珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

千子村正 蜻蛉切 双騎出陣 万の華うつす鏡-2023/12/29-

2023/12/29(金)マチネ

IHIステージアラウンド東京

【原案】「刀剣乱舞ONLINE」より (DMM GAMES/NITRO PLUS)
【演出】太田基裕 spi
【クリエイティブディレクション】植木 豪
【特殊演出クリエイター】gash!(CONDENSE/Beat Buddy Boi)
【脚本・作詞】浅井さやか
音楽監督】YOSHIZUMI
【ステージング・振付】當間里美
【振付】福澤 侑
【主催】ミュージカル『刀剣乱舞』製作委員会(ネルケプランニング ニトロプラス DMM GAMES ユークリッド・エージェンシー)
【出演】
千子村正役    太田基裕
蜻蛉切役    spi

糸 柴 一平

村中一輝 鴻巣正季 堀 直人 花見卓也
佐藤誠一 島本 隆 今井 稜 原 周石
岡本拓也 門馬和樹 神田初音ファレル 高澤礁太
SNACK YASU 櫻井颯汰

【音楽】YOSHIZUMI 【美術】松生紘子 【殺陣】清水大輔(和太刀) 【照明】大波多秀起 【音響】東京三光 【映像】佐々木章介 【映像機材】荒川ヒロキ 【衣裳】小原敏博 【ヘアメイク】糸川智文(STRINGS) 【ライブ衣裳】農本美希(エレメンツ,アッシュ) 【大道具】俳優座劇場 【小道具】田中正史(アトリエ・カオス) 【歌唱指導】カサノボー晃 【演出補】相原雪月花 【演出助手】井口綾子 【舞台監督】堀 吉行(DDR) 【音楽制作】ユークリッド・エージェンシー 【宣伝美術】江口伸二郎 告原小百合(SENRIN) 【宣伝写真】三宅祐介 【協力】一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会 【制作協力】アンデム 【制作】ネルケプランニング 【協賛】ローソンチケット

 

【1部 Musical Number】
作詞:浅井さやか 作曲・編曲:YOSHIZUMI
ステージング・振付:當間里美

M1『つながるための窓』
M2『夜のはじまり』
M3『この世の理』
M4『森(しん)~一輪の花』
M5『羅(ら)~糸を纏う』
M6『万(ばん)~刹那と延々』
M7『象(しょう)~触れたもの』
M8『万(よろず)の華うつす鏡』

【2部 Live Number】
全体構成・ステージング・振付:當間里美

S1~メドレー~Special REMIX:YOSHIZUMI
『響きあって』
作詞:miyakei 作曲:大智 児山啓介 編曲:児山啓介

『約束の空』
作詞:miyakei 作曲:大智 原田峻輔 編曲:原田峻輔

『Can you guess what?』
作詞:篤志 渡辺光彦 作曲・編曲:篤志

S2~回替わり~
『ただ勝つために』
作曲・編曲:YOSHIZUMI
太鼓演奏:東京打撃団(佐藤晃弘・露木一博)

『脱いで魅せまショウ』
作詞:浅井さやか 作曲・編曲:YOSHIZUMI 

S3~回替わり~
『妍姿艶質』
作詞:ユニ(Anddy Mule) 作曲・編曲:田中俊亮

サルサdeソウル』
作詞・作曲・編曲:増田武史 Extend REMIX:YOSHIZUMI 

S4『Hangover』
作詞: Ken 作曲・編曲:宮川麿(Relic Lyric, inc.) Extend REMIX:YOSHIZUMI
振付:福澤 侑

S5『Dancer Bridge』
作曲・編曲:YOSHIZUMI 

S6『Utopia』
作詞・作曲・編曲:きなみうみ Stage Arrangement:YOSHIZUMI 

S7『Impulse』
作詞:Kenji Kabashima(Wee’s inc.) 作曲:Kenji Kabashima(Wee’s inc.) Sugaya Bros.(Wee’s inc.) 編曲:Sugaya Bros.(Wee’s inc.) Stage Arrangement:YOSHIZUMI 

S8『吾が名を呼べ』
作詞:茅野イサム 作曲・編曲:YOSHIZUMI

S9『刀剣乱舞』 ~万の華うつす鏡~
作詞:茅野イサム 作曲:篤志 渡辺光彦 編曲:篤志 Extend REMIX:YOSHIZUMI 
殺陣ステージング:清水大輔

ミュージカル『刀剣乱舞』 千子村正 蜻蛉切 双騎出陣 ~万の華うつす鏡~ | ミュージカル『刀剣乱舞』公式サイト (musical-toukenranbu.jp)

ミュージカル『刀剣乱舞』 千子村正 蜻蛉切 双騎出陣 ~万の華うつす鏡~Blu-ray&DVD 発売決定のお知らせ | ミュージカル『刀剣乱舞』公式サイト (musical-toukenranbu.jp)

ミュージカル『刀剣乱舞』 千子村正 蜻蛉切 双騎出陣 ~万の華うつす鏡~Blu-ray&DVD 発売決定のお知らせ | ミュージカル『刀剣乱舞』公式サイト (musical-toukenranbu.jp)

一部

受け答えする蜻蛉切のピュアなお声にとても惹かれる。思いに混じりのない心根を素直に出されたお声の美しさがまっすぐ届いて大変好きです(こういうの多分歌も同じだよね?あくびの状態みたいなやつ)今日聞いた感じは精神的にもピュアに聞こえたけどそういうの素敵だなぁ!

 

my初日は村正から見た蜻蛉切が太陽のような眩しさを大切にしている物語に見えていたんだけど、my楽は蜻蛉切から見た村正は彼岸花のように美しい物語に見えて不思議だよね。

はじまりの一滴が鮮血だったら…と途中考えたのだけどはじめの一太刀ってことかもしれない。赤い月、血に染まる満月。蜻蛉さんが歴史溯行軍を倒した後の月は赤く染まる。

華と称する時って魅せられている対象に対してだと思う。彼岸花に例える蜻蛉切の"華のよう"には美しいも入るんじゃないか。蜻蛉切は実戦刀として切れ味鋭く輝いている村正を美しいと感じてるんだろうなと思う。光を反射する鏡が蜻蛉切、華が村正とかもある?

り‐そう〔‐サウ〕【理想】

1 人が心に描き求め続ける、それ以上望むところのない完全なもの。そうあってほしいと思う最高の状態。

2 理性によって考えうる最も完全な状態。また、実現したいと願う最善の目標あるいは状態。

理想(りそう)とは? 意味や使い方 - コトバンク

あこが・れる【憧れる/▽憬れる】

1 理想とする物事や人物に強く心が引かれる。思い焦がれる。

2 気をもむ。気が気でなくなる。

3 いる所を離れてふらふらさまよう。さまよい歩く。

憧れる(アクガレル)とは? 意味や使い方 - コトバンク

そん‐けい【尊敬】

1 その人の人格をとうといものと認めてうやまうこと。その人の行為・業績などをすぐれたものと認めて、その人をうやまうこと。

尊敬(そんきょう)とは? 意味や使い方 - コトバンク

とうと・い〔たふとい〕【尊い/貴い】

1 崇高で近寄りがたい。神聖である。また、高貴である。たっとい。

2 きわめて価値が高い。非常に貴重である。たっとい。

尊い(トウトイ)とは? 意味や使い方 - コトバンク

バガダット・ギーター
冒頭にバガダットギーターのテーマは、「行為と結果の分離」と書いた。クリシュナは結果が成功しようと失敗しようと、そんなことは関係ないのだと説く。義務・行為の遂行がすべてだと。
そして、義務を果たした結果が良ければ、この世で報酬を受け、失敗すればあの世で報われる。無為に執着して罪悪を得ることを最も恐れよと。義務を果たさなければ何の成功もなく、それどころか不名誉・辱めさえ受ける。

現代風に言い換えれば、どれだけ頑張ろうと「成功」するかどうかは誰にも分からない。だが、立ち向かって立派に行動することは、必ず「成長」に繋がる、といったところだろうか。
「成長」とは、愛憎、貧困、老い、病、死、どんな境遇にあっても、心平静に立ち向かえるようになること。苦境でなお自己を治めることであり、「悟る」とは、その「成長」の究極点なのだと。

バガヴァッド・ギーターと仏教|毛針

【ゆる解説】『「バガヴァッドギーター」原典訳してみた』補遺 - 甚之助の小屋

『バガヴァッド=ギーター』は、戦争で殺し合いに直面して悩むアルジュナ(バーラタ族の王子)に対して、アルジュナの乗る戦車の御者に化身したクリシュナ(神)が、自己の欲望や目前の勝利を願うのではなく、人としての本務、つまり神への信愛(バクティ)によって神と一体化することで現世の義務を果たすことも可能であると説く。こんな一節がある。

(引用)成就に達した者が、どのようにしてブラフマンに達するか、私(クリシュナ)はそれをごく簡潔に説くから聞け。アルジュナ。これが知識の最高の帰結である。清浄な知性をそなえ、堅固さにより自己(アートマン)を制御し、音声などの感官の対象を捨て、また愛憎を捨て、・・・・我執、暴力、尊大さ、欲望、怒り、所有を捨て、「私のもの」という思いなく、寂静に達した人は、ブラフマンと一体化することができる。ブラフマンと一体になり、その自己(アートマン)が平安になった人は、悲しまず、期待することもない。彼は万物に対して平等であり、私(クリシュナ=神)への最高の信愛(バクティ)を得る。信愛により彼は真に私を知る。私がいかに広大であるか、私が何者であるかを。かくて真に私を知って、その直後に彼は私に入る。私に帰依する人は、常に一切の行為をなしつつも、私の恩寵により、永遠で不変の境地に達する。・・・<上村勝彦訳『バガヴァッド=ギーター』岩波文庫 p.138>

ここに、梵我一如、バクティ信仰、現世肯定(カーストの規制に従う)などの思想を見ることができる。

バガヴァッド=ギーター

マハーバーラタ戦記でも「バガヴァット・ギーター」は難しくていまいち分かんなかったんですがさっき蜻蛉さんの独白に近いかもと思って調べ直してみた!戦いの後の自身にとらわれずこだわらずに目の前の戦いでの役割に集中することが悟りに値するらしいから同じような話なのかもしれない?

 

二部

前回友達に話して満足してしまったけど蜻蛉さんのコートさばき、ドラキュラくらい華麗だよね!感情が表せそう!All right!!

 

「Impulse」
私初めてThat's  all I have!を音源のように高く歌われてるの聞いたけどあれめっちゃときめきますね🥂すごい

歌はよく分かりませんが身体が開いていて広い声に聞こえるけどどうなんだろう?
もし身体が自由な歌声が心地よいというのなら歌も踊りも身体的自由が心地よいのは同じなのかもしれない。

 

今日太鼓回でして🥁
無事センターの太鼓叩くお姿も見られました🙏ありがとうございます!
お寿司握るのが上手い人は(準備から握るまでの)一連の流れも綺麗と聞いて確かにそうだなぁと実感したのだけど音の答え合わせがお姿に現れてるようだなと思います。
春夏秋冬隣で毎日練習台タカタカしてたパーカッションだったり、ドラムはバスドラに重さが乗ると好きだなと思ったり、和太鼓の身体に共鳴する音が好きで鼓童観に行ったり。そういった記憶が巡りつつ、たゆまぬ努力ゆえと言葉が浮かぶ💡

 

最初におすすめされた時に「刀剣乱舞はキャッツだから」と推されたけどほんとそうなんだよね。双騎観てもキャッツだなぁと思うし、たぶん10年後に観ても感じるもののある普遍性があって難しくも易しくもない良い作品だなぁと思います。