観劇でした🎉

しっかり見たい場面決まってると座席もこのあたりと指定しやすいよね~

 

二幕始め、スロープ下に降りてきているボンを

もう1ブロック下手寄りのスロープから見つけるマンゴ。

その時、ボンはマンゴに気づいていない(目が合わない)というのもまたもどかしい(笑)

スロープを上がっていったところで

ボンもマンゴに気づき、自然とペアになって踊り合う。

マンゴの方はボンと踊ろうと思ってたと言われれば納得してしまう様子です。

泥棒ではないけれど手に入れたくて狙ったなんてことはあるんだろうか?

ボンは視線には慣れているのではないかと考えることがあります。

ボンくらい美人さんだったら何もしなくても目を惹くのは当たり前なのかもしれない。

マンゴが見ているのにも気づかないのはそういうのがあったりして?

これはもう何もかも憶測なんですが(笑)

いつもこういうきっかけがあるのか分からないけど経緯が素敵だなと思います!

 

オーブン上のタガーとボンは大井町から見逃しがちでした💦

なぜなら他のペアの糖度が上がったからです!

未だにええええそんな甘いの?とドキドキする(笑)

ボンがタガーが近寄ってくるのを静かに自信と余裕を持って待ってるのが格好良い!

そんなボンにタガーはするっと首を擦り寄せただけで身を離してしまう。

離れていくタガーを少し追いかけるボン。

後ろを振り返りボンを見つめながらも去っていくタガー。

その後ろ姿を見つめるも再びゆったりと身を横たえる。

この駆け引きのような雰囲気好き〜(笑)

こんな魅力的なボンバルリーナをかわすラム・タム・タガー。

そして追いかけるボンバルリーナ…関係性が気にならないわけがない(笑)

 

カーテンコール、2階階段上、

照沼カーバが笑顔で両手を伸ばして手を振ってくれていました!

さらにはそれを見た山崎ボンが真似をして同じように

2匹で手を振っていたのめちゃくちゃ可愛らしくてひょええええってなるやつ!

 

 

タンブルブルータス

けんか猫ナンバー

「やりたいだけやらせれば〜」での松永タンブルのポーズ見るぞ〜!と思ってたのに

席の位置的に全然見えなかった💦

何をされていたんだろう??気になる…

 

ジェリクルボール、

タガーミストタンブルが一緒に踊りだすところ、

最後の最後にポーズをおいて決めていく松永タンブルが好きです〜

一度見たらもう一度見たくなってしまうやつな気がした!

 

あんなにタンブルゴキはにこにこしてるの?と聞いて

注目してるからそう見えるわけじゃないんだなと思います(笑)

他の場面でニコニコ笑顔ではないから余計際立つ気がするのかも。

 

 

グリザベラ

言葉の意味が分かるのとその意味を体感して理解する瞬間は別に訪れます。

街の灯を消して夜が来る、やがて陽が上り朝が来る。

風の夜の狂詩曲を読んだのも合わせて

今日やっとひとつ気づきを得られた気がする。

趣を味わおう!世界初の街灯を生んだ、イギリス、ロンドンの歴史ある夜景|エクスペディア

街の灯というのは夜にも活動する人がいるということ。

劇場は 人が集まる場所=人がいる ところにある。

“街の灯”は舞台設定と現実の劇場自体をも噛み合わせる言葉なのかもしれない。

温もりを感じるのは思い浮かべるのがガス灯だからなんだろうな〜

…今更思ったけどガス灯も含めて夜行列車が蒸気機関車なの、

とてもイギリスだったよね(笑)

知ってはいるんだけど分かっていないこと多すぎるw

 

舞台の上の俳優は、いつでも皆さんの仲間です。この子をじいっと見つめているうちに、皆さんの心はこの子の心と一つになる。俳優は舞台という夢の空間の中で様々な運命を生きる。その時、観客の肉体は客席に座っているが、心は俳優の肉体を借りて劇の世界に遊ぶのです。芝居、という夢が果てるまで。

https://youtu.be/A4pQrRnWlbg

夢から醒めた夢より

CATSは何回も見てるけどメモリーやグリザベラを

分かったような気になれたのでさえ数回です。

そして次また見に行けばふりだしに戻ってどういうことなのかよく分からなくなる。

同じ作品を繰り返しそのタイミングが来るまで見続けられるのは

ロングラン公演だからだなと思います!

 

ジェリクル舞踏会を眺めていたグリザベラが

皆が去ったゴミ捨て場でひとり踊り出すも自分の尻尾を見て

“美しく去った過ぎし日を思う”

コートの襟を合わせる仕草、加えて凛と背筋を伸ばす姿・表情から誇りを感じます。

私は松本グリザの襟を合わせる仕草と背筋を伸ばす様子がとても好き!

と話をしていたら襟を合わせるのは寒いんだと思ったと聞いて。

“あしもとに散る枯れ葉うずまき 風の嘆きが”

だから寒いのだろうと思うし、

春が芽吹きなら季節が生涯なのか、価値なのか…

幸せな過去に思いを馳せるの寂しい気持ち。

 

 

マンカストラップ

マンカスがジェニナンバーで下手来るけれど

スロープより下手側2ブロック分くらいは背中を見つめる席です。

でも北村マンカスは要所要所で振り返り、

全体を見てくれるからその場にいる全員に語りかけるようになります。

優しさに溢れてる!

 

ランパスナンバーの歌い方なんか結構違うな〜と思って。

台詞寄り(すすマンの歌い方)と歌寄り(CDやこの日の歌い方)ある気がするけど

どっちがスタンダードなんだろう?

 

 

カーバケッティ

メサイア

ふと照沼カーバとてもイケ猫じゃない?と今更気づきました!

リアクションが多彩なのが印象強かったけどシンプルに格好良い猫!

 

幕間に今日のカーバ好きでしょ?と言われて驚いてます(笑)

自覚はなかったけど大体そう言われるとフラグよw

ええええそうかな?言われると気になるというのもある。

理由としては表情豊かだかららしいw

それは分かる〜〜

 

 

ディミータ

ディミボン見てるとボンも好きだけど

ディミのシャープさほんと格好良くて好き

かっこいい〜〜

 

ミスボンをスロープにいるディミ越しに見る。

いつも以上にドキッとしてしまいます。

 

 

ランパスキャット

ランパスは下手とよく聞いていたし、

下手座る方多かったイメージがあります。

私は上手席で見るランパスがどちらかといえば好きです。

(オーバチュア前演出、上手に座るとランパスが見えたので)

今日ランパス見てたけど下手めちゃくちゃ見やすいじゃん!と驚きました(笑)

下手座るたび言ってるんだけどねw

 

分部さんは別の演目を見ても格好良いをものにされてる印象があります。

分部さんのランパスが格好良くないわけがないと思って見ていたし、

今日もそう思ってましたがやっぱり格好良いですよね!

 

ランパスはけんか猫からなのか

力強さや野性味を感じて格好良い猫ですけど

(それさえも猫による部分あるとしても大まかにとらえて)

デジタルスタンプラリーのように“いつも優雅で上品”

でもあるのだから大変な猫だなと思う!

 

ランパスナンバー

「偉大なるヒーロー グレートランパスキャット」

とジェリクルキャッツにたたえられながらの去り際、

グレートさん自信有りげに振り返るのがとても好き(笑)

ナンバー中、終始自信たっぷりなの、ほんといい!

 

口をクワッと開いたお顔、

ワイルドみ増すの格好良いに決まってる!

 

 

スキンブルシャンクス

あわよくばグリドルとキス出来ないものかと寄っていくクリューたち。

気づいたグロタイに追い払われても

小林スキンボクリューはずっと笑顔で

グリドルに最後の最後までバイバイと手を降っているの強者すぎる…!

二度殴られる理由を見た気持ちになりました(笑)

 

小林さんのスキンブルテリア

ボクシングのような動作していて強そう(笑)

 

 

マキャヴィティ ヴィクトリア ミストフェリーズ

猫たちの動きを通常より遅らせる、

これを犯罪王 マキャヴィディも、マジック猫 ミストフェリーズもする。

あまり考え固めたくない部分ではあるけれど

もし同じことを2匹がしているのだとしたら

それは使い方が違うということなんだろうと眺めていました。

ずっと思ってはいたけど言葉にしてみたのは初めてかもしれない。

 

マキャとヴィクは清らかに美しく踊り合い、

共に下手へ歩いていくもヴィクはマキャからするりと離れていってしまう。

タイヤ上から歩んでくるミストはペアの相手を探すよう。

しかしみんな既にペアを組んでしまっている。

ふと顔を上げた先にはマキャと別れたばかりのヴィク。

歩み寄る2匹…ミストはすれ違いざま後足でするりとヴィクの背を撫でていく。

そんな2匹の様子を上から眺め、姿が見えなくなるまでミストを見続けているマキャ。

意味があってもなくても気になり、いつまでも考えていたい3匹です。

 

 

ラム・タム・タガー

ヤクマン前あたりオーブン前でギルに尻尾をブンブン回して謎の主張するタガー(笑)

ランパスナンバーで見せつけるように思い切りバグパイプ吹ききるタガーも合わせて

構われてる時はすり抜けて行ってしまうのに

構われない時には自らアピールしているの、ほんとかわいい⸜(* ॑꒳ ॑* )⸝

 

タガーは滑るのが好きなのか?

上手の板は滑れるけれど佐久間タガー足長すぎてすぐ着いちゃうから

それで満足してるんだろうか?って思っちゃう。

物足りなさから下手でも滑るのかもしれない?

いやほんと知らないですが。

 

 

グロールタイガー

海賊猫の最期だから本当に最期なのかもしれない。

でもそもそもこれは劇中劇だし、

モリアーティ教授とライヘンバッハの滝に落ちても

戻ってくる探偵の前例があるわけだし?と私は勝手に思ってる(笑)

そうじゃないと寂しいから。