珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

『UNIT mask』 life goes on~vol,4-2023/09/23-

2023/09/23(土)マチネ

シアター・アルファ東京

 

企画・構成・振付:永野亮比己
出演:久保亮輔、茂手木漣、わたなべゆうた、金井ひとみ、

   藤井千咲子、安藤凜香、寺内愛莉、石川明香里、

   尾久葉ゆい、小寺涼子、永野亮比己

UNIT-mask | LGOproject - vol4

 

ほぼ考えたことの吐露になってしまいました💦

ときめきだったという意でもオープニングの群舞好きです。

 

人は何かしらの
エビデンスを常に求めている。

合理的な理性に支配されている世界で、
もがきながら、
自分らしさや自由
という言葉に拠り所を求める人々。

人間の交わりあう瞬間から生み出される
必要なメッセージとは。

UNIT-mask | LGOproject - vol4

テーマはSNSと示されてた時点からこれは仕事や実生活に直結する"SNS"なんだろうと思ってる。私のSNSは実生活の切り取りではあるけど普段話さないことばかりだから感覚的に分かっていないことありそう💦と呟いては見たのだけどシュレックでも思ったように私自身が自分らしさで悩んだことおそらくあまりなくて。何をしたとしても私がすればすべて私らしいはずですけれども?と思っていたり、比べられることも比べることもないからなんだろうなぁとはぼんやり。

バックヤードものは見るけど私自身が踊るわけではないし実際の苦労は知らない(けど刺さるものがあるじゃん?)くらいの弱音。そらそうっていう。プエルトリコなんだもの 雪だのソリだの知らないわ」

 

初めてACL観た時、ああこんなにも漠然としたダンサーファンとしての不安をそのまま肯定してくれる舞台ってすごいなと思って。ダンサーさんが見たらそのままリアルに感じるのだろうけどダンサーファンであれるのは舞台に立たれている間、それはいつまでだろうか?と考えもする。皆そうなのでしょうか?

 

前回公演見て個人的にはもう少し広い空間で見られたら印象が違うんじゃないか?もし話を展開していくのが永野さん以外の出演者の皆様だったらどう見えるんだろうか?と気になっていました。勿論キャストさんも違うから単純な比較ではありませんが余白が光景に合っているなと今回は思います。

制作する以上影響はもちろんあるにしても自叙的でない、物語やテーマなんでもいいのだけど○○を永野さんが演出するとこうなるのか~と思える作品も次回以降観てみたいなぁなんてめっちゃ勝手なこと言う(笑)私の欲深さは反省点ですがでもそれくらい life goes onシリーズでは永野さんの引き出しが日々増やされているんだなと感じてわくわくするのでまだ見ぬものを見てみたい気持ちが強くなってしまいます。なんだかんだ拝見し続けているのにまだ知らないと思えるのはとても幸せなことです(永野さんが変わっていくのも魅力が増えていくのも当たり前のことだけれど目にする機会があって気づけるのは当たり前のことではないと毎度思っています)感謝です!

 

今回友達が一緒に観てくれたから非常に心強いなと思ったひとつにきっと東京ラブストーリービリー・エリオットからの影響は大きかったのだろうなぁと同じ感想抱いてたことがあります(1人だと自信がないもので嬉しい😂)個人的に東京ラブストーリーのダンス、雰囲気がとても好きだったので2場面目好きでした(明るいしね!)わたなべさんの跳躍力が凄くて舞台を超える空間の広さを感じて身体の映え方が魅力的だなぁと驚きました!不思議な魅力がある。それでいて話の主軸でない群の中の個具合も絶妙で気になります。

 

色々見ていくうちにだんだん自分が好きになりやすい傾向が分かってきてああこの方は好きになりそうだなと思うとおり好きだと思うことはある。ただ好きと感じてから”なんで気になるんだろう?”と思うこともあります。理由を後で探すのは後付けだから説明出来ない魅力がいくらでもあるってことだよね。つまり永野さんのことです🙌おてあげ

 

シンガーさん気になるまで主役に限らずメインキャストかどうかって考えたことなかったから舞台を見ても見てるところは千差万別だなとつくづく。それまではダンサーさんにとっておいしい振付、見たい振付があるかどうかしか考えたことなかったから。自分の見ている作品がそうなのかもだけどこの振付の中にいる姿を観てみたい…みたいな作品に出会わなくてそこに対しては不完全燃焼感ある。舞台は総合的に良さがあると思うから勿論ダンスだけじゃないんですけどダンス見たいじゃん~~そりゃダンスでも好きな傾向勿論あるけど本当に凄いと感動するものにジャンルなんて区別は関係ないですよね。

 

重箱の隅のお話ではありますが25歳が好きな作品で日テレH×Hは一般的なの??でも作品が面白いから不思議はないと考えたりして。見ているのがTVじゃないかもだけどキメラアントは時間帯変わったからもしや相当好き?とか。中高生くらいでハマるアニメは時を経てもバリバリ話せるから強いよねという実体験からくる納得。

 

これは私が思うだけなんですが実写ワンピースで配信の良さ分かったけれども舞台から映像はやっぱちょっと寂しいよね。それは私は舞台が好きで舞台の姿で好きになったからなんですが。反語でもあるけど舞台を観に行かないと好きになれない方を好きになった嬉しさもある。とはいえそれはファンにとって価値があっても演者にとって何の価値があろうか?なのだと思う。

踏まえてファンはファンにしかなりえないから進んでいく道を見たいかどうか、観に行くかどうかくらいしか出来ることがない。見たい姿を見られる機会を逃さず少しでも長く見ていけますようには常に願っていることではあります、めちゃくちゃ勝手ですが。驚きと喜びが続いているのには感謝尽きません🙏