珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

エルガレオン-2020/02/07-

2020/02/07(金)ソワレ

東京国際フォーラム ホールA

 

大塚明夫中村悠一梅原裕一郎鳥海浩輔蒼井翔太高垣彩陽諏訪部順一

 

readinghigh.com

初リーディングハイ、エルガレオン見てきました🌊

海は知れないから高鳴ってしまうんだろうなって思いました! 

 

 

声優さんが面白いなぁと思うのは声がめちゃくちゃ生きてるところ!

朗読劇は目の前の光景ではなくて

目の前で話していることを頼りに頭の中の想像の世界で景色を見る。

声だけで聞いている人にどういった感情か、

どんな仕草かが共有される、声だけで。

きちんと明示されるその不思議さとても好き。

 

朗読されているときの姿とアフレコの姿とはまた違うのかもですが

見ていていつも面白いなぁと思う。

声優さんに俳優さん交じるのとはまた違う面白さと不思議さ。

世代によっても求められるものが違うんだろなと振る舞いから思う。

踊りと弦楽器は音が見えるのが同じように、

Noizmの原作がある舞踏作品(≠コンテンポラリー)と声優さんの声の演技は

見る、聞くだけで物語や感情、意味が特定されて伝わってくるの同じだな〜と思う。

 

2/7〈Heros〉エンディング

黒ひげは娘フローチェを取り戻すため

死者を呼び起こす幽霊船クイーンズアンリターンズ号を

ロンドンのテムズ川へ進路を取る。

ロンドン中の死者が蘇ったことで

ネルソンは戦争中に亡くなってしまった娘に会い愛していることを伝える。

呪われ不死身になり10年毎に朔望月の間だけ

陸へ下りられる黒ひげ、キッド、ダンピア。

陸に降りる理由、呪われる理由は黒ひげの娘フローチェの難病の治癒方法を探すこと。

黒ひげ、キッド、ダンピアは朔望月の終わりまでに船に戻れず光となる。

ネルソンはトラファルガーの海戦前に親友カスバートへ遺言を残し、

唯一呪われておらず残ったフローチェと共に時の止まる幽霊船へと乗り込み

海賊たちの願いだった病気の治癒を成し遂げようと旅を始める。

 

 

時の止まっている海賊船、

フローチェは元気でいるのにセフィリノ爺さんはじめ船員は骸骨。

同じように歳を取らずにいられるはずなのに

骸骨なのは既に亡くなっていたか途中で亡くなったのかな?

詳細忘れちゃったから分からないけど。

 

圧倒的リーダーシップと力でねじ伏せる海賊らしい海賊 黒ひげ、

人の心を読んでスルリと入り込みお宝とトラブル呼び寄せる キャプテン・キッド

面倒事は自然にかわし確かな知識で状況を冷静に楽しむ ウィリアム・ダンピア

三者三様の海賊がなんで一緒にいるのかまず気になる(笑)

秘宝を探すのに力合わせることから組んだのかもだけど

一緒に呪われてとりあえず10年一緒にいてもいいと思うほどのトリオってことなの?

10年×10=100年の間どんな風に暮らしてたのか気になる(笑)

 

海軍ではネルソン提督を支えるカスバート。

しかし家柄はカスバートの方が上で秘密は例えネルソンでも言えないことも多い。

アンバランスな関係でもお互いを理解し合う二人がとても素敵ですよね好き。

 

エルガレオンで一番気になったのはジョージ4世でしたฅ´ω`ฅ

私が見たエンディングではジョージ4世とお父さんの会話は分からなかったんですが

分かるエンディングあったらしいですね!

背負って生まれて当然のようにこなしていく、

本人からしたらそうとしか生きていないのかもですが

逃げたくなってもおかしくない。

 

 

雰囲気好きかな?と思った作品のが好きなパターン(笑)

好きよね〜イギリス。

バグパイプ好き〜

途中のレクイエムみたいな教会?チェンバロの音

声が凄く生きてるというのは声優さんに思うことがあるよね、

そんな不思議なこと声優さんにしか起こりえないのかもですが(笑)

身体と別に声だけ生きるって凄すぎない??

 

そんなに普段死というとこまで深く考えないし

考えても痛くない方がいいなぁくらい。

老いるとかもどうでもいいけれど(老いて得るものもあるでしょう)

不老不死だけはやめて〜って思う。

観劇を通して先に感じるんだけど年々自分の観た舞台の話って通じなくなっていく。

共有される母数が少なくなってしかいかないんですよね。

常に今が楽しくてもそれは過去の積み重ねでもあるわけで悲しくはある。

観劇は歳を取ることを疑似体験しているのではないかと思う。

観劇する舞台は一回限りその場にいる人しか知らず、

逆に覚えている方はどんどん減っていく。

当たり前を共有している人はだんだん減っていくんだろうなと思うんですよね、

共感は出来たとしても共有は出来ないから。

今思ったけれど学校などの小さい社会への執着がまったくないんだけど

タイムマシンで帰りたいというのは単純に楽しかった時に帰りたいだけでなく

共有される世界に帰りたいということなんだろうか?

私は小さい世界は共有されたと思わなかった(好きなものの話が通じない)から

感じなかったんだろうなと思うのでその一点に限れば分かる。

 

イギリス文化、霊は不思議

海賊は地獄へ行くの前提なんだね

王子は神を信じていて自身は天国へ行けると思ってる

海も母、船も女性

 

ネルソン提督英海軍が世界最強!カリスマ&勇敢さに男も女も惚れてまう - BUSHOO!JAPAN(武将ジャパン)

 

やっぱり豪華だった!女王が実際に住むバッキンガム宮殿 – 観光旅行メディア|まっぷるトラベルガイド

 

まぁ…はからずもタイムリーですよね

どうしても船、病気(明確に何と言われてないけど)で浮かびはしますね

関係ないけど。

 

イギリス国教会

 

舞台と客席が対面している形の舞台は

どの席からも平等に物語が見えるというのが魅力で

(プロセニアムアーチ〈額縁〉があるともっと明確だけど)

舞台と客席に一線を引き舞台に集中させ

物語を見つめるのに適してる形だと思います。

この形は客席数が多いと見えない部分が出来て魅力が損なわれるんだと思う。

朗読劇は目の前の舞台の演出・補足情報と

音楽、声による物語で頭の中に光景を作り上げる舞台だと思ってます。

エルガレオンでは液晶を左右に置いて

出演者、バンドを映し出し遠くからでも見えるように工夫されていて、

照明も東京国際フォーラムホールAに見合うだけの大きな表現、物語も

箱に合わせて大きかったです。

個人的にだからこそ感じたのは劇場が大きすぎるということでした。

東京国際フォーラムホールA自体が朗読劇だから我慢出来るけど

ミュージカル、特にダンスが見たい場合、

足先まで見えないこの席には絶対座りたくないなと思ったので

苦手劇場というのも入っていると思います。

見え方で言えばオーブ3階のがまだマシ、オーブ好きじゃないけど。

朗読劇に限らない気もするけど舞台客席対面型劇場で

後方席の額縁内の演劇を視界に収めて見ることが出来るという魅力がない席は

その形の劇場を使う意味を感じられない気がする。

舞台を扇形の客席が囲む古代劇場型での朗読劇は

後方席でも舞台と距離が近く感じられて密さがあるし、

扇形客席の見えるものが席によって違うデメリットが

頭の中で光景を見る朗読劇では障害にならず

きっと合っていたんだろうなと今更ながら思う。

青山円形劇場の大きい版、センターに舞台があって

座席ロの字型とか朗読劇には合いそうだし

少し大きくても良さそうだなぁと思ってちょっと見てみたい。

 

Beautiful Ghostや幽霊船から思うのが日本の幽霊の感覚とゴーストの違い。

キリスト教の天国があることを思うとゴーストの存在は不思議ですよね。

イギリスでのゴーストの捉えられ方も独特でなぜなのか気になる。

やってる時あんまり分かっていなかったけど

民俗学文化人類学ぽいのかもしれない。

やっぱりやってる時はあんまり分かっていなかったけど

解釈学ぽいのかもしれない。

後々になってあ〜なんか聞いたことあるな〜と思うこと結構ある。

 

 

観劇前に気になってたタニタカフェ行ってみました!

 

www.instagram.com