『ロボット・イン・ザ・ガーデン』読みました🐎
誰もが曖昧なままにしてあたかも自然に結論に至ると
思われていそうなことと向き合う作品でした。
登場人物に変化はあっても人柄が変わらないのが私は好きです。
主人公の男性ベンとロボットのタングの物語なのですが
関わっていく女性が格好良くて綺麗で頭が良く
わがままなところもあるのが素敵だなぁと思います。
読んでいる時間以上にゆっくりと内面を見つめて
悩む過程を踏んでいる気がするのです。
子育て
誰もが曖昧なまま自然に結論に至ること
=子供が生まれる・育てていくことです
なんとなくだけど子供が出来たら
自然にお父さんお母さんになるんだろうって思ってる気がする。
それって間違ってないけれど正しくもなくない?
初めての出来事なのだから
最初からお父さん、お母さんだった人はいない。
女性は子供を産むことを月一で考えざるを得ないとはいえ
母になることを理解出来てはいないと思う。
子供が欲しくないベンがタングと一緒にいるのを見て
子供を産める女性の立場を離れて
冷静に子供がいることについて向き合えるんじゃないだろか。
ある程度女性は自分のこととして見てしまうから
距離感があるのはいいことだと私は思います。
私はジェンダーを想像できるだけの知識も何もないから
思い浮かべるのが難しいのですが
実際多種多様な家族が存在している。
性別に限らず個々人が生まれてくる命と向き合う作品だと思いました。
カモ猫もそうですが世の中の先を行く光景に思えます!
後で思ったけれど子供は産まない選択もあると思う。
だとしても人と人の繋がりが響く作品だと思うなぁ。
日本の街
ロボットで日本はイメージされる国なんだろうか?
いまいちピンとこないけどベンとタングは日本にやってきます。
時々ふと街がこんなに密集してるのって珍しいのかもなあと東京のことを考える。
山手線乗ると駅に止まる度に違う街に行ける。
ビルのせいもあるけれど山が見えない(見えにくい)東京はまあまあある。
平たくて街続きって変わってるのかな?
知ってるというほど知らないけど、
全く知らないとは言えないくらいには
まぁ知ってる秋葉原。
秋葉原ってどういう街に見えるんだろう?
浅草橋のあたりまで含めてみると
専門店が集まってたという話を沢山聞きます。
電気街?アニメ?そんなかな?
電気街のお店の一部行くことあるけど、
話で聞く感覚では昔は数多くの中から
そのお店を選んでたという言い方がある気がしてた、
今はそのお店しかないというニュアンスから。
店舗数は減ってはいるんだろうけど
やっぱりそこに行けばあるって便利だよね。
一時期有楽町線と副都心線が並行してる区間、
目的地にはどちらでも行けるから帰り道は気分に従って日毎に路線選んで乗っていました。
地下鉄楽しいよね!
発車メロディが一駅ずつ違うのなんか楽しい( ^ω^ )
上野はいつでも混んでいて
喧騒が好きな場合以外は
面倒くささ感じなくもない。
けれども地下を通っていくと
上野から御徒町まで山手線一駅分は歩けて
一人なら注意はしてほしいくらいには空いてるし
雨に濡れないしそこそこ便利だなぁとは思ってる。
発明
ボーカロイドに触れる機会は何度かあったけど
ハマったり詳しくなったりはまだしていません。
それでも私が凄いなと思ったのは
再現する人の歌い方の中から
その人らしいと感じる部分
(私が感じていることと同じだった)
の抜き出しとその再現でした!
あの情熱は驚きました!
相当好きな方なんだろうなと聞いて
すぐ分かるほどなのがね!
もう何年も経ってるけど
おそらく未だに歌ったことない曲だから
想像力も凄いなぁと思います。
作中、原子力の扱いを誤った街が出てきました。
広島に原爆を落とす日を思い出してサッと凍りつきました。
ロボットやアンドロイド、
人間の目的のために生み出されたモノを考える。
そういう作品でもありますよね。
どういうふうに舞台になるのかな?
楽しみです!