珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

CATS-2022/09/23-

2022年9月23日(昼)公演  

名古屋四季劇場

キャストさん

グリザベラ 金原 美喜
ジェリーロラム=グリドルボーン 吉田 絢香
ジェニエニドッツ 花田 菜美子
ランペルティーザ 東 沙綾
ディミータ 藤田 真由美
ボンバルリーナ 小島 光葉
シラバブ 藤原 加奈子
タントミール 竹下 里香
ジェミマ 平井 佑季
ヴィクトリア 関野 ひとみ
カッサンドラ 石橋 杏実
オールドデュトロノミー 飯村 泰志
アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ 中橋 耕平
マンカストラップ 加藤 迪
ラム・タム・タガー 佐久間 仁
ミストフェリーズ 横井 漱
マンゴジェリー 蔦木 竜堂
スキンブルシャンクス 宇都宮 千織
コリコパット 松井 龍太郎
ランパスキャット 紙谷 昇世
カーバケッティ 計倉 亘
ギルバート 羽賀 悠仁
マキャヴィティ 提箸 一平
タンブルブルータス 吉田 蓮

 

あらすじ
満月が青白く輝く夜、街の片隅のゴミ捨て場。
たくさんのジェリクルキャッツたちが、年に一度開かれる"ジェリクル舞踏会"に参加するため集まってきます。

人間に飼い馴らされることを拒否して、逆境に負けずしたたかに生き抜き、自らの人生を謳歌する強靭な思想と無限の個性、行動力を持つ猫、それがジェリクルキャッツ。

そして今宵は、長老猫が最も純粋なジェリクルキャッツを選ぶ特別な舞踏会。
再生を許され、新しいジェリクルの命を得るのは誰か。
夜を徹して歌い踊る猫たち。
やがて夜明けが近づき、ナイフで切ってしまえそうな静寂に向かって、天上に上り、
新しい人生を生きることを許されるただ一匹の猫の名前が、宣言されます。

その猫とは‥。


www.youtube.com

 http://  https://www.shiki.jp/applause/cats/

 

akane-akaruioto.hatenablog.com

 

 

初名古屋CATSとか言ったけどそもそも新しい名古屋四季劇場も初めて㊗️🎉雨が降っていたおかげで名古屋駅から地下通路で途中まで行けるの分かりました👏はじめて便利だと実感(今まで迷うだけだったからw)名古屋の地下通路ほんとすごい!

 

初見以来の2階からCATS!シアターインシアターだからこそネーミングの本来の姿が見られる1階センターいいけど2階センターは2階を使った縦の演出が見やすくていいんじゃないかな~~キャッツシアター最後列でも角度的に見えなかった照明の柄までよく見えて最高でした✨

メサイア、床が青で照らされてるの美しい。
タガーナンバー、細かい☆柄。
ガスナンバーなどは雪平鍋みたいなドット柄。
ミストナンバー、途中センター円形のライトの色が変わっていく。

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by akane_akaruiphoto (@akane_akaruiphoto)

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by akane_akaruiphoto (@akane_akaruiphoto)

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by akane_akaruiphoto (@akane_akaruiphoto)

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by akane_akaruiphoto (@akane_akaruiphoto)

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by akane_akaruiphoto (@akane_akaruiphoto)

目チカ:コリコとたぶんシラバブ

ミスト拍手:ギル

アダージョあたり、下手奥2階デュト様、センター舞台にジェリクルキャッツ、上手2階グリザの光景が少しグリザ寄り視点で見られるのがとても素敵な席でした✨

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by akane_akaruiphoto (@akane_akaruiphoto)

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by akane_akaruiphoto (@akane_akaruiphoto)

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by akane_akaruiphoto (@akane_akaruiphoto)

今まで気づかなかったハムスターのかご。

名古屋ご当地ゴミ「つけてみそかけてみそ」 

 
 
 
 
 
View this post on Instagram
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

A post shared by akane_akaruiphoto (@akane_akaruiphoto)

私が好きなゴミはグローブの上にやかんのあたり。 今はない演出ですが開演前にランパスがここから顔を出すのを思い出すから。

開演前アナウンス「キャッツシアターへようこそ」 名古屋はキャッツ専用劇場ではなく四季劇場の中にキャッツの世界を作ったシアターインシアター。 公演を見ていても今見ている壁が本来の壁ではない(空間がある)のが分かる。ここまでキャッツのために作りかえられているのは紛れもなくキャッツシアターだとアナウンスに感動しました✨

ゴミ・モノには使われた記憶がある。観客はモノに対してひとりひとり違う思い出がある。キャッツのゴミには今までの公演と共にある。 同じゴミを見ても隣の人が思うメモリーと私が思い浮かべるメモリーは違う。大体の舞台ではおおよそ同じ意味合いを共有するけれど思い浮かべるものさえ違っていいのがキャッツらしいなと思います。こんなに自由で違いを愛せる舞台があるだろうか?それでいてきっちり一作品としてのまとまりがあるのが素晴らしい。

キャッツの舞台は都会のごみ捨て場。 舞台は人が集まらないと出来ないものだから劇場には人が集まる。人がいる場所に劇場はあることが多い。 キャッツを見るたびにとても舞台らしい舞台を見ているんじゃないかと感じる。

 

ボール見ると楽しすぎて不安になって人生こんな幸せなことがあっていいものか?享受しすぎなんじゃないか?と考える。でも一度きりのこの瞬間、生を味わって思いきり楽しんじゃっていい気がする~~🙌という自問自答が自然発生します毎度です(笑)
ジェリクル舞踏会は人生の喜び。

 

「全く何にもしないのさ」
上手2階通路に現れた佐久間タガー、動く写真かと思った驚き。フォトジェニックすぎる。今までも見てるのにも関わらず美しい瞬間の連なりすぎて目が離せない。舞台中央が見たい気持ちとタガーに引き寄せられる眼球、ファイ👊

タガーナンバー、階段上りついでにマンカスの頭わざわざ触れに行くの構ってほしさに見えてかわいい(笑)滑り台降りてきた後にするりとランぺの頬撫でていくのズルいなぁ。スロープ降りて多分投げキッスした後に中央にあるiPodゴミのイヤホンで音楽を楽しむタガー面白すぎるw

ヤクマン、タガーとギルは限界まで尻尾ブンブン回しまくってたけど盾にするとかそういうのなのかな?

 

よく持ち上げられる側が上手いとリフトしやすいというけれど石橋カッサなら私でもリフト出来るのでは?と思うくらい何かが違う。分かるのは美しいってことだけ。アダージョの安定感、ボールのコリコカッサのぐるぐる回転がとても綺麗。アダージョとか詳しくなさすぎて分かんないんだけど何があんなに違うの??

 

中橋バストファさん、瀧山バストファさんくらいホワイトソックスがよく見える👀「金と力がね」今までは都合のいいことだけ聞いてる猫だと思ってたのに中橋バストファさんはケッとジェニの言葉を否定するようにリアクションがある!聞いてたのか~~!カーバ体重計の上もお掃除してから座る綺麗好き。

ミストナンバーのアラセゴンターン、回転時のタタタン タタタン タタタン タタタンに合わせて縦揺れしてる中橋ガスがかわいすぎる。とても癒されるのでひだまりの民みたく太陽光で揺れててほしい。

 

計倉カーバのお顔、紳士らしく格好良く群れの中でも大人なんだろうと思うのだけどデュト様を前にしてころりと回った後のはにかむような笑顔が柔らかくてかわいく見える😂

 

「永遠の命に輝き」
体感では自由劇場でCATSやってるんだっけ?となるくらい吉田ジェリロの声聞こえる(多分本当にめちゃくちゃ聞こえる)

ジェニエニ、3ガールズの低音なのか支えがしっかりある感じして心地いい✨
吉田グリドルものすごいハマってて「じりじり迫るはシャム猫軍」近づいてこようとするグロタイの口元に人差し指寄せて止め焦らすの悪女って感じ。グロタイが思いどおりにならず素が出てるグリドルのギャップが凄いw

 

オーバチュアの竹下タントが最後の行き着き方、よくここまでゆったりで出来るなぁと思うほどのスローリーさで美しい✨ここで"ゆっくり"が気になったからグリザナンバーのタンブルが手を引く様とか野性的な猫たちの緩急に惹かれるCATSでした!

幸福の姿、いつも美しい物語だと感じるのはギルタント。竹下タントと羽賀ギルの出会うべくして出会った2匹が共に踊って座る穏やかさ。静かなのが印象的で美しい。

 

ソングでパッと気になって目で追ったのは松井コリコ!毛色からか先行して可愛いと思いがちなところあるんだけど松井コリコ仕草も踊り方も格好いい(美しい)からか気になってしまう…ついにコリコか(沼が深そう)。コリコ導線あんま知らないから今日ちょっと新鮮でしたw

 

蔦木マンゴと東ランぺ、スリルを楽しむよりも"盗み こそ泥 かっぱらい"を確実に成功させる冷静さの印象が強くて捕まえる相手が猫でなく警察官だったら華麗に逃げてるんだろなと思える💎蔦木マンゴが柔らかいのか東ランぺの起き上がり方がなだらかなのか力が入っているように見えなくて驚きます!

蔦木マンゴ基本格好いい。あと首なだらかに動かして煽ってくる(笑)こんなに首動くならサイアミでも見てみたかったなと思っちゃう!

「ジェリクルキャッツはころりころころ」「ジェリクルキャッツはほどよい大きさ」期待よりミステリアスさが滲むようで東ランぺの言い方好き。お声の個性もあるのかな?

ランぺチンが勇ましく強めだからカーバブルテリアが控えめでかわいく見える。ストップ前もカーバが優勢だったのに最後はランぺに叩かれまくってた。

蔦木マンゴ、ふとした時に洋一郎マンゴを感じる気がするんだけど気のせいかな?

 

グレートさんの登場は下手側になったんだっけ?スモークがぶわーーっと焚かれる様が見えるの楽しい(笑)しかも逆立つ毛の先っぽが赤くなってるの目の色・ファイアボール🔥と色合わせててお洒落✨紙谷グレートさん、ピンと右足先まで伸ばして膝を曲げて再度伸ばす。美しさ保たれた仕草かっこいい😭

ボール、カッサ先頭に雌猫たちのターンになるからランパス下手へ捌けた後のポーズが独特だなと思った記憶だけある。血気盛んなとは違うランパスがいたら安心だと思える実力の持ち主と仕草動きから伝わってくるの紙谷ランパスの不思議✨でも「寒いときには裸だぜ」の振りとかはかわいい感じあってそういう意味でも不思議。

 

宇都宮スキンブル、特にナンバー中は(横浜猫の紅茶缶スキンブルのような)キャラクターっぽいかわいらしさが夜行列車のアイドル🔔乗客の皆さまのためにきっちり仕事をこなす勤勉さも見えて真面目!スキンブルらしいスキンブルって感じる。「やがて車掌がノックし 明るい声で」は台詞調。

カテコ、タガーがスキンブルの喉元についてるベル🔔をならしながら歩いてきてスキンブルくすぐったがるような笑顔ののちポーズだったのとっても仲良しでほほえま。

 

タンブルが白シャツ着ているところなんて見たことないけど吉田タンブルは白シャツが似合う爽やかな笑顔と秩序だった美しさが存在が完璧と思うそのままの猫。
グリザに手を差し出すも触れられないタイミングでするりと手を下げる。威嚇もせずさも当然と背を向けるの相手を傷つける方法を知っている。

2幕頭、カッサの動きと共に音楽がはじまりタンブルがスッと対になる存在として登場する。誰でもタイミングや登場の仕方自体が王子様のように見えるこの場面。進み出てくると共にそよ風が吹くような雰囲気ある吉田タンブル。

吉田タンブルはかなり細かい汚れまで気にしてくれてるみたいだから歌詞通り綺麗なシーツ ゴミも落ちてないだろな~とヴィクが寝転がるの見て思いました💡

 

藤田ディミの柔らかさも感じつつ際立つシャープさ。鋭さが印象強いから素直そうな可愛らしいお顔されているときの純粋さ刺さる💘お声が少し高めなとこあるのも純粋さに通ずる気がして素敵✨

 

小島ボン、振りも動きもきっちり間に合っているのに終始(本当に終始)余裕あるゆったりした動きなの不思議すぎる。存在も色々なダンスジャンル踊るのもボンは大変そうだなといつも思うのにどれも得意そうに見えるの不思議すぎる。凄すぎでは?

 

関野ヴィクも何があんなに印象違うのかなと思う。クラシックバレエらしすぎないというか足を上げる持ち上げる時に使う筋肉が違うのかな?見ているだけで心ごと持っていかれる美しさとても好き。

 

提箸マキャは引き裂いて相手を傷つける・恐怖を与えることに快楽を得ているような笑い方に感じる。自分自身が爪を立て身を裂かれてもあまり気にしていないような様子が怖い。カテコの笑顔とポーズがかわいすぎる。温度差🌡️

 

平井ジェミマは少女と女性の狭間だとしても少女寄りなんだなと一幕で思ったのに何でそう思ったのか忘れてしまった…なんでや。かわいらしいだけでなく少しハスキーも混ざるようなお声に感じて特徴的だなと思った記憶。

 

変わっていくCATSの中で見たい姿が見られるというのは大変ホームなわけで。すすマンと横井ミストが焦がれていた気持ちを安心感で落ち着かせてくださると共に「色々な生き方の猫をお目にかけよう」のわくわく、見せどころでさらに魅せられてキャッツ全体を支えられてるように感じる。頼もしさ。

 

「丸み」がもたらす心理的効果|オーダー家具「家具蔵(カグラ)」 [2020年04月22日]

ココロをとらえる「形態の心理学」って?究極のデザイン法 - SeleQt【セレキュト】|SeleQt【セレキュト】

アルプ千夜一夜「なぜか『キャッツ』には円型の舞台美術が多い」を読んだので言われてみればSFミュージカルと感じるかも?の気持ち。円は始まりと終わりがないから永遠を感じる形と読んで図形もキャッツなんだと思ったところ。

 

マンペルナンバー

「さぁ財産もうけて すみかは立派な一軒家 そこは単なる作戦地 生まれながらの放浪癖(ながれもの)」

誇らしげに歌っているのは猫だし、なかなか思わなかったけどドジャーが誰かの懐中時計を使っているように常に誰かのものを拝借するってことなんだろうな。

「家族がディナーに集まり 豪華に栄養つけようと 骨付き肉を 注文すると コックが出てきて言う すまなそうに泣き声で すみません明日にしてください オーブンから肉が消えました 皆 家族は口をそろえて またマンゴージェリとランペルティーザ 二人の仕業は泣き寝入り」

「それとも全く違うキャッツ」かもしれないし、本当にマンペルが二人三脚でいただいたのかもしれない。けどオーブンから肉が消えてマンペルの名前が出るのはMy nameのように一人歩きする先行イメージ、悪いことがあったら出される名前をやわらかくした表現(=実際には肉は盗んでない)かもしれない。

かもしれないけれど目の前でみるマンペルは誇らしげに輝いている。ぼんやりと泥棒猫はジェリクル、個性なのだろうか?と思っていたところ、それが生きざまなのだと感じる。周りの猫たちも諌めつつ仲間として受け入れている優しさの光景が今見たら尚更好きなんだろうなと思う。

泥棒はキャッツの世界でもほめられたことではないようだけど「今迄この世に悪人はいたが どうでしょうマンゴジェリー どうでしょうグリドルボーン こんな奴等はみんな小物」殺しをするマキャヴィティとは明確に分けられている。

 

変更点

ミストナンバー、ミストが光を集めるあたりでジェニタントジェミマ(かな?)が上半身クロールのように腕を回す振付は福岡から?名古屋から?自然に増えてるな~と思って。

スキンブルナンバー「でもスキンブルがいる限り」からの首振りセンターのマキャから半分ずつ首振りの向き変わるようになったの??

 

akane-akaruioto.hatenablog.com