珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

オペラ座の怪人-2021/08/07-

2021年8月7日(昼)

JR東日本四季劇場[秋](浜松町・竹芝)

 

キャストさん

オペラ座の怪人 飯田 洋輔

クリスティーヌ・ダーエ 山本 紗衣

ラウル・シャニュイ子爵 加藤 迪

カルロッタ・ジュディチェルリ 辻 奈々

メグ・ジリー 五所 真理子

マダム・ジリー 戸田 愛子

ムッシュー・アンドレ 北澤 裕輔

ムッシュー・フィルマン 村 俊英

ウバルド・ピアンジ 永井 崇多宏

ムッシュー・レイエ 日浦 眞矩

ムッシュー・ルフェーブル 志村 要

ジョセフ・ブケー 川原 信弘

 

【男性アンサンブル】

高井 治 渡辺 吾郎 野村 数幾 見付 祐一

新井 克 吉田 蓮 佐藤 圭一

【女性アンサンブル】

杉山 由衣 結城 湊海 小川 晃世 小山 百合恵

平木 萌子 徳山 稚子 田中 紅音 小田島 礼奈

鮫嶋 美里 石橋 杏実 林 明梨 羽田 沙織

 

あらすじ

1905年、パリ・オペラ座の舞台上。オペラハウスの所有物がオークションにかけられている。 車椅子の老人はその中の一つ、オルゴールに手を止める――。

さかのぼること半世紀、オペラ座の舞台では、オペラ『ハンニバル』のリハーサル中。
しかし華麗な舞台の外では"オペラ座の怪人"の仕業とされる謎めいた事件が続発していた。策を講じない支配人に腹を立てたプリマドンナのカルロッタは、オペラに出演しないと言い出す。

急遽代役に選ばれたのはコーラスガールのクリスティーヌ・ダーエ。
亡き父の贈り物"音楽の天使"にレッスンを受けたという素晴らしい歌声を披露し、舞台は大成功をおさめる。
そんなクリスティーヌをひときわ熱いまなざしで見つめる青年がいた。
ラウル・シャニュイ子爵は、美しく成長した幼なじみのクリスティーヌの楽屋を訪れる。
その夜、クリスティーヌは楽屋から忽然と姿を消した。
クリスティーヌの前に"音楽の天使"が現れ、オペラ座の地下に広がる神秘的な湖を進み、彼の隠れ家へと連れ去ったのだった。

"音楽の天使"を名乗って夜ごと彼女に歌を教えていたのは、愛するクリスティーヌをプリマドンナに仕立て上げ、自分の音楽を歌わせたいと願う"オペラ座の怪人"だったのだ――

youtu.be

ミュージカル『オペラ座の怪人』作品紹介 | 劇団四季【公式サイト】 (shiki.jp)

オペラ座は自分が詳しくないことを自覚しているからつい回数見ていないことを言葉にしてしまう💦枕詞ですね、長いけど。

 

話の流れなら誘うけど自分から観に行かない?と誘うの下手なもので観劇したい!と連絡くれるの嬉しくて仕方ない😭本当にありがとう

 

いくらか提案するうちにオペラ座に決まりまして。本来はゴールデンウィーク近辺で予定してたのに緊急事態宣言で中止となってしまいました。それでも取り直す提案に乗ってもらえたからこそのこの日です。状況も芳しくない中、色々考えはあると思うけれど心待ちにしてもらえて嬉しかった!!

 

まさかの支配人のオフィス、後方の扉の形に光が溢れる舞台セットが好きだと聞いて!

そういうの大好きだ!と思いました(笑)

舞台は見ても聞いてもその場で感じても楽しめるものだから

その時の自分の持ち合わせによって気づけるものが変わるのが魅力ですよね!

 

今度東京にリトルマーメイドか美女と野獣帰ってきたら

すぐさまお誘いするのでよろしくね🍽🌹

 

 

回数見てはいないけども今日ほんと今までで一番好きだったかもしれない💍 

 

 

洋輔ファントム、ご自身が一番映える見せ方や仕草をあんなにご存知だと知らなくて驚きです!規定の振りはあくまで振りであってなぜここでこのポーズへ行き着くのか、その埋め方が今まで見たことのないのと一つ一つどうファントムがクリスティーヌと向き合っているのか感じられる気がして好きでした🙌いやいやそれにしても…ただただめちゃくちゃ格好良い…!繊細さが際立つのではなくナルシストでもなく暴力的すぎるのでもなくクリスティーヌへ自身を一番格好良く魅力的に見せるアピールの的確さ!髪を撫で付け印象的な目で見つめる狙い定めた見せつけ好きだな〜〜〜!

本当に格好良いのにラウルの存在が濃くなっていくと共にいざクリスティーヌへ恋愛の情を向け出すと途端に上手く行かなくなってしまうところ。これってファントム、頭ではクリスティーヌの恋愛的な好きの対象になることを望んだけれど心ではクリスティーヌへ母の温もりを強く求めていたから身体・行動にその齟齬が表れていたのかなと思ったり。

 

山本クリスティーヌで気になるのは楽屋でラウルと久しぶりの再会を喜んでハグした時にしばらくするとハッとしたようにこれはマズいとラウルから離れようとする表情や行動。エンジェルに見られるとまずい、と分かるだけの何かがあったのだろうか?何をしたらエンジェルが怒るか分かっていたなら今までに何度かは怒ったことがあるってことかな?もしそうならファントムは今までは怒れば戻ってきたクリスティーヌが戻ってこないの許せないだろうなぁ。最初のクリスティーヌはなんとなく自分の感情を自覚してないイメージがあるんだけれどエンジェルが何をしたら(行動)怒ると理解したのか、自覚していないにしても恋愛を感じさせてはいけないと理解したのかによって見え方かなり変わると思って。書いてると自信ないけど山本クリス後者に見えました。

最後にクリスティーヌがファントムにキスするの、昨日は「選べ」と迫りつつも自身がラウルのようにどんな時でも隣にいられるとは思っていないが自分に出来ないところを埋めてしまうラウルを認められないファントムに対して音楽や心を包んでくれるのはあなたよと唯一無二だと伝えたのかなと思った。

そして冒頭オークション、ラウルがクリスティーヌに関するオペラ座の小道具などを競り落とす中でラウルは見ていない猿のオルゴールを知っている。これでクリスティーヌが亡くなるまでずっとファントムの音楽は共にあったことが証明されたと思いました。

クリスティーヌと共に過ごしていくうちにラウルはクリスティーヌの心を占めているファントムの大きさに気づいて決して自分が代われないと知っていったんだろうなと思うと複雑だなと思います。でも物語見て複雑だなと思っても実際に好きになる人(恋愛関係)とよく“推し”と呼ばれるような精神的支柱の存在が同時に存在してるのはそう不思議なことではないよね。よくある。

映画ともし同じような感じなら割れた鏡の向こうに置かれた人形。暗転から再び明るくなる時の人形はヴェールを被った聖母マリアのよう。鏡は母にも嫌い抜かれた自分を映すもの=母を思い出すものなのかなとは思って。

父が贈ってくれた“エンジェル”、守られる対象の少女はいずれ誰かを守る者になる。父は離れることが未来に含まれている存在、そして根本的にずっと関わり根付く存在。間奏曲の影響でGhostも少女と女性の間だけ惹かれて取り込まれる印象。

 

迪ラウル、社交の場と思っていた舞台のプリマドンナが幼馴染みと気づき、キザに近づいていく子爵様。手紙を送って楽屋に入っての一言が台詞らしくてわざとらしいの、初めての手法ではない感がする。何度か試してますよね?って感じ。

前回は幼き日に遊んだ思い出の中にクリスティーヌとなぞなぞをして楽しかった記憶があり、折角ならば楽しかった記憶と共に思い出してもらえたら…思い出してくれるかな?とわくわくしてるお茶目な人。相手が喜ぶことを考えてスマートに実行する人に見えたから今回全然違って見えてびっくりしました!

法服貴族とは - コトバンク

 

 

辻カルロッタ初めてでした!カルロッタはメイク強めだし服もふんわりしてるのが多いからマスカレードであんなに小柄で細い方なのだと気づきました!どこからこの声が出てらっしゃるのだろう?と思うほどですね!調べてみたらSOM、BB、エビータそしてオペラ座で拝見しているらしい〜

 

マダムジリーって本当に何なんだろうなぁ。マダムジリーがいるから知れることもあるけれど自分からは深く関わらないスタンスなのなんでなのかなぁ。迷宮入り案件だけどいつも思っちゃうしそこがミステリアスで良い。

 

このアンドレ、めちゃくちゃ踊れるのでは?と動きで思っていたら北澤アンドレでした🤗ポージングや仕草が好印象だから子爵様とバレリーナは回るけど密やかに私はアンドレ派が少数いる想像容易いほどモテそう〜〜いや絶対今は落ち着いたんだよ感によってまた現在進行形でモテてしまうやつ。北澤アンドレさん、きっと北澤さんの今までの経験が多く反映された社交性なのでは??他人との間を取り持つ具合が朗らかで…いやほんとあれは素敵だなと思ってしまいます(笑)

支配人のオフィス、デスクに寄りかかるフィルマンとアンドレ。フィルマンはゆったりと大きく状況に対して気だるげに、アンドレも一緒にいるのがフィルマンだから気を抜いている様さえ絵になる…良いコンビすぎる〜〜!

 

日浦レイエほんと推せる〜〜〜!楽譜ぎゅっと握って歩いていく姿とか可愛すぎる。あんな濃いメンバーに囲まれてアンドレみたくのらりくらりな性格でないだろうに舞台のため献身的な姿惹かれちゃうよね😭いじらしい
おかげさまで日浦さんの警備してる姿まで可愛く見えてきました(笑)