2021/04/24(土)
上手ブロック
木村富子 作
一、猿翁十種の内 小鍛冶
童子実は稲荷明神 猿之助
三條小鍛冶宗近 中車
巫女 壱太郎
弟子 笑三郎
弟子 笑也
弟子 猿弥
勅使橘道成 左團次
二、歌舞伎十八番の内 勧進帳[B日程]
武蔵坊弁慶 幸四郎
富樫左衛門 松也
亀井六郎 友右衛門
片岡八郎 高麗蔵
駿河次郎 廣太郎
常陸坊海尊 錦吾
源義経 雀右衛門
四月大歌舞伎「小鍛冶」「勧進帳」観てきました🦊🍶 pic.twitter.com/3XbzyWcquQ
— 明音 (@akane_akaruioto) 2021年4月24日
一、猿翁十種の内 小鍛冶(こかじ)
名刀「小狐丸」誕生の奇譚を描く舞踊劇
当代随一の刀匠・三條小鍛冶宗近のもとへ、帝からの勅使・橘道成が訪れ、御剣を献上するように命じます。宗近は、神仏のご加護を得ようと氏神の稲荷明神に祈りを捧げるところへ、忽然と気高い童子が現れ出でて…。
平安時代に実在した名匠が、名刀「小狐丸」を打つ伝説を描いた作品。前半は童子が放つ神秘性、後半は稲荷明神の荘重さ、リズミカルな槌音に合わせ刀剣がつくられていく動きなどみどころにあふれます。世の禍を鎮める霊力をもつとされ、時を超えて重宝される御剣。能『小鍛冶』を題材に初世猿翁(二世猿之助)が初演した澤瀉屋の家の芸「猿翁十種」のひとつに数えられる舞踊劇にご期待ください。
#歌舞伎竹本 ▼「小鍛冶」020▼後ジテの勇壮な出の後、一転して深閑たる曲調となり、〽秋更けて、夜寒の衣モうつつにも、露か時雨かもみじ葉の、焦がるる色と我が心、打てや打てやと鉄ネ取り延べ」に胡弓が入る。胡弓は竹本研修の教科に入っていて、川瀬露秋師ご一門が指導してくださっている。
— 竹本 葵太夫 (@aoidayu) 2021年4月14日
胡弓がめちゃくちゃ素敵で弾いてみたい!
元々あのゆるふわな弓が気になってるんですけど
音の移り変わりがグリッサンドなの格好良い〜!!
あと奏者の方、三味線と持ち替えてらして両方弾けるの尚更格好いい!!
なんて格好良い楽器なんだ✨
すごい〜〜〜_(:3」∠)_惚れちゃう
胡弓はグリッサンドだけど、
三味線は勘所(とポジションのことを言うらしい)を押さえたときに
弦が触れて音がぽ〜んと少しだけとぶのもときめく✨
ササッと調べただけですが三味線は指でなく爪で押さえるそうですね!不思議!
そういえば三味線も撥を弦にかけて床方向へ弾くだけでなく、
弦をすくって弾く(撥でピッチカートするみたいな)のもされていて大変上がりました!
格好良い〜〜!!
#歌舞伎竹本 ▼「小鍛冶」019▼本曲は「六下リ=ろくさがり」という調弦で始まる。「ド、ト、チン…ド、ト、テン…レロロン、レロロン」という処で「三・二・一」の開放弦のスクイ撥をするが、角度を付けるために体を右に傾けて弾く。義太夫節では珍しい調子と奏法である。
— 竹本 葵太夫 (@aoidayu) 2021年4月14日
呟きながら調べて解決したけどさっきの撥でのピッチカートは「すくい」と言うらしい!
小鍛冶を文楽で見た時の感想読み返してみたら
三味線の奏法について同じことが書いてあって
興味があるところは変わらないんだなと思いました(笑)
小鍛冶(こかじ)
上手に舞台側から大夫さん五人、三味線五人が並ぶ。
三味線さんチューニング。
三味線がひたすら面白い。
弾くのは上から降ろす弾き方も下からすくう弾き方もある。
あれにはこの時は上。この時は下。ってあるんだろうなと勝手に思う。
理由は上来たら下来るのが弾きやすいはずなのに上上と連続で弾いていたりしたから。
わざわざそうするのは音にこだわっているからかなと思った。
オケの弦楽器で言うアップダウンかと。
スラッピングっぽい音がしたりする(パチーンってやつ)
大夫さんと三味線さんの境から順番にペアになっている。
【大夫さん】○○○○(○△)△△△△【三味線さん】
5432(11)2345
基本は真ん中の2ペア
他は五つの三味線が一つになる時は音楽としての時?
凄くマメにチューニングしてた
温度変化あるしバチンバチン弾くしチューニングしないとずれちゃいそう。
地下のブロマイドを先に見まして。
えええほんとかわいい〜〜と感情を持ちこんで
いざ舞台を観たらお顔キリッと決めてらして半端なく格好良いから
なになになになに〜〜〜ってなるだけ😂
東海道中膝栗毛 歌舞伎座捕物帖の中で四の切の裏側を見せるとこしか
猿之助さんの狐要素は生で見たことがなかったから
童子のはけ方は迷惑でなかったら重力に身を委ねたいくらいの気持ちになる!
加えて実ハ稲荷明神として花道をリズムよい足音で進んでくる姿を目にすると
もう何もかもどうでも良くなるような幸せを感じるといいますか、
感動をこえて身を任せたくなります。
これは幽玄ということなんでしょうか?
歌舞伎の好きなところの一つにお着物や小道具の
本物の美しさに触れられることがあります。
何も詳しいことわからない素人でも金色は分かってしまう色なんだと
個人的には思っていて歌舞伎で見る金色の美しさは
本当に素敵だなと今日も思いました!
歌舞伎でも私は舞踊が好きです!
所作舞台での足をズンとおとし、トーンと気持ちの良い音がとぶ心地良さが
小鍛冶でも勧進帳でも味わえて一部を見に行けて良かったなと心から感じました!
春彦さんと稲荷明神がしていた立ちながら(足を組むように)右足を曲げ
スルリと一回転する心地良い踊り、あれが私はとても好き!
更に稲荷明神は足首を折ったり伸ばしたり
美しいだけではない野性味を感じるような仕草もあってほんと見られてよかった〜!
あまりにも美しくてフォトジェニックと感じざるをえない、
今の撮りました?きっと撮ってるはず!という気持ちになる瞬間、
頭の中に静止画として記憶される一瞬が歌舞伎には多くある気がします。
二、歌舞伎十八番の内 勧進帳(かんじんちょう)
命懸けで主君を守る弁慶の勇ましき姿
平家討伐に尽力しながらも、兄頼朝と不和となった源義経。武蔵坊弁慶ら家臣とともに都を逃れ、姿を変えて奥州平泉を目指す義経一行は、加賀国安宅の関で関守の富樫左衛門に行く手を阻まれます。主君義経を守るため、弁慶は命を賭して富樫と対峙します…。
歌舞伎十八番のなかでも、屈指の人気作。東大寺再建のための山伏と名のる弁慶と、寺建立の寄付を募る帳面「勧進帳」を読むように迫る富樫のやりとりは、一触即発の緊迫感にあふれ、息もつかせぬ展開をみせます。当月は、主君を守る智勇を兼ね備えた弁慶と、颯爽とした風姿の富樫を日替りの配役で上演。荒事の魅力を存分に味わうことができる名作をご堪能ください。
義経を逃さねばならないから単純にお酒を楽しむというわけではないのに
杯が小さいな…もう少し大きい杯を👉と持って来させて
あるだけのお酒飲み干してしまうの、緊張感があるのかないのか分からない(笑)
ふぅ〜っとお酒の香りをとばし舞って楽しんで呑む弁慶見ていると
良い酔い方をしてて楽しくなる!
おいしそうで楽しそうな歌舞伎の酔い方が好きで
普段特別飲みたいと思うことないのに見ると
毎度美味しいお酒飲みたいなと思ってしまいます(笑)
単純すぎるw
イメージの問題だろうけど日本酒が飲みたくなります🍶
そもそも高麗屋の皆さん格好良いから
弁慶の緊張感あるキリリとしたお顔決まらないわけがない!
加えて(初見が毛抜だったからかコミカルな表情される)幸四郎さんの
心を緩ませるような笑顔好きなので酔ってる弁慶も見られて嬉しいなぁと思います!
團菊祭五月大歌舞伎 昼の部-2019/05/06- - 珈琲とmilkのパーセンテージ (hatenablog.com)
たまたまですがこの日が千穐楽となりました。