珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

CATS-2020/12/08-

2020年12月8日(夜)公演  
キャッツ・シアター

 

キャストさん

グリザベラ 織笠里佳子
ジェリーロラム=グリドルボーン 奥平光紀
ジェニエニドッツ 笠原光希
ランペルティーザ 長谷川彩乃
ディミータ 松山育恵
ボンバルリーナ 佐藤友里江
シラバブ 藤原加奈子
タントミール 間辺朋美
ジェミマ 加島 茜
ヴィクトリア 引木 愛
カッサンドラ 山田祐里子
オールドデュトロノミー 飯田洋輔
アスパラガス=グロールタイガー/
バストファージョーンズ 正木棟馬
マンカストラップ 北村 優
ラム・タム・タガー 神永東吾
ミストフェリーズ 横井 漱
マンゴジェリー 玉井晴章
スキンブルシャンクス 小林 唯
コリコパット 千葉真大
ランパスキャット 政所和行
カーバケッティ 計倉 亘
ギルバート 高野佳基
マキャヴィティ 中村智志
タンブルブルータス 松永隆志

 

あらすじ

満月が青白く輝く夜、街の片隅のゴミ捨て場。

たくさんのジェリクルキャッツたちが、

年に一度開かれる"ジェリクル舞踏会"に参加するため集まってきます。

人間に飼い馴らされることを拒否して、逆境に負けずしたたかに生き抜き、

自らの人生を謳歌する強靭な思想と無限の個性、行動力を持つ猫、

それがジェリクルキャッツ。

そして今宵は、長老猫が最も純粋なジェリクルキャッツを選ぶ特別な舞踏会。

再生を許され、新しいジェリクルの命を得るのは誰か。

夜を徹して歌い踊る猫たち。

やがて夜明けが近づき、ナイフで切ってしまえそうな静寂に向かって、天上に上り、

新しい人生を生きることを許されるただ一匹の猫の名前が、宣言されます。

その猫とは‥。

www.shiki.jp

akane-akaruioto.hatenablog.com

 

 

 

持論「キャッツはどこに座っても最高!」

勿論お話を見るならセンターだと見逃しが少ないだろうと思います。

ただCATSは他の演目と比べて物語要素が強くありません。

もし近くに来てくれることが楽しいと感じる方ならば

必ずしもセンターで見なくともいいのではないか?

とも思います、人によりけりの部分ですが。

 

キャッツシアターの客席は古代劇場のような扇型、

客席数にしては最後列から舞台までが近いと感じます。

またキャッツシアターはキャッツ専用劇場です。

客席への扉の向こうは隙なく都会のゴミ捨て場が広がっています。

今はどうしても座れるから前に座りがち。

メリットが沢山ある前方だけどどうしても視野が狭くなります。

すると後方席で全てを視界におさめる贅沢をしたくなります(笑)

いやでも比較的後ろにしたつもりだったんだけど

オペラグラスなどなくとも普通にお顔見えるものなんですね!

びっくりした!

 

後方席で見る際に好きな場面の一つに

暗い空には星々の光が広がる静かな光景があります。

オールドデュトロノミーによってなのか

星が煌めく夜空には心打たれます!

そして共に暗闇に少しずつ光を灯していく

マジシャン猫・ミストフェリーズ

「いつか夜を招き 星空を作るのさ」

対比になっているのか、成長を見ているのか

気になる光景だなと思います。

 


歌はあらゆる距離を越えて

飯田デュトはタイヤ上にいる、つまり高く遠く離れているのだけど

その歌声(特に低いところ)は聞いている一人ひとりの側に届いて身近に感じます

(席も関係あると思う)

シラバブもそうだけれど届けたい相手・グリザと距離があろうとも

歌は距離を越えて身近に響く。

 


ラム・タム・タガーは若者

「とても似ているあなたと、とても似ているあの人と、とても似ている人間と」

という詩のように紹介される猫たちのナンバーは

ステレオタイプを表しているんだなと

映画キャッツのタガーを見た時に強く感じました。

ステレオタイプとは - コトバンク

若者のステレオタイプというのは

タガーは衣装が変わったり、ラッパーになったり、

寂しさを伴ったり(と感じています)というところ。

 

ポポポポポーン(ポの数はあやふや)は言ってるんですね(私にはそう聞こえた)

あれはどういうのなんだろう?上手い例えを知りたい…

私はアクセルホッパーさん?と思ったが最後幕間ずっと頭に流れて終わりました。

テレ朝POST » EXITの「ポンポン」のルーツは? 知らなかった2人にCreepy Nutsが解説!

ざっくり検索してるだけです。

 


デビューおめでとうございます🎉

ラム・タム・タガー 神永東吾さん

神永さんの本当の声が分からない、と言えるほど見てないのかもですが

パッと浮かぶのはジーザスです。

タガーの歌声聞くと同一人物かな?と思ってしまう〜

ミストナンバーでのアレンジを聞くと神永さんかもしれない?くらいになります。

沢山声を持った方なんだな〜と思っちゃう。

あともっとメイクされても顔が分かるかと思っていました!

馴染んでて意外です!(舞台と離れてるからかも?)

近くだとどういう印象なんだろう?

 

タガーは最初から気になっていたけれど

より気になったきっかけはメモリー前にフラフラと近づいてくるグリザに対して

レンジ上にいるタガーがどう反応するかを見て、でした。

神永タガーは近づいてきてすぐに身を起こしてまでグリザに身体を向ける。

グリザが近づいても視線すら動かさないタガーを見て格好良い…!と感動しました。

しかし次に観た時は仁王立ちだったから真逆?!となり、

公演ごとに考えよう!と思うようになりました(笑)

神永タガーが身を起こしたのでデジャヴ感じてドキッとしてたというだけの話。

 

モリーのレンジ上タガーの座り方はKappaと聞いて。

 

通りがかりにマンカスの背を尻尾バチーン当てて走り去るタガー。

あれもし私だったら絶対やらないなと思う。

でもやっちゃうのがタガーなのかな?知らないけど(笑)


ランペルティーザ 長谷川彩乃さん

ネーミングくらいまでの間に可愛らしいお顔だな〜という印象がつきました。

でもナンバーの歌声は高低どちらにも振れ、

可愛らしくも、お姉さんにもなるランペだと感じました!

マンゴが変われば勿論のこと、観るたびに印象が変わりそうで気になる〜〜〜

 

マンペルナンバー終わり、

お宝袋をキャッチして逃げようとするランペを止めようとするカーバ

袋をぎゅっと握りしめてカーバに向かって

顔を突き出し手を出させないランペとても戦略家。

(計倉カーバが紳士度めちゃくちゃ高いから手を出せなさそうな雰囲気に見える)


ボンバルリーナ 佐藤由利江さん

佐藤ボンが好きすぎる〜〜〜〜!!

身体が柔らかい方なのだろうか?

ボンのゆったりした動きと柔らかさを

良い塩梅に留めるシャープさも併せ持ってらっしゃる!!

もっと言えば何がそう感じさせるのか分かりませんがキュートでもある_(:3」∠)_

というのがソングまでの感想。

 

スキンブルナンバー、

「暑い夜には爽やかな風 ああ寝心地抜群だ」

カーバベッドに寝そべる佐藤ボンが

左差し指でゆるりと顔をなぞるような動きしてたのだけど

夜行列車の優雅な旅の広告にでもなりそうな

ひと仕草すぎて総括すればとても素敵でした!

一回りしてとてもかっこいい✨


カーバゲッティ 計倉亘さん

ボール後、計倉カーバがグリザへ伸ばす手(ポーズ)紳士すぎない??

あれ?本当に他のカーバと一緒?と思ったのだけど

あれは背筋を伸ばしたまま左手を差し伸べて右手を腰に当てているから

相手への尊重を感じられるからかもしれない、

とはいえそれは見せかけなんですけども_(:3」∠)_

 

俳優さんの実年齢も何も殆どのことを知らないから

役の印象と違うことは大いに有りそうだなと思う。

計倉カーバは頼れて年上の紳士猫という雰囲気を感じます。

照沼カーバはその笑顔輝き故にフレッシュなカーバだと私は思ってます。

 

カテコの上手2階で手を振っている

計倉カーバと佐藤ボンがとてもお似合いで

このお二人でのペアダンスも見てみたいなぁと思います〜!

という建前と共に…

スッと自然にボンの腰を抱いてるカーバ見て紳士なのか分からないけれど

そういうの自然に出来ちゃうカーバなんだと思って。

どう思うも自由だと思うけど仲良さげで良い〜〜!

 

得意とされてるダンスジャンル何か知らないのだけど

計倉カーバ見てるとタンブルも似合いそうな気がする

ってそこはかとなく思う🤗

 


対して初見から見ている松永タンブルブルータス

繰り返し言っていてもはやサビですけど

松永タンブルのグリザへ優しく手を伸ばすも

なかなか手を伸ばさないグリザに駄目押しで微笑む。

心許したグリザがいざ手を伸ばすと一転、冷たく威嚇し遠ざかる。

Tumblebrutusの名のbrutal・残酷な一面なのかもしれないと思います。

 

ネーミング、

「猫の心はその名を思う」だと思うけど曖昧かも💦

スっと胸の前でほんの軽く握った右手を添えるの見て、

え!格好良い!と思いました_(:3」∠)_

松永タンブルは前からこの仕草されているんだろうか?

 

ニコニコとジェニに絡まれ待ちなタンブルゴキはかわいい(笑)

 

ランパスナンバー、

「やりたいだけやらせればいつか収まるのか」

気になってた松永タンブルテリアのポーズは田極タンブルと同じでした!

想像通り似合います!

でもずっとそうだったんだろうか??

 

ボール、アダージョ(=タイヤ上タンブルカッサの動きであってる?)中、

組体操“扇”の両端のような体勢で天上へとめいっぱい手を伸ばすというのを

下手マキャ、上手ランパスで対になりしています。

赤いライト(赤だけでなかった気もする)が照らすの、光景が美しい!

 

デュト様を連れ去り、

途中で振り返りマンカスを見つめながらマントを翻して闇に溶けるマキャ。

少しの差だけども印象が変わるものだなと思います。

 


No.2って追加戦士のような格好良さない?

ランパスはデュト様でないことを感じ取っていなさそうなのに警戒するのは早い。

広く周りを見ているランパスだからこそディミ、マンカスの異変に

いち早く気づき仲間を守るための行動をとる。

仲間信頼してないと出来ないし、流石No.2格好良いなって思う場面✨

 

重ねてサビ。

ミストマジックで現れた震える赤布に皆だんだんと近づいていく。

ランパスもその一人だけれど

隣のジェニエニとランペが近づくのに気がつくと

守るように腕を広げ自身の後ろに下がらせるランパス。

視野が広いのほんと格好良いですよね〜良き!

 

 

黄色い猫たち

スキンブルシャンクス

ランパスナンバー、

ゆいんブルテリアがあまりにも圧倒的強者でものすごく気になってしまう(笑)

例え演技だろうとも負ける気はないとでも言うように

チン(タント)に容赦なさすぎる〜

なんだかんだブルテリア見てると優しいなってなるものなのにねw

 

マキャヴィティ

スキンブルナンバー「ねずみたちも〜」の首振りマキャはいつ見ても可愛すぎる😭

 

マキャファイトの最後、
駆け上がって追いつきそうなランパスを“かなり強めに”叩きのめし、

誰も叶わないことを見せつけてから電流を喰らいながら消え去る...

大分クレイジーなノッゼアなの好きです。

比較的“かなり強めに”なのが中村マキャ好き!

タガーとギルを見ていて少し見逃してるんですがビビりマキャだったんでしょうか?

逃げようとしてる後ろ姿かわいすぎる🙈ひえ〜

 

 
ジェミマとランパス

ジェニナンバーへ移行するのにはけるランパスに対して

笑いかける加島ジェミマを見て。

何がそう思わせるのか分からないけど

加島ジェミマだとランパスとのペア感を強く感じる気がします。

 

 

ギルバート

ガスナンバーの高野ギルを見ていると

しっかりガスの話を聞いて一言一言に大きく反応があり

素直で素敵だなぁと思います!

劇中劇での隊長はますます熱くなっているようでとても好き(*´ω`*)

 

ヤクマン、
どっちが早く尻尾回せるか勝負してる神永タガーと高野ギル。

隊長の後に見ると小学生かな?!と思えるけども(笑)

 


キャッツにおけるネタバレ

CATSは繰り返し同じことしか言ってないから大体そんなもの。

既出でないものなんてないだろうし、ネタバレも何もないし。

 

 

 


オーバチュア終わって拍手するけれども

大人しく座っているだけの自分が拍手するのが

上からな気がして申し訳なさが生まれます。

マンカスが出てくると離散するので短い間ですが。