2021/12/26(日)15:00
東京芸術劇場〈プレイハウス〉
『Endless Opening』
演出振付:山田うん
衣裳:飯嶋久美子
出演:Noism1
『Near Far Here』
演出振付:金森穣
衣裳:堂本教子
出演:Noism0Noism0 / Noism1「境界」
— Noism Company Niigata(ノイズム) (@NoismPR) 2021年12月26日
東京公演無事終了!
観客の皆様をはじめ、この公演に関わってくださった全ての人に心からの感謝を。本日でNoismの年内の公演はすべて終了。短い冬休みを挟み、年明け1月にはNoism0 / Noism1「境界」大千秋楽の高知公演。来年もNoism Company Niigataをよろしくお願いします! pic.twitter.com/rHqti1EuEE
「境界」見てきました💐🌹 pic.twitter.com/Mmg0Rly6Vc
— 明音 (@akane_akaruioto) 2021年12月26日
どうしても自分の見知ってるもの(理解していないにしても)で考えてしまうからEndless Openingはマメ科(スイートピーの花やカラスノエンドウのつる)を思い出すし、Near Far Hereは此岸と彼岸から恩田陸さんのネクロポリスを思い出したとこで囚われてしまってる気もする。
『Endless Opening』
花束というけれどめっちゃ豆科って感じ。衣装からスイートピーを思い出していたんだけれどたぶんイメージとしてはカラスノエンドウとかもある。豆って細いツル?が常に先へ先へ、上へ上へと伸ばしていくようなところある。
お名前は何度もというより見かけまくっていたんですが今回初めてやっと山田うんさんの振付作品を拝見することが出来ました!嬉しい😂(他の作品は後追いで調べるけど)作品なのか振付のらしさなのか、下向きの力をあまり感じなくておへその下あたりから四方八方へ力が発されていくように見える。
吉﨑さんも出てらっしゃる🙌単純に色々なダンスジャンルの方々のまとめ方で見たことがない感じだっただけだった(笑)へえええめちゃくちゃ素敵✴️
これは作品なのかなぁと思ってるんだけど軽やかさと優しさを終始感じる。生と死について向き合いたくないこともあると思うけど無理なく考える自由がある感じ。
見た瞬間や心に残る経験によって光景から思い返されるものが生であり死であるのかなと。そう思うのはアルジャーノンのイメージなんですが。
アルジャーノンを読んだ時に始まりも終わりも似たようなものだなと思って。生と死どちらにも見える動き、始まりのベッドでも、終わりのベッドでもあるような。花びらのようなボレロを腕に抱き乗せたベッドを押す姿はベビーカーのようにも、棺桶のようにも感じられる。押している人々はつかの間の姿。つかの間の姿だと感じるのは私はそれに当てはまると感じるから。生と死を支えられる姿=今の自分だと感じました。
綺麗な瞬間は長く見ていたいから。瞬間を保ってくださる方が好き。振付もそうなのだと思うけれど(正面向いていた方向ではないところへ足が伸ばされたりと)想像しない身体の動きは思考が固まらない感じがして中尾さんの踊り好きです。三好さんの柔らかさとしなやかさが美しくて気になる。
『Near Far Here』
ネクロポリス"鏡には影が映るものだし、逆に映るもの"や"(鏡は)見えないものを見るもの"
額縁のあちらとこちらで同じ動きをしていたと思ったらお互いが額縁をすり抜けたり、影と目の前の身体が違う動きをしたり。
ラスト、霧か靄を背景に敷き詰められるほどハラハラと降り注ぐ赤い薔薇の花びら。視覚的に美しすぎる、が故に不安になりもするけれど。
単純にわぁ~踊りで見たかったやつだ~~と思って嬉しかったです🙌