やはり自分自身の好きな世界というのは楽しいものですからなかなか抜け出せません。
だからこそ新たな世界を見るきっかけになるなら影響されてみるのです、
なんて後付けを言ってみる(笑)
それも嘘でないけど好きなものがある人の好きなものについてのお話は惹かれます^^*
そしてそれも嘘ではないけど気になった人の気になるものは気になるのです(笑)
ただそれだけ。
影響されてみよ~とふらりふらふらしただけなのです。
でもこれは違うもの!私が読みたかったものだもの!
だから先に読んでしまおう!と思い、読み終えました。
読み終えた後、気付いたけど乱歩読みたいな~と思ったの多分まじっく快斗の漫画読んだからでした。
結局影響されていたのですね…(笑)
この本の半分くらいバーっと読んだので感想も途中から書いてる感じ変わってて分かるなぁ~
まぁいいか(笑)
大した感想ではありません。
●二銭銅貨
ポーの作品を聞いた後(朗読を聞いた後)だったのでああ似てるかも!と思ったけど
乱歩の作品には薄暗さはなくて楽しいと思える。
いじわるいけど魅力的な笑みみたいな。
コクリコ坂のように学生が勉学に勤しんでいる時代、
本当にあんなだったのか分からないけれどあの時代の学生の描写は真面目に勉強している。
そしてとても楽しそうに見えます!
どこか温い雰囲気漂うこの短編。
私はこういう温い雰囲気も好きなのです!
先が気になるし不思議だなぁというのはある。
けど緊迫しない?
というかプラマイゼロ的なのは平和ですよね~
本人達はプラマイゼロじゃないですが(笑)
●ニ癈人
気焔(きえん)
→燃え上がるように盛んな意気。議論などの場で見せる威勢のよさ。
さぞ井原氏は悩んだろうけど一度も疑わなかったとは人が良すぎますし、
何というか…フォローが出来ないです;;
途中で私も斎藤氏や木村のことを疑ったのになぁ。
ん~過ぎた時間が長すぎますよね。
読んでるだけでも井原氏に寄ると落ち込むもの。
●D坂の殺人事件
明智小五郎!!!
名前見てめっちゃびっくりした!WOW!
しかもポーのモルグ街の殺人って聞いたじゃん!わぁ!
トンデモ結末(笑)
明智小五郎は物的証拠より心理だなんてまたポアロみたいなこと言って~と思ったら、
デュパンやホームズを貶すわけではなく寧ろリスペクトで日本なのかなと思いました。
平和ですね。
それにしても乱歩さんは小馬鹿にしたいのかな?ひっくり返したいのかな?
●心理試験
ポアロと小五郎は同時代かな?
とりあえず江戸川乱歩とアガサクリスティは似たような時を生きていたようですね。
ネタバラシ後に種明かし。
●赤い部屋
内容はともかくとして、
絵本のように丁寧で簡潔で狂気がない優しささえ見える文章な気がしてしまう。
そういった文章で書かれている物語は怖いですね。
でも血生臭さより楽しさが目立つような不思議さ。
●屋根裏の散歩者
MURDER CANNOT BE HID LONG;A MAN'S SON MAY,BUT AT THE LENGTH TRUTH WILL OUT.
赤い部屋と似ている。
暇だと快楽になるのかなぁ?
コロッセオの世のような?
でも屋根裏の散歩者では実際に殺人が行われている。
私は推理をしないから犯罪の経緯の後、明智が解いていくさまを見るの楽しいけど
推理好きはどうなんだろう?
●人間椅子
これが乱歩版オペラ座の怪人とも言うべき作品な気がする。
(とか言っちゃって平気かな?不安!)
ガストンルルーの薄暗さやエリックの狂気、そして純粋さ、そういったものがある気がする。
ALWのように美しく綺麗にまとめていないあたりが良いですよね!
●鏡地獄
「たとえば顕微鏡で何かを覗いた時に味わう、微細なるものの不気味さ、あれに似た感じで、私をゾッとさせるのでした。」
めっちゃ分かる!すごいこの例え!
初めから、タイトルを一目見た時から、
映画オペラ座のラウルが落ちていった鏡張りの部屋を連想した。
やはりガストンルルーなんだろうか?
うち“黄色い部屋の秘密”読んでないしな~分からんや。
●芋虫
ああ…これは駄目だ。
私はなるべくどんなものでもその時に感じたものを文字にするよう心がけているけど
芋虫はちょっとこれは書けない。
書けるような作品でないかなぁ。
傑作選の中でこれだけ全然違う。
乱歩は何故、どのようにこの作品を書いただろうか?
様々な感情行動思考が極端に同居しているから書けないな~
書ける日は来ないんじゃないかとも思う。
だって書くのも恐いもの。
解説はポロポロと軽く読んだだけだけど面白いですね。
特に最後の一段落かな?
そうか!と思いました^^
私的にはだよね~なんですけども。