2023年7月15日(昼)公演
自由劇場(浜松町・竹芝)
キャストさん
ジーザス・クライスト 神永 東吾
イスカリオテのユダ 佐久間 仁
マグダラのマリア 江畑 晶慧
カヤパ(大司教) 高井 治
アンナス(カヤパの義父) 日浦 眞矩
司祭1 佐藤 圭一
司祭2 内海 雅智
司祭3 真田 司
シモン(使徒) 本城 裕二
ペテロ(使徒) 辻 雄飛
ピラト(ローマの総督) 村 俊英
ヘロデ王 大森 瑞樹
【男性アンサンブル】
森 健心 安東 翼 大萬 昇太 木谷 光
劉 昌明 佐藤 幸治 平田 郁夫 鈴木 智之
横井 漱 長尾 哲平 葵野 貴元 鈴木 貴雅 平山 祥
【女性アンサンブル】
加藤 あゆ美 坂井 菜穂 菩提 行
小島 由夏 廣本 則子 辻 茜 小松 真美
濵嶋 紗穂里 立花 梨奈 森下 薫
【大八車】
磯江 拓也 香取 直矢 柴田 鴻洋
田野井 大登 西村 一輝 橋岡 未浪
別當 大地 眞柄 成寿 緑川 諒人 渡部 斗希也
STORY
今から約2000年前、ローマ帝国が支配するパレスチナ。
圧政と退廃に苦しみ、救世主の到来を待ち望むユダヤの民の前に
彗星のごとく現れた一人の青年がいた。その名は「ジーザス」。新しい教えを説くジーザスに人々は心を奪われ、彼こそ「神の子」と讃える。
熱狂的に崇拝される中、彼は、民衆の期待と自己の無力さとの狭間で苦悩する。
使徒のひとりであるユダは、ジーザスを慕い愛しながらも、
彼が「神の子」として祀り上げられているように感じ、不安に苛まれる。
一方、唯一ジーザスが心を通わせるマグダラのマリアは、
彼の苦悩を知りながら、慰める術を知らない。それぞれの愛、扇動されやすい民衆の心、権力者の思惑。
苦悩の果てのユダの裏切りが、運命の大きな渦に呑まれ、
抗えない力となって歴史の波を動かして行く。
そして、ジーザスは運命の十字架へ……。ミュージカル『ジーザス・クライスト=スーパースター』[ジャポネスク・バージョン]作品紹介 | 劇団四季【公式サイト】 (shiki.jp)
前楽、my楽。
— 明音 (@akane_akaruioto) 2023年7月15日
総じてジャポネスク素晴らしかったです! pic.twitter.com/K03fS44P8U
生きていれば理不尽や不安になる機会は多々あって何かしらで心を癒すのだと思う。舞台は観客と作り手のコミュニティ間で心の鬱積を浄化してるように感じる。たぶんカタルシスにも色々あってJCSは私に合ってる作品の一つなんじゃないか?ティムライス好きなのかも。
第36回 カタルシス | 10分でわかるカタカナ語(三省堂編修所) | 三省堂 ことばのコラム
「どうして愛したのか。私はあいつが死んでも生きていられるか」「私はあなたに利用されたのだ マイゴット」と叫ぶユダを見ていてレミゼの"誰かを愛することは神様のお側に居ること"を思い出して。救世主ではなく一人の男ジーザスを愛しているからユダは選ばれたのかと。
「私たちの名前をいついつまでも残しましょう」を聞くたびに成功とはなんですか?の問いに"成功したかどうかは死んでみるまで分からないんじゃないか"と答えていた歌舞伎役者さんのインタビューを思い出す。自分自身が歴史の一部なんだろうか。名が残ると知っている人、残したい人🤔
大森さんが歌っていると花束のシモンナンバー思い出すのですが感謝の花束は60周年のソンダンだって気づいて10年後の自由劇場でヘロデなの熱い~~とものすごく今更思いました👏おめでとうございます
群衆の大森さんの歌声がかなり聞こえる…マイクが拾ってるのか?ここは2階席なんだけども??となかなか自分を信じられなかったけど聞こえたって人がいたから聞こえたってことにしておく(笑)びっくりするね。
自由劇場で高井カヤパ、村ピラトの歌声をこれでもか~~!!!というほど浴びると今日ここに座っている意味と喜びを感じてああ本当に良かったわ~と心底幸せな気分になる。青い隈取りのお二人なので内容はガン無視の感想ですけど。
『最後の晩餐』
オレンジ色の照明に覚えがなかったのは本舞台に残るジーザスとユダは夕暮れの色に包まれて、「皆で明日からもあの人に従い」と歌う使徒たちは終わりの兆しを感じない昼間の太陽を浴びているように見えたから?使徒からユダ派が抜けるあたりでは夕陽の範囲が広がっている。
「みんな いつの日にか ワインとパンとで 私のことを思い出すだろう 思い出すだと 私がみんなに求めているとは」皆そうだろうけど"一人の男"のささやかな欲がとても好き☺️
『ユダの自殺』
波打つような照明があって確かにこれは水かもしれない🤔水のような音は感受性低すぎてピンとはこなかったけどシャリンと鳴る音聞いて(見かけた感想の)三途の川はここか!とは思った。
『裏切/賞金』
最初ユダの青…と探してしまったのでこれは水かなぁ?どちらかといえば雷や氷の亀裂のような🤔と照明見てしまった(笑)ひび割れる感じなのかな?
『ゲッセマネの園』
青と白のアクションペインティングのような照明。青はよく分からなかったのだけど白は線対象になってる。だからジーザスが歩んでくる"道"から分かれているようだなぁなんて思う。
『ペテロの否認』
ジャポの光景で一番光景が鮮やかで好きな場面。大八車の道を連れていかれるジーザスをピンスポットで抜いた背景の前でペテロは予言の通り三度否認する。ピヒョロ~と鶏が鳴いて一瞬目が合う写真のごとく切り取られた美しさと畏怖が鮮烈。
『狂信者シモン』
BB暴徒の歌のように気分が高揚して楽しさにノリたくなる曲だからこそ音楽の力が、自分がそこに混ざることが怖い。「あなたのお言葉ならどんなことでもします ああ称えさせてあなたを 呪わせてくださいローマを」
『オーバーチュア』
急にシャキーンみたいな音がしてユダが手で光を遮ろうとする仕草、なんとなく戦隊やライダー系を思い出す格好良さを感じて刺さる。
あとユダの自殺かな?途中オグリの崖上る前(生への執着?)みたいな仕草あるの気になる。
「不思議です あなたは何故 そのような女に構うのです 遊ぶのはいいけれども 普通ならキスさせる相手じゃない」マグダラのマリアはグリザベラを知りたくて何度も調べてるけど感覚的に理解に至れない。難しい。
ずっと目で追ってしまうというかあまりにもはっきり覚えられるから気になってた群衆の方が長尾さんだと知れて今日はとても嬉しい😂他の舞台でも見られたら嬉しいな部門では辻ペテロと同列くらい!
「ペテロ あの人は死ぬわ あなたのせいよ」の前がグリッサンドだって話してて気づいた。始点と終点と速度が定まってるから決まったら楽しいだろうけど緊張するのかな?でも良い音!
シンと静まった劇場は気持ちが良いし、愛を感じる。ただもう皆知っているから反応までもが定まっている。もし初見の方で埋め尽くされたジャポだったらどうだったんだろう?と欲深く思わないことはない。初日完売の自由劇場にはそれを望んでいないので全国あったらなぁ。
「名高いあなたの磔は 大見得切ったか 本心なのか」私にとって日常的に聞く"大見得を切る"は「髪の毛をさか立て 大見得を切る(GRCナンバー)」くらいしかない。だから自然な生きた言葉に触れているようで嬉しい気持ち。本を読んで知らない言葉に触れて調べる喜びもニアリー。
「苦しみも辛さもみな 葡萄酒で忘れて 私たちの美しい1日もやがて暮れていく」
舞台を観ていて"葡萄酒"が出てくるからかいつも頭の中に「ディオニソス」の名前がポンと浮かんでくる。
ディオニソス(でぃおにそす)とは? 意味や使い方 - コトバンク
扇で青アフロ右と左するすると撫でててわ!かわいい!と思ったの思い出した(笑)群衆の座り込んだ姿から分かる身体の柔らかさを見てこれはキャッツで見た!とパッと思ったけど私はタンブルに間に合わなかったから見たことない姿なんでした😭悔しい
ユダはずっとジーザス呼びなのに「クライスト あなたが望むことならばなんでもするだろう」ではクライスト(救世主)と言ってると呟きを見かけて。救世主のための望みをユダは叶えつつジーザスを想っているのが歌詞にも表れてるんだなぁと思った。