珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

ロボット・イン・ザ・ガーデン-2021/02/21-

2021/02/21(日)マチネ
自由劇場

 

キャストさん

ベン 田邊 真也

タング 斎藤 洋一郎  長野 千紘

エイミー 鳥原 ゆきみ

ボリンジャー 野中 万寿夫

カトウ 萩原 隆匡

ジー 相原 萌

ブライオニー 加藤 あゆ美

コーリー カイサー タティク

デイブ 長手 慎介

ロジャー 五十嵐 春


【バイプレイヤー】

本城 裕二 宮下 友希 菅本 烈子


【アンドロイドダンサー】

桒原 駿 塚田 健人 渡邉 寿宏

武田 恵実 佐田 遥香 軽部 智子

 

 

 

 

「傷さえも証になるよ 僕たちは今 生きてると」

例えば“好き”という言葉は端的に感情を表せて相手にも伝わるけれど、

自覚して相応しい言葉として“好きを”探し出す紆余曲折の過程こそ

愛しく味わい深いのではないかと感じます。 

タングに出会う意味を知りたくて、旅の中でゆっくりとその意味を知ったベン。 

 

 

夜を照らす

東京・秋葉原のキラキラ(夜景)をタングは星?と聞き、

ベンは生きている~と言っていたと思う。

歌でも重ねられていたはず。

ここ繰り返し聞いて考えたい…CD発売しないのだろうか??

昔、夜景が嫌いだったんだけどそれは化石燃料は有限だと学んだから。

無駄使いを可視化しているようで好きじゃなかったです。

でもイルミネーションでの町おこしなどを知れば

必ずしも夜景が悪いものだとは思えなくなりました。
多方面から物事を見つめるということ、

一側面からだけ判断しても状況に則さない判断になってしまう。

化石燃料を減らしたいなら電気を使わなければ減る、

単純に考えればそうですけど電気を使わずに生活が成り立つのか?

すぐ分かりますけど否です。

では何が必要で何が削れるのか、そもそも電気以外で消費量を減らせるのでは?

など解決法はいくつもあるんだと思う。

その解決法でさえ経済に照らし合わせると上手くいかないというのは

コロナ禍の状況から“生きる”が浮き彫りになっている今はより感じやすい気がします。

営みは愛おしい、それはそうなのだよね。

環境問題って難しいけれど興味深いなと趣味レベルですが思います。

書いているうちに分かりやすくスプーンの話題が出てきましたよね。

 

 

アンドロイドやロボットへ接する人間のお話

 

ラブダイバー「今だけはあなたの愛を刻んでよ」

至高の砦「マシンは私を離れない」

ラブダイバーほんと好き…_(:3」∠)_

惹かれれば惹かれるほどアンドロイドを魅力的になるようさせているのは

人間が望んでいるからだと感じて複雑な気持ちになります。

受け身のアンドロイドを利用する人間に対して

ベンがロボットであるタングを守ったり、知りたいと寄り添ったり、

自ら行動を起こしてお互いに関わり合う関係性との違いを感じます。

 

 

 

「タングの音が聞こえる?」に感動しまして。

タングの聞いている心臓の音が聞こえる?という意味で

言っているのは分かっているのだけど、

タングが子供のような存在だというのが重なって

タングの(心臓の・生きている)音が聞こえる?と

聞いているようにも感じられてグッとくる。

心がないというのはオズの魔法使いでもブリキの木こりが気にするところだけども

確かに愛を感じることはあるのだよね。

 

 

不完全さの無自覚

刀ステ天伝で弥助が刀剣男士を倒した刀という史実を作ろうとします。

ボリンジャーが痛覚により学ばせようとした争いにも似たものを感じます。

倫理とは - コトバンク

書くにあたって調べたくらい曖昧にしか把握はしていませんが

ベンの言うように争いを留めるのは知性だと思います。

知性とは - コトバンク

個人的に知性は何をするかというより、何をしないかにあらわれるような気もします。

思ってもしない、思っても言わない、それって大切じゃない?

 

 

三拍子

ロボ庭はファミミュ以上に歌、演技、踊り全て求められているように見えます。

それゆえ加藤あゆみさんがすごいお話

どこ見てもすごい人ばかりなのだけれど

加藤あゆみさんのブライオニーというメインに加えて

歌も踊りも何でもこなされててジェニエニドッツで見ていたとしても

それにしても凄いのです!!

個人的にはホテルカリフォルニアは歌も踊りも見られて好きです!

 

何度でも言うけどラブダイバーの萩原さん同じ振りされてても

グッと視線を集めてしまう格好良さが凄い!
でもおそらくほんの少し踵を浮かせるとか、

腕を上にあげた時の手の決め方とか大差はなくとも

圧倒的に格好良く見えるみたいなのがあるんだと思う。

 

 

 

 

他の演目でも思うことあるけれどロボ庭を見ると

自分が気づいている臆病さを見つめてしまうね。

このメモは何だったのか分からない。

エイミーがベンから貰った一言のGiftのように、

ベンが踏み出すきっかけを得たタングの存在のように

 

今に限ったことではないんだけど

最近は映像配信というのが入ってきて余裕のなさに拍車をかけてます。

いや〜観劇前に精神的に疲れてるのは本当に嫌ですね。

ただ今見るべきものというのは往々にしてあってロボ庭は正にそれです。

だからなかなか難しいことではあるのだけど

丁寧に物事や会いたいする人や舞台含む趣味に向き合いたいから

何事も計画的に選ばなければなと思います。

きりがない気持ちではあるから今までも満足してないんですが誠実でありたいなぁ。

という懺悔をついに残してしまおうと思う。

 

 

秋葉原でぶつかってすみませんすみませんと謝りながらすれ違うサラリーマン笑う(笑)