2013/06/23(日)ソワレ
アンフィシアター
座席 14列上手
キャストさん
【朗読】
小杉十郎太 ( 山上徳一少佐 役 )
石田彰 ( タケウチ 役 )
鈴村健一 ( スワ 役 )
諏訪部順一 ( 前田義信中佐 役 )
高橋広樹 ( 中島宗之助中将 役 )
沢城みゆき ( デフロット 役 )
美波 ( 白瀬葵 役 )
【演奏】
土屋雄作 ( ヴァイオリン )
真鍋貴之 ( ギター )
リウ ( ベース )
YUJI ( ドラム )
山下靖喬 ( 津軽三味線 )
Makimiki ( ヴォイス )
写真は終演後のアンフィシアター。
アンフィシアターは近代的でスタイリッシュ。
ガラス張りなのでオーブ思い出しました。
けど円形舞台は2000人入るとしてもあまり大きさを感じませんね。
それなりに近い感覚。
うちの座った14列は顔見えるし表情も分かるギリギリかなってとこ。
(キャッツシアターの19列くらいの感覚)
人によってはオペラグラス欲しい人もいるだろうなと。
ここ以下順番めちゃくちゃに書きます。
アンフィシアターの座席表見た時から知っていたけど
でっかいキャッツシアターみたいでテンション上がる!!
楽しい気持ちと共に緊張しました(笑)
全然キャストさん近くなかったんですけどねw
あと今回不思議だったことがありました。
いつもCDなりDVDなりで間接的に知っている方々は舞台で私の目の前に立っていると
「ああ、あの人は本当にこの地球この世に存在していたんだな~目の前にいるわ~びっくり!」
ってなるんですけど今回すんなりそこにいることを認めていました。
だから舞台が始まるとともに緊張が消えて不思議な感覚。
いやぁ、今回この千秋楽行けたのも日ソワという日程のおかげです、万歳!!ありがとう!!
開演前会場内、
薄く汚れた金の歯車のようなモチーフがあり、床には銀のパイプが這っている。
基本的に壁も舞台も黒で舞台の淵に沿って黒い台が並んでいる。
会場は薄い霧につつまれている。
ずっと雨のようなぴちゃんぴちゃんという音と雷か火山活動かのような音が流れている。
上の照明は円形の鉄組についている。
オーバチュアのタントのやつの大きい版。
最初に下から登場したフライングの人、広樹さんかと思ったけど別にいたんですねぇ。
一幕、上手から少し高い段にデフロット、中将、タケウチ、山上、栗栖、スワ、前田、少し高い段に葵。
二幕、上手から少し高い段にデフロット、前田、スワ、栗栖、山上、タケウチ、中将、少し高い段に葵。
デフロット、
独自の美学を持っているヴァンパイア。
仲間意識というのは薄い様子。
魂が体についていけなくなってきているからか虚ろな声。
花魁、
可愛い艶めかしさも大人っぽく(喋りが上手い)もあるけれどまだ幼さも感じ危うい。
怠惰な声って言ってもいいんじゃないかな?
なんとなく流し目だったり目を閉じて話してきそうなイメージ。
山上の奥さん、
優しさと山上を支えるだけの強さ(山上は俺がリードしてると思ってるけど実際は奥さんがそうさせてあげてるってことがありえそう)を持っている声。
山上を信じ愛している。
中将、
しっぶい声結構納得出来て驚く。
一番びっくりしたのは低くて威厳があり柔和な人柄を感じさせるその声がクリアだったこと。
もっとザラつくと予想していたのですがクリアなことによって声から温もりを感じる。
右側は髪降ろしていると思って見て見たら実際オールバックだったと思う。
一幕印象→軍人としてひどいことしてるけど本来温かみのある良い人柄だと感じる。
前田を助けるような優しさが声から分かる。
二幕印象→裏切り感ね。
良かれと思い行動している気がする。信念が悪い方向へ向かわせているんじゃないか。
確かに金剛鉄兵によって人の血は流れなかったかもしれない。
けれど人であった死体を使いヴァンパイアにしてまで戦わせる...。
そもそも中島は敵陣に300人、玩具のような鉄砲だけで取り残されたことで傷ついているんじゃないのか?
だとしたら日本に裏切られたのに、金剛鉄兵は国の為って…あれ?中将は日本に裏切られたのに日本のため戦ったのか...?っとなったのですが、なにか要素聞き逃したり忘れているんでしょうね。
本質穏やかおっとりな中島中将をこうまでさせる出来事、戦争怖いですね。
死体のヴァンパイアはジキル&ハイドのように人間の手を出していい領域というのがあることを示していたような気がする。
更に操っていると思っていたものが作成者も把握できていないことがあるという現代社会にもいえる真実。
結果扱いきれていないという事実。
タケウチ、
存在がスパイス。
一人やたら明るい。
そして一人だけ白衣を着て白い。
タケウチが話すとともに音楽がなってやっぱり空気を変えるスパイスだと思った。
タケウチが話し出すと後ろの縦3本並ぶ蛍光灯が斜めになってバラバラに3箇所くらいのが光ってラボっぽくなる。
あと、やたら納豆推しw
備長炭や青竹など日本の素材を使い発明をする。
ヴァンパイアが日光の元に5分いても平気な日焼け止めクリームを美白クリームとして一般人に売る。
ヴァンパイアが聞こえる超音波機は鳴らすと虫等が逃げ出すので飲食店に売ることを検討中。
何故かと言えば研究にはお金がかかるから。
暴走する科学者。
研究を見せてる時の楽しそうな表情。
中将が「それは困るなぁ」って言うの聞いてないタケウチ。
中将「聞いてないし」とふわっと言う(笑)
スルースキル高いww
少佐、
少佐がねぇえええ超可愛い///////
1位少佐、2位中将くらい(一幕時点)。
ランク外だからって怖がりすぎですね
ランク外だからっていじめられすぎですね
色々欠点もありそうだけれど愛されそうなキャラクター
それを小杉さんがやるからこそこのキャラクターが更に魅力的になる。
ベルトを盗んだのが山上なら何故バツを受けたのだろう?
良心故?
仲悪そうに見えてもライバル同士、お互いを認めあってる。
山上の判断はとても悲しいものだったと思います。
栗栖に助けてもらった命であるということも考えると尚更。
栗栖、
徳山さんのヒーロー感は等身大だし何も特別じゃない。
だからこそ観客が素直にキャラを受け入れられるんじゃないかと思う。
ちょっとヘタレていたり気持ちを押さえられなかったりするのも魅力かなと。
声優さんは動かなかったので徳山さんの役者は際立った。
沢山動くわけではないけど声に重きをおいていても表情などで見せてくれたと思いました。
スワ、
最初背中が見えていたのと真っ黒だったからカラスのイメージがある。
暗い森にヴァンパイアとしてずっとじっと暮らしていたとか勝手にイメージしてます。
300歳だと思わせる若いながらも荒んでいるような物言い。
けれど子供っぽくなのか色々知らないことが多そう。
声は爽やかめだと思えるのにあくまで暗い。
防臭マスクを外して“くさや”の匂いを嗅いだ時の逃げたポーズ、
ピンスポットがあたり、シュンというスピード感ある音と共に気をつけの姿勢で目を閉じ上を向く鈴村さんww凄い笑った
かんざしや花魁のあたりはよく分かんないなぁと思いました。
不完全なエピソードだったかなぁ。
中佐、
タバコ悲しい...苦しかったァ。
見てて辛いじゃん。
私は中将に元々注目してしまっているので凄く気になる存在関係だった。
中将の為「使い捨てて下さい」って言った時、
中将なら「そんなこと言うな。あの戦場で助かった命大切に生きるんだぞ。」とか言うだろうと思ってたのに言わないから軍人よく分からんな~と思いましたよねぇ。
中将の考え・思想は良く分からない。
中将に人工Sクラスヴァンパイアにされた時、魂は体にあったのだろうか?
あったら残酷だな。
日焼けするとか可愛いですw
皆が言った時はそうでもなかったくせに(笑)
あれ中将が気遣ったからだと信じて疑わない可愛いなぁ(´ω` )
葵、
葵はゆるい。
舌ったらずさが怪我してる時っぽい。
けどパンフにある強さは感じなかった。
かなり女の子で守られるタイプでしょ?
個人的には役より美波さんの方が魅力的。
美波さんはとても舞台を楽しんでらして他の人はじっと動かないのに美波さんは音楽にのったりかなり自由に動いてたけどそれが不思議と邪魔じゃなかったのです。
紙ペラって音ほとんど聞こえなくて無音で本当に凄かった。
幕間に石田さんのアナウンス。
一リットルの血と引き換えに携帯返してもらえるんだけな?(笑)
この回はスワがフライングでしたww
下手の方にすーっと降りてきてアワアワバタバタして上へ真っすぐ静かに上って行った(笑)
その後中央に降りてもきましたウケるw
休憩中ずっと座ってた私ナイス!!
かなり音響く会場という印象。
ちょっと響きすぎるのかも音大きいかも。
まさかの栗栖死んだ…本当にまさかのバッドエンド。
終演後(カテコ後)は楽しいけど公演が終わった時の喪失感半端ないです悲しい。
というのも私は火が立ち上り、羽根が降ってくる演出から死をイメージしたのですが
それ以外のイメージあるのだろうか?
→これは今(2020/03/04)では違うように思うけど
この時の感想だから残します。
ああもうほんと贅沢言うなら中将席は下手だったけど私は贅沢は言わない!
先行ありがとう!!
一幕上手で前にいて幸せでした♪
この舞台の演出を考えると下手上手はおいしいけれど
センターは前にいる人が好きでなかったらあまりおいしいとは言えない感じでした。
作品の印象としてはボカロに近い気がする、詳しくないけど印象。
格好良いですよね色んな意味で。
そしてこの会場だからというのは大いにあると思いますがアイディアが凄い!!
演出然りグッズ然り…私はパンフにCD付いてくるというのは画期的だと思う!
そしてメッセージも作品内に沢山含まれているように感じました。
だから盛りだくさんな印象。
盛りだくさんは今回見たので、
次見てみたいのはシンプルにアイディアも取捨選択した舞台かなぁと。
こんなに沢山発想出来るのだからそれを選んで効果的に使ったら
さぞ贅沢な空間になるのだろうなと思います。
一緒に盛り上がる2幕頭や楽の一曲プレゼントは大変楽しくて
一体感が気持ち良かったです!
ドラム格好いいし...というか全員それぞれ格好いい。
民謡ってあまり知らなかったけど良いものですね!
ピッチカート綺麗だったし、ピッキングだっけ?
とりあえず弦をはじく奏法格好良かったです。
三味線が粋で心に響く音色。
吸血鬼は永遠の命、怪しげで美しい。
それは人間の欲望の姿なのかもしれない。
だからこんなにも作品の題材として取り上げられ
人は惹かれるんじゃないか...と言いつつ自分そんなに惹かれないけども。
パッとヴァンパイアと聞くとダンス・オブ・ヴァンパイア浮かびます。
ダンス・オブ・ヴァンパイアは“君も私もヴァンパイア!わっほ~い!!”というイメージ(笑)
楽しい要素が多い。
MARS REDは悲しい要素が多いかな?
朗読劇って生アフレコ的な。
広樹さんは役者でなく声優であった。
皆さん声で光景を見せてくださる。
そこにいるのにいない、想像力に委ねるという。
だから不可能も頭の中で生きる
あと楽しいばかりじゃないものを直接訴えているのに
受け入れられるという不思議さ。
言葉は直接だけど直接的な舞台演出は無かったから
血や斬るも平気でした。
ちゃんと真正面から向き合えた。
円形だからこそ面白い部分もあるけど正面から見えないのはリスク大きい。
背中しか見えないのは悲しいかな。
横一列で並ぶMARS REDも観たいです。
タケウチの発明はノーベルさんを思い出すなあ。
良かれと思い作ったものが自分の思惑とは違う使用法で使われてしまう。
くさや作戦は同士討ち=戦争を想起させる。
その時の金剛鉄兵側のサラッと具合すごく怖かった。
何でもないSランクヴァンパイアを沢山殺したのに
金剛鉄兵の話をデフロットからされたらそっちに意識いってしまうという…恐い。
山上の英国風の家は辰野金「ぞう」のレンガで出来ていると聞こえたけど
辰野金吾を聞き間違えたのかな^^?
辰野金吾だとしたら凄いですよね、山上が!
東京駅作った人が関わってるなんて
英国風の家を建てたから
イギリスに行っても我が家を思い出してしまう山上。
日本に帰ってきたら天ぷら食べたいと思っていた。
「天ぷらくいてぇなぁ…」
カテコ、
そういえばカテコのプレゼント曲中、
広樹さんの拍手がおにぎり握ってるみたいにひらひら叩いていて可愛かったです!
やったら足くるんと回しちゃったりして可愛くて…
嬉しいかどうかは人それぞれだと思いますが私だったら嬉しい…というのは
カテコ中に上から羽根が落ちてきたんですけど
広樹さんが落ちてきた羽根集めて台本に乗せて客席まで運び撒いてたんです。
そういうの私は心づかいが嬉しいなぁと思います。
徳山さんが小杉さんに振り「ええ!ちょっと聞いてないよ?!」みたく言ってましたが
後で「というわけで打ち合わせしていたんですね~」とバラしてた可愛い。
一人挨拶の時間はちゃんと設けられていたのに
小杉さんから急に振られた石田さん挨拶し出しちゃって
焦って小杉さん止めてましたねw
石田さんは「この公演の音楽は神ですよ!」と言ってた。
そう聞いて神公演見られて私は幸せだなと思いました。
台詞を言っていて来てほしいタイミングで音楽がなった!と少しテンション高めに話されていた気がします。
鈴村さん一通り挨拶した後「僕鼻声ですか?」と会場に投げかけてた。
美波さんが幕間に鈴村さんに「鼻声?」って聞いたらしいです(笑)
そこから美波さんは鈴村さんの声がスラムダンクの流川みたいな声だと言っていたけど、
鈴村さんは「やってないし!」って何度も言ってた(笑)
広樹さんの中将声についてもバック・トゥー・ザ・フューチャーのドグみたいな声だって言われていて、
広樹さんも「やってないし!」って言ってた(笑)
そして私どっちの声も知らないし作品見たことない!
どんなんでしょう?
諏訪部さんが「ズボンが緩くてサスペンダーで吊っているんですけど・・・」と言ったら
何故かキャーーーーと言った方がいて
それに対して諏訪部さんは「サスペンダー駄目ですか?吊りバンドとか言った方がいいですか?吊りバンドがね~」とか言ってて笑ったw
吊りバンドで吊ってるのでパンツが食い込み気味だったそうですね。
あと二幕前田の台詞がないところがあって本当は座るんですけど千秋楽以外辛いので立っていましたとのこと。
自分の台詞の場所にフセンはさんであるらしいのですが台詞ない場所になるとああ~となったらしいw
広樹さんは中将は制限あるからこうやって弾けたくなるんだろうなぁと思える軽さで話されてましたw
中将とのギャップ(笑)
話に出てきた加藤内閣は加藤首相が亡くなった為なくなったらしいのですが
それによって中将がどうなったか今回書かれていません。
というわけで中将の続編作るのはどうでしょう?
というような内容のことを言われていました。
中将のその後知りたいですよね...(笑)
広樹さんの案観たいww
と思っていたらMARS REDは三部作とのこと。
これでスワの曖昧さもすっきりする続編あるといいなと思います。
広樹さんの挨拶は文翁さんが知るともっと楽しいですよ!と言っていた、
舞台のことを調べて知って想像したカタチでしたね~
そういうキャラの背景をより掘り下げて追及しちゃう広樹さん好き!
美波さんが邪魔そうにしていたからマイクスタンドを取ってあげる広樹さん
小杉さんはやたらランク外推しで
「年齢的にもランク外ですからね」とか言ってた、何で自虐(笑)
と、推しておきながら街中で会っても「ランク外~ランク外~」とは言わないで下さいって言ってた。
一幕終わり、本当はじっとしていなければいけなかったのに
一人で歩いて帰ってきてしまって楽屋に行ったらスタッフさんが走って来て
「体調大丈夫ですか?」と聞いてくれたらしいです。
私が地味に気になるのは何故広樹さんは中将にキャスティングされたのかな?って。
山上が広樹さん、中将が小杉さんは普通だと思うのです。
けど山上は小杉さんがやるからこそ面白い部分はあった。
山上を先に決めて中将は誰出来るだろう?っていうキャスティングだったら
とっても熱いな!と考えたり~(´`*)実際どうだろ?