珈琲とmilkのパーセンテージ

苦かったり甘かったりするので無機質の筆や箱で切り取ってみる。

CATS-2020/07/15-

2020/07/15(水)ソワレ

キャッツシアター

 

キャストさん

グリザベラ松本菜緒
ジェリーロラム=グリドルボーン奥平光紀
ジェニエニドッツ花田菜美子
ランペルティーザ片岡英子
ディミータ松山育恵
ボンバルリーナ山崎遥香
シラバブ藤原加奈子
タントミール杉野早季
ジェミマ坂井菜穂
ヴィクトリア引木 愛
カッサンドラ藤岡あや
オールドデュトロノミー飯田洋輔
アスパラガス=グロールタイガー/
バストファージョーンズ藤田光之
マンカストラップ北村 優
ラム・タム・タガー佐久間 仁
ミストフェリーズ横井 漱
マンゴジェリー肥田晃哉
スキンブルシャンクス田邊祐真
コリコパット千葉真大
ランパスキャット政所和行
カーバケッティ照沼大樹
ギルバート高野佳基
マキャヴィティ中村智志
タンブルブルータス吉岡慈夢

 

あらすじ

満月が青白く輝く夜、街の片隅のゴミ捨て場。
たくさんのジェリクルキャッツたちが、年に一度開かれる"ジェリクル舞踏会"に参加するため集まってきます。

人間に飼い馴らされることを拒否して、逆境に負けずしたたかに生き抜き、自らの人生を謳歌する強靭な思想と無限の個性、行動力を持つ猫、それがジェリクルキャッツ。

そして今宵は、長老猫が最も純粋なジェリクルキャッツを選ぶ特別な舞踏会。
再生を許され、新しいジェリクルの命を得るのは誰か。
夜を徹して歌い踊る猫たち。
やがて夜明けが近づき、ナイフで切ってしまえそうな静寂に向かって、天上に上り、
新しい人生を生きることを許されるただ一匹の猫の名前が、宣言されます。

その猫とは‥。

www.shiki.jp

 

 

色々な猫の表し方をお目にかけよう - 珈琲とmilkのパーセンテージ

 

 
特別な環境の中で

作品として変わらない・いつも通り・当たり前のキャッツ

が見られることへの感謝が尽きない。

この作品を変わりなく見るための見える努力、見えない努力はどれだけでしょう?

実際対策というのはとても手間がかかり、

一銭にもならないとよく分かっているから安心出来る対策がとても有難いと思います。

また同時に観劇するものとしての自覚と責任を強く抱かざるをえないです。

デイライト 夜明けとともに
新たな命を 日はもう昇る

明けない夜はない、と呼応するようで聞いていて

今日だからこそ今だからこそ刺さるのだろうなと感じた歌詞でした。

 


わあああああああ横井ミストめっっっちゃ待ってました🎉

昼喜んでたら終わったので

夕方になって肥田マンゴもデビューと知る(笑)

肥田マンゴは見る前から想像出来て素晴らしい予感ある〜

コリコ→ミストも、ギル→マンゴも多いのなんでだろう??

 


映画キャッツによって労働者の詩という側面を幾ばくか知ったから

舞台を見ても病の流行るこの中で生きていく為に働く労働者が映り、

いつもとは違う光景に思えました。

 

 

 

キャッツほど好きになれる作品に出会えることはあるだろうか?

こんなに状況に柔軟に寄り添う作品があるだろうか?

見られる限り見続けていきたい🙏

 

握手、ペアダンス、目チカ、ネーミングなど客席通路は使わない。

客席側まで寄る上下の5列前通路は通れど声を発さない。

あくまで声を出すのは舞台上限定。

だから目チカがDVD猫に近い見た目に見えます!

デュト様連れ去りなど花道を使ってました。

マンカスが上手から駆け抜けるのでめちゃくちゃ格好良い(笑)

逆に見どころでは??

 

横井さんの踊りはもう横浜からずっと見ているから馴染みがあるし、

ミストデビューだというのに頼もしさが凄くて3年前からやってませんか?の域*´ㅅ`)"

満を持してというのがこんなに当てはまるのが凄いです!

おめでとうございます!!

「羽根のように宙を舞うぞ」

今まで見たことがない横井さん独自の動きでゆったり滑らかで美しい。

終始笑顔が印象的だったけれど、

もしかしたらこんなに笑顔なのは今日だけかも…と思える笑顔ではありました。

ナンバーはこれからどんどん変わっていきそうだけれど

その他のナンバーの踊りの丁寧さは

コリコで美しいと感じていた隅々まで行き届いた手足と同じでした!

踊り方が美しい!

ナンバーの上手からセンターに戻る時、

今まで見たミストは足先延ばしてたはずのところを

横井ミストは足首からかなり明確に曲げていて印象が変わって好きでした✨

横井さんご自身が格好良いんだと思うけど

最近の格好良いミストの格好良さじゃなくて、

群れにずっといますといった雰囲気を持っているのも

横井さんだからこそなんだろうなと思えるところです。

そう!

横井さんの歌声が今まで聞いていたお声と違ってびっくりしました!

 

肥田マンゴ良いいいいいい!!!

表情明るくて可愛いけど格好良いベースだから

良い塩梅すぎてかなり好きなマンゴでした!

横井ミストと比べたらデビュー日だなと思うけどすでに肥田マンゴでした(*´ω`*)

片岡ランペが袋投げ過ぎちゃったのを

フォローして受け取ってるのから運動神経の良さが伺えて、

踊れて歌えて可愛くて格好良いとは?と幾度となく浮かんだ疑問が再び。

 

横井ミストも肥田マンゴももうすでに誰もやっていない部分があって

アイデンティティ感じるからデビューとは思えないんですよね。いやはやすごい!

 

で、今日めちゃくちゃ刺さったのは吉岡タンブルなんですけども(笑)

あんなに格好良かったっけ??えええええ格好良すぎるんですが

(でも年下感あって可愛い!勢い凄くて可愛い!)

綺麗に踊ってらっしゃったと思ったら、

めちゃくちゃ反ったり好戦的に見えたり、

明らかにカッサに主導権があったり見てて楽しすぎる(笑)

吉岡タンブルは他のタンブルと比べるとカッサとのペア感があっさりめで

兄弟とはいえなさそうだけどタンブルのが年下に見えるし

毛並み似ているけど個々の魅力がそれぞれでそこが面白くもあります!

 

照沼カーバゴキ、最後の決めポーズの顔がコミカルすぎてめちゃくちゃ笑う(笑)

見えてる範囲少ないのによくあんなに笑わせるなぁと思ってw

 

タガーナンバー、ペアダンス時間、

今日は上手のグリザナンバー前にタガーが上る坂を滑って

下手へ行き滑り台滑るというジャンクヤードお楽しみプランで可愛すぎました(笑)

正直ペアダンスに戻っても気まぐれで見たいくらいかわいいww

佐久間さんアルプで役について細かく詰めてらっしゃるようだったから

この場面のタガーはどう考えてらっしゃるのですか?と聞いてみたいけれど、

詰めすぎずにその場で生まれる感情を大切にされることもあるだろうから

余計な詮索かもなと思いつつ考え続けてる(笑)

だってタガー好きなんだもん〜〜〜

距離感が気になる世の中だからこそ

タガーは元々群れのみんなから離れて全体見つめる猫だというのがよく分かって

相変わらずタガーへの信頼度がうなぎのぼりです(笑)

めちゃくちゃ夢見てしまう〜

 

ジェミマはほんといつも安定感が凄いけれど

坂井ジェミマも声も美しく踊りも綺麗で猫として最初からいて

相変わらずジェミマされる人はオールマイティだなぁと感じています