珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

マンマミーア!-2016/09/06-

2016/09/06(火)ソワレ
四季劇場秋

キャストさん
ドナ・シェリダン 光川 愛 
ソフィ・シェリダン 谷原志音
ターニャ 高倉恵美
ロージー 鈴木釉佳之
サム・カーマイケル 田邊真也
ハリー・ブライト 堀米 聰
ビル・オースティン 脇坂真人
スカイ 岸 佳宏
アリ 原田麦子
リサ 若奈まりえ
エディ 丹下博喜
ペッパー 大村真佑
【男性アンサンブル】
見付祐一
小林清孝
田口 暉
宮野 薫
近藤聡明
塚田拓也
廣野圭亮

【女性アンサンブル】
脇野綾弓
柿野麻季
礒辺愛奈
蒼井 蘭
水田菜月
沙耶
中原詩乃




ネタバレです。


よろしいですか?







































































稽古から気になってたのでやっと観に行けたという感覚です^^*


初めの『アイ・ハブ・ア・ドリーム』でまず谷原ソフィは予想通り可愛い!
けど谷原ソフィが可愛いのは予想の範囲内であって、
印象として強く残るのはお転婆だねですまない強さ!
強い歌声からも力強く元気いっぱい生きているのを感じる!
そういったところに今までになくドナの子を強く感じて好きですね!
この時点では光川ドナ見てないわけですが、
光川ドナが谷原ソフィを生んだとソフィを見ただけで感じます。


田邉サムは同じ作品の若い役を演じられていたという経験が生きるということを初めて感じさせていただきました!
阿久津サムは知ってるけど阿久津スカイは知らない。
樋口ドナは知ってるけど樋口ソフィは知らない。
江畑ドナは知ってるけど江畑ソフィは知らない。
田邉サムは知っているし、田邉スカイも知ってる。
両方知っているのです!超感動しました!
もう身体の仕草、動き、発言、空気感諸々…ドナに恋しているのが分かるサムだった〜
なのにもうほんと空気読めない度が凄くて、
あ、ハンサムだからって何でも許されると思うなよ?というイライラした気持ちが芽生えました(笑)
あれは大概の人が持つものかと思われますので、それでもやっぱり好きなドナの器の大きさよ!
田邊サムの中で田邊スカイ生ける瞬間が『ノウイング・ミー・ノウイング・ユー 』の時です。
歌いだしの「離れるのは 苦しいけれど決めよう 来るところまで来てしまった」
「離れるのは」が高いところから入って、だんだんと低音へ移行する田邉サムの歌い方。
高い声の「離れるのは」で田邊スカイへパッと意識が一瞬飛ぶんですよね。
ああ同一人物なんだな、サムにも昔若い時があったのだと思う瞬間があると言いますか。
こち亀アニメOPの「みんな子供だったけどみんな忘れてる」です。
この場合忘れてるのはサム以外ですが。
そして低い声へ移行することで段々と成長しサムへ戻ってくる感じです。
アスペクツ・オブ・ラブと言いますか、愛と哀しみのボレロと言いますか。


「この手をすり抜ける」を結婚式で聞いた経験故に余計泣ける。


マンマ観てきましたがハムレット以来くらいに
田邉さんは広樹さんに似た口調の演技をされるなぁと思いました。
サムの髪型は緑背景の頃の広樹さんみたいな髪型だなぁ、という感想はラングドシャくらい薄く思う。
そういう見た目の話ではなくて、口調が似ているんですよね~
田邊さんはクールに見えるんだけど熱い一面も持たれてる方なんだろうか?
もしくは熱い演技が人間くさくて似ているのかもしれない。
最近広樹さんらしい、似ていると感じる点が周り(Not広樹さんファン)と違うと気づいたのです。
広樹さんのされてる役の声に似てると言われてる方の声を聞いたところで私には引っかからないのだから
きっとそれは役の声に似てるだけなんだろうなと思うのです。
声は役によって変わってしまうのだからそうでないところにらしさを感じるようになってるのかなぁと。
だとしたらあのクールな田邊さんに感じる広樹さんらしさとは?という疑問が沸くんですよね。
なんだろう?


マンマの踊りの統一性とパワーが生命力に溢れててもの凄い!
行って良かったーーと本気で思う!
え、本当に今の息づいている度、相性がすごく絶妙な均衡を保っていて楽しい!!


堀米ハリーは優しくて理性が効かないを超理解するハリーだった!
つまり男らしくて凄くキュンとする!
衝動的なハリーヤバい…のにハリー無自覚なんでしょ?
怖いわ〜
ジャックもつまらないって言ってみたりするわ〜
僕に何を望んでいるの?
衝動的なハリーさ!!
優しいというベースはハリーらしさだと思うんですけれども
優しいだけでなくてしっかりリードしてくれているのです。
グイグイ引っ張っていくのではなく
ドナの自由に歩ませているようで
さり気なく2、3歩先の危険を回避するように動いてくれる感じ。
さらに仕草が基本格好良さを纏っているのでたいへん強いです!
サムもビルも精神的にドナのほうが大人びてそうですが
堀米ハリーはドナよりも年上のような包容力があって精神的に上なイメージがあります。

UnderAttackのハリーがベッドを足上げて越えていくさまを見るのが好きです。
百々ハリーの足全体を一直線にピンと伸ばした、几帳面さとジェントルさを感じるベッド越えもいいけど、
堀米ハリーの足をまっすぐ伸ばしたうえで足先が緩くカーブを描き、足先まで意識が行き届いているとを感じさせる足の形、
更にその足を優雅にふわんふわんと動かしていく様は胸キュンする越え方でこれはーーーーーー!と心は叫んだ。
堀米ハリーのベッド越え、格好良さの絶妙なバランスとそれによって急激に現る攻める男っぽさ!
堀米ハリーはギター弾けるんだけど!!
めっちゃ上手い!
ギター弾ける人格好いいが真に分かった瞬間でした!

田邉サムのカテコ衣装はあれで合ってるの?
生地超余っててて荒川サムだってもっとぴっちりしてた(はず)のに…!と衝撃受ける!

昨日岸スカイ初見だったのだけど、岸さんってあんなにプリンスな方だったんですね!
四季内でstarなユニットぽいの作ったらメンバーにいるだろなって感じのお声!
猫でも一度しか拝見していないようなので
踊りの記憶があまりなかったのですが
踊りの才能をお持ちなんでしょうね〜
すごく綺麗な踊りで格好いいと思いました!
リトマのエリックとかで見たいと思った〜!
岸さんのお声は本当にソフィを深く愛し続けてくれるだろうなと思える深く爽やかな声、仕草から表れまくっていて、これやばない?やばない?って頭にこだましてた!
私、岸さんの人間イメージ、チキンさんだったからびっくり仰天です!

「天と地を変えてしまったんだぜ」はソフィーの顔を見て言う。
つまり大分前のタイミングで言ってから
余裕の足取りでキザなんだけど爽やかに壁に張り付くタイプ!

ソフィに結婚は自由がなくなることだと思ってるの?と問われたのに対して真顔になって真剣に気持ちを伝える姿を見て、
田邉サムがスカイだった頃、笑顔で「うん!」と答えてぽわぽわしてたのとは違うなと思いましたw

田邉サムは阿久津サムよりグイグイ僕の考えたホテルだ!と嬉しそうに建物触ってるんだけど
建物とベタベタしてる印象が薄いのは田邉さんらしさですかね^^*


昨日大村ペッパー見て思ったけどめっちゃ室町くんぽい、というか仁科さんぽい(笑)「今日の恋人は…仁科にしな?」みたいなことを大村ペッパーも言いそう。
お調子者であり、チャラそう。

丹下エディの若さ!
というかあのアシンメトリーな髪型格好いいですね!
丹下さんの若さの場合、変わらず若いんじゃなくて
変わっていって若いから摩訶不思議〜!

光川ドナは今まで見たドナで1番入り込みやすいドナだったと思います。
友人目線でドナを見つめられていた経験か
光川さんご自身に近いのか
強く生き抜いているけれど弱いとこや一途な側面が
自然に感じられて好きでした!

ゆかのロージー、うちはもしかしたら物凄く久しぶりにゆかのさん見たのかな?
ジェニで聞いていたパーンと明確に聞こえる歌声と
舞台にいてくださるだけで明るくなる雰囲気、
ロージー自身の明るさも相まって大変素敵な女性でした!!

高倉ターニャは写真からも分かってたけど美しい。
美が実体化するとこうなるんだなという、可視化された美であった。美しい。
若くないからおばさんには思えないという感想を目にしていたけれど
仕草や発言から若いなと感じることはなかったです!
ダズユア〜の翻弄される具合、凄い理解しました!
歌だけじゃなく動きの妖艶さが惹かれる要因かと思いますよね〜

カテコのダンシングクイーンで
「明日はお休み〜♪」と聞き
いやぁ?休みじゃないな仕事だなと考えることも今までなかったから小さな年月を感じる。
でもまぁいいかどうでもいいかとなるね(笑)
一度もう疲れた〜って時に、気持ち明るくなりたい時に来たことがあるから
その時の気持ちを思い出したりしますね。
初めてマンマミーアを見た時に、この演目は経験と思い出と共に気づきが増えていくんだろうなと思いました。
思ったとおりですねぇ~





劇団四季マンマ・ミーア!:プロモーションVTR:2016年東京公演