2024/06/15(土)ソワレ
JR東日本四季劇場[秋]
キャストさん
フロー(フローレンス・ナイチンゲール) 真瀬 はるか
グレイ 金本 泰潤
ジョン・ホール軍医長官 野中 万寿夫
デオン・ド・ボーモン 宮田 愛
アレックス・モートン 寺元 健一郎
エイミー 町島 智子
ウィリアム・ラッセル 長尾 哲平
ボブ 菱山 亮祐【男性アンサンブル】
飯村 和也 安田 楓汰 平良 交一
白石 拓也 計倉 亘 権頭 雄太朗
渡部 斗希也 照沼 大樹 田邊 祐真【女性アンサンブル】
鳥原 ゆきみ 菩提 行 あべ ゆき
大岡 紋 村田 繭菜 清水 智紗子
松山 育恵 馬場 杏奈 黒柳 安奈STORY
時は19世紀。舞台はイギリス。
ドルーリー・レーン劇場に現れたのは、有名なシアターゴースト グレイ。芝居をこよなく愛し、裏切りにあって命を落とした元決闘代理人。
そんなグレイのもとを一人の令嬢が訪ね、殺してほしいと懇願する。それは看護の道に強い使命感を抱くも、家族による職業への蔑みと反対にあって生きる意味を見失いかけていたフロー。最初は拒んだグレイだが、絶望の底まで落ちたら殺すという条件で彼女の願いを引き受ける。
死を覚悟したことでフローは信念をつらぬく決意をし、グレイとともにクリミアの野戦病院へ赴くことに。次第に絆を感じ始める2人だったが、そこで待っていたのは劣悪極まる環境と病院改革に奔走するフローを亡き者にしようと企む軍医の存在。さらにその傍らにはグレイと同じ、あるゴーストの姿が…。
ゴースト&レディ観てきました👻
— 明音 (@akane_akaruioto) 2024年6月15日
Happy ending story 🪔 pic.twitter.com/8ksAi05le2
舞台での捌け方で中央舞台置くに向かって歩んでいくエンドはよく見かけます。でもこれって不安を残したまま終わるものが多い気がします。あとは亡くなってしまうとか。不安なくはないけど光差してHappy ending なのいいな~って思うよね。
「生まれたのか 闇の中に 恐れないか 何者をも 黙ったまま耐えて強く 生き抜けるか その孤独を」私は常に孤独なんだといつも思う。でもなんだかんだ孤独だってことを忘れてるわけで、その幸せをグレイもフローも味わってるんだなと思う。
フローの"殺してください"や"絶望"は四季エビータにはなくて映画エビータのAnother Suitcase In Another Hallのように強い信念をもっていても立ち止まることもある一人の人間なんだと等身大に感じられていいなぁと思います。個人的に四季エビータの突き進み方はあまりに鮮やかで全てが"良い"とは言いがたくともどこかスカッとするんですが、ひばりまでいくと怖くなっちゃう。フローはどっちも含んでると思いますが突き進む爽快感は薄くて優しくていい。
フローが途中歌う曲、ChessのANTHEM思い出すんだけど知識なくて似てるなぁとしか思えない。
泰潤さん色々なお役されてるけど私の中でパッと思い浮かぶのはエドです(かわいすぎてめちゃくちゃ好き)だからマンカスも、カジモドも、ビーストもいつも新鮮にえ!全然違う!と驚きます(笑)グレイどんなかな~?かわいい?とわくわくしてたけどめっちゃ格好よくて大人でクールでしたわ😭良い~~
ゴーストになったわけを観ている中で舞台女優シャーロットを見るため決闘をして金を得て"酒の味も女も覚えた"が「はじめて女を知ったのは15の夏だった」くらいの雰囲気あってとても好きです。薄暗さを感じていい。
新BBの初見ビーストが泰潤さんだったからか霊気を分け与える場面はよりぐっときてしまいます。ゴスレのオマージュが場面ごとではなく光景と重なる程度だから記憶と共に感覚が思い出されて付与される気がします。だから時を経て繰り返し観る演目だなと思うわけです。
ブレイクスルーで映ったゴスレ舞台稽古がゴーストたちが出てくる荷馬車("俺は違う"かな?)の泰潤グレイものすごい良かったから楽しみにしてたんですけどこの場面の泰潤グレイやっぱめちゃくちゃバランスいい~すごい好き!
グレイお二人ともマンカスされてるから歌もダンスも出来る基準が相当ハイレベルだと思うんですが何が一番大切かと考えると芝居・演技な気がする。課されるものはマーレイくらいあるよね?当然歌、ダンス、演技が必要となるとバランスがあるわけで強みの生かし方が全然違うから場面による映え方が違ってきて心臓をそれない感じでひとつひとつ刺さります。違いがあってもグレイはグレイ。だからこそグレイが見えてくる気がします。作品主義の強みなんじゃないでしょうか?
「我ら役者は影法師」の影法師を調べて「ランプ忘れるなよ」が尚更刺さるなぁと何となく思う。
確かにフローの影にキスする漫画は舞台でも映えそうで素敵なんだけどグレイにとってフローは影でなく光なんだろね。光が当たれば影が共にありますからね。かちあい弾が真実だったとしてもグレイにとって光であって欲しかったのかもなと思ったりする舞台の作りなのがそもそも好き(笑)
今回観て気づいたけどスクタリ野戦病院でのクリスマスのささやかな催しのフローとのダンスはジン呑み競う酒場のシャーロットとのダンスと光景が重なってるの、思い出してるのは孤児院だけじゃなくて複雑になる。
泰潤グレイの何が良いってやっぱ耳を楽しませてくれるお声の良さ🙌声質の良さが光ってて台詞も歌も心地良く、全身で空間を占めるパーセンテージの"声"割合が高めなのがとてもハマってて好きだなぁと思います!
私は元々宮田さんの歌も台詞もあんなに素晴らしいのに踊りも半端なく上手いだけでなく、一挙手一投足のシルエットが完璧に美しく掌握されるあの感じが最高に好きなんですけど萩原グレイは同じようにシルエットが美しくてミスボンみたくバチバチ命が燃えてるの熱いよね🔥奇跡の光景だよ
デオンが父からの命令で女性だと隠したのに知られてからの晩年は屈辱的だったんだろうと思って。フローが家族の反対を押しきり女性でありながら我が道を進もうとしているのと対称的で(舞台見て出来なかったことをしているからデオンは執着してるなどは全く思いませんでしたが)今になって考えちゃう。
前回アレックスの歌、難しすぎでは?って呟いたんだけど寺元さん凄すぎない?コンサートで「この森で、天使はバスを降りた」聞いたときから歌声好きなんですが甘やかにサムシング・フォーしてて一般的に理想的な婚約者だと感じる。
アレックスは舞台オリジナルだけど結婚したいのはきっと自分自身のためだけじゃないんだろうなと何となく思いますし、状況を伝えて君を守れないけど君なら出来るよと言葉にしてくれるの本当にフローを想ってくれている優しい人だなと思う。全体通して人柄が良い。
エイミーもイギリスに戻って何をした人か分からないけれど私は勝手に国内の看護体制に尽力した方かもしれないとランプを見て尚更思ったりして。少なくとも何もしない人には思えないから言葉通り自分に出来ることを精一杯しそうなまっすぐさが好き。
恋とジン、繰り返しちゃうけどシャーロットとグレイがジンを飲んだ酒場の場面が好きです。ああこの光景の先にオリバー!のウンパッパがあるんだなと感じる同じ空気感が漂っていてとてもいい~~
過去に語られる孤児院は救貧院の光景とあまり変わらなさそうに見える。
過去回想のドルリー・レーン劇場でグレイは椅子に座ってるけど舞台は恋シェの時代・グローブ座みたいな感じがして
シェイクスピアの時代にタイムスリップ!「グローブ座」見学ツアー
冒頭ではバルコニーの意味がある劇場に移り変わっててわくわくする!
https://streettheater.hatiju-hatiya.com/theater/roiyal_drury_lane.html