珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

ジキル&ハイド-2012/03/06-

2012/03/06(火)ソワレ
日生劇場

座席E列2?番

キャストさん

ジキル&ハイド 石丸幹二
ルーシー 濱田めぐみ
エマ 笹本玲奈
アターソン 吉野圭吾
ストライド 畠中洋
プール 花王おさむ
ダンヴァーズ卿 中嶋しゅう
プループス卿 KENTARO
グロソップ将軍 石山穀
サベージ伯爵 石飛幸治
ベイジングストーク大司教 若泉亮
ビーコンズフィールド伯爵夫人 岡田静
山田展弘

寺本健一郎
二宮優
吉田朋弘
松岡美結
島田彩
やまぐちあきこ
山中美奈
関谷春子
岡村さやか







ネタバレです。(本も舞台も)









よろしいですか?




















私のこの舞台に対することで一番初めに思い浮かぶことは
「原作は偉大だ」
ということです。
原作には女なんて女中ぐらいしか出てこないと思うんだけど
舞台には主要な女性キャストがいる(当然だとは思いますが…)
という時点で話が変えられていることは分かっていたのですが
本だからこそのだんだんと謎が解き明かされるミステリーのようなワクワクは勿論ないし
話を変えた結果が原作を上回るものではないのだなと思いました。
キャラクターにしても悲しくなることが多かったです。
まぁ私原作好きなんでしょうがないですけどね^^;
ああでも観る前に読まなきゃ良かったってちょっと思う。

というわけで以後この感想はストーリーにしてもキャラクターにしてもずっとつきまといます。
それでも良ければ以下読んでいって下さい



最初出てきた時お父さんが花嫁に見えて
前向いたら顔に髭付いていたので凄くびっくりしました!
ジキルは父思いの良い人なんですね!!
舞台のジキルって元々良い人なんです
私にはそれがまずジキルとハイドに感じたけれど。
あのお父さんの為に薬を開発したいって設定いります?
あと精神病んでる人に善と悪を分離する薬を使うと何か症状が良くなるんですか?
そのへん良く分からなくてずっと?だった。

アターソンが笑顔を見せて社交的でパブに誘うような男というのに大分ショックを受けた。
明るい笑顔など見せなくて口数も少ないのに何故か人に好かれるそんなアターソンがとても魅力的だったのに…。
でも舞台のアターソンはそんな人と頭すぐに切り替えました^^
ジキルの事を深く思ってくれる優しい人で疑っても親友を信じ続ける、そしていつもジキルのそばにいる、そんなアターソンはキャラとしての魅力もあると思う。

ダンヴァーズ卿も優しいし
エマなんかもうハイドになってもジキルを信じる深い愛
全て理解していたのか分かりませんがハイド(ジキル)が撃たれた時すぐに駆け寄り
「苦しかったでしょう?」とジキルに言う姿にはなんて女性だ!とエマに対して尊敬と恐れを持ちました。

というわけでジキルは周りに恵まれている人物ということですね~
こんなに愛されてるって素晴らしい。

「嘘の仮面」
凄くゾワゾワした。
アンサンブルの皆さんの作りだす空気にのまれました^^
ここ好き!
あーでも照明が客席を照らすんだけど眩しくて仕方ない(笑)
後ろから見たらコレ相当綺麗だろうなと思いつつも…眩しいです。

ストライドが嫌なやつでねちっこくて良かったですねぇ(ω)*

どん底のショー
濱田さんの歌声半端ない!!
低めの声がその衣装からイメージされるものに合っている。
でも衣装などで派手に飾った姿の中に持っているモノ。
ジキルから優しさを知り心から微笑むような純粋さ
声高いよねルーシー
それもルーシーを美しいなって思わせる。
このルーシー本当に魅力的なキャラクターで凄く惹かれてしまいました。
元々こういう感じの人に弱いってこともありますけど(笑)
刺されんの本当に無理><
あああああああルーシーーーーーー!!!!!!
観てて痛くて  ぐあっ!!刺された!  と刺された気分になりましたもん。

プールね~
本読んだ時勝手に20歳で想像していたら
後の方で20年勤めているんですよ!とプールが言って
…え?みたくなっていたので観て納得(笑)
プールはベテランね!

ジキルにはそんなに惹かれなかったんだけどハイドぉ(*´∀`*)
もう舞台にハイドがいて嬉しくて嬉しくて心熱くなりました~
嬉しすぎて笑ってしまったのは秘密です(笑)
とってもハイドとして納得させられてしまいました!
ガラガラな声、気持ち悪い雰囲気…恐い気持ちにさせられて本当に素敵ハイド♪
石丸さんのジキルとハイドの切り替えは素晴らしく
一人が二役やっているわけだから
違和感を感じてもしょうがないと思うんですよ
それを全く別人格に感じさせるのって本当に凄い事だと思います!
あ、あとどこかでこの人のファントム見たかったかも~と思った。

二幕はじめの「事件、事件」は司教が裏の顔を持つジキル&ハイドでいいなって思った。
でもあんなに殺人起こるってどうなの?
ん~(´-ω-`)やっぱり舞台の話の方がよっぽど恐怖小説みたいです。

そういえば薬の発光!
あれ凄いね!!
鮮やかで不思議だった~
ハイドからジキルに戻る青色の薬
あの無色の液体が青く光る様子が綺麗でした^^

上の話で思い出したけど
ジキルはハイドからジキルに戻る薬を一時的だとはいえあまりにもあっさり作ってしまう…
その過程に苦悩はないから人間らしくなくて好きじゃない。
人間にはそんなものつくれなくていいのです。

アターソンが手紙読んじゃうってなさそうじゃない?
心配したら読んじゃうような人かなぁ?アターソン…
原作イメージもあるけど舞台だってあんなにジキル信じてたら読まなさそう。
それにしても手紙の使われ方微妙…
そうそうアターソンはラニョンも兼ねてるんですよね
よく精神病まずに今までどおりジキルと付き合えるものだ、アターソン凄い!
吉野さんは不思議な声の持ち主ですよね。
今気づいたけどアターソンって何してる人なの?
弁護士とか言ってない気がする…。
アターソン謎だなぁ。



んでカテコ。
スタオベだったのかな?
うちより前しか見てないけど多分スタオベ。
作曲家さんがいらしてて(後ろに座っててヒューヒュー言ってんの聞こえた)
紹介されてお話して下さって面白かったです。
「今夜のジキハイは素晴らしかったと伝えて下さい」と言ってたけど
私も素晴らしかったと思います。
石丸さんの礼が華麗でスマートでした!!

その後お茶と食事の間みたいなのご一緒させていただきました。
美味しかったし楽しかったし混ぜていただいて嬉しかったです^^
ありがとうございました!!